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番外編 第2部
<従業員の一日 ラビ編>
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皆様おはようございます。
『セーラム』本店で働いているラビと申します。
今日は皆様に、私達のお仕事を紹介したいと思います。
従業員が増員されて、みんなの勤務時間も変わり、ある程度慣れも出てきたのでちょうどいいタイミングですね。
私の起床時間は午前5時です。
出勤時間が午前6時なので1時間時間があります。
起きてすぐ、食事を自分の分と寝る前のハンナちゃん、カンナちゃんの分作ります。
作り終わったあと、お風呂で軽く寝汗を流し、仕事着に着替えます。
いつみても、いつ着てもこの服は可愛い!
チェリーに感謝しないと!
店主らしくはないけれど、ちゃんと従業員のことを考えてくれるいい人です。
勤務開始の15分前になったら売り場に出て、ハンナちゃん、カンナちゃんに挨拶をします。
「おはようございます」
「「おはようございます」」
挨拶はチェリーが決めたおはようございますを使っています。
これは分店の方でも同じだそうです。ポテトちゃんから聞きました。
最初はお昼や、夜なのになんでだろうって思っていましたけど、後からくるスタッフはみんな起きてからそれほど経っていないので、あってるんだと思います。
「引継ぎをお願いー」
ハンナが売上票と紙に記された市場の売却履歴、店頭在庫管理表のまとめを見せてくれます。
「わかったー!」
これを確認することから私の仕事が始まります。
今日は……。
あまり売れ行きが良くないです……。
市場に登録してあった武器が数本、ポーションが数本、私が手慰みに作った雑貨が少々ってところで、売上にしておよそ68万金ですね。
普段、深夜帯ですと市場だけで100万金を超えてくるので少ない方です。
店頭在庫は武器が1本と飲むだけでバフが得られるポーションが売れています。
「深夜帯今日お客さん来なかった?」
「そうだね。いつもより少なかったかな?」
「閑古鳥」
大体、この二人の会話で深夜の様子がわかります。
「何か作った?」
「紅茶のブレンドしておいたよ」
「…………」
返事をくれるハンナと無言のカンナもいつも通りですね。
「じゃぁお店は私が変わるから、市場に品物を出してきて! あと分店から商品の受け取りをお願い!」
「今日は私が市場やろっかな?」
「くっきー」
今日はハンナが市場の登録でカンナがセーラムツーでの商品の受け取りをやるみたいですね。
本店の従業員の中でこの二人が一番自由にやってます。姉妹で、それも双子なので気も楽なのかな?
「けーき」
そう言いながらカンナがスキップして本店を出ていきます。
「じゃぁ市場やらせてもらうね」
「どうぞー!」
私はカウンターの場所を譲り、売り場をぐるっと回り、在庫表と大きな差がないかをチェックします。
今日も大丈夫そう!
昔は結構、【窃盗】系の人が取って行ってたんですが、関節可変式像、通称チェリーちゃん人形を飾って、定時にポーズを変えるようになってから、激減しました。
私、フランちゃん、シドニーちゃんの時間は店の外にチェリーちゃん人形を出しているのでまず外に運び出します。
「よいっしょ」
みんなには内緒だけれど、ハンティングを趣味にしているので力には自信があるんですよ!
人形を外に出してから、今日のポーズを決めます。
「こう? いや、それともこう?」
人形にさせる恰好をまずは自分で試し、納得のいくものがあったらそれにします。
「この間麻雀っていうゲーム打ってた時のチェリーかっこかわわだったからそのポーズにしようかなー」
そう自然と声が漏れ、店内に椅子を取りに戻ります。
椅子に座らせ、ポーズを取らせます。
「なかなかいい感じ! これにしよう!」
そう思い、店内に戻ると、すでにカンナがクッキーを片手に戻ってきていました。
「あんな不気味な像よく触れるね」
「かわいいし、かっこいいし、綺麗だよ?」
「この前舐めてる人いたよ」
「えっ?」
「会心の出来だーとかなんだとか言って頭の先っちょから足の先っちょまでなめてた」
「おえぇ……」
「嘘」
「ちょっと!」
「足の先までは舐めてなかった。これはほんと」
「そっかー! よかった」
こういうやり取りも毎日楽しいです。
私が早めに仕事に取り掛かったからか、7時15分前には一通りの準備が終わります。
「二人とももうあがっていいよー!」
「おつかれさまですー」
「おつかれさまー」
そう二人が返事をし、勤務時間表にチェックと書き込みをして、上に上がっていきました。
これからフランちゃんが来るまでは私一人で切り盛りしなければ行けませんが、それほどお客さんが来る時間でもないので大丈夫です。
まずカンナが受け取ってきた、クッキーの味をチェック……じゃなくて、分店から降ろしてもらった商品の確認をします。
武器や防具等のものは前日売れた分を朝になってから分店の担当従業員に伝えるので卸してもらうのは翌日になります。
今日受け取ってきた分は昨日伝えた分なので、一昨日売れた商品ということになります。
それを陳列しつつ、軽めに埃を取ります。
これで午前中の仕事は半分終わりました。
フランちゃんが来るまでは次の仕事ができないので、ひっそりと作っている雑貨の制作に取り掛かります。
前回は巾着を作ったので、今回は小銭入れでも作ってみようかな?
そうして雑貨を制作していると、フランちゃんが下りてくる8時45分くらいになりました。
「おはようございます」
「おはようございます」
「今日は、お財布つくってるの?」
「そうだよー!」
「いいものができるといいね」
「うん!」
「売上とか確認するね」
そう言ってカウンターに置いてある書類を眺めています。
エレベーターが降りてくる音が聞こえ、ポテトちゃんがおりてきます。
「おはようございます」
「「おはようございます」」
「市場の確認させていただいてもよろしいですか?」
「はい。どうぞ」
そうフランちゃんが答え、ポテトちゃんが市場を見ていきます。
一通り見た後に、ポーション類の棚をチェックし、分店に向かっていきました。
この後は、店内業務をフランちゃんに任せ、私は案内所へ向かいます。
寄り道をしつつ、案内所に到着し、目的の雑貨売り場へとやってきます。
「在庫不足なものはありますか?」
そう女性のスタッフに聞きます。
「今日は……中級者向けの回復薬が欲しいですね」
「わかりました。何個ほど用意しますか?」
「えーっと……各30個は欲しいですね」
紙をペラペラめくりながら答えてくれます。
「わかりました。すぐお持ちします」
そうして一度本店に戻り、保管用の倉庫から注文分のポーション類を取り出し、持っていきます。
「お待たせしました。HPポーション、MPポーション、SPポーション、TPポーション、ENポーション、各30個ずつです」
「ありがとうございます。お代です」
1つ辺り150金で卸しているので、2万2千金の売上になります。
そしてその売上金を持ったまま素材買取カウンターへ向かいます。
「今日は何が多く持ち込まれていますか?」
「今日は〔大猪〕とか〔ジャイアントアント〕が多いねー」
「ありがとうございます。ではそのようにお伝えします」
「おねがいしますねー」
ポーションの売り上げで分店からお茶菓子を買うついでに、【素材職人】のブルドーさんと【上級鍛冶職人】のカラガマさん、それと【魔具職人】の……、職人さんに素材を伝えに行きます。
「おはようございます」
「おはようございます」
ホールに出ている従業員のみんなから返事がありました。
いつも通り、2階へ上り、職人たちに案内所での事を伝えます。
そしてその足で、お茶菓子を買い、本店に戻ります。
「ただいまー!」
「おかえりー」
「お客さんきたー?」
「ちらほらとねー。今日はあまり来ないかもしれないね」
「そっかー。じゃぁお茶菓子でも食べながら雑貨作りかんばろー!」
「私はいま革のポーチを作ってるからそれを完成させたいな」
「いいねー!」
少し作業をし、12時になると休憩の時間がやってきます。
「ラビちゃん休憩どうぞー」
「はーい。いってきますー」
休憩時間には部屋に帰るもよし、どこかに食べに行くのもよし、です。
私は、分店でご飯を食べるのが好きなのでいつもそうしています。
休憩中に分店で食事を取るとお店の倉庫にあるお金から出るそうなので、お財布すら持っていく必要ありません。
露店でのつまみ食いのためにお財布もっているんですけどね。
今日は何食べようかなー。
分店では休憩時間中の従業員のために作られた秘密のスペースがあるので落ち着いて食べることができます。
今日はチェリーがマリアナさんに伝えたという、味噌汁とライス、魚の塩焼きがセットになっている定食というのを頼んでみました。
数分して運ばれてきた定食というものに驚きつつも食べ始めます。
旬の時期なのか、程よく脂がのった魚に、主張すぎない程度の塩味があり、これだけでライスが何皿でも行けてしまいそうです。
取ってのないスープカップに入れて運ばれてきた味噌汁というのも、具材に味噌という調味料が程よく絡み、ずっと食べていられる、そう思わせるほどでした。
箸という食事道具になれると、他の食事道具の不便さが目立ってしまいますね。
最近晩御飯にパスタを食べるときもマイ箸を使って食べるようになってしまいました。これは便利です。
そうして食事を終え、食器を片づけ本店に戻り、また雑貨の制作に戻ります。
来店するお客様とコミュニケーションを取り、15時になるとフランちゃんが休憩に行く時間になるので見送ります。
ここから先は引継ぎ書類の準備にかかります。
午前中に売れた商品を金額個数ともに記入し、午後の人がわかりやすいようにまとめます。
これで私の仕事は終わり、後はシドニーちゃんが出勤してくる15時45分まで雑貨の制作をするだけです。
そうして15時45分にシドニーちゃんがやってきたので引継ぎの書類を渡し、部屋に帰ります。
これからは自由時間なので、毎日何をしようか悩んでしまいます。
今日はこっそり配備されてる警備の目を欺いてハンティングでも行こうかな。
今が一番楽しくて、今が一番幸せです。
チェリーのお店で働けて良かった!
<従業員の一日 ラビ編完>
『セーラム』本店で働いているラビと申します。
今日は皆様に、私達のお仕事を紹介したいと思います。
従業員が増員されて、みんなの勤務時間も変わり、ある程度慣れも出てきたのでちょうどいいタイミングですね。
私の起床時間は午前5時です。
出勤時間が午前6時なので1時間時間があります。
起きてすぐ、食事を自分の分と寝る前のハンナちゃん、カンナちゃんの分作ります。
作り終わったあと、お風呂で軽く寝汗を流し、仕事着に着替えます。
いつみても、いつ着てもこの服は可愛い!
チェリーに感謝しないと!
店主らしくはないけれど、ちゃんと従業員のことを考えてくれるいい人です。
勤務開始の15分前になったら売り場に出て、ハンナちゃん、カンナちゃんに挨拶をします。
「おはようございます」
「「おはようございます」」
挨拶はチェリーが決めたおはようございますを使っています。
これは分店の方でも同じだそうです。ポテトちゃんから聞きました。
最初はお昼や、夜なのになんでだろうって思っていましたけど、後からくるスタッフはみんな起きてからそれほど経っていないので、あってるんだと思います。
「引継ぎをお願いー」
ハンナが売上票と紙に記された市場の売却履歴、店頭在庫管理表のまとめを見せてくれます。
「わかったー!」
これを確認することから私の仕事が始まります。
今日は……。
あまり売れ行きが良くないです……。
市場に登録してあった武器が数本、ポーションが数本、私が手慰みに作った雑貨が少々ってところで、売上にしておよそ68万金ですね。
普段、深夜帯ですと市場だけで100万金を超えてくるので少ない方です。
店頭在庫は武器が1本と飲むだけでバフが得られるポーションが売れています。
「深夜帯今日お客さん来なかった?」
「そうだね。いつもより少なかったかな?」
「閑古鳥」
大体、この二人の会話で深夜の様子がわかります。
「何か作った?」
「紅茶のブレンドしておいたよ」
「…………」
返事をくれるハンナと無言のカンナもいつも通りですね。
「じゃぁお店は私が変わるから、市場に品物を出してきて! あと分店から商品の受け取りをお願い!」
「今日は私が市場やろっかな?」
「くっきー」
今日はハンナが市場の登録でカンナがセーラムツーでの商品の受け取りをやるみたいですね。
本店の従業員の中でこの二人が一番自由にやってます。姉妹で、それも双子なので気も楽なのかな?
「けーき」
そう言いながらカンナがスキップして本店を出ていきます。
「じゃぁ市場やらせてもらうね」
「どうぞー!」
私はカウンターの場所を譲り、売り場をぐるっと回り、在庫表と大きな差がないかをチェックします。
今日も大丈夫そう!
昔は結構、【窃盗】系の人が取って行ってたんですが、関節可変式像、通称チェリーちゃん人形を飾って、定時にポーズを変えるようになってから、激減しました。
私、フランちゃん、シドニーちゃんの時間は店の外にチェリーちゃん人形を出しているのでまず外に運び出します。
「よいっしょ」
みんなには内緒だけれど、ハンティングを趣味にしているので力には自信があるんですよ!
人形を外に出してから、今日のポーズを決めます。
「こう? いや、それともこう?」
人形にさせる恰好をまずは自分で試し、納得のいくものがあったらそれにします。
「この間麻雀っていうゲーム打ってた時のチェリーかっこかわわだったからそのポーズにしようかなー」
そう自然と声が漏れ、店内に椅子を取りに戻ります。
椅子に座らせ、ポーズを取らせます。
「なかなかいい感じ! これにしよう!」
そう思い、店内に戻ると、すでにカンナがクッキーを片手に戻ってきていました。
「あんな不気味な像よく触れるね」
「かわいいし、かっこいいし、綺麗だよ?」
「この前舐めてる人いたよ」
「えっ?」
「会心の出来だーとかなんだとか言って頭の先っちょから足の先っちょまでなめてた」
「おえぇ……」
「嘘」
「ちょっと!」
「足の先までは舐めてなかった。これはほんと」
「そっかー! よかった」
こういうやり取りも毎日楽しいです。
私が早めに仕事に取り掛かったからか、7時15分前には一通りの準備が終わります。
「二人とももうあがっていいよー!」
「おつかれさまですー」
「おつかれさまー」
そう二人が返事をし、勤務時間表にチェックと書き込みをして、上に上がっていきました。
これからフランちゃんが来るまでは私一人で切り盛りしなければ行けませんが、それほどお客さんが来る時間でもないので大丈夫です。
まずカンナが受け取ってきた、クッキーの味をチェック……じゃなくて、分店から降ろしてもらった商品の確認をします。
武器や防具等のものは前日売れた分を朝になってから分店の担当従業員に伝えるので卸してもらうのは翌日になります。
今日受け取ってきた分は昨日伝えた分なので、一昨日売れた商品ということになります。
それを陳列しつつ、軽めに埃を取ります。
これで午前中の仕事は半分終わりました。
フランちゃんが来るまでは次の仕事ができないので、ひっそりと作っている雑貨の制作に取り掛かります。
前回は巾着を作ったので、今回は小銭入れでも作ってみようかな?
そうして雑貨を制作していると、フランちゃんが下りてくる8時45分くらいになりました。
「おはようございます」
「おはようございます」
「今日は、お財布つくってるの?」
「そうだよー!」
「いいものができるといいね」
「うん!」
「売上とか確認するね」
そう言ってカウンターに置いてある書類を眺めています。
エレベーターが降りてくる音が聞こえ、ポテトちゃんがおりてきます。
「おはようございます」
「「おはようございます」」
「市場の確認させていただいてもよろしいですか?」
「はい。どうぞ」
そうフランちゃんが答え、ポテトちゃんが市場を見ていきます。
一通り見た後に、ポーション類の棚をチェックし、分店に向かっていきました。
この後は、店内業務をフランちゃんに任せ、私は案内所へ向かいます。
寄り道をしつつ、案内所に到着し、目的の雑貨売り場へとやってきます。
「在庫不足なものはありますか?」
そう女性のスタッフに聞きます。
「今日は……中級者向けの回復薬が欲しいですね」
「わかりました。何個ほど用意しますか?」
「えーっと……各30個は欲しいですね」
紙をペラペラめくりながら答えてくれます。
「わかりました。すぐお持ちします」
そうして一度本店に戻り、保管用の倉庫から注文分のポーション類を取り出し、持っていきます。
「お待たせしました。HPポーション、MPポーション、SPポーション、TPポーション、ENポーション、各30個ずつです」
「ありがとうございます。お代です」
1つ辺り150金で卸しているので、2万2千金の売上になります。
そしてその売上金を持ったまま素材買取カウンターへ向かいます。
「今日は何が多く持ち込まれていますか?」
「今日は〔大猪〕とか〔ジャイアントアント〕が多いねー」
「ありがとうございます。ではそのようにお伝えします」
「おねがいしますねー」
ポーションの売り上げで分店からお茶菓子を買うついでに、【素材職人】のブルドーさんと【上級鍛冶職人】のカラガマさん、それと【魔具職人】の……、職人さんに素材を伝えに行きます。
「おはようございます」
「おはようございます」
ホールに出ている従業員のみんなから返事がありました。
いつも通り、2階へ上り、職人たちに案内所での事を伝えます。
そしてその足で、お茶菓子を買い、本店に戻ります。
「ただいまー!」
「おかえりー」
「お客さんきたー?」
「ちらほらとねー。今日はあまり来ないかもしれないね」
「そっかー。じゃぁお茶菓子でも食べながら雑貨作りかんばろー!」
「私はいま革のポーチを作ってるからそれを完成させたいな」
「いいねー!」
少し作業をし、12時になると休憩の時間がやってきます。
「ラビちゃん休憩どうぞー」
「はーい。いってきますー」
休憩時間には部屋に帰るもよし、どこかに食べに行くのもよし、です。
私は、分店でご飯を食べるのが好きなのでいつもそうしています。
休憩中に分店で食事を取るとお店の倉庫にあるお金から出るそうなので、お財布すら持っていく必要ありません。
露店でのつまみ食いのためにお財布もっているんですけどね。
今日は何食べようかなー。
分店では休憩時間中の従業員のために作られた秘密のスペースがあるので落ち着いて食べることができます。
今日はチェリーがマリアナさんに伝えたという、味噌汁とライス、魚の塩焼きがセットになっている定食というのを頼んでみました。
数分して運ばれてきた定食というものに驚きつつも食べ始めます。
旬の時期なのか、程よく脂がのった魚に、主張すぎない程度の塩味があり、これだけでライスが何皿でも行けてしまいそうです。
取ってのないスープカップに入れて運ばれてきた味噌汁というのも、具材に味噌という調味料が程よく絡み、ずっと食べていられる、そう思わせるほどでした。
箸という食事道具になれると、他の食事道具の不便さが目立ってしまいますね。
最近晩御飯にパスタを食べるときもマイ箸を使って食べるようになってしまいました。これは便利です。
そうして食事を終え、食器を片づけ本店に戻り、また雑貨の制作に戻ります。
来店するお客様とコミュニケーションを取り、15時になるとフランちゃんが休憩に行く時間になるので見送ります。
ここから先は引継ぎ書類の準備にかかります。
午前中に売れた商品を金額個数ともに記入し、午後の人がわかりやすいようにまとめます。
これで私の仕事は終わり、後はシドニーちゃんが出勤してくる15時45分まで雑貨の制作をするだけです。
そうして15時45分にシドニーちゃんがやってきたので引継ぎの書類を渡し、部屋に帰ります。
これからは自由時間なので、毎日何をしようか悩んでしまいます。
今日はこっそり配備されてる警備の目を欺いてハンティングでも行こうかな。
今が一番楽しくて、今が一番幸せです。
チェリーのお店で働けて良かった!
<従業員の一日 ラビ編完>
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