163 / 378
162話 ケル君と魔流の気でございます!
しおりを挟む
今回の仕事場である森の中に着いた。
かなりの戦闘があった東の森の方は、今は整備中なの。
【モリノニオイ ガ スルゾー!】
【そうだね。懐かしい?】
【マダ、アノムラヲ ハナレテ イッカゲツ タッテナインダゾ。ソンナ シゼンガ ナツカシイッテ ホドデモ ナインダゾ】
【そっかー】
探知を広げながら森の中を進んで行く。
私も魔法の覚えたての時は村の森の中で特訓したっけ。そのおかげで今の私が居るんだけれど。
【ゾ! ミツケタンダゾ!】
【うん、見えたね! よぅし…じゃあ攻撃してみよう!】
【ゾッゾッゾ!】
ゴブリンを見つけた私たちは立ち止まり、ケル君に魔法で攻撃するように指示をした。
バレバレなのに気がつかず、茂みに隠れてこちらを伺っているゴブリンに向かってケル君はゴロゴを放つ。
自分が実は危機にさらされてることにやっと気がついたゴブリンは逃げ出そうとするけど、まあ、ゴロゴの方が当たるのが早いからあっという間に被弾。軽く吹っ飛んだ。
【アタッタゾ!】
【おお、さっすがぁ!】
【じゃあケル、もう一発撃って倒しちゃお】
【ゾッ!】
次に放ったゴロゴでケル君はゴブリンを完全に仕留めた。リンネちゃんが素早くゴブリンの死体を回収するの。
「んー、思ったより命中精度がいいなぁ。それに滞りなく発動できてる。威力も思ったより高いし」
「ほら、ケルさ、自分で練習してたって言ってたし、もう魔法を当てるのは十分できてるんじゃないかな?」
「そうかもしれない。あと2、3体ゴブリンを倒させて考えることにするね」
そういうわけで私達は森の中を進み、さらに2体のゴブリンを発見したの。難なくケル君は魔法だけでそれらを撃退。口を媒体にして撃ってるのに当てるのがうまいわね。
【エッヘンナンダゾ!】
【すごいね、やるね!】
【ンフー】
ロモンちゃんになでなでされて気持ちよさそうな顔をするケル君が可愛い。
「もう全然次の特訓に移れるよ」
「じゃあ次は魔流の気を教える?」
「うん、そうしようと思う。……アイリス先生、お願いします」
「ふふ、任されました」
私の出番か。
頼りにされてるからね、頑張るわ!
【ケル、もう雷の初級魔法はバッチリだよ! 次は魔流の気をアイリスちゃんから教わろうね】
【ゾッ、ウレシインダゾ! ガンバルンダゾ!】
尻尾をちぎれんばかりにフリフリしてる。
さて、教えるからにはしっかりやらなきゃね。
【じゃあここからは私が教えますよ】
私はトゥーンゴーレムの時の大きさに戻ったの。
ケル君との目線がすごく近くなる。
【チッコイ アイリス、オイラ ヒサシブリニ ミタンダゾ! ヨロシク ナンダゾ!】
【はい、よろしくお願いします】
ケル君ったら私に身体をスリスリしてくるの。
頑張って教えてあげないとね…。よし最初は。
【ケル君、まずはどういう原理で魔流の気を発動できるかお教えしましょう】
【オネガイシマス、ナンダゾ!】
【じゃあ、少し離れていてくださいね】
私はケル君を離させると魔流の気を左腕にだけ纏わせた。そういえば最初も武器だったり手だけだったりしたっけ。
【魔法を放つ時、その放ちたい魔法の魔法陣を思い浮かべますよね?】
【ゾッ】
【それは自分のMPで作り出してるんです。これを応用します】
【フムフム、ゾ】
どうやらちゃんと理解してくれてるみたいだ。というか、この歳でこんな一回聞いただけで理解できるなんて、もしかしたらケル君は天才肌なのかもしれない。
よく考えたら、親はサラブレッドだし、育て親も、その預け先も超一流。
なるほど、ステータス以外が優秀なのも頷けるわね。
【このMPが流れて外に出て行く感覚…これを掴みましょう】
【ゾー? トリアエズ マホウヲ ウチナガラ マジックパワーヲ カンジトレバ イイノカゾ?】
【そ、その通りです】
いやいや、天才だからってこんな理解力があるのはすごい。もしかしたら
もしかしたら私の話をロモンちゃんとリンネちゃんの二人がまだ冒険者になる前の特訓中に聞いていたか、見ていたかしていたのかもしれないわね。
あとは私の特別な特技の力か。
もう少しだけ説明を付け足してから実践させることにした。
【じゃあ、魔力とMPを意識して……ゆっくりとでいいので、それをとにかく感じ取るように私に向かってゴロゴを撃ってみましょう】
【ゾ? アイリス アタッテモ ヘイキゾ?】
【ええ、余裕のよっちゃんです】
【サスガナンダゾ! リョーカイナンダゾ】
【では、とりあえず三発。初めてください】
ケル君は私に向かってゆっくり口を開き、絞り出すように魔法陣を形成し始めた。完成された魔法陣は光り、私に向かって雷球を放つ。
【えいっ!】
【ゾッ!】
当たってあげようと思ったけど気が変わってとりあえずはたき落とすことにしたの。
【何か掴めましたか?】
【ゾ…! マジックパワー ガ ナガレル カンジ? チョッピリ ワカッタンダゾ! マルデ トイレ…】
【え、ええ。まあ言いたいことはわかります。では次の一発やってみましょう】
さっきと同じようにケル君は私にゴロゴを撃ってくる。
今度は受けて見た。ピリピリして感覚なんてないはずなのになんか心地いい。
いや、耐性があるからこんな余裕をかましていられるんだけなんだけどね。生身だったらゴロゴでレベル差があっても最低でも静電気より少し弱いくらいの威力はある。
【ゾー、ウネウネ…? ゾー?】
【ウネウネとした感覚がわかりますか。ならば次は私の魔流の気をケル君に流し込みます】
【アイリス ノヲ、オイラニ? ドントコイ ナンダゾ!】
私の魔流の気を流し込んで、ロモンちゃんとリンネちゃんは半分以上仕組みを理解できたの。
理解力のあるケル君ならきっとすぐにわかってくれると思う。
【それでは】
私はケル君の頭に手を置き、ちょっと撫でながら魔流の気を流して行く。
数秒おきにケル君が驚いたようにビクビクするのが面白い。
【ゾッ! ゾゾッ!】
【ふふ、どうですか? わかりますか?】
【ビンビン ワカルゾ! ナルホゾ! ナルホゾ!】
人にやった方法で犬の魔物にも伝わるものなのね。
やがてケル君は私のMPによる水色の靄で包まれたわ。
【スゴイゾ…ワカルゾ! セナカヲ ササレタ トキニ チ ガ ナガレタンダゾ! ソンナ チ ガ カラダヲ ナガレテク ……コレニチカイゾ!】
【そう、自分の身体の血液が流れる感じ、それですよ、それ!】
教え子が優秀だと教えがいもあるわね。
【ではその感覚を掴んだまま、掴んだまま、自分の魔流の気も少し出せるなら出して見ましょう。やり方はわかりますね? 最初のうちはMPをたくさん消費してしまうので気をつけて】
【ゾッ……ゾオオオオオ!】
私の気に紛れてケル君がうりうりと自分の魔力を体から放出させ始める。ちょっと出し過ぎかな、と感じたところで放出を止めたの。
【イマナラ ツヨイ ゴロゴ ガ ウテルキガスルンダゾ! アイリス ハ ドウセ タエチャウ カラ、ゴブリン ガ ホシイトコロゾ…】
【はーい、持ってきたよー! そこらで街に入り込もうとしてたやつ】
そう言ったのはゴブリンを縄で縛って持ってきたリンネちゃんだった。私がケル君に教えてる間にロモンちゃんと一緒に捕まえててくれたのね。さすが。
【ゾー! ウツゾ!ウツゾ!】
【準備オーケーだよ!】
弱肉強食。リンネちゃんたちに見つかって捕まってしまった不運なゴブリンは縛られたまま地面に置かれた。
なんかとっても不安げな表情してる……ごめんね。
犠牲になって。
【……ゴロゴ!】
さっきとは威力が段違いのゴロゴがケル君から放たれた。そして被弾。ゴブリンに大きな焦げ跡ができる。
まあ生きてるけどね。かわいそうだから急いで魔流波を飛ばしてゴブリンの息の根を急いて止めてあげるの。
【ケルすごーい!】
ロモンちゃんが褒めながらケル君を抱き上げてぎゅっとした。羨ましい。
肝心のケル君はやっぱりMPを使い果たしちゃったようで、ぐったりしてる。
今日の特訓はここまでかしらね。
#####
次の投稿は8/8です!
かなりの戦闘があった東の森の方は、今は整備中なの。
【モリノニオイ ガ スルゾー!】
【そうだね。懐かしい?】
【マダ、アノムラヲ ハナレテ イッカゲツ タッテナインダゾ。ソンナ シゼンガ ナツカシイッテ ホドデモ ナインダゾ】
【そっかー】
探知を広げながら森の中を進んで行く。
私も魔法の覚えたての時は村の森の中で特訓したっけ。そのおかげで今の私が居るんだけれど。
【ゾ! ミツケタンダゾ!】
【うん、見えたね! よぅし…じゃあ攻撃してみよう!】
【ゾッゾッゾ!】
ゴブリンを見つけた私たちは立ち止まり、ケル君に魔法で攻撃するように指示をした。
バレバレなのに気がつかず、茂みに隠れてこちらを伺っているゴブリンに向かってケル君はゴロゴを放つ。
自分が実は危機にさらされてることにやっと気がついたゴブリンは逃げ出そうとするけど、まあ、ゴロゴの方が当たるのが早いからあっという間に被弾。軽く吹っ飛んだ。
【アタッタゾ!】
【おお、さっすがぁ!】
【じゃあケル、もう一発撃って倒しちゃお】
【ゾッ!】
次に放ったゴロゴでケル君はゴブリンを完全に仕留めた。リンネちゃんが素早くゴブリンの死体を回収するの。
「んー、思ったより命中精度がいいなぁ。それに滞りなく発動できてる。威力も思ったより高いし」
「ほら、ケルさ、自分で練習してたって言ってたし、もう魔法を当てるのは十分できてるんじゃないかな?」
「そうかもしれない。あと2、3体ゴブリンを倒させて考えることにするね」
そういうわけで私達は森の中を進み、さらに2体のゴブリンを発見したの。難なくケル君は魔法だけでそれらを撃退。口を媒体にして撃ってるのに当てるのがうまいわね。
【エッヘンナンダゾ!】
【すごいね、やるね!】
【ンフー】
ロモンちゃんになでなでされて気持ちよさそうな顔をするケル君が可愛い。
「もう全然次の特訓に移れるよ」
「じゃあ次は魔流の気を教える?」
「うん、そうしようと思う。……アイリス先生、お願いします」
「ふふ、任されました」
私の出番か。
頼りにされてるからね、頑張るわ!
【ケル、もう雷の初級魔法はバッチリだよ! 次は魔流の気をアイリスちゃんから教わろうね】
【ゾッ、ウレシインダゾ! ガンバルンダゾ!】
尻尾をちぎれんばかりにフリフリしてる。
さて、教えるからにはしっかりやらなきゃね。
【じゃあここからは私が教えますよ】
私はトゥーンゴーレムの時の大きさに戻ったの。
ケル君との目線がすごく近くなる。
【チッコイ アイリス、オイラ ヒサシブリニ ミタンダゾ! ヨロシク ナンダゾ!】
【はい、よろしくお願いします】
ケル君ったら私に身体をスリスリしてくるの。
頑張って教えてあげないとね…。よし最初は。
【ケル君、まずはどういう原理で魔流の気を発動できるかお教えしましょう】
【オネガイシマス、ナンダゾ!】
【じゃあ、少し離れていてくださいね】
私はケル君を離させると魔流の気を左腕にだけ纏わせた。そういえば最初も武器だったり手だけだったりしたっけ。
【魔法を放つ時、その放ちたい魔法の魔法陣を思い浮かべますよね?】
【ゾッ】
【それは自分のMPで作り出してるんです。これを応用します】
【フムフム、ゾ】
どうやらちゃんと理解してくれてるみたいだ。というか、この歳でこんな一回聞いただけで理解できるなんて、もしかしたらケル君は天才肌なのかもしれない。
よく考えたら、親はサラブレッドだし、育て親も、その預け先も超一流。
なるほど、ステータス以外が優秀なのも頷けるわね。
【このMPが流れて外に出て行く感覚…これを掴みましょう】
【ゾー? トリアエズ マホウヲ ウチナガラ マジックパワーヲ カンジトレバ イイノカゾ?】
【そ、その通りです】
いやいや、天才だからってこんな理解力があるのはすごい。もしかしたら
もしかしたら私の話をロモンちゃんとリンネちゃんの二人がまだ冒険者になる前の特訓中に聞いていたか、見ていたかしていたのかもしれないわね。
あとは私の特別な特技の力か。
もう少しだけ説明を付け足してから実践させることにした。
【じゃあ、魔力とMPを意識して……ゆっくりとでいいので、それをとにかく感じ取るように私に向かってゴロゴを撃ってみましょう】
【ゾ? アイリス アタッテモ ヘイキゾ?】
【ええ、余裕のよっちゃんです】
【サスガナンダゾ! リョーカイナンダゾ】
【では、とりあえず三発。初めてください】
ケル君は私に向かってゆっくり口を開き、絞り出すように魔法陣を形成し始めた。完成された魔法陣は光り、私に向かって雷球を放つ。
【えいっ!】
【ゾッ!】
当たってあげようと思ったけど気が変わってとりあえずはたき落とすことにしたの。
【何か掴めましたか?】
【ゾ…! マジックパワー ガ ナガレル カンジ? チョッピリ ワカッタンダゾ! マルデ トイレ…】
【え、ええ。まあ言いたいことはわかります。では次の一発やってみましょう】
さっきと同じようにケル君は私にゴロゴを撃ってくる。
今度は受けて見た。ピリピリして感覚なんてないはずなのになんか心地いい。
いや、耐性があるからこんな余裕をかましていられるんだけなんだけどね。生身だったらゴロゴでレベル差があっても最低でも静電気より少し弱いくらいの威力はある。
【ゾー、ウネウネ…? ゾー?】
【ウネウネとした感覚がわかりますか。ならば次は私の魔流の気をケル君に流し込みます】
【アイリス ノヲ、オイラニ? ドントコイ ナンダゾ!】
私の魔流の気を流し込んで、ロモンちゃんとリンネちゃんは半分以上仕組みを理解できたの。
理解力のあるケル君ならきっとすぐにわかってくれると思う。
【それでは】
私はケル君の頭に手を置き、ちょっと撫でながら魔流の気を流して行く。
数秒おきにケル君が驚いたようにビクビクするのが面白い。
【ゾッ! ゾゾッ!】
【ふふ、どうですか? わかりますか?】
【ビンビン ワカルゾ! ナルホゾ! ナルホゾ!】
人にやった方法で犬の魔物にも伝わるものなのね。
やがてケル君は私のMPによる水色の靄で包まれたわ。
【スゴイゾ…ワカルゾ! セナカヲ ササレタ トキニ チ ガ ナガレタンダゾ! ソンナ チ ガ カラダヲ ナガレテク ……コレニチカイゾ!】
【そう、自分の身体の血液が流れる感じ、それですよ、それ!】
教え子が優秀だと教えがいもあるわね。
【ではその感覚を掴んだまま、掴んだまま、自分の魔流の気も少し出せるなら出して見ましょう。やり方はわかりますね? 最初のうちはMPをたくさん消費してしまうので気をつけて】
【ゾッ……ゾオオオオオ!】
私の気に紛れてケル君がうりうりと自分の魔力を体から放出させ始める。ちょっと出し過ぎかな、と感じたところで放出を止めたの。
【イマナラ ツヨイ ゴロゴ ガ ウテルキガスルンダゾ! アイリス ハ ドウセ タエチャウ カラ、ゴブリン ガ ホシイトコロゾ…】
【はーい、持ってきたよー! そこらで街に入り込もうとしてたやつ】
そう言ったのはゴブリンを縄で縛って持ってきたリンネちゃんだった。私がケル君に教えてる間にロモンちゃんと一緒に捕まえててくれたのね。さすが。
【ゾー! ウツゾ!ウツゾ!】
【準備オーケーだよ!】
弱肉強食。リンネちゃんたちに見つかって捕まってしまった不運なゴブリンは縛られたまま地面に置かれた。
なんかとっても不安げな表情してる……ごめんね。
犠牲になって。
【……ゴロゴ!】
さっきとは威力が段違いのゴロゴがケル君から放たれた。そして被弾。ゴブリンに大きな焦げ跡ができる。
まあ生きてるけどね。かわいそうだから急いで魔流波を飛ばしてゴブリンの息の根を急いて止めてあげるの。
【ケルすごーい!】
ロモンちゃんが褒めながらケル君を抱き上げてぎゅっとした。羨ましい。
肝心のケル君はやっぱりMPを使い果たしちゃったようで、ぐったりしてる。
今日の特訓はここまでかしらね。
#####
次の投稿は8/8です!
0
お気に入りに追加
1,775
あなたにおすすめの小説
【完結】伝説の悪役令嬢らしいので本編には出ないことにしました~執着も溺愛も婚約破棄も全部お断りします!~
イトカワジンカイ
恋愛
「目には目をおおおお!歯には歯をおおおお!」
どごおおおぉっ!!
5歳の時、イリア・トリステンは虐められていた少年をかばい、いじめっ子をぶっ飛ばした結果、少年からとある書物を渡され(以下、悪役令嬢テンプレなので略)
ということで、自分は伝説の悪役令嬢であり、攻略対象の王太子と婚約すると断罪→死刑となることを知ったイリアは、「なら本編にでなやきゃいいじゃん!」的思考で、王家と関わらないことを決意する。
…だが何故か突然王家から婚約の決定通知がきてしまい、イリアは侯爵家からとんずらして辺境の魔術師ディボに押しかけて弟子になることにした。
それから12年…チートの魔力を持つイリアはその魔法と、トリステン家に伝わる気功を駆使して診療所を開き、平穏に暮らしていた。そこに王家からの使いが来て「不治の病に倒れた王太子の病気を治せ」との命令が下る。
泣く泣く王都へ戻ることになったイリアと旅に出たのは、幼馴染で兄弟子のカインと、王の使いで来たアイザック、女騎士のミレーヌ、そして以前イリアを助けてくれた騎士のリオ…
旅の途中では色々なトラブルに見舞われるがイリアはそれを拳で解決していく。一方で何故かリオから熱烈な求愛を受けて困惑するイリアだったが、果たしてリオの思惑とは?
更には何故か第一王子から執着され、なぜか溺愛され、さらには婚約破棄まで!?
ジェットコースター人生のイリアは持ち前のチート魔力と前世での知識を用いてこの苦境から立ち直り、自分を断罪した人間に逆襲できるのか?
困難を力でねじ伏せるパワフル悪役令嬢の物語!
※地学の知識を織り交ぜますが若干正確ではなかったりもしますが多めに見てください…
※ゆるゆる設定ですがファンタジーということでご了承ください…
※小説家になろう様でも掲載しております
※イラストは湶リク様に描いていただきました
どうやら私(オタク)は乙女ゲームの主人公の親友令嬢に転生したらしい
海亜
恋愛
大交通事故が起きその犠牲者の1人となった私(オタク)。
その後、私は赤ちゃんー璃杏ーに転生する。
赤ちゃんライフを満喫する私だが生まれた場所は公爵家。
だから、礼儀作法・音楽レッスン・ダンスレッスン・勉強・魔法講座!?と様々な習い事がもっさりある。
私のHPは限界です!!
なのになのに!!5歳の誕生日パーティの日あることがきっかけで、大人気乙女ゲーム『恋は泡のように』通称『恋泡』の主人公の親友令嬢に転生したことが判明する。
しかも、親友令嬢には小さい頃からいろんな悲劇にあっているなんとも言えないキャラなのだ!
でも、そんな未来私(オタクでかなりの人見知りと口下手)が変えてみせる!!
そして、あわよくば最後までできなかった乙女ゲームを鑑賞したい!!・・・・うへへ
だけど・・・・・・主人公・悪役令嬢・攻略対象の性格が少し違うような?
♔♕♖♗♘♙♚♛♜♝♞♟
皆さんに楽しんでいただけるように頑張りたいと思います!
この作品をよろしくお願いします!m(_ _)m
私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?
新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!
【完結】婚約破棄されたので、引き継ぎをいたしましょうか?
碧桜 汐香
恋愛
第一王子に婚約破棄された公爵令嬢は、事前に引き継ぎの準備を進めていた。
まっすぐ領地に帰るために、その場で引き継ぎを始めることに。
様々な調査結果を暴露され、婚約破棄に関わった人たちは阿鼻叫喚へ。
第二王子?いりませんわ。
第一王子?もっといりませんわ。
第一王子を慕っていたのに婚約破棄された少女を演じる、彼女の本音は?
彼女の存在意義とは?
別サイト様にも掲載しております
前世は婚約者に浮気された挙げ句、殺された子爵令嬢です。ところでお父様、私の顔に見覚えはございませんか?
柚木崎 史乃
ファンタジー
子爵令嬢マージョリー・フローレスは、婚約者である公爵令息ギュスターヴ・クロフォードに婚約破棄を告げられた。
理由は、彼がマージョリーよりも愛する相手を見つけたからだという。
「ならば、仕方がない」と諦めて身を引こうとした矢先。マージョリーは突然、何者かの手によって階段から突き落とされ死んでしまう。
だが、マージョリーは今際の際に見てしまった。
ニヤリとほくそ笑むギュスターヴが、自分に『真実』を告げてその場から立ち去るところを。
マージョリーは、心に誓った。「必ず、生まれ変わってこの無念を晴らしてやる」と。
そして、気づけばマージョリーはクロフォード公爵家の長女アメリアとして転生していたのだった。
「今世は復讐のためだけに生きよう」と決心していたアメリアだったが、ひょんなことから居場所を見つけてしまう。
──もう二度と、自分に幸せなんて訪れないと思っていたのに。
その一方で、アメリアは成長するにつれて自分の顔が段々と前世の自分に近づいてきていることに気づかされる。
けれど、それには思いも寄らない理由があって……?
信頼していた相手に裏切られ殺された令嬢は今世で人の温かさや愛情を知り、過去と決別するために奔走する──。
※本作品は商業化され、小説配信アプリ「Read2N」にて連載配信されております。そのため、配信されているものとは内容が異なるのでご了承下さい。
婚約破棄られ令嬢がカフェ経営を始めたらなぜか王宮から求婚状が届きました!?
江原里奈
恋愛
【婚約破棄? 慰謝料いただければ喜んで^^ 復縁についてはお断りでございます】
ベルクロン王国の田舎の伯爵令嬢カタリナは突然婚約者フィリップから手紙で婚約破棄されてしまう。ショックのあまり寝込んだのは母親だけで、カタリナはなぜか手紙を踏みつけながらもニヤニヤし始める。なぜなら、婚約破棄されたら相手から慰謝料が入る。それを元手に夢を実現させられるかもしれない……! 実はカタリナには前世の記憶がある。前世、彼女はカフェでバイトをしながら、夜間の製菓学校に通っている苦学生だった。夢のカフェ経営をこの世界で実現するために、カタリナの奮闘がいま始まる!
※カクヨム、ノベルバなど複数サイトに投稿中。
カクヨムコン9最終選考・第4回アイリス異世界ファンタジー大賞最終選考通過!
※ブクマしてくださるとモチベ上がります♪
※厳格なヒストリカルではなく、縦コミ漫画をイメージしたゆるふわ飯テロ系ロマンスファンタジー。作品内の事象・人間関係はすべてフィクション。法制度等々細かな部分を気にせず、寛大なお気持ちでお楽しみください<(_ _)>
【完結】悪役令嬢に転生したのでこっちから婚約破棄してみました。
ぴえろん
恋愛
私の名前は氷見雪奈。26歳彼氏無し、OLとして平凡な人生を送るアラサーだった。残業で疲れてソファで寝てしまい、慌てて起きたら大好きだった小説「花に愛された少女」に出てくる悪役令嬢の「アリス」に転生していました。・・・・ちょっと待って。アリスって確か、王子の婚約者だけど、王子から寵愛を受けている女の子に嫉妬して毒殺しようとして、その罪で処刑される結末だよね・・・!?いや冗談じゃないから!他人の罪で処刑されるなんて死んでも嫌だから!そうなる前に、王子なんてこっちから婚約破棄してやる!!
私が豚令嬢ですけど、なにか? ~豚のように太った侯爵令嬢に転生しましたが、ダイエットに成功して絶世の美少女になりました~
米津
ファンタジー
侯爵令嬢、フローラ・メイ・フォーブズの体はぶくぶくに太っており、その醜い見た目から豚令嬢と呼ばれていた。
そんな彼女は第一王子の誕生日会で盛大にやらかし、羞恥のあまり首吊自殺を図ったのだが……。
あまりにも首の肉が厚かったために自殺できず、さらには死にかけたことで前世の記憶を取り戻した。
そして、
「ダイエットだ! 太った体など許せん!」
フローラの前世は太った体が嫌いな男だった。
必死にダイエットした結果、豚令嬢から精霊のように美しい少女へと変身を遂げた。
最初は誰も彼女が豚令嬢だとは気づかず……。
フローラの今と昔のギャップに周囲は驚く。
さらに、当人は自分の顔が美少女だと自覚せず、無意識にあらゆる人を魅了していく。
男も女も大人も子供も関係なしに、人々は彼女の魅力に惹かれていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる