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第二部
18 卵
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早めにベッドに入ると、緋紗が直樹に身体を摺り寄せる。
「直樹さんのピアノ素敵でした。いつもお客さんいるからよく聴こえなくて」
嬉しそうに言う緋紗に口づけをして肩を抱いくと、まだ何か言いたげにもじもじしている。
「どうした?」
「いえ。あの。今の体型だとやっぱりその気にならないですか?」
年が明けてから一度も緋紗を抱いていなかった。
「いや。そんなことないんだけどね。なんとなく」
緋紗を抱きたい欲求はいつもあったが、なんとなく後ろめたいような罪悪感のようなものを感じて抱くに至らなかった。
「抱いていいのかな」
「抱いてほしいです。嫌じゃなければ」
「身体見せて」
マタニティのパジャマを脱ぐと腹部はなめらかな弧を描いている。
(卵って完璧な形だよな。)
ぼんやり思いながら緋紗の膨らんだ腹をさすった。
「不思議だ」
裸になって胸を隠して座った緋紗をゆっくり横たわらせる。
キスをして首筋から肩、胸を愛撫する。
緋紗の身体を見て嫌だとはもちろん思わないが、神聖なものを見るような畏れ多い気持ちが湧いてくる。それでも緋紗が気持ちよさそうに喘ぎ始めると、直樹もつながりたい欲求が膨らんできた。
今まで自分が与える快感の下に服従させるような征服欲を感じることが多かったが、冒しがたい神聖な雰囲気が、直樹に奉仕させるような崇めるような気持ちを湧き起こさせていた。
優しく仕えるように愛撫をする。
そしてゆっくり緋紗の内部に恐る恐る侵入する。
緋紗は目を閉じて身体を直樹に預け快感に身を委ねている。
「直樹さん、愛してる」
「愛してるよ」
直樹はそんな幸せそうな緋紗をみながら、自分も素晴らしい幸福感を感じて果てた。
「直樹さんのピアノ素敵でした。いつもお客さんいるからよく聴こえなくて」
嬉しそうに言う緋紗に口づけをして肩を抱いくと、まだ何か言いたげにもじもじしている。
「どうした?」
「いえ。あの。今の体型だとやっぱりその気にならないですか?」
年が明けてから一度も緋紗を抱いていなかった。
「いや。そんなことないんだけどね。なんとなく」
緋紗を抱きたい欲求はいつもあったが、なんとなく後ろめたいような罪悪感のようなものを感じて抱くに至らなかった。
「抱いていいのかな」
「抱いてほしいです。嫌じゃなければ」
「身体見せて」
マタニティのパジャマを脱ぐと腹部はなめらかな弧を描いている。
(卵って完璧な形だよな。)
ぼんやり思いながら緋紗の膨らんだ腹をさすった。
「不思議だ」
裸になって胸を隠して座った緋紗をゆっくり横たわらせる。
キスをして首筋から肩、胸を愛撫する。
緋紗の身体を見て嫌だとはもちろん思わないが、神聖なものを見るような畏れ多い気持ちが湧いてくる。それでも緋紗が気持ちよさそうに喘ぎ始めると、直樹もつながりたい欲求が膨らんできた。
今まで自分が与える快感の下に服従させるような征服欲を感じることが多かったが、冒しがたい神聖な雰囲気が、直樹に奉仕させるような崇めるような気持ちを湧き起こさせていた。
優しく仕えるように愛撫をする。
そしてゆっくり緋紗の内部に恐る恐る侵入する。
緋紗は目を閉じて身体を直樹に預け快感に身を委ねている。
「直樹さん、愛してる」
「愛してるよ」
直樹はそんな幸せそうな緋紗をみながら、自分も素晴らしい幸福感を感じて果てた。
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