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179話 白いケル君でございます!
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【ステータス見終わったよ。やっぱり新種だった!】
ロモンちゃんが嬉しそうにそう言ったの。
そして、結果を話し始める。お母さんはそれをメモし始めた。
名前はヘヴンドッグ。直訳すると天国犬。
進化の選択肢はヘルドッグとそのヘヴンドッグの二つしかなかったらしい。
ほんとだったらもう2~3種、ギルティヘルドッグとかバーサークヘルドッグとかあったはずなんだけど。
体術をほとんど覚えさせず、ピカピカする魔法ばかりを覚えさせたからこうなったのかしら。
でもヘル(地獄)ドッグには闇魔法を覚えさせたくてもなれるし……いえ、もしかしたら闇魔法を覚えさせたら覚えさせたでまた別のものになる予定だったのかな。
覚えてる特技は、前に覚えていた『探知』と『中級炎魔法』『中級雷魔法』と『魔流の気』。
進化して覚えた、『幼体化』と『隠密』と『中級光魔法』…そして『探求の鼻』。
この『探求の鼻』っていうのは求めているものを嗅覚で探しやすくなる能力らしい。
つまり、ケル君が今までやって来たことが特技として認められたってことね。
それでもって亜種としての特技は私と同じ『光属性が得意になる』の劣化版。
種族(ヘルドッグ)の特技として、闇属性に特攻と耐性、光属性に耐性と効果増強を付与する』というものを入手したらしい。
亜種としての特技と種族としての特技おかげで、光魔法の威力は私ほどじゃないとしても、結構上がったって考えたほうがよさそうね。
【ステータスは魔法使い寄りだけど、素早さも攻撃も高いよ】
【防御はどうなの?】
【防御は低めかな。でもお姉ちゃんのおかげでケルは回避するの上手だし、アイリスちゃんもカバーできると思う】
なるほど。でも仮に回避しにくかったりする敵が出ても私という肉(銀)壁いるから基本大丈夫でしょう。
【……ケル、カガミ モッテキタヨ】
【アリガトウ ママ!】
ベスさんの口に咥えられた鏡から、ケル君は自分の姿をみた。それけら尻尾をブンブンとご機嫌に降り始める。
【カッコイイゾ! ナンカ カッコイイゾ!】
どうやら本人も自分の用紙をお気に召したようだ。
【ケル、一旦、幼体化してみて?】
【リョーカイ ナンダゾ!】
私たちの目の前でケル君は幼体化した。
目の前に現れたのは、さっきまでの姿をそのまま子犬にしたような感じの。
目の淵と口の両淵の橙色化粧みたいな模様と、首回りのフサフサ、そしてその一部だけ橙色になってるのは変わらない。
本当にちっこく、より可愛らしくなっただけね。
「今まで黒犬だったのに、白犬になったね。やっぱり」
「白犬も可愛いよー!」
ロモンちゃんはいつものようにケル君を抱きしめあげた。胸元まで抱き上げられると、ケル君はロモンちゃんの顔を舐める。
【くすぐったいよ、ケルー】
【クスグッタク シタンダゾ。……ソウイエバ シンカ シタラ オナカ ペコサン 二 ナッタゾ! ナニカ タベタインダゾ!】
「あら…それじゃあお昼ご飯食べてく?」
「「うん!」」
◆◆◆
「ふー、ごちそうさま!」
「お粗末様でした。これからまた用事?」
「うん、ダンジョンで見つけたお宝の鑑定してもらわなくっちゃ」
お昼ご飯を食べさせてもらった。
やっぱりみんなで食べるってのは素敵よね。ロモンちゃんはお母さんに今日の今後の予定を話してる。
「そう…」
「ん? 別に今日はお泊まりしてっても大丈夫だよ?」
「そうそう、お金にも時間にも余裕あるし」
「鑑定は明日でも良いのです」
どこか寂しそうな顔をするお母さんに私たちが口々に言うも、首を振った。
「ごめんね、今日は夕方からまた仕事なの」
「あちゃー、じゃあのんびりできないねぇ」
「じゃあ予定通り鑑定しにいくよ…」
私達は本当に偶然、お母さんの空いた時間に来れたってことね。偶然って本当すごい。
それから片付けるのを手伝って、1時間ほど話し込み、私達は屋敷を出ることにした。
「それじゃあ、頑張ってね3人とも」
「「うん!」」
「お宝より命の方が大事なんだから、ダンジョン攻略が楽しいのは分かるけどあんまり欲をかいちゃダメよ?」
「「気をつけるね!」」
玄関口でロモンちゃんとリンネちゃんはお母さんにぎゅーっと抱きつく。ケル君はベスさんと身体をスリスリしてスキンシップとってるみたい。
む……なんだから3人とも羨ましい…。
「アイリスちゃん、来ないの?」
「え…あ、はい。お言葉に甘えて」
私もお母さんに抱きついた。
やっぱりとても安心するわ。
1分ほどこうしたのち、私達は離れ、外に出た。ケル君は一旦封書の中に篭っててもらう。
「ふぅ、たまたまお母さんに会えたってことだね」
「うん。じゃあこれからあの植木鉢の鑑定をしてもらおうね」
そのままいつも通ってるギルドの隣の店、『冒険の店』の中に入る。いつも通りここは繁盛してるわね。
「「おじさん、おじさーん!」」
「おお、君達か。今日はまたゴブリンかな? それともトカゲかな?」
「えーっと、鑑定をお願いしたいんです」
「なに、またアーティファクトを見つけたのか」
こんな短期間でアーティファクトを見つけてくる冒険者なんて珍しいんでしょう。驚いた、というよりは感心した表情を向けてくる。
「「はい!」」
「あの、あと普通に魔物も売りたいのです」
「そうかいそうかい。じゃあこっちに来な」
いつも通り大型の魔物を売るための部屋へ通される。よく考えたらここも、お母さんの地下室や、あのドワーフさんの鍛冶屋さんの地下室みたいになってるのね。
「それじゃあ、品物を見せてくれ」
「これです」
「ほぉ…」
私は例の植木鉢をおじさんに手渡した。
360度眺めると『ははーん』と呟きながらニヤニヤしてる。どうやら見覚えがあるらしい。
「これは1回だけ俺も見たことことがある。世界にいくつかある…『大地の植木鉢』だ」
「『大地の植木鉢』ですか」
「そうそう。効果のほどはな______」
おじさんの話によれば、この植木鉢は土の材質とかは関係なく(いい土だったらある程度は影響するけれど)、植物が一瞬で育ち、また、最高品質のものができるらしい。
例えば普通の薬草を植えたら、最高級の回復薬となりうる薬草が生えてくるだとか。
それも一瞬で。そして収穫したらまた一瞬で枯れ、消え去る。
1日に育てられるものは10株までって決まっているけれど、10株の範疇ならなに育てても良いらしい。
あと落としても割れない。
「……てことは美味しいお野菜たくさんたべれる?」
「そうなりますね」
「「わーい!」」
このアーティファクト、食い意地はってる2人にはそのような用途が1番最初に思いつくだろうけれど……。
もし植物型モンスターを育てれば大変なことになるし、幻の草とかそんな感じのがあったら、それすらほぼ無限に増やせるという中々にやばい品よね。
ていうかこんなのがすでにいくつも見つかってるの?
スペーカウの袋といい、転送魔法陣といい、結構いろんなところが無茶苦茶なのよね…この世界。
「そうだ、もう土入ってるけど、これはなんの土だ?」
「ダンジョンの中ボスが居た部屋の土です。植木鉢なので、なんとなく入れてみました」
「な、なんとなくダンジョンの土を入れたのか…。まあ結果オーライだ。魔力を含んでいるからなにかしら効果あると思うぞ」
私達は丁寧でわかりやすい説明をしてくれたおじさんにぺこりと頭を下げる。
それから倒した魔物の鑑定をしてもらい、お金をもらって店を出るの。
「探索は今日は終わりですか」
「うん。帰ってケル君の毛繕いでもしようね」
「中々良いですね」
ということでダンジョンはまた明日。
………そうね、今日の夜はギルドにでも行こうかしら。
#####
次の投稿は10/15です!
ロモンちゃんが嬉しそうにそう言ったの。
そして、結果を話し始める。お母さんはそれをメモし始めた。
名前はヘヴンドッグ。直訳すると天国犬。
進化の選択肢はヘルドッグとそのヘヴンドッグの二つしかなかったらしい。
ほんとだったらもう2~3種、ギルティヘルドッグとかバーサークヘルドッグとかあったはずなんだけど。
体術をほとんど覚えさせず、ピカピカする魔法ばかりを覚えさせたからこうなったのかしら。
でもヘル(地獄)ドッグには闇魔法を覚えさせたくてもなれるし……いえ、もしかしたら闇魔法を覚えさせたら覚えさせたでまた別のものになる予定だったのかな。
覚えてる特技は、前に覚えていた『探知』と『中級炎魔法』『中級雷魔法』と『魔流の気』。
進化して覚えた、『幼体化』と『隠密』と『中級光魔法』…そして『探求の鼻』。
この『探求の鼻』っていうのは求めているものを嗅覚で探しやすくなる能力らしい。
つまり、ケル君が今までやって来たことが特技として認められたってことね。
それでもって亜種としての特技は私と同じ『光属性が得意になる』の劣化版。
種族(ヘルドッグ)の特技として、闇属性に特攻と耐性、光属性に耐性と効果増強を付与する』というものを入手したらしい。
亜種としての特技と種族としての特技おかげで、光魔法の威力は私ほどじゃないとしても、結構上がったって考えたほうがよさそうね。
【ステータスは魔法使い寄りだけど、素早さも攻撃も高いよ】
【防御はどうなの?】
【防御は低めかな。でもお姉ちゃんのおかげでケルは回避するの上手だし、アイリスちゃんもカバーできると思う】
なるほど。でも仮に回避しにくかったりする敵が出ても私という肉(銀)壁いるから基本大丈夫でしょう。
【……ケル、カガミ モッテキタヨ】
【アリガトウ ママ!】
ベスさんの口に咥えられた鏡から、ケル君は自分の姿をみた。それけら尻尾をブンブンとご機嫌に降り始める。
【カッコイイゾ! ナンカ カッコイイゾ!】
どうやら本人も自分の用紙をお気に召したようだ。
【ケル、一旦、幼体化してみて?】
【リョーカイ ナンダゾ!】
私たちの目の前でケル君は幼体化した。
目の前に現れたのは、さっきまでの姿をそのまま子犬にしたような感じの。
目の淵と口の両淵の橙色化粧みたいな模様と、首回りのフサフサ、そしてその一部だけ橙色になってるのは変わらない。
本当にちっこく、より可愛らしくなっただけね。
「今まで黒犬だったのに、白犬になったね。やっぱり」
「白犬も可愛いよー!」
ロモンちゃんはいつものようにケル君を抱きしめあげた。胸元まで抱き上げられると、ケル君はロモンちゃんの顔を舐める。
【くすぐったいよ、ケルー】
【クスグッタク シタンダゾ。……ソウイエバ シンカ シタラ オナカ ペコサン 二 ナッタゾ! ナニカ タベタインダゾ!】
「あら…それじゃあお昼ご飯食べてく?」
「「うん!」」
◆◆◆
「ふー、ごちそうさま!」
「お粗末様でした。これからまた用事?」
「うん、ダンジョンで見つけたお宝の鑑定してもらわなくっちゃ」
お昼ご飯を食べさせてもらった。
やっぱりみんなで食べるってのは素敵よね。ロモンちゃんはお母さんに今日の今後の予定を話してる。
「そう…」
「ん? 別に今日はお泊まりしてっても大丈夫だよ?」
「そうそう、お金にも時間にも余裕あるし」
「鑑定は明日でも良いのです」
どこか寂しそうな顔をするお母さんに私たちが口々に言うも、首を振った。
「ごめんね、今日は夕方からまた仕事なの」
「あちゃー、じゃあのんびりできないねぇ」
「じゃあ予定通り鑑定しにいくよ…」
私達は本当に偶然、お母さんの空いた時間に来れたってことね。偶然って本当すごい。
それから片付けるのを手伝って、1時間ほど話し込み、私達は屋敷を出ることにした。
「それじゃあ、頑張ってね3人とも」
「「うん!」」
「お宝より命の方が大事なんだから、ダンジョン攻略が楽しいのは分かるけどあんまり欲をかいちゃダメよ?」
「「気をつけるね!」」
玄関口でロモンちゃんとリンネちゃんはお母さんにぎゅーっと抱きつく。ケル君はベスさんと身体をスリスリしてスキンシップとってるみたい。
む……なんだから3人とも羨ましい…。
「アイリスちゃん、来ないの?」
「え…あ、はい。お言葉に甘えて」
私もお母さんに抱きついた。
やっぱりとても安心するわ。
1分ほどこうしたのち、私達は離れ、外に出た。ケル君は一旦封書の中に篭っててもらう。
「ふぅ、たまたまお母さんに会えたってことだね」
「うん。じゃあこれからあの植木鉢の鑑定をしてもらおうね」
そのままいつも通ってるギルドの隣の店、『冒険の店』の中に入る。いつも通りここは繁盛してるわね。
「「おじさん、おじさーん!」」
「おお、君達か。今日はまたゴブリンかな? それともトカゲかな?」
「えーっと、鑑定をお願いしたいんです」
「なに、またアーティファクトを見つけたのか」
こんな短期間でアーティファクトを見つけてくる冒険者なんて珍しいんでしょう。驚いた、というよりは感心した表情を向けてくる。
「「はい!」」
「あの、あと普通に魔物も売りたいのです」
「そうかいそうかい。じゃあこっちに来な」
いつも通り大型の魔物を売るための部屋へ通される。よく考えたらここも、お母さんの地下室や、あのドワーフさんの鍛冶屋さんの地下室みたいになってるのね。
「それじゃあ、品物を見せてくれ」
「これです」
「ほぉ…」
私は例の植木鉢をおじさんに手渡した。
360度眺めると『ははーん』と呟きながらニヤニヤしてる。どうやら見覚えがあるらしい。
「これは1回だけ俺も見たことことがある。世界にいくつかある…『大地の植木鉢』だ」
「『大地の植木鉢』ですか」
「そうそう。効果のほどはな______」
おじさんの話によれば、この植木鉢は土の材質とかは関係なく(いい土だったらある程度は影響するけれど)、植物が一瞬で育ち、また、最高品質のものができるらしい。
例えば普通の薬草を植えたら、最高級の回復薬となりうる薬草が生えてくるだとか。
それも一瞬で。そして収穫したらまた一瞬で枯れ、消え去る。
1日に育てられるものは10株までって決まっているけれど、10株の範疇ならなに育てても良いらしい。
あと落としても割れない。
「……てことは美味しいお野菜たくさんたべれる?」
「そうなりますね」
「「わーい!」」
このアーティファクト、食い意地はってる2人にはそのような用途が1番最初に思いつくだろうけれど……。
もし植物型モンスターを育てれば大変なことになるし、幻の草とかそんな感じのがあったら、それすらほぼ無限に増やせるという中々にやばい品よね。
ていうかこんなのがすでにいくつも見つかってるの?
スペーカウの袋といい、転送魔法陣といい、結構いろんなところが無茶苦茶なのよね…この世界。
「そうだ、もう土入ってるけど、これはなんの土だ?」
「ダンジョンの中ボスが居た部屋の土です。植木鉢なので、なんとなく入れてみました」
「な、なんとなくダンジョンの土を入れたのか…。まあ結果オーライだ。魔力を含んでいるからなにかしら効果あると思うぞ」
私達は丁寧でわかりやすい説明をしてくれたおじさんにぺこりと頭を下げる。
それから倒した魔物の鑑定をしてもらい、お金をもらって店を出るの。
「探索は今日は終わりですか」
「うん。帰ってケル君の毛繕いでもしようね」
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