126 / 378
125話 まだまだ働くのでございます!
しおりを挟む
「ぎゅーっ」
今、ロモンちゃんは幼児体型の私をぎゅっと抱きしめてくれている。また少し育ってる胸が首筋にあたって柔らかい。
ロモンちゃん曰く、最近働き詰めだったりして、魔物使いとしての魔物のケアをしてなかったから、いま、こんなご褒美をしてるらしい。
正直本人がやりたいだけなんじゃないかとは思うんだけど、私もムフフな気持ちになれるし構わないの。
「ロモン! もうそろそろぼくに代わってね」
「ん…。わかった。お姉ちゃんどうぞ」
「アイリスちゃんおいで!」
私は天国から天国へと移動した。
リンネちゃんはところどころが、それこそスポーツ少女そのままに鍛えられてるおかげで、ロモンちゃんとはまた違った感触が楽しめる。
胸の大きさはいっしょね。
「お姉ちゃん、次のお仕事は何にしようか? 明日からまた始めるよね?」
ロモンちゃんは私の手を握りながら、私の後頭部に頬ずりしてるリンネちゃんにそう訊いた。
普通の冒険者だったら、ダンジョンをクリアして、大金を手に入れたらしばらく働かないなんてことはザラ。
そもそも私達はもう、一生働かなくても十二分に暮らせていけるだけのお金は手に入れてるんだから、いろいろ贅沢したり怠けたりしてもいいはずなんだ。
でも、そんな選択肢は私達にはない。
村にいた頃に私がこの双子に、教育ついでにお金の大切さというものをみっちり教えた。
その時に『お金はあればあるほど良い』ということと、『稼げる時に稼ぐ』ということを知識として刷り込んだ。
結果、この双子もどんなにお金を手にしてもしっかり働いてしっかり稼ぐという風習と性格を身につけたの。
まあ、この子達の場合、お母さんとお父さんみたいになりたいっていう願望があるから、その願望が叶うまで冒険者稼業は怠けたり辞めたりしないのはわかってるんだけどね。そんなことしたら追いつけないもん。
「ここはBランクの討伐のクエストでも受けてみようか」
「いいねー! アイリスちゃんはどう思う?」
私達が受けられるランクの限界なうえに、それも高難易度と言われる討伐の依頼。
だいたい、数人の該当ランクのランカーで同ランクの魔物1体から5体を討伐するという内容なんだ。
基本的に冒険者ランクより魔物ランクの方が実質1つ上だと考えられているからね。だから難易度高いんだけど。
「まったく問題ないでしょう!」
「「だよねー!」」
そう、問題なんて私達にはない。
なぜなら、私がいるから。
そもそもロモンちゃんとリンネちゃんの2人だけでBランクの魔物は倒せるし(本気出せば1人で1匹ずつ倒せるかも)、私に至っては今に進化するより前の姿で、ほぼ伝説上の存在である魔王軍の幹部と、ある程度サシで渡り合った経験があるからね。
ヘマなんてしない!
「じゃあクエスト受けに行こうね!」
「あしたね、明日! 今日は行かないよ! ねー、アイリスちゃん! よしよし」
リンネちゃんは私のこの銀髪頭を撫でる。
んー、気持ちいい。
「もっと頭を撫でてください」
「いいよー」
リンネちゃんは私の頭を再度、優しく撫でてくれる。
なんだかペットになったみたいで心地いい。
本当は私、精神年齢的にこの2人より年上なんだろうけれど、やっぱり妹扱いは気持ちいいの。
「あー、アイリスちゃん! 私もなでるよ」
そう言いながらロモンちゃんが、リンネちゃんが手を離した隙を見て私の頭を撫でた。
くふふ、至福というのはこういうことを言うのねっ!
ダンジョン探索を終えてから3日目の休みのこの日は、こんな感じで甘やかしてもらって1日が終わった。
◆◆◆
翌日、早朝のギルドにて。
「これを受けます!」
リンネちゃんが掲示板から一枚の紙を剥がし、受付のお姉さんのところに持っていった。
『メタルリゴロゴマンティスの討伐』ランクはB以上。
これがこの依頼の内容。
メタルという名前がついてるから身体がかなり頑丈な上に、雷属性を含む攻撃を繰り出す厄介なやつ。
Aランクの魔物に近いんじゃないかとまで言われてる危険生物だよ。ま、私たちの敵ではないんだけど。
「承りました! …しかし、規則上、他にもう何組かこの依頼を受ける方が居なければ出発できませんが…」
私達が十分に強いことをわかってる上で受付のお姉さんは顔をしかめる。規則には従わなきゃいけないもんね。
この依頼には私達だけでは原則、行くことができない。
私達それぞれがCランクの冒険者であるわけでなく、私達全員でCランクだもの。
「うーんそっかぁ」
「こまったね…募集しよっか?」
まあそれが一番手っ取り早いかもしれない。
今なら私の知り合いでC以上のランクの人やパーティもこのギルド内に居るわけだし、頼めば受けてくれるはずよね。
「では、メンバーを募集致しましょうか?」
「あっ、お願いします」
「それでは少々お待ちくださいね」
受付のお姉さんは、おそらく募集の張り紙を取りに、カウンターの奥へと消えてしまった。
「個人ランクだと私とお姉ちゃん、まだDもんね」
「どっちもCランクならすぐ行けたのにね」
双子の姉妹はそう話し合ってる。
ちなみに私は仲魔扱いなので、そのランクの頭数に入ってない。
あと、あの2人が話してる内容なら、パーティランクもBランクに上がってるわけだから、そもそも個人じゃなくても行けるのよね。
そうこうしてうちに、受付のお姉さんが募集の張り紙を掲示板に貼り付けてくれた。
この張り紙を貼ったままギルド内で今回の仕事仲間を待つの。すぐ来る時は来るし、来ない時は来ない。
まあ、今回は私の知り合いに頼むつもりで居るから、待つ時間なんてほとんどないようなものだけどね。
「私が知り合い達を誘ってみますので、お二人はほんの少しだけ座って待ってて下さい」
「うん、わかった!」
「頼んだよ!」
ロモンちゃんとリンネちゃんは私の意を汲んでくれて、すぐにギルド内の空いてる場所へと駆けていった。
……さて、誰を誘うかが問題。
やっぱり女の人だよねー。
男の人もいい人たちばっかりなんだけど、いかんせん、私たちのパーティは女の子しかいないから。
ハーレム状態なんて作るわけにはいかせないの。
んーっと、だから…そうだ、この間、遠出の依頼に一緒に行ってくれた弓使いのお姉さん達にでも。
そう考えて、彼女に話しかけるべく近づこうとして________
その時、ギルドの扉が勢いよく開いた。
思わずみんなそちらを振り返る…?
…ううん、どうやら気になったのは私だけみたいだね。
開いたギルドのドア、そこに立って居るのは金髪でそれなりに身長のあるイケメン。
ぱっと見の年齢は17歳から20歳以下。
装備している武器は槍で、結構重たそうな鎧も着込んでる。
特に誰かに話しかけるることも話しかけられることもなく、その男の人はスタスタと、クエストが貼ってある掲示板へと直行し、じーっと見つめ始めた。
なんでだろ、私、なんでこんなにこの人が気になるんだろう?
その理由は分からない、正確に言えばその瞬間は分からなかった。でも……今はわかる。
その男の人は私達が貼ったメンバー募集の紙を凝視するなりそれを剥がすと、受付のお姉さんのところに持っていった。
気になってた理由ってこういうことだったのね。
男の人って……まじですか。
######
次の投稿は3/9です!
今、ロモンちゃんは幼児体型の私をぎゅっと抱きしめてくれている。また少し育ってる胸が首筋にあたって柔らかい。
ロモンちゃん曰く、最近働き詰めだったりして、魔物使いとしての魔物のケアをしてなかったから、いま、こんなご褒美をしてるらしい。
正直本人がやりたいだけなんじゃないかとは思うんだけど、私もムフフな気持ちになれるし構わないの。
「ロモン! もうそろそろぼくに代わってね」
「ん…。わかった。お姉ちゃんどうぞ」
「アイリスちゃんおいで!」
私は天国から天国へと移動した。
リンネちゃんはところどころが、それこそスポーツ少女そのままに鍛えられてるおかげで、ロモンちゃんとはまた違った感触が楽しめる。
胸の大きさはいっしょね。
「お姉ちゃん、次のお仕事は何にしようか? 明日からまた始めるよね?」
ロモンちゃんは私の手を握りながら、私の後頭部に頬ずりしてるリンネちゃんにそう訊いた。
普通の冒険者だったら、ダンジョンをクリアして、大金を手に入れたらしばらく働かないなんてことはザラ。
そもそも私達はもう、一生働かなくても十二分に暮らせていけるだけのお金は手に入れてるんだから、いろいろ贅沢したり怠けたりしてもいいはずなんだ。
でも、そんな選択肢は私達にはない。
村にいた頃に私がこの双子に、教育ついでにお金の大切さというものをみっちり教えた。
その時に『お金はあればあるほど良い』ということと、『稼げる時に稼ぐ』ということを知識として刷り込んだ。
結果、この双子もどんなにお金を手にしてもしっかり働いてしっかり稼ぐという風習と性格を身につけたの。
まあ、この子達の場合、お母さんとお父さんみたいになりたいっていう願望があるから、その願望が叶うまで冒険者稼業は怠けたり辞めたりしないのはわかってるんだけどね。そんなことしたら追いつけないもん。
「ここはBランクの討伐のクエストでも受けてみようか」
「いいねー! アイリスちゃんはどう思う?」
私達が受けられるランクの限界なうえに、それも高難易度と言われる討伐の依頼。
だいたい、数人の該当ランクのランカーで同ランクの魔物1体から5体を討伐するという内容なんだ。
基本的に冒険者ランクより魔物ランクの方が実質1つ上だと考えられているからね。だから難易度高いんだけど。
「まったく問題ないでしょう!」
「「だよねー!」」
そう、問題なんて私達にはない。
なぜなら、私がいるから。
そもそもロモンちゃんとリンネちゃんの2人だけでBランクの魔物は倒せるし(本気出せば1人で1匹ずつ倒せるかも)、私に至っては今に進化するより前の姿で、ほぼ伝説上の存在である魔王軍の幹部と、ある程度サシで渡り合った経験があるからね。
ヘマなんてしない!
「じゃあクエスト受けに行こうね!」
「あしたね、明日! 今日は行かないよ! ねー、アイリスちゃん! よしよし」
リンネちゃんは私のこの銀髪頭を撫でる。
んー、気持ちいい。
「もっと頭を撫でてください」
「いいよー」
リンネちゃんは私の頭を再度、優しく撫でてくれる。
なんだかペットになったみたいで心地いい。
本当は私、精神年齢的にこの2人より年上なんだろうけれど、やっぱり妹扱いは気持ちいいの。
「あー、アイリスちゃん! 私もなでるよ」
そう言いながらロモンちゃんが、リンネちゃんが手を離した隙を見て私の頭を撫でた。
くふふ、至福というのはこういうことを言うのねっ!
ダンジョン探索を終えてから3日目の休みのこの日は、こんな感じで甘やかしてもらって1日が終わった。
◆◆◆
翌日、早朝のギルドにて。
「これを受けます!」
リンネちゃんが掲示板から一枚の紙を剥がし、受付のお姉さんのところに持っていった。
『メタルリゴロゴマンティスの討伐』ランクはB以上。
これがこの依頼の内容。
メタルという名前がついてるから身体がかなり頑丈な上に、雷属性を含む攻撃を繰り出す厄介なやつ。
Aランクの魔物に近いんじゃないかとまで言われてる危険生物だよ。ま、私たちの敵ではないんだけど。
「承りました! …しかし、規則上、他にもう何組かこの依頼を受ける方が居なければ出発できませんが…」
私達が十分に強いことをわかってる上で受付のお姉さんは顔をしかめる。規則には従わなきゃいけないもんね。
この依頼には私達だけでは原則、行くことができない。
私達それぞれがCランクの冒険者であるわけでなく、私達全員でCランクだもの。
「うーんそっかぁ」
「こまったね…募集しよっか?」
まあそれが一番手っ取り早いかもしれない。
今なら私の知り合いでC以上のランクの人やパーティもこのギルド内に居るわけだし、頼めば受けてくれるはずよね。
「では、メンバーを募集致しましょうか?」
「あっ、お願いします」
「それでは少々お待ちくださいね」
受付のお姉さんは、おそらく募集の張り紙を取りに、カウンターの奥へと消えてしまった。
「個人ランクだと私とお姉ちゃん、まだDもんね」
「どっちもCランクならすぐ行けたのにね」
双子の姉妹はそう話し合ってる。
ちなみに私は仲魔扱いなので、そのランクの頭数に入ってない。
あと、あの2人が話してる内容なら、パーティランクもBランクに上がってるわけだから、そもそも個人じゃなくても行けるのよね。
そうこうしてうちに、受付のお姉さんが募集の張り紙を掲示板に貼り付けてくれた。
この張り紙を貼ったままギルド内で今回の仕事仲間を待つの。すぐ来る時は来るし、来ない時は来ない。
まあ、今回は私の知り合いに頼むつもりで居るから、待つ時間なんてほとんどないようなものだけどね。
「私が知り合い達を誘ってみますので、お二人はほんの少しだけ座って待ってて下さい」
「うん、わかった!」
「頼んだよ!」
ロモンちゃんとリンネちゃんは私の意を汲んでくれて、すぐにギルド内の空いてる場所へと駆けていった。
……さて、誰を誘うかが問題。
やっぱり女の人だよねー。
男の人もいい人たちばっかりなんだけど、いかんせん、私たちのパーティは女の子しかいないから。
ハーレム状態なんて作るわけにはいかせないの。
んーっと、だから…そうだ、この間、遠出の依頼に一緒に行ってくれた弓使いのお姉さん達にでも。
そう考えて、彼女に話しかけるべく近づこうとして________
その時、ギルドの扉が勢いよく開いた。
思わずみんなそちらを振り返る…?
…ううん、どうやら気になったのは私だけみたいだね。
開いたギルドのドア、そこに立って居るのは金髪でそれなりに身長のあるイケメン。
ぱっと見の年齢は17歳から20歳以下。
装備している武器は槍で、結構重たそうな鎧も着込んでる。
特に誰かに話しかけるることも話しかけられることもなく、その男の人はスタスタと、クエストが貼ってある掲示板へと直行し、じーっと見つめ始めた。
なんでだろ、私、なんでこんなにこの人が気になるんだろう?
その理由は分からない、正確に言えばその瞬間は分からなかった。でも……今はわかる。
その男の人は私達が貼ったメンバー募集の紙を凝視するなりそれを剥がすと、受付のお姉さんのところに持っていった。
気になってた理由ってこういうことだったのね。
男の人って……まじですか。
######
次の投稿は3/9です!
0
お気に入りに追加
1,775
あなたにおすすめの小説
【完結】伝説の悪役令嬢らしいので本編には出ないことにしました~執着も溺愛も婚約破棄も全部お断りします!~
イトカワジンカイ
恋愛
「目には目をおおおお!歯には歯をおおおお!」
どごおおおぉっ!!
5歳の時、イリア・トリステンは虐められていた少年をかばい、いじめっ子をぶっ飛ばした結果、少年からとある書物を渡され(以下、悪役令嬢テンプレなので略)
ということで、自分は伝説の悪役令嬢であり、攻略対象の王太子と婚約すると断罪→死刑となることを知ったイリアは、「なら本編にでなやきゃいいじゃん!」的思考で、王家と関わらないことを決意する。
…だが何故か突然王家から婚約の決定通知がきてしまい、イリアは侯爵家からとんずらして辺境の魔術師ディボに押しかけて弟子になることにした。
それから12年…チートの魔力を持つイリアはその魔法と、トリステン家に伝わる気功を駆使して診療所を開き、平穏に暮らしていた。そこに王家からの使いが来て「不治の病に倒れた王太子の病気を治せ」との命令が下る。
泣く泣く王都へ戻ることになったイリアと旅に出たのは、幼馴染で兄弟子のカインと、王の使いで来たアイザック、女騎士のミレーヌ、そして以前イリアを助けてくれた騎士のリオ…
旅の途中では色々なトラブルに見舞われるがイリアはそれを拳で解決していく。一方で何故かリオから熱烈な求愛を受けて困惑するイリアだったが、果たしてリオの思惑とは?
更には何故か第一王子から執着され、なぜか溺愛され、さらには婚約破棄まで!?
ジェットコースター人生のイリアは持ち前のチート魔力と前世での知識を用いてこの苦境から立ち直り、自分を断罪した人間に逆襲できるのか?
困難を力でねじ伏せるパワフル悪役令嬢の物語!
※地学の知識を織り交ぜますが若干正確ではなかったりもしますが多めに見てください…
※ゆるゆる設定ですがファンタジーということでご了承ください…
※小説家になろう様でも掲載しております
※イラストは湶リク様に描いていただきました
どうやら私(オタク)は乙女ゲームの主人公の親友令嬢に転生したらしい
海亜
恋愛
大交通事故が起きその犠牲者の1人となった私(オタク)。
その後、私は赤ちゃんー璃杏ーに転生する。
赤ちゃんライフを満喫する私だが生まれた場所は公爵家。
だから、礼儀作法・音楽レッスン・ダンスレッスン・勉強・魔法講座!?と様々な習い事がもっさりある。
私のHPは限界です!!
なのになのに!!5歳の誕生日パーティの日あることがきっかけで、大人気乙女ゲーム『恋は泡のように』通称『恋泡』の主人公の親友令嬢に転生したことが判明する。
しかも、親友令嬢には小さい頃からいろんな悲劇にあっているなんとも言えないキャラなのだ!
でも、そんな未来私(オタクでかなりの人見知りと口下手)が変えてみせる!!
そして、あわよくば最後までできなかった乙女ゲームを鑑賞したい!!・・・・うへへ
だけど・・・・・・主人公・悪役令嬢・攻略対象の性格が少し違うような?
♔♕♖♗♘♙♚♛♜♝♞♟
皆さんに楽しんでいただけるように頑張りたいと思います!
この作品をよろしくお願いします!m(_ _)m
私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?
新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!
婚約破棄られ令嬢がカフェ経営を始めたらなぜか王宮から求婚状が届きました!?
江原里奈
恋愛
【婚約破棄? 慰謝料いただければ喜んで^^ 復縁についてはお断りでございます】
ベルクロン王国の田舎の伯爵令嬢カタリナは突然婚約者フィリップから手紙で婚約破棄されてしまう。ショックのあまり寝込んだのは母親だけで、カタリナはなぜか手紙を踏みつけながらもニヤニヤし始める。なぜなら、婚約破棄されたら相手から慰謝料が入る。それを元手に夢を実現させられるかもしれない……! 実はカタリナには前世の記憶がある。前世、彼女はカフェでバイトをしながら、夜間の製菓学校に通っている苦学生だった。夢のカフェ経営をこの世界で実現するために、カタリナの奮闘がいま始まる!
※カクヨム、ノベルバなど複数サイトに投稿中。
カクヨムコン9最終選考・第4回アイリス異世界ファンタジー大賞最終選考通過!
※ブクマしてくださるとモチベ上がります♪
※厳格なヒストリカルではなく、縦コミ漫画をイメージしたゆるふわ飯テロ系ロマンスファンタジー。作品内の事象・人間関係はすべてフィクション。法制度等々細かな部分を気にせず、寛大なお気持ちでお楽しみください<(_ _)>
【完結】悪役令嬢に転生したのでこっちから婚約破棄してみました。
ぴえろん
恋愛
私の名前は氷見雪奈。26歳彼氏無し、OLとして平凡な人生を送るアラサーだった。残業で疲れてソファで寝てしまい、慌てて起きたら大好きだった小説「花に愛された少女」に出てくる悪役令嬢の「アリス」に転生していました。・・・・ちょっと待って。アリスって確か、王子の婚約者だけど、王子から寵愛を受けている女の子に嫉妬して毒殺しようとして、その罪で処刑される結末だよね・・・!?いや冗談じゃないから!他人の罪で処刑されるなんて死んでも嫌だから!そうなる前に、王子なんてこっちから婚約破棄してやる!!
私が豚令嬢ですけど、なにか? ~豚のように太った侯爵令嬢に転生しましたが、ダイエットに成功して絶世の美少女になりました~
米津
ファンタジー
侯爵令嬢、フローラ・メイ・フォーブズの体はぶくぶくに太っており、その醜い見た目から豚令嬢と呼ばれていた。
そんな彼女は第一王子の誕生日会で盛大にやらかし、羞恥のあまり首吊自殺を図ったのだが……。
あまりにも首の肉が厚かったために自殺できず、さらには死にかけたことで前世の記憶を取り戻した。
そして、
「ダイエットだ! 太った体など許せん!」
フローラの前世は太った体が嫌いな男だった。
必死にダイエットした結果、豚令嬢から精霊のように美しい少女へと変身を遂げた。
最初は誰も彼女が豚令嬢だとは気づかず……。
フローラの今と昔のギャップに周囲は驚く。
さらに、当人は自分の顔が美少女だと自覚せず、無意識にあらゆる人を魅了していく。
男も女も大人も子供も関係なしに、人々は彼女の魅力に惹かれていく。
悪役令嬢は二度も断罪されたくない!~あのー、私に平穏な暮らしをさせてくれませんか?~
イトカワジンカイ
恋愛
(あれって…もしや断罪イベントだった?)
グランディアス王国の貴族令嬢で王子の婚約者だったアドリアーヌは、国外追放になり敵国に送られる馬車の中で不意に前世の記憶を思い出した。
「あー、小説とかでよく似たパターンがあったような」
そう、これは前世でプレイした乙女ゲームの世界。だが、元社畜だった社畜パワーを活かしアドリアーヌは逆にこの世界を満喫することを決意する。
(これで憧れのスローライフが楽しめる。ターシャ・デューダのような自給自足ののんびり生活をするぞ!)
と公爵令嬢という貴族社会から離れた”平穏な暮らし”を夢見ながら敵国での生活をはじめるのだが、そこはアドリアーヌが断罪されたゲームの続編の世界だった。
続編の世界でも断罪されることを思い出したアドリアーヌだったが、悲しいかな攻略対象たちと必然のように関わることになってしまう。
さぁ…アドリアーヌは2度目の断罪イベントを受けることなく、平穏な暮らしを取り戻すことができるのか!?
「あのー、私に平穏な暮らしをさせてくれませんか?」
※ファンタジーなので細かいご都合設定は多めに見てください(´・ω・`)
※小説家になろう、ノベルバにも掲載
【完結】婚約破棄されたので、引き継ぎをいたしましょうか?
碧桜 汐香
恋愛
第一王子に婚約破棄された公爵令嬢は、事前に引き継ぎの準備を進めていた。
まっすぐ領地に帰るために、その場で引き継ぎを始めることに。
様々な調査結果を暴露され、婚約破棄に関わった人たちは阿鼻叫喚へ。
第二王子?いりませんわ。
第一王子?もっといりませんわ。
第一王子を慕っていたのに婚約破棄された少女を演じる、彼女の本音は?
彼女の存在意義とは?
別サイト様にも掲載しております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる