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完結編
5 遠い銀河の向こうで
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『アンティークショップ 紺碧』の青音の元へ全員集合する。黒彦がついたとき、すでに他の5人は待っていた。
「遅いぞー」
「すまん」
「朝平気だった?」
「まあ、なんとか」
二日酔いの桃香は頭痛がするといいベッドに入ったままだった。昨日の話を特にするでもなく、水分とビタミンを飲ませてから黒彦は出てきた。
「さて。本題に入りたい。というかこの映像を見てほしい。青音、スクリーンを頼む」
「わかった」
青音が壁のボタンを押すと、天井からプロジェクタースクリーンが下りてきた。小さなプロジェクターを机に置き映像を流す。どこかで聞いたことのあるようなオーケストラの演奏が流れる。
「なになに。映画でも観るの?」
「大がかりだな」
「あ、映ったぞ」
暗い画面ばかりかと思ったが、宇宙が映し出されていた。あまり目にすることのない星雲や星団だ。
「どここれ」
「ちょっと星は専門外だなあ」
「この星を見てくれ」
指示棒で指された場所を見ると、南天の実のような赤い星がある。
「どこの星かとか正確なことは教えてもらえなかったが、この星へ行ってほしいということだ」
「え? なにそれ」
「どういうこと?」
「今度はこれを聞いてくれ」
黒彦はボイスレコーダーを取り出し、スイッチを入れた。
2人の男女がなにやら話し込んでいる。
「ちょっと、俺、英語しか分かんないって」
「イサベラか? なんか所々ムチョムチョ言ってるな」
「こんな会話聞かされてもな……」
「ちっ、翻訳コニャック持ってくればよかった。じゃあ説明する」
黒彦は一口、緑茶を啜ると話し始めた。
――この赤い星は発見されてから100年経っている。発見されてから10年前までは特に変化がなかった。ところがここ数年の間にこの星から怪しい光が届き始めたそうだ。調査結果により、この光は微量であれば直ちに影響はないが、大量だと人類に悪影響が出るということだ。そしてこの光は少しずつ増えてきている。
「え、ヤバ系の光が増え続けてここまで届いてるってこと?」
「そうだ。あと100年すると地球は壊滅状態になるかもしれない、とのことだ」
「100年先か……」
「俺たちは生きてないかもしれないけど」
「子供とかいたらな……」
「1000年先なら慌てないけどさ」
「そうだ。今がなんとかして食い止めることのできるタイムリミットらしい」
元化学者たちなので、状況は飲みこめ納得もしたらしい。そこへ白亜が疑問を発する。
「あのさ。ところでなんで俺たちなわけ? 他にもいるの?」
「そうだな――最初から説明しよう。あの爆発の日はとても乾いた日だったな……」
黒彦は話し始める。
――イサベルは時限爆弾を仕掛けた後、黒彦をランチに誘った。時間に余裕があるので慌てる必要はないが、今日に限って黒彦はしつこく実験を繰り返している。
「クロヒコ、ランチいこう、いこう?」
「さっきホットドック食べたばっかりなんだがなあー。あーあ。ケチャップ飛ばし過ぎた」
「イイカラ、イイカラ、ランチ、ランチ」
「やけに今日はうるさいな。そんなに腹が減ってるのか」
「もーペコペコよ!」
「わかったわかった。先に行ってくれ10分したら追いかけるから」
「ほんとに10分? 10分ね」
「ああ、ほんとだ」
「じゃあ、さきにいく」
イサベルは渋々先に出た後、黒彦が研究所を出たのが15分あとのことだった。
「そのあとの経緯はもう省くが……」
皆は黙って頷き話の続きを聞いた。
――研究所の爆発、解散のあと黒彦の様態が回復に向かっていることを見届けて、イサベルは実験データを持ち、帰国した。
イサベルの国は小さいが歴史のある王国で、有史以来ひっそりと地球を守ってきた。歴史上たまに顔を出す怪しげな錬金術師や祈祷師などは、この王族の出身なのだ。最初は小さな秘密結社であったが、今では大きな地球防衛軍として、各首脳、要人のみこの王国、地球防衛軍の存在を知られている。
今回の研究所の爆発は、黒彦たちの所属していたところ以外にも数カ所同時にあった。それを仕組んだのは勿論、イサベルのようにその王国出身者の研究者たちによってである。
「なんだって!?」
「どうして、そんな……」
「……」
騒めいたのち、また続きを聞く。
――赤い星へたどり着き、光を押さえるための宇宙旅行は最高人数6人まで宇宙船に乗り込むことが出来る。現在の空間時間旅行技術を駆使すると、地球時間では1年だが、乗組員たちの体感年数は10年だ。
孤独な宇宙の旅を乗り越えることのできるメンタルの強さ、何が起きても対応できる能力、そして仲間たちに対する信頼感の強さが必須になってくる。
数カ所の研究所の爆発で、精神力、対応能力、信頼関係は残念ながらどの化学者たちも失った。唯一、起死回生をはかったのがこのメンバーたちだった。
「爆発は人選のためのものだったってことか」
「試されたんだ」
「そうだ」
「後からでもそう言ってくれたらよかったのにさあ」
「黒彦は死にかけたってのに」
口々に非難の声が上がるが、黒彦にとってはもう済んだ出来事だったのでわだかまることはなかった。
「ということだ。どうする?」
しばらく話し合うでもなくそれぞれ沈黙を守り考えている。
「帰って家族と話し合うか?」
黒彦の提案に、赤斗は爽やかに笑った。
「ははっ。いくしかないだろ?」
「そうだ、他にいないしな」
「俺たちが守らないと」
「しょうがないなあ」
「俺たちなら成功するね」
「そうだな。お前たちならそう言うと思った」
噛みしめるように言う黒彦に「で、出発は?」と白亜は旅行にでも行くかのように尋ねる。
「あまり余裕はない。決まればすぐにでも行ってほしいようだ」
「でも昨日の今日じゃ、準備とかどうする?」
「そこはイサベルがいきなり出発してもいいように色々対策があるらしい」
「ふーん」
「とりあえず話は決まったから、イサベルに連絡をとってみるか」
丁度その時、青音の母、桂子から「青音ー。お客様よー」と声がかかった。
「ん? 定休日に誰だろう」
出て行こうとすると、するっと応接室に女性が入ってきた。メリハリのある長身のボディに波打つ豊かな髪をなびかせたイサベルだった。
「ゴキゲンヨウ。オヒサシブリかしら」
「イサベル!」
「来たのか」
「ええ。翻訳機をつけてるから日本語で話せるワ」
「まあ英語でもいいけど、じゃ日本語で頼む」
「こほんっ」
イサベルは咳払いをしてこれからのスケジュールを話す。さきほど黒彦から説明を受けていたのですぐに理解した。
「とにかくそこの星に行って、光を押さえる装置を置いてくるんだろ?」
「ソウヨ」
「まあ俺たちはそれでいいんだけど。店とかどうすっかなあ」
「親と彼女にまかせっきりになっちゃうなあ」
「まあ地球の危機だから店どうのじゃないんだけどね」
イサベルは彼らの話を聞きながら不思議な気持ちになり尋ねる。
「この話を引き受けてくれて嬉しいんだけど、というか他にいないんだけど、恋人たちに対して何も心配はないのかしら?」
彼らは顔を見合わせる。
「委員長は文句を言いながら悪態をつくと思うけど、理解してくれると思うんだ」
「1年くらいの遠距離恋愛になるな」
「ちょうど第二回天下一武術会か……。また負けるかな」
彼らは恋人たちが送り出し待ってくれると思っているのだ。
「あいつは少し浮気性のような……」
「もう、黒彦はほんと心配性だなー」
みんなで笑った。
「そう。恋人たちとも信頼が厚いのね。だけど寂しいだろうと思ってコレを用意しておいたわ」
イサベルはポケットからポンポンカプセルを取り出した。中身を取り出すと等身大の人型の人形のようなものが出てきた。
「何これ?」
「まさか、あれ?」
「そうよ。顔の真ん中に突き出た鼻のようなところがあるでしょ。そこを捻ってみて」
素直な黄雅が言われるままにつまんで捻ると、むくむくと顔が動き黄雅そっくりになった。
「わっ、俺の顔になった」
「どれどれ」
全員の顔がそっくりに出来あがった。
「話しかけてみて」
「えーっと君誰?」
「俺? 黄雅だよ」
「わっ!」
「話しかけるとちゃんと答えるわ。服を着せて店に置いておくと、ちゃんとあなたたちがいるようには見えるわよ」
「すごいなー。どうなってるんだ」
「分解してみたいな」
「でもこれ、勝手に解除されたりしない? 鼻の頭、打ったりしてさあ」
「大丈夫。もう一度鼻を捻った本人が逆回転に捻るまでこのままよ」
「そっかあ」
この模倣ロボットのおかげで安心感を得た。
「さて、じゃあ正式に任命させていただくわね」
ピリッと引き締まった緊張感が漂った。
「王国、並びに地球防衛軍から任命する。シャドウファイブ・ウィズ・K改め、スタアシックスと命名し、赤星への旅、並びに光の制御を任命します!」
「ウィズk? 黒彦か?」
「そんなメンバー名だったのか、俺たち」
ざわつく彼らに咳払いし、イサベルは「リーダー、クロヒコ。頼むわよ」と強い眼差しを送った。
「遅いぞー」
「すまん」
「朝平気だった?」
「まあ、なんとか」
二日酔いの桃香は頭痛がするといいベッドに入ったままだった。昨日の話を特にするでもなく、水分とビタミンを飲ませてから黒彦は出てきた。
「さて。本題に入りたい。というかこの映像を見てほしい。青音、スクリーンを頼む」
「わかった」
青音が壁のボタンを押すと、天井からプロジェクタースクリーンが下りてきた。小さなプロジェクターを机に置き映像を流す。どこかで聞いたことのあるようなオーケストラの演奏が流れる。
「なになに。映画でも観るの?」
「大がかりだな」
「あ、映ったぞ」
暗い画面ばかりかと思ったが、宇宙が映し出されていた。あまり目にすることのない星雲や星団だ。
「どここれ」
「ちょっと星は専門外だなあ」
「この星を見てくれ」
指示棒で指された場所を見ると、南天の実のような赤い星がある。
「どこの星かとか正確なことは教えてもらえなかったが、この星へ行ってほしいということだ」
「え? なにそれ」
「どういうこと?」
「今度はこれを聞いてくれ」
黒彦はボイスレコーダーを取り出し、スイッチを入れた。
2人の男女がなにやら話し込んでいる。
「ちょっと、俺、英語しか分かんないって」
「イサベラか? なんか所々ムチョムチョ言ってるな」
「こんな会話聞かされてもな……」
「ちっ、翻訳コニャック持ってくればよかった。じゃあ説明する」
黒彦は一口、緑茶を啜ると話し始めた。
――この赤い星は発見されてから100年経っている。発見されてから10年前までは特に変化がなかった。ところがここ数年の間にこの星から怪しい光が届き始めたそうだ。調査結果により、この光は微量であれば直ちに影響はないが、大量だと人類に悪影響が出るということだ。そしてこの光は少しずつ増えてきている。
「え、ヤバ系の光が増え続けてここまで届いてるってこと?」
「そうだ。あと100年すると地球は壊滅状態になるかもしれない、とのことだ」
「100年先か……」
「俺たちは生きてないかもしれないけど」
「子供とかいたらな……」
「1000年先なら慌てないけどさ」
「そうだ。今がなんとかして食い止めることのできるタイムリミットらしい」
元化学者たちなので、状況は飲みこめ納得もしたらしい。そこへ白亜が疑問を発する。
「あのさ。ところでなんで俺たちなわけ? 他にもいるの?」
「そうだな――最初から説明しよう。あの爆発の日はとても乾いた日だったな……」
黒彦は話し始める。
――イサベルは時限爆弾を仕掛けた後、黒彦をランチに誘った。時間に余裕があるので慌てる必要はないが、今日に限って黒彦はしつこく実験を繰り返している。
「クロヒコ、ランチいこう、いこう?」
「さっきホットドック食べたばっかりなんだがなあー。あーあ。ケチャップ飛ばし過ぎた」
「イイカラ、イイカラ、ランチ、ランチ」
「やけに今日はうるさいな。そんなに腹が減ってるのか」
「もーペコペコよ!」
「わかったわかった。先に行ってくれ10分したら追いかけるから」
「ほんとに10分? 10分ね」
「ああ、ほんとだ」
「じゃあ、さきにいく」
イサベルは渋々先に出た後、黒彦が研究所を出たのが15分あとのことだった。
「そのあとの経緯はもう省くが……」
皆は黙って頷き話の続きを聞いた。
――研究所の爆発、解散のあと黒彦の様態が回復に向かっていることを見届けて、イサベルは実験データを持ち、帰国した。
イサベルの国は小さいが歴史のある王国で、有史以来ひっそりと地球を守ってきた。歴史上たまに顔を出す怪しげな錬金術師や祈祷師などは、この王族の出身なのだ。最初は小さな秘密結社であったが、今では大きな地球防衛軍として、各首脳、要人のみこの王国、地球防衛軍の存在を知られている。
今回の研究所の爆発は、黒彦たちの所属していたところ以外にも数カ所同時にあった。それを仕組んだのは勿論、イサベルのようにその王国出身者の研究者たちによってである。
「なんだって!?」
「どうして、そんな……」
「……」
騒めいたのち、また続きを聞く。
――赤い星へたどり着き、光を押さえるための宇宙旅行は最高人数6人まで宇宙船に乗り込むことが出来る。現在の空間時間旅行技術を駆使すると、地球時間では1年だが、乗組員たちの体感年数は10年だ。
孤独な宇宙の旅を乗り越えることのできるメンタルの強さ、何が起きても対応できる能力、そして仲間たちに対する信頼感の強さが必須になってくる。
数カ所の研究所の爆発で、精神力、対応能力、信頼関係は残念ながらどの化学者たちも失った。唯一、起死回生をはかったのがこのメンバーたちだった。
「爆発は人選のためのものだったってことか」
「試されたんだ」
「そうだ」
「後からでもそう言ってくれたらよかったのにさあ」
「黒彦は死にかけたってのに」
口々に非難の声が上がるが、黒彦にとってはもう済んだ出来事だったのでわだかまることはなかった。
「ということだ。どうする?」
しばらく話し合うでもなくそれぞれ沈黙を守り考えている。
「帰って家族と話し合うか?」
黒彦の提案に、赤斗は爽やかに笑った。
「ははっ。いくしかないだろ?」
「そうだ、他にいないしな」
「俺たちが守らないと」
「しょうがないなあ」
「俺たちなら成功するね」
「そうだな。お前たちならそう言うと思った」
噛みしめるように言う黒彦に「で、出発は?」と白亜は旅行にでも行くかのように尋ねる。
「あまり余裕はない。決まればすぐにでも行ってほしいようだ」
「でも昨日の今日じゃ、準備とかどうする?」
「そこはイサベルがいきなり出発してもいいように色々対策があるらしい」
「ふーん」
「とりあえず話は決まったから、イサベルに連絡をとってみるか」
丁度その時、青音の母、桂子から「青音ー。お客様よー」と声がかかった。
「ん? 定休日に誰だろう」
出て行こうとすると、するっと応接室に女性が入ってきた。メリハリのある長身のボディに波打つ豊かな髪をなびかせたイサベルだった。
「ゴキゲンヨウ。オヒサシブリかしら」
「イサベル!」
「来たのか」
「ええ。翻訳機をつけてるから日本語で話せるワ」
「まあ英語でもいいけど、じゃ日本語で頼む」
「こほんっ」
イサベルは咳払いをしてこれからのスケジュールを話す。さきほど黒彦から説明を受けていたのですぐに理解した。
「とにかくそこの星に行って、光を押さえる装置を置いてくるんだろ?」
「ソウヨ」
「まあ俺たちはそれでいいんだけど。店とかどうすっかなあ」
「親と彼女にまかせっきりになっちゃうなあ」
「まあ地球の危機だから店どうのじゃないんだけどね」
イサベルは彼らの話を聞きながら不思議な気持ちになり尋ねる。
「この話を引き受けてくれて嬉しいんだけど、というか他にいないんだけど、恋人たちに対して何も心配はないのかしら?」
彼らは顔を見合わせる。
「委員長は文句を言いながら悪態をつくと思うけど、理解してくれると思うんだ」
「1年くらいの遠距離恋愛になるな」
「ちょうど第二回天下一武術会か……。また負けるかな」
彼らは恋人たちが送り出し待ってくれると思っているのだ。
「あいつは少し浮気性のような……」
「もう、黒彦はほんと心配性だなー」
みんなで笑った。
「そう。恋人たちとも信頼が厚いのね。だけど寂しいだろうと思ってコレを用意しておいたわ」
イサベルはポケットからポンポンカプセルを取り出した。中身を取り出すと等身大の人型の人形のようなものが出てきた。
「何これ?」
「まさか、あれ?」
「そうよ。顔の真ん中に突き出た鼻のようなところがあるでしょ。そこを捻ってみて」
素直な黄雅が言われるままにつまんで捻ると、むくむくと顔が動き黄雅そっくりになった。
「わっ、俺の顔になった」
「どれどれ」
全員の顔がそっくりに出来あがった。
「話しかけてみて」
「えーっと君誰?」
「俺? 黄雅だよ」
「わっ!」
「話しかけるとちゃんと答えるわ。服を着せて店に置いておくと、ちゃんとあなたたちがいるようには見えるわよ」
「すごいなー。どうなってるんだ」
「分解してみたいな」
「でもこれ、勝手に解除されたりしない? 鼻の頭、打ったりしてさあ」
「大丈夫。もう一度鼻を捻った本人が逆回転に捻るまでこのままよ」
「そっかあ」
この模倣ロボットのおかげで安心感を得た。
「さて、じゃあ正式に任命させていただくわね」
ピリッと引き締まった緊張感が漂った。
「王国、並びに地球防衛軍から任命する。シャドウファイブ・ウィズ・K改め、スタアシックスと命名し、赤星への旅、並びに光の制御を任命します!」
「ウィズk? 黒彦か?」
「そんなメンバー名だったのか、俺たち」
ざわつく彼らに咳払いし、イサベルは「リーダー、クロヒコ。頼むわよ」と強い眼差しを送った。
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