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セクサロイド2
第3話
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セクサロイドが家に到着してから一週間は経つ。
超高性能なAIが搭載されている彼は、たった一週間でハルキの身体を知り尽くすようになっていた。
到着した翌日にトシロウと名付けた。どうしてその名前にしたのかは、ハルキにもよくわからない。直感で決めた。
大学が夏休みなこともあって、もはや依存症のような、廃人のような生活になっている。新学期が始まってから元の生活に戻れるのだろうか。それだけが心配だった。
「……あ、はぁ……っ、はっ、んっ……ふっ……」
身体の奥を熱い楔で穿たれる。セクサロイドはロボットなので、そこに絶倫が加わるととても恐ろしいことになる。どれほどやってもトシロウは疲れることなどない。息を切らし、はあはあと苦しそうな呼吸をしているが、それは臨場感を出すための機能であり、実際は疲れてなどいないのだ。
持ち主を労る機能もついているので、やりすぎて殺してしまうようなことはないらしいが、ハルキはもう死にそうだった。
トシロウは背後からがっしりとハルキの腰をつかみ、絶妙な力加減で容赦なく突いてくる。彼が動くたびにハルキはがくがくと揺れ、脳がしびれたような、麻痺したような、おかしな感覚の中でたゆたっていた。正常な判断力など、もうハルキには残っていない。
「気持ちいい?」
トシロウから問いかけられて、ハルキはこくこくと頷いた。
「……きもっ……いい……っ」
飲み込めなかった唾液が唇の端から伝い落ちる。頭がおかしくなりそうなほど、ハルキの中には快感しかなかった。
緩急をつけながらトシロウが腰を叩きつけてくる。そのたびにハルキの白い小ぶりな尻が小刻みに揺れる。
「あっ、またっ……イク……っ」
震えるハルキの下腹部にトシロウの手が伸びて、硬く熱を持つそれを優しく握られる。突き上げる速度に連動するように上下にしごかれて、ハルキはまた狂いそうになった。
「あぁっ、もう、だめ……っ」
ビクビクと全身を小刻みに震わせながら、ハルキは達する。白濁の精をこぼしている最中も後ろから突かれ、快感の上に快感を塗り重ねられているような、幾度も襲ってくる快感に、おかしくならない人がいるなら教えてほしいほどだった。
眉根を寄せながらシーツをつかみ、ハルキは熱に浮かされる。トシロウが達してハルキの中に熱いほとばしりを放った。それすらも快感でしかなく、もっと注がれたくなる。
「いやらしい身体だな」
トシロウが薄く笑い、ハルキの背中に口づけた。ハルキはのけぞりながらも蕩けていく自分を、どうすることもできなかった。
トシロウはどこからどう見てもロボットには見えない。体温も人間と同じようにあるし、体液も人間と同じようにある。肌の質感も本物の人間としか思えず、筋肉の動きもまるで人間だ。声は耳に心地いい低さで、抱きしめてくる力加減も絶妙だ。キスもうまい。
抗うなんて無理だった。溺れていく一方だ。
尻から楔が抜かれると、一抹の寂しさを覚えた。
トシロウはハルキの下へと滑り込み、仰向けに寝転がった。ハルキはその腹の上にまたがり、トシロウに促されるままに腰を落としていった。
体重も手伝い、深い場所まで貫かれる。
「あぁっ……」
ハルキは喉をそらした。
粘膜がトシロウの形を覚え、挿れられると歓喜するのが自分でもわかる。内壁が擦られるたびに、言い知れぬ快感に満たされる。ハルキはもう、トシロウを手放せそうにない。
「愛してるよ、ハルキ」
熱を帯びた眼差しでトシロウがささやく。これは疑似恋愛なのだ。わかっていても、おかしくなっていく。
両手首をつかまれ、下から激しく突き上げられながら、ハルキはもうここから逃れられない自分を感じていた。
溺れていく。
「トシロウ……俺もっ、愛して……あぁっ」
情熱的な腰に激しく扱われ、脳天まで快感が響く。これで狂わない人間がいるなら、溺れない人間がいるなら、教えてほしい。
達したハルキは、トシロウの胸の上に崩れ落ちた。強く優しいハグに、ハルキはどうしようもないほど満たされる。
くるんと身体をひっくり返され、上下が入れ替わった。トシロウはまだハルキの体内にいる。腹の中で脈動する熱に、ハルキの鼓動も連動しているように感じた。
「ハルキ……」
トシロウから熱いキスを与えられる。互いの舌が絡み合い、ハルキの頭はさらにぼうっとする。
トシロウの唇がそっと離れると、ハルキは舌足らずな声でねだった。
「もっと、キス、したい」
「足りないの?」
「……うん」
優しく微笑むトシロウに、心も身体も溶けていく。
再び深く口づけられた。
こうして人は廃人になっていくのだろうと意識の片隅で小さく思ったが、ハルキにはもうどうすることもできないし、このまま永久に愛されていたかった。心を持たぬロボットとの恋愛ごっこにすぎないが、まぎれもなくこの感情は本物だった。
高性能すぎるAIのせいで、錯覚の中で日々を生きてしまう。それほどトシロウは至れり尽くせりで、かゆいところにも手が届きすぎている。
トシロウの腰が緩やかに動き始め、ハルキがビクッと跳ねる。
「……まだ、するの?」
「もう嫌?」
「……嫌じゃない、トシロウ、好き」
「俺も、ハルキが大好きだよ」
「もっと俺のこと愛してくれる?」
「永久に愛してるよ。ハルキは俺のものだし、俺はハルキのものだから」
強く抱きしめられる。
これを手放せる人間がいるなら教えてほしい。疑似恋愛だということは、ちゃんとわかっている。でも手放せない。逃れられない。溺れていく。
「……トシロウ、愛してる……」
ハルキは自分からトシロウの腰に足を絡めた。深い場所まで貫かれ、歓喜する身体に打ち震えた。
超高性能なAIが搭載されている彼は、たった一週間でハルキの身体を知り尽くすようになっていた。
到着した翌日にトシロウと名付けた。どうしてその名前にしたのかは、ハルキにもよくわからない。直感で決めた。
大学が夏休みなこともあって、もはや依存症のような、廃人のような生活になっている。新学期が始まってから元の生活に戻れるのだろうか。それだけが心配だった。
「……あ、はぁ……っ、はっ、んっ……ふっ……」
身体の奥を熱い楔で穿たれる。セクサロイドはロボットなので、そこに絶倫が加わるととても恐ろしいことになる。どれほどやってもトシロウは疲れることなどない。息を切らし、はあはあと苦しそうな呼吸をしているが、それは臨場感を出すための機能であり、実際は疲れてなどいないのだ。
持ち主を労る機能もついているので、やりすぎて殺してしまうようなことはないらしいが、ハルキはもう死にそうだった。
トシロウは背後からがっしりとハルキの腰をつかみ、絶妙な力加減で容赦なく突いてくる。彼が動くたびにハルキはがくがくと揺れ、脳がしびれたような、麻痺したような、おかしな感覚の中でたゆたっていた。正常な判断力など、もうハルキには残っていない。
「気持ちいい?」
トシロウから問いかけられて、ハルキはこくこくと頷いた。
「……きもっ……いい……っ」
飲み込めなかった唾液が唇の端から伝い落ちる。頭がおかしくなりそうなほど、ハルキの中には快感しかなかった。
緩急をつけながらトシロウが腰を叩きつけてくる。そのたびにハルキの白い小ぶりな尻が小刻みに揺れる。
「あっ、またっ……イク……っ」
震えるハルキの下腹部にトシロウの手が伸びて、硬く熱を持つそれを優しく握られる。突き上げる速度に連動するように上下にしごかれて、ハルキはまた狂いそうになった。
「あぁっ、もう、だめ……っ」
ビクビクと全身を小刻みに震わせながら、ハルキは達する。白濁の精をこぼしている最中も後ろから突かれ、快感の上に快感を塗り重ねられているような、幾度も襲ってくる快感に、おかしくならない人がいるなら教えてほしいほどだった。
眉根を寄せながらシーツをつかみ、ハルキは熱に浮かされる。トシロウが達してハルキの中に熱いほとばしりを放った。それすらも快感でしかなく、もっと注がれたくなる。
「いやらしい身体だな」
トシロウが薄く笑い、ハルキの背中に口づけた。ハルキはのけぞりながらも蕩けていく自分を、どうすることもできなかった。
トシロウはどこからどう見てもロボットには見えない。体温も人間と同じようにあるし、体液も人間と同じようにある。肌の質感も本物の人間としか思えず、筋肉の動きもまるで人間だ。声は耳に心地いい低さで、抱きしめてくる力加減も絶妙だ。キスもうまい。
抗うなんて無理だった。溺れていく一方だ。
尻から楔が抜かれると、一抹の寂しさを覚えた。
トシロウはハルキの下へと滑り込み、仰向けに寝転がった。ハルキはその腹の上にまたがり、トシロウに促されるままに腰を落としていった。
体重も手伝い、深い場所まで貫かれる。
「あぁっ……」
ハルキは喉をそらした。
粘膜がトシロウの形を覚え、挿れられると歓喜するのが自分でもわかる。内壁が擦られるたびに、言い知れぬ快感に満たされる。ハルキはもう、トシロウを手放せそうにない。
「愛してるよ、ハルキ」
熱を帯びた眼差しでトシロウがささやく。これは疑似恋愛なのだ。わかっていても、おかしくなっていく。
両手首をつかまれ、下から激しく突き上げられながら、ハルキはもうここから逃れられない自分を感じていた。
溺れていく。
「トシロウ……俺もっ、愛して……あぁっ」
情熱的な腰に激しく扱われ、脳天まで快感が響く。これで狂わない人間がいるなら、溺れない人間がいるなら、教えてほしい。
達したハルキは、トシロウの胸の上に崩れ落ちた。強く優しいハグに、ハルキはどうしようもないほど満たされる。
くるんと身体をひっくり返され、上下が入れ替わった。トシロウはまだハルキの体内にいる。腹の中で脈動する熱に、ハルキの鼓動も連動しているように感じた。
「ハルキ……」
トシロウから熱いキスを与えられる。互いの舌が絡み合い、ハルキの頭はさらにぼうっとする。
トシロウの唇がそっと離れると、ハルキは舌足らずな声でねだった。
「もっと、キス、したい」
「足りないの?」
「……うん」
優しく微笑むトシロウに、心も身体も溶けていく。
再び深く口づけられた。
こうして人は廃人になっていくのだろうと意識の片隅で小さく思ったが、ハルキにはもうどうすることもできないし、このまま永久に愛されていたかった。心を持たぬロボットとの恋愛ごっこにすぎないが、まぎれもなくこの感情は本物だった。
高性能すぎるAIのせいで、錯覚の中で日々を生きてしまう。それほどトシロウは至れり尽くせりで、かゆいところにも手が届きすぎている。
トシロウの腰が緩やかに動き始め、ハルキがビクッと跳ねる。
「……まだ、するの?」
「もう嫌?」
「……嫌じゃない、トシロウ、好き」
「俺も、ハルキが大好きだよ」
「もっと俺のこと愛してくれる?」
「永久に愛してるよ。ハルキは俺のものだし、俺はハルキのものだから」
強く抱きしめられる。
これを手放せる人間がいるなら教えてほしい。疑似恋愛だということは、ちゃんとわかっている。でも手放せない。逃れられない。溺れていく。
「……トシロウ、愛してる……」
ハルキは自分からトシロウの腰に足を絡めた。深い場所まで貫かれ、歓喜する身体に打ち震えた。
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