235 / 378
232話 ケル君2度目の進化でございます!
しおりを挟む
「いよいよですね!」
【準備は万端なんだゾ!】
夕飯を食べ終わり、お風呂に入り、それぞれの部屋(私はロモンちゃんと一緒に)で眠ったその翌朝。
朝ごはんを食べてからある程度の準備をし、進化を決行することになった。
ケル君、順当行くなら次はAランクの魔物であるオルトロスになる一歩手前だから首が二つに増えたりはしないはず。そうであってほしい。いままで一つ首でいたケル君の首が二つ以上に増えるのはまだちょっと心の準備ができていない。
「いつでも良いぞ」
「それじゃあ、進化しようか!」
【ゾ!】
ケル君の身体が淡い光に包まれ始めた。私も魔物であるからわかるけれど、あの間にステータスから色々な報告をされたりして、確率なんかもでるから緊張とドキドキが高くなる。
「どうなるかな……!」
「わかりませんね、こればっかりは運ですから。あの特別なヘヴンドッグからヘルドッグ系列へと逆戻りすることだってあります」
「うん。だからこそ進化はしっかり見守らないとね」
やがて光は晴れた。
満を持して私たちの目の前に現れたのは、とても大きなケル君。
……そう言うしかない。大きさと一部の柄以外はそのままだ。どうやら無事にヘヴンドッグ系統に乗れたみたい。
「ケルーっ! 随分大きくなったね!」
【ゾーッ! 身体の調子が良いんだゾ! 今ならちっこいアイリスだけじゃなくて、ロモンとリンネ二人を同時に乗せて走れそうなんだゾ!】
「ほんとに、そのくらいの大きさはあるねぇ!」
大きさで言えばおそらく大きめのライオン。2メートル強くらいかしら。前が1メートルの大型犬くらいだったから、だいたい1.5回りくらいは大きくなったことになる。
足腰は発達しており、身体自体も大きくてフサフサしてる。ロモンちゃんとリンネちゃんを乗せて走れるというのも実際にできるでしょう。
「ふむふむ、予定通りか。名称はこの様子を見ると大方グランヘヴンドッグじゃろう?」
「普通ならね。ケル、ステータス見ても良い?」
【もちろんなんだゾ】
ヘルドッグ系統の進化は、途中で何の屈折もない順番通りならばトゥーンヘルドッグ、ヘルドッグ、グランヘルドッグ、オルトロス、ケルベロスと進んで行く。
そして他の魔物と同様に、属性を含めばそれに該当したものになる。ケル君の場合はそれが光属性だった。
「……ん?」
「どうしたロモン」
オレンジ色の光を手から出してケル君のステータスをのぞきはじめたロモンちゃんは、初っ端から首を傾げた。
「えーっとね、おじいちゃん。なんかグランヘヴンドッグじゃないよ……?」
「なんじゃと? じゃあなんと表示されてるんじゃ?」
「まー、ままー、ま……マグぅ…マグニフィセント…ヘヴンドッグ? だってさ」
マグニフィセントヘヴンドッグ?
かっこよく訳すなら崇高な天界の犬……? なんかすごく強そうな名前ね。
【えっへん、なんだかとっても強そうな名前になったんだゾ! 嬉しいんだゾ!】
「こりゃまた系統に当てはまらない完璧な新種じゃな。アイリスちゃんが回復魔法の名をつけたゴーレムだったのに、進化したらエンジェルゴーレムになったのと同じじゃ」
「こう言う魔物って確か……」
「そうじゃの、これ以降はもう普通の進化を遂げるとは思わないほうがいいな」
つまりロモンちゃんってば自分の仲魔にした魔物全て、今の所、普通じゃない特殊な進化にまで持って行ってるってことか。
ヒュー! さすがロモンちゃん!
「もしかしたら、いや確実にロモンは将来、ワシより優秀な魔物使いとなるじゃろうな……」
「そんなまさか! おじいちゃんより凄い魔物使いだなんて……後にも先にもいないんじゃない? それにアイリスちゃんとケルは私が凄いんじゃなくて、それぞれ本人が天才なんだよ?」
「それもたしかにある。しかしそれだけじゃここまで新種を生み出すのは無理じゃ。自身を持っても良いぞ!」
「えへへ……ありがとっ」
リンネちゃんはここ最近で一番の笑顔を見せた。とてつもなく可愛らしい。ロモンちゃんもリンネちゃんも二人とも褒めて伸びるタイプだから、おじいちゃんにここまで褒められたことは、ロモンちゃんにとってすごく大きなことになると思う。
「さて、名前だけみたところで……まずは姿を確認しよっか!」
「もうモノサシの準備はできとるからな。ケル、じっとしとるんじゃぞ」
【干し肉食べたいからじっとしてるんだゾ!】
崇高な存在になったらしいのに中身は全く変わってないケル君にすこし安心。おじいさんはケル君の身長・体重などを昨日と同様に測り記録していった。
やっぱりそこら辺は普通のグランヘルドッグとなんら変わりはないらしい。ケル君自身はグランヘルドッグの個体としてはほんのすこし小さめのようだけど。
問題は見た目の方。
毛は抱きつきたくなるくらいフサフサ感が増し、首元と目元にあった赤い模様はそのまま残っている。
前からの変更点は、そこら以外にも模様が増えていることかな。尻尾とか足の付け根とかに。
すこしいかつくはなったけど、前からなにか変わったようには見ただけでは思えない。
………見ただけでは。何かあるような気がして思えない。
「ふむふむ……なるほどな。ロモン、ケルに乗っかれるか?」
「ケル、乗ってみて良い?」
【どうぞなんだゾ!】
ケル君はその場に伏せ、そこにロモンちゃんが乗っかった。いいなー、楽しそーだなー。でもヘヴンドッグだった頃に幼女の姿の私だけ何回か乗らせてもらったし文句は言えない。
「アイリスちゃんこれやってて楽しそうだから一回乗ってみたかったんだよねー! ど? 重くない?」
【軽いんだゾ! ほんとに乗ってる?】
「それは大きさに伴い筋力が大幅に強化されたからじゃな。そのまま机の周りをぐるっと一周してみてくれんか」
【了解なんだゾ】
「あ、終わったら次ぼくね!」
ケル君はロモンちゃんを乗せたまま机の周りを歩きはじめた。普通に歩く姿ですら雄々しさが溢れ出てきててカッコいい。
「ちょっとまって!」
【……ゾ? どうかしたのかゾ?】
「何か今変じゃなかった?」
窓側に差し掛かった時、ロモンちゃんがケル君の歩みを止めた。私は別におかしなところなんて見つけられなかったけどなぁ?
「どうしたんじゃロモン」
「今ちょっと、ケルが光った気がして……そうだ、窓辺! 窓にもっかい近づいてくれる?」
【わかったゾ】
ケル君はロモンちゃんに言われた通り窓の前に立った。するとなんと言うことでしょう、ケル君の毛並みが全て金色に輝き、光をまとっているではありませんか。
その上、赤の模様まで全て揺らめいているように見える。
「すごい……綺麗……!」
【ゾ? どうなってるゾ? ちょっとポカポカするんだゾ】
「なんと神々しい。名前の意味はこれかもしれない」
【ゾー?】
なるほど、これがケル君の一番の特徴ね。陽の光を浴びると金色に輝くようになった。とても神々しい。
【あのー、ロモン。もう動いていいゾ?】
「あ、うん。いいよ! そろそろステータスもちゃんとみないとね!」
ケル君は机の周りを一周し終え元の位置に戻った。ロモンちゃんは再びオレンジ色の光を出し、ケル君のステータスを確認し始める。
あれだけ神々しい見た目をしてるんだもの、なにか、すごい効果がついてることを期待しよう。
#####
次の投稿は5/19です!
【準備は万端なんだゾ!】
夕飯を食べ終わり、お風呂に入り、それぞれの部屋(私はロモンちゃんと一緒に)で眠ったその翌朝。
朝ごはんを食べてからある程度の準備をし、進化を決行することになった。
ケル君、順当行くなら次はAランクの魔物であるオルトロスになる一歩手前だから首が二つに増えたりはしないはず。そうであってほしい。いままで一つ首でいたケル君の首が二つ以上に増えるのはまだちょっと心の準備ができていない。
「いつでも良いぞ」
「それじゃあ、進化しようか!」
【ゾ!】
ケル君の身体が淡い光に包まれ始めた。私も魔物であるからわかるけれど、あの間にステータスから色々な報告をされたりして、確率なんかもでるから緊張とドキドキが高くなる。
「どうなるかな……!」
「わかりませんね、こればっかりは運ですから。あの特別なヘヴンドッグからヘルドッグ系列へと逆戻りすることだってあります」
「うん。だからこそ進化はしっかり見守らないとね」
やがて光は晴れた。
満を持して私たちの目の前に現れたのは、とても大きなケル君。
……そう言うしかない。大きさと一部の柄以外はそのままだ。どうやら無事にヘヴンドッグ系統に乗れたみたい。
「ケルーっ! 随分大きくなったね!」
【ゾーッ! 身体の調子が良いんだゾ! 今ならちっこいアイリスだけじゃなくて、ロモンとリンネ二人を同時に乗せて走れそうなんだゾ!】
「ほんとに、そのくらいの大きさはあるねぇ!」
大きさで言えばおそらく大きめのライオン。2メートル強くらいかしら。前が1メートルの大型犬くらいだったから、だいたい1.5回りくらいは大きくなったことになる。
足腰は発達しており、身体自体も大きくてフサフサしてる。ロモンちゃんとリンネちゃんを乗せて走れるというのも実際にできるでしょう。
「ふむふむ、予定通りか。名称はこの様子を見ると大方グランヘヴンドッグじゃろう?」
「普通ならね。ケル、ステータス見ても良い?」
【もちろんなんだゾ】
ヘルドッグ系統の進化は、途中で何の屈折もない順番通りならばトゥーンヘルドッグ、ヘルドッグ、グランヘルドッグ、オルトロス、ケルベロスと進んで行く。
そして他の魔物と同様に、属性を含めばそれに該当したものになる。ケル君の場合はそれが光属性だった。
「……ん?」
「どうしたロモン」
オレンジ色の光を手から出してケル君のステータスをのぞきはじめたロモンちゃんは、初っ端から首を傾げた。
「えーっとね、おじいちゃん。なんかグランヘヴンドッグじゃないよ……?」
「なんじゃと? じゃあなんと表示されてるんじゃ?」
「まー、ままー、ま……マグぅ…マグニフィセント…ヘヴンドッグ? だってさ」
マグニフィセントヘヴンドッグ?
かっこよく訳すなら崇高な天界の犬……? なんかすごく強そうな名前ね。
【えっへん、なんだかとっても強そうな名前になったんだゾ! 嬉しいんだゾ!】
「こりゃまた系統に当てはまらない完璧な新種じゃな。アイリスちゃんが回復魔法の名をつけたゴーレムだったのに、進化したらエンジェルゴーレムになったのと同じじゃ」
「こう言う魔物って確か……」
「そうじゃの、これ以降はもう普通の進化を遂げるとは思わないほうがいいな」
つまりロモンちゃんってば自分の仲魔にした魔物全て、今の所、普通じゃない特殊な進化にまで持って行ってるってことか。
ヒュー! さすがロモンちゃん!
「もしかしたら、いや確実にロモンは将来、ワシより優秀な魔物使いとなるじゃろうな……」
「そんなまさか! おじいちゃんより凄い魔物使いだなんて……後にも先にもいないんじゃない? それにアイリスちゃんとケルは私が凄いんじゃなくて、それぞれ本人が天才なんだよ?」
「それもたしかにある。しかしそれだけじゃここまで新種を生み出すのは無理じゃ。自身を持っても良いぞ!」
「えへへ……ありがとっ」
リンネちゃんはここ最近で一番の笑顔を見せた。とてつもなく可愛らしい。ロモンちゃんもリンネちゃんも二人とも褒めて伸びるタイプだから、おじいちゃんにここまで褒められたことは、ロモンちゃんにとってすごく大きなことになると思う。
「さて、名前だけみたところで……まずは姿を確認しよっか!」
「もうモノサシの準備はできとるからな。ケル、じっとしとるんじゃぞ」
【干し肉食べたいからじっとしてるんだゾ!】
崇高な存在になったらしいのに中身は全く変わってないケル君にすこし安心。おじいさんはケル君の身長・体重などを昨日と同様に測り記録していった。
やっぱりそこら辺は普通のグランヘルドッグとなんら変わりはないらしい。ケル君自身はグランヘルドッグの個体としてはほんのすこし小さめのようだけど。
問題は見た目の方。
毛は抱きつきたくなるくらいフサフサ感が増し、首元と目元にあった赤い模様はそのまま残っている。
前からの変更点は、そこら以外にも模様が増えていることかな。尻尾とか足の付け根とかに。
すこしいかつくはなったけど、前からなにか変わったようには見ただけでは思えない。
………見ただけでは。何かあるような気がして思えない。
「ふむふむ……なるほどな。ロモン、ケルに乗っかれるか?」
「ケル、乗ってみて良い?」
【どうぞなんだゾ!】
ケル君はその場に伏せ、そこにロモンちゃんが乗っかった。いいなー、楽しそーだなー。でもヘヴンドッグだった頃に幼女の姿の私だけ何回か乗らせてもらったし文句は言えない。
「アイリスちゃんこれやってて楽しそうだから一回乗ってみたかったんだよねー! ど? 重くない?」
【軽いんだゾ! ほんとに乗ってる?】
「それは大きさに伴い筋力が大幅に強化されたからじゃな。そのまま机の周りをぐるっと一周してみてくれんか」
【了解なんだゾ】
「あ、終わったら次ぼくね!」
ケル君はロモンちゃんを乗せたまま机の周りを歩きはじめた。普通に歩く姿ですら雄々しさが溢れ出てきててカッコいい。
「ちょっとまって!」
【……ゾ? どうかしたのかゾ?】
「何か今変じゃなかった?」
窓側に差し掛かった時、ロモンちゃんがケル君の歩みを止めた。私は別におかしなところなんて見つけられなかったけどなぁ?
「どうしたんじゃロモン」
「今ちょっと、ケルが光った気がして……そうだ、窓辺! 窓にもっかい近づいてくれる?」
【わかったゾ】
ケル君はロモンちゃんに言われた通り窓の前に立った。するとなんと言うことでしょう、ケル君の毛並みが全て金色に輝き、光をまとっているではありませんか。
その上、赤の模様まで全て揺らめいているように見える。
「すごい……綺麗……!」
【ゾ? どうなってるゾ? ちょっとポカポカするんだゾ】
「なんと神々しい。名前の意味はこれかもしれない」
【ゾー?】
なるほど、これがケル君の一番の特徴ね。陽の光を浴びると金色に輝くようになった。とても神々しい。
【あのー、ロモン。もう動いていいゾ?】
「あ、うん。いいよ! そろそろステータスもちゃんとみないとね!」
ケル君は机の周りを一周し終え元の位置に戻った。ロモンちゃんは再びオレンジ色の光を出し、ケル君のステータスを確認し始める。
あれだけ神々しい見た目をしてるんだもの、なにか、すごい効果がついてることを期待しよう。
#####
次の投稿は5/19です!
0
お気に入りに追加
1,775
あなたにおすすめの小説
私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?
新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!
【完結】婚約破棄されたので、引き継ぎをいたしましょうか?
碧桜 汐香
恋愛
第一王子に婚約破棄された公爵令嬢は、事前に引き継ぎの準備を進めていた。
まっすぐ領地に帰るために、その場で引き継ぎを始めることに。
様々な調査結果を暴露され、婚約破棄に関わった人たちは阿鼻叫喚へ。
第二王子?いりませんわ。
第一王子?もっといりませんわ。
第一王子を慕っていたのに婚約破棄された少女を演じる、彼女の本音は?
彼女の存在意義とは?
別サイト様にも掲載しております
【完結】伝説の悪役令嬢らしいので本編には出ないことにしました~執着も溺愛も婚約破棄も全部お断りします!~
イトカワジンカイ
恋愛
「目には目をおおおお!歯には歯をおおおお!」
どごおおおぉっ!!
5歳の時、イリア・トリステンは虐められていた少年をかばい、いじめっ子をぶっ飛ばした結果、少年からとある書物を渡され(以下、悪役令嬢テンプレなので略)
ということで、自分は伝説の悪役令嬢であり、攻略対象の王太子と婚約すると断罪→死刑となることを知ったイリアは、「なら本編にでなやきゃいいじゃん!」的思考で、王家と関わらないことを決意する。
…だが何故か突然王家から婚約の決定通知がきてしまい、イリアは侯爵家からとんずらして辺境の魔術師ディボに押しかけて弟子になることにした。
それから12年…チートの魔力を持つイリアはその魔法と、トリステン家に伝わる気功を駆使して診療所を開き、平穏に暮らしていた。そこに王家からの使いが来て「不治の病に倒れた王太子の病気を治せ」との命令が下る。
泣く泣く王都へ戻ることになったイリアと旅に出たのは、幼馴染で兄弟子のカインと、王の使いで来たアイザック、女騎士のミレーヌ、そして以前イリアを助けてくれた騎士のリオ…
旅の途中では色々なトラブルに見舞われるがイリアはそれを拳で解決していく。一方で何故かリオから熱烈な求愛を受けて困惑するイリアだったが、果たしてリオの思惑とは?
更には何故か第一王子から執着され、なぜか溺愛され、さらには婚約破棄まで!?
ジェットコースター人生のイリアは持ち前のチート魔力と前世での知識を用いてこの苦境から立ち直り、自分を断罪した人間に逆襲できるのか?
困難を力でねじ伏せるパワフル悪役令嬢の物語!
※地学の知識を織り交ぜますが若干正確ではなかったりもしますが多めに見てください…
※ゆるゆる設定ですがファンタジーということでご了承ください…
※小説家になろう様でも掲載しております
※イラストは湶リク様に描いていただきました
どうやら私(オタク)は乙女ゲームの主人公の親友令嬢に転生したらしい
海亜
恋愛
大交通事故が起きその犠牲者の1人となった私(オタク)。
その後、私は赤ちゃんー璃杏ーに転生する。
赤ちゃんライフを満喫する私だが生まれた場所は公爵家。
だから、礼儀作法・音楽レッスン・ダンスレッスン・勉強・魔法講座!?と様々な習い事がもっさりある。
私のHPは限界です!!
なのになのに!!5歳の誕生日パーティの日あることがきっかけで、大人気乙女ゲーム『恋は泡のように』通称『恋泡』の主人公の親友令嬢に転生したことが判明する。
しかも、親友令嬢には小さい頃からいろんな悲劇にあっているなんとも言えないキャラなのだ!
でも、そんな未来私(オタクでかなりの人見知りと口下手)が変えてみせる!!
そして、あわよくば最後までできなかった乙女ゲームを鑑賞したい!!・・・・うへへ
だけど・・・・・・主人公・悪役令嬢・攻略対象の性格が少し違うような?
♔♕♖♗♘♙♚♛♜♝♞♟
皆さんに楽しんでいただけるように頑張りたいと思います!
この作品をよろしくお願いします!m(_ _)m
婚約破棄られ令嬢がカフェ経営を始めたらなぜか王宮から求婚状が届きました!?
江原里奈
恋愛
【婚約破棄? 慰謝料いただければ喜んで^^ 復縁についてはお断りでございます】
ベルクロン王国の田舎の伯爵令嬢カタリナは突然婚約者フィリップから手紙で婚約破棄されてしまう。ショックのあまり寝込んだのは母親だけで、カタリナはなぜか手紙を踏みつけながらもニヤニヤし始める。なぜなら、婚約破棄されたら相手から慰謝料が入る。それを元手に夢を実現させられるかもしれない……! 実はカタリナには前世の記憶がある。前世、彼女はカフェでバイトをしながら、夜間の製菓学校に通っている苦学生だった。夢のカフェ経営をこの世界で実現するために、カタリナの奮闘がいま始まる!
※カクヨム、ノベルバなど複数サイトに投稿中。
カクヨムコン9最終選考・第4回アイリス異世界ファンタジー大賞最終選考通過!
※ブクマしてくださるとモチベ上がります♪
※厳格なヒストリカルではなく、縦コミ漫画をイメージしたゆるふわ飯テロ系ロマンスファンタジー。作品内の事象・人間関係はすべてフィクション。法制度等々細かな部分を気にせず、寛大なお気持ちでお楽しみください<(_ _)>
前世は婚約者に浮気された挙げ句、殺された子爵令嬢です。ところでお父様、私の顔に見覚えはございませんか?
柚木崎 史乃
ファンタジー
子爵令嬢マージョリー・フローレスは、婚約者である公爵令息ギュスターヴ・クロフォードに婚約破棄を告げられた。
理由は、彼がマージョリーよりも愛する相手を見つけたからだという。
「ならば、仕方がない」と諦めて身を引こうとした矢先。マージョリーは突然、何者かの手によって階段から突き落とされ死んでしまう。
だが、マージョリーは今際の際に見てしまった。
ニヤリとほくそ笑むギュスターヴが、自分に『真実』を告げてその場から立ち去るところを。
マージョリーは、心に誓った。「必ず、生まれ変わってこの無念を晴らしてやる」と。
そして、気づけばマージョリーはクロフォード公爵家の長女アメリアとして転生していたのだった。
「今世は復讐のためだけに生きよう」と決心していたアメリアだったが、ひょんなことから居場所を見つけてしまう。
──もう二度と、自分に幸せなんて訪れないと思っていたのに。
その一方で、アメリアは成長するにつれて自分の顔が段々と前世の自分に近づいてきていることに気づかされる。
けれど、それには思いも寄らない理由があって……?
信頼していた相手に裏切られ殺された令嬢は今世で人の温かさや愛情を知り、過去と決別するために奔走する──。
※本作品は商業化され、小説配信アプリ「Read2N」にて連載配信されております。そのため、配信されているものとは内容が異なるのでご了承下さい。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
【完結】白い結婚で生まれた私は王族にはなりません〜光の精霊王と予言の王女〜
白崎りか
ファンタジー
「悪女オリヴィア! 白い結婚を神官が証明した。婚姻は無効だ! 私は愛するフローラを王妃にする!」
即位したばかりの国王が、宣言した。
真実の愛で結ばれた王とその恋人は、永遠の愛を誓いあう。
だが、そこには大きな秘密があった。
王に命じられた神官は、白い結婚を偽証していた。
この時、悪女オリヴィアは娘を身ごもっていたのだ。
そして、光の精霊王の契約者となる予言の王女を産むことになる。
第一部 貴族学園編
私の名前はレティシア。
政略結婚した王と元王妃の間にできた娘なのだけど、私の存在は、生まれる前に消された。
だから、いとこの双子の姉ってことになってる。
この世界の貴族は、5歳になったら貴族学園に通わないといけない。私と弟は、そこで、契約獣を得るためのハードな訓練をしている。
私の異母弟にも会った。彼は私に、「目玉をよこせ」なんて言う、わがままな王子だった。
第二部 魔法学校編
失ってしまったかけがえのない人。
復讐のために精霊王と契約する。
魔法学校で再会した貴族学園時代の同級生。
毒薬を送った犯人を捜すために、パーティに出席する。
修行を続け、勇者の遺産を手にいれる。
前半は、ほのぼのゆっくり進みます。
後半は、どろどろさくさくです。
小説家になろう様にも投稿してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる