能力者が迫害される世界で俺は能力者を更生させる

永島卯

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第0章

夢の中3※

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「それにしても夢の中で夢を見るなんてだいぶお疲れのようですね」

少年からナカモトへと姿を変えてからナカモトは遠慮なく俺の体を弄り出す。先ほどから首筋に吸い付き何度もキスマークをつけるナカモトは少年の姿をしていた時よりも楽しげだ。

「んふふっそんな夏兄を僕が癒してあげます♡」
「やめろナカモト」
「やめませんよ、こんな最高の機会もうこないかもしれないのに」

ナカモトは俺のTシャツを首元まで捲り上げる。
上半身が露出したことも嫌だが、湿った土を背中で直に感じて不快だ。
気持ち悪いと顔を顰めると、ナカモトは思い出したかのように「あぁすみません!」と声を上げた。

「ベッドと新しい服を用意しますね」

こんな森の中でナカモトは何を言っているんだ。
キョトンとしている俺の背中の感触がふかふかと柔らかいものへと変化する。驚き後ろを見ると気がついたら俺はベッドの上にいた。その拍子で自分の服も見えたが先ほどのラフな格好とは打って変わり大昔に中世で着ていた貴族のような格好に変わっていた。

「え!?なんで?どこから!!」
「ふふっ驚いていて可愛いですね♡」

突然現れたベッドと服の変化で俺は困惑を隠せなかった。
どういうことだ、これもナカモトの能力なのか。

「夏兄は絶対王子様の格好が似合うと思っていましたが…本当によくお似合いです♡まぁすぐ脱がせちゃうのですが」

ナカモトはシャツのボタンを外す。
プチっプチっとボタンを外す音がナカモトの喋り声とともに響き渡った。

「僕、憧れてたんです
夏兄みたいな王子様が助けにきてくれるのを
そしたら夢にまで見た夏兄が来てくれて…本当に嬉しかったな」
「…じゃあなんでその王子様にこんなことをしてるんだよ」

俺はナカモトを睨みつける。
ちょうどシャツのボタンを外し終えたナカモトがまるで意外だとでもいうような表情で俺を見た。

「そんなの、好きだからに決まってるじゃないですか」
「今日初めて会った相手だぞ!?」
「いえ、僕は以前からあなたのことを知っていたので」
「なんで俺のことを知っている?誰から聞いたんだ」

そうだ、何故俺のことを知っているのか聞きたかったのだ。
夏兄呼びなんて春希のようなことをしているなら……もしかしたら春希について何か知っているのかもしれない。

「はぁ……もういいじゃないですか、今はそんな話」

めんどくさそうにナカモトは自分の髪をかき乱す。こちらとしては今の話の方が重要なのだが、苛立ちを隠し切れないナカモトが再び気怠げにため息を吐いていた。

「……それよりも、も~っとたのしい事でもしましょうよ」

ナカモトは俺の耳に息を吹きかける。
ゾワッとむず痒い感覚と共に鳥肌が立つ。何をしでかす気だ。

「まて、これ以上何する気なんだ」
「何って…好きな人にすることといえば、もちろんセックスです♡」
「…………は?」

ナカモトの言っている意味を理解できず思考が止まる。
え、今セックスって言った?セックスって性行為以外の意味もあったけ?
そんなアホみたいなことを考えていると、ナカモトははだけたシャツに覗いていた胸元に近づき、はぁっ…♡と興奮の息を漏らした。

「夏兄の乳首ちっちゃくて可愛い♡
それに…思っていたよりもピンク色なんですね♡」

ナカモトは両手で俺の胸を揉みしだく。
肉などなくほぼ骨だけの胸を興奮気味に揉んでいる姿はかなり恐怖映像だ。というか痛いからやめろ。

「おい、いい加減しろ」

ナカモトの手を掴み力を込めるが、全く止まる様子はない。
さらに強く揉みしだき始め、時々掠めるように乳首を弄られる。

「ッ……」

くすぐったさから声が漏れる。別に胸で感じることはないのだがずっと触られていると変な感覚になる。

「…ンッ……ふぅ……」
「夏兄って結構敏感なんですね♡触り甲斐がありますよ♡」

胸全体を触るのをやめ、乳首だけを人差し指を使い摩られる。
さすさすと一定間隔に触られるのはどこか物足りない。なのに、体がじわじわと熱くなっていくのを感じ、自分の中で危険信号が鳴った。

「ね、いじるの、やめて…」
「嘘はよくありませんよ
次は美味しそうな乳首を舐めてあげますね♡」

ナカモトはそう言うと右の乳首を舌で執拗に舐める。
乳首の窪みにズポズポと舌を入れたかと思えば、乳首を甘噛みしたりする。なんか右の乳首がじんじんする。

「みぎばっか、やめて、なんか変になる」
「あぁ…右の乳首ばかりいじってしまってすみませんね♡
しっかり左の乳首も可愛がってあげます♡」

違う!左も弄れって意味じゃなくてやめてと言ってんのに!
ナカモトはチュッと右の乳首を吸いながら、左の乳首を強く捻る。
グリィッと音がしそうなくらい勢いよく捻られたから、俺は痛みで声が漏れた。

「い゛っ…」
「少し強かったですか?」

左の乳首を慰めているつもりなのか、ぺろぺろと優しく舌で乳首を舐められる。

「んっ、はぁ…」

俺の乳首を飴玉のように舐め続けられる。
やばい、なんか、左の乳首もじんじんしてきた。

「もっ、やめ、ナカモト、おねが」

ムズムズとした感覚に耐えれなくなり、ナカモトの頭を胸元から引き剥がそうと掴む。しかしナカモトの頭はびくともせず、俺はただ手を頭に添えるだけになってしまった。

「んっ、んぅ、っ」

せめてこの恥ずかしい声だけでも隠したいと思い、口を手で塞ぎ唇を噛み締める。

「こーら、勝手に塞がないでください」
「ふっ、んっ、あっ…離せよっ」

ナカモトに片手で俺の両手をまとめて押さえつけられる。必死に掴まれた手を解こうとするが全く解けない。
くそ、嫌だ、こんな声聞かれたくない。

「あーあ、唇切れてしまっていますよ…っもう噛まないようにしてください」
「あぐっ、うっ、おえっ」

口に指を突っ込まれる。
勢いよく入れられたことにより喉元まで指がいき、耐え切れずえずいてしまった。

「これでもう下手なことができませんね
あなただけの身体じゃないんだから勝手なことをしないでください」

ナカモトが怒りながら指をさらに奥へ突っ込もうとする。
これ以上奥に突っ込まれたらやばいと、怖くなった俺はただただ返事をするようにコクコクと首を動かし頷いた。

「分かってくれたのなら良かったです
じゃあ続きをしますね♡」

俺の両手を掴んでいた手は離され、ナカモトは再び乳首をいじりだす。
手が自由になったが、俺はすでに抵抗する気力がなくなっていたのでされるがままだ。

「あっ、うぅ、あ゛っ」
「ふふっ少しだけぷっくりしてきましたよ♡」

ナカモトは乳首の先端の窪みを舌と指でクリクリと弄りながら、じっくりと俺の乳首を眺めている。
確かに、微かにだが乳首が大きくなっている。知りたくもない事実にげんなりした。

「ん~でもやっぱり乳首だけではイけませんね」
「おいっどこ触って」

徐ろにスラックス越しにちんこを掴まれ思わず声を上げる。

「次はこっちを可愛がってあげます♡」

カチャカチャッとベルトを外され、スラックスとパンツを膝あたりまで中途半端に下げられる。ブルンッと勢いよく取り出されたちんこは乳首を弄られたことにより硬くなっていた。

「あはっ♡先走りが出るぐらい気持ちよかったんですか?
パンツにシミまで作っちゃっていますよ♡」
「ねぇっ、ほんとに、やめて」

俺の声が届いてないのか、ナカモトは構わず俺のちんこを扱きだす。
手を輪の形にし、シュコシュコッと先走りでちんこをその輪に出し入れし続ける。

「あ゛っ、まっでぇ、はや、はやい゛っ」
「先ほどからカウパーをとめどなく出しちゃうなんて…夏兄はだらしない人ですね♡」
「い、いや、やだ、とめ、とめでっ」
「はーいわかりました♡」

俺に答えるようにナカモトは亀頭の窪み、尿道口をぐりぐりと親指で苛める。止めろとは言ったが我慢汁を止めろと言ったのではないと怒りたいのに気持ち良くて上手く声が出ない。
口から「あ゛っあ゛っ」と高い声を上げてしまう。くそっくそっなんでこんな思い通りにいかないんだ!

「あ゛っ、ちがっ、ちがうっ、…とめて、っていってる゛!」
「んー?夏兄は注文が多いですね……ならこうすればいいですか?」

やっと上手く伝えられたというのに、全くいうことを聞かないナカモトは徐ろに口を開けたかと思ったら、パクリと俺のちんこを咥える。
そして親指で苛めていた尿道口を今度は器用に舌でグチグチッとほじくり出した。

「あ゛ーーッ、だか、だから、それ、や゛、やめろっ」
「んぅ、こえっ?」

ナカモトはさらに尿道口へ舌を差し込み、口を窄めて亀頭をじゅるるっと勢いよく啜る。
やばいやばいやばい、なんでこんな、嘘だ、気持ち良くない、こんなの。

「イ゛クッ、イっちゃうから、は、なしでェッ」
「はーい♡たっぷりイってください♡ほらイけ」

俺のちんこはすっぽりナカモトの口で覆れ、ジュポジュポッと大きな音を立て口でちんこを扱かれる。ビクビクッと先ほどから痙攣が止まらない。やばい本当に出ちゃう。

「や゛ッナガモトッ!おねが、はな、はなぜッ!
イッちゃ゛う、イグッイクッーー!お゛ぉッ」

ビリビリと背筋に電撃が走り、ビュルルルッとナカモトの口へ射精する。

勢いよく飛び出た精液に「んぐっ」と声を漏らしたナカモトは口をもごもごさせた後、喉元でごくんと音を立てて精液を飲み込む。

「んふふっとても濃い味ですね♡」

しっかり飲んだ証拠を見せるかのように口の中を見せつけながらナカモトはうっとりと笑った。


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