ちいさな僕と

ふじまるのすけ

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初めてのお茶会

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お友達が欲しい…そんな願いが伝わったのか

母様がなんとお茶会を開くらしい!

凄いね!お茶会!ふぁんたじーだぁ~

そしてローナ姉様がるんるんで教えてくれたんだけど

あのレアキャラな、レイ兄様がそのお茶会の時に他国?のお客様と一緒に来るみたい

もう、僕レイ兄の顔ぼやぼやしてきてたから…

危ない危ない、ちゃんとガン見して頭に叩き込まなくちゃ…なんてったってアイド…じゃなくてレアキャラだからね

と、まるで三日後の話のようにしてるけど、

そのお茶会今日開催らしいんだよね

さっきからお手伝いさん達が

顔は穏やか、足は倍速みたいな感じで、
部屋から部屋へ物凄い速さで、
行ったり来たりしてる。


ちょっとベビーには怖いぜ

僕はとりあえず、ライ兄様のお膝の上で、ニコニコするという、大変やりがいのある仕事を遂行することにするよ。

ちなみに、ライ兄様は僕をお膝に載せたまま、器用に魔法書を読んでいらっしゃる。

僕達手伝おうとしたんだけど、お手伝いさんのボスであるミリーに
ご冗談をと微笑まれながら
仕事を奪わないで下さいませって、割と圧強めに言われちゃった組なんだよね。

兄様、ちょっと落ち込んでる?のかな
間違えて、僕のお腹を、ムニムニしながら読んでる。

いつもならほっぺなんだよな。

あ、今気づいたっぽい

「ごめん、ルース…モチモチ感が同じで…間違えてしまったよ」

「いいんやよ、ライにーしゃま。そーゆーちょきあるよ」

あぁ、発語って難しいね。
ま、でも兄様が

「可愛いっ…ありがとうルースっ可愛い」

とこのように喜んでくれるからいいか。


その頃、お父様は僕達と同じことをミリーに言ったみたいで、物凄い?落ち込んでた…なんでだろ…

「ミリー!!私もなにか手伝おう!」

「旦那様、申し訳ございません…私は旦那様に魔法書以外を触らせると、火花や、粉塵が散る(爆発)すると認識しておりますので…」

「火花…は散らしちゃ行けないかい?」

「あらまぁ、ふふ」ほほ笑みの中に混じる黒い圧力

「す、すまないっ冗談だよ!!はは、ジョークだよミリー!さ、さぁ僕はルースやライの様子をみてこよう!そうしよう!」
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