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第70話 二人から同時に愛されるカラダ
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リュウトがぐいっとナツキの腕をつかみ、革製の手枷を装着していく。左右の手首の辺りがくっついているタイプで、ほぼ身動きができなくなる。
「これもつけようね」
乳首にニップルクリップを装着された。
「え、やだ、痛い」
「すぐに慣れるよ」
騙し騙し言い聞かせられているような感じで、事が進んでいく。
乳首がクリップに挟まれ、ぷっくりと浮き上がっている。痛いようなむず痒いような、変な気分だった。
「んっ……」
性感の数値が高いせいだろう。嫌よりも感度のほうが勝り、ナツキはくらくらとしはじめる。頬を紅潮させ、恍惚とした表情が見え隠れする。
「まんざらでもなさそうだな」
リュウトがぽつりと言った。
ナツキはベッドに押し倒され、あられもなく足を開かされた。枷にはめられた手首は頭上に置かれ、しどけなく身じろぐ。
「んくっ……」
「案外従順だね」
ナツキを眺めてリュウトが微笑んだ。
「じゃあ、これ挿れるね。リアルだったらもっとじっくり慣らさないといけないけど、ここはデジタルだから急に挿れても大丈夫だから」
「えっ……」
無骨なピストンバイブをゆっくりと挿入された。ちょうどいい場所に穴があいているので、パンツを穿いたままでも問題なく入ってしまう。奥まで挿れられ、ナツキは喉をそらした。
「はぁっ……」
リュウトが電源を入れた。微力な振動が体内を揺らす。ナツキは思わず身悶えた。
「あっ……あっ……中、ビリビリする」
「動かすよ」
「ひっ、あっ」
バイブが中で動きだした。ピストンバイブというだけあって、本当にそういう動きをしている。体内をえぐられた。以前の時よりも性感の数値があがっているので、だいぶまずい。
「や、あっ、あ……っ」
頭の中が真っ白になる。リュウトともスオウとも違う、機械的な動きに戸惑う。だが確実に気持ちいい場所に当たっている。この状況に、ナツキは理性を手放すしかない。
スオウの手にはローターがあった。微量な振動をしながら、ナツキの乳首に近づいていく。ビッと触れた瞬間、ナツキはびくっと跳ねた。
「ひゃっ」
「気持ちいい?」
リュウトの声が耳元でささやきかけてくる。舌先が伸びて、ナツキの耳を舐めてきた。耳の穴まで犯されている。
「んっ、ふっ……はっ、あぁ……っ」
何度か乳首に触れてきたローターは、次に下半身へと移動した。
もうそこは萎えていない。キツいほどに硬さを増し、腹につきそうなほど反り返っている。
スオウは振動するローターを根元に当てたり、裏筋に当てたり、くびれ部分に当てたり、先端に当てたりしながら楽しんでいる。
やられるほうはたまらない。
「ぅあっ、あっ、やっ、も……無理……っ」
リュウトもローターを手にしていた。ふたつも買っていたのだ。
そっと乳首に寄せられ、ナツキはもう狂ってしまいそうだった。
腹筋に力が入る。強すぎる快感に全身がこわばる。
「うっ、あっ、イクッ……!」
ビクンッと全身が跳ねた。勃ちあがった先端から白濁が飛び散る。その間もピストンバイブは動き続けており、ナツキのもっとも感じやすい場所を突き上げてきていた。
スオウはローターをナツキの局部につかず離れずの距離を保ちながら触れ、同時に内腿の辺りに舌を這わせた。そこもナツキの弱い場所なので、思わずのけぞる。
「やっ、舐め、ないっ……でっ」
変になってしまうから。
内腿を強く吸われる。キスマークをつけられている。スオウの唇は執拗だった。
ナツキは何度も嬌声をあげ、何度も跳ね上がり、何度も意識を失いかけた。
それでもふたりの濃厚すぎる愛撫は、止まることを忘れたように続いた。
ふたりの男から同時に愛されている。性玩具にされているような気がしなくもないが、彼らがナツキのことを好きだという気持ちは嘘ではない。
鎖骨に口づけられ、脇腹に口づけられ、喉元にも口づけられる。あらゆる場所を愛されている。
ふいに起き上がらされた。
仰向けからうつ伏せへと向きを変えられた。
尻だけを高く持ち上げているいやらしい態勢になった。
ゆっくりとバイブを引き抜かれる。
代わりに入ってきたのは、リュウトだった。
「あぁっ……」
吐息が漏れた。機械とは違い、熱かった。熱い肉にえぐられている。
気持ちがよかった。
熟れきった肉筒がリュウトに吸いつき絡みつく。離すまいとしている。
上半身も起こされる。目の前にはスオウがいた。いつの間にか下腹部をさらしており、怒張を口に押しつけてきた。ナツキは無意識のうちに口を開いた。当然のように受け入れていく。
「んっ、くふっ……」
スオウのそれは大きい。喉の奥までいっぱいに頬張る。ナツキの頭が動くのではなく、スオウの腰が動いた。
前からも後ろからも同時に犯されている。
ふたりの動きが連動して、まるでひとつの生き物のような錯覚が起きる。
ナツキの目元には涙の粒がたまり、唇の端からは飲み込めない唾液が伝い落ちている。その眼差しは虚空を見つめており、半ば意識は朦朧としている。
ただただふたりの男に愛されているだけの生き物でしかなかった。
三人は間違いなく、この瞬間、一体だった。
「んんっ、んっ、んぐ……っ」
白濁が、同時に喉と腹の奥にほとばしる。むせないように必死で嚥下した。
気づいた時にはベッドの上でぐったりとしていた。かろうじて、意識は失っていなかった。
「これもつけようね」
乳首にニップルクリップを装着された。
「え、やだ、痛い」
「すぐに慣れるよ」
騙し騙し言い聞かせられているような感じで、事が進んでいく。
乳首がクリップに挟まれ、ぷっくりと浮き上がっている。痛いようなむず痒いような、変な気分だった。
「んっ……」
性感の数値が高いせいだろう。嫌よりも感度のほうが勝り、ナツキはくらくらとしはじめる。頬を紅潮させ、恍惚とした表情が見え隠れする。
「まんざらでもなさそうだな」
リュウトがぽつりと言った。
ナツキはベッドに押し倒され、あられもなく足を開かされた。枷にはめられた手首は頭上に置かれ、しどけなく身じろぐ。
「んくっ……」
「案外従順だね」
ナツキを眺めてリュウトが微笑んだ。
「じゃあ、これ挿れるね。リアルだったらもっとじっくり慣らさないといけないけど、ここはデジタルだから急に挿れても大丈夫だから」
「えっ……」
無骨なピストンバイブをゆっくりと挿入された。ちょうどいい場所に穴があいているので、パンツを穿いたままでも問題なく入ってしまう。奥まで挿れられ、ナツキは喉をそらした。
「はぁっ……」
リュウトが電源を入れた。微力な振動が体内を揺らす。ナツキは思わず身悶えた。
「あっ……あっ……中、ビリビリする」
「動かすよ」
「ひっ、あっ」
バイブが中で動きだした。ピストンバイブというだけあって、本当にそういう動きをしている。体内をえぐられた。以前の時よりも性感の数値があがっているので、だいぶまずい。
「や、あっ、あ……っ」
頭の中が真っ白になる。リュウトともスオウとも違う、機械的な動きに戸惑う。だが確実に気持ちいい場所に当たっている。この状況に、ナツキは理性を手放すしかない。
スオウの手にはローターがあった。微量な振動をしながら、ナツキの乳首に近づいていく。ビッと触れた瞬間、ナツキはびくっと跳ねた。
「ひゃっ」
「気持ちいい?」
リュウトの声が耳元でささやきかけてくる。舌先が伸びて、ナツキの耳を舐めてきた。耳の穴まで犯されている。
「んっ、ふっ……はっ、あぁ……っ」
何度か乳首に触れてきたローターは、次に下半身へと移動した。
もうそこは萎えていない。キツいほどに硬さを増し、腹につきそうなほど反り返っている。
スオウは振動するローターを根元に当てたり、裏筋に当てたり、くびれ部分に当てたり、先端に当てたりしながら楽しんでいる。
やられるほうはたまらない。
「ぅあっ、あっ、やっ、も……無理……っ」
リュウトもローターを手にしていた。ふたつも買っていたのだ。
そっと乳首に寄せられ、ナツキはもう狂ってしまいそうだった。
腹筋に力が入る。強すぎる快感に全身がこわばる。
「うっ、あっ、イクッ……!」
ビクンッと全身が跳ねた。勃ちあがった先端から白濁が飛び散る。その間もピストンバイブは動き続けており、ナツキのもっとも感じやすい場所を突き上げてきていた。
スオウはローターをナツキの局部につかず離れずの距離を保ちながら触れ、同時に内腿の辺りに舌を這わせた。そこもナツキの弱い場所なので、思わずのけぞる。
「やっ、舐め、ないっ……でっ」
変になってしまうから。
内腿を強く吸われる。キスマークをつけられている。スオウの唇は執拗だった。
ナツキは何度も嬌声をあげ、何度も跳ね上がり、何度も意識を失いかけた。
それでもふたりの濃厚すぎる愛撫は、止まることを忘れたように続いた。
ふたりの男から同時に愛されている。性玩具にされているような気がしなくもないが、彼らがナツキのことを好きだという気持ちは嘘ではない。
鎖骨に口づけられ、脇腹に口づけられ、喉元にも口づけられる。あらゆる場所を愛されている。
ふいに起き上がらされた。
仰向けからうつ伏せへと向きを変えられた。
尻だけを高く持ち上げているいやらしい態勢になった。
ゆっくりとバイブを引き抜かれる。
代わりに入ってきたのは、リュウトだった。
「あぁっ……」
吐息が漏れた。機械とは違い、熱かった。熱い肉にえぐられている。
気持ちがよかった。
熟れきった肉筒がリュウトに吸いつき絡みつく。離すまいとしている。
上半身も起こされる。目の前にはスオウがいた。いつの間にか下腹部をさらしており、怒張を口に押しつけてきた。ナツキは無意識のうちに口を開いた。当然のように受け入れていく。
「んっ、くふっ……」
スオウのそれは大きい。喉の奥までいっぱいに頬張る。ナツキの頭が動くのではなく、スオウの腰が動いた。
前からも後ろからも同時に犯されている。
ふたりの動きが連動して、まるでひとつの生き物のような錯覚が起きる。
ナツキの目元には涙の粒がたまり、唇の端からは飲み込めない唾液が伝い落ちている。その眼差しは虚空を見つめており、半ば意識は朦朧としている。
ただただふたりの男に愛されているだけの生き物でしかなかった。
三人は間違いなく、この瞬間、一体だった。
「んんっ、んっ、んぐ……っ」
白濁が、同時に喉と腹の奥にほとばしる。むせないように必死で嚥下した。
気づいた時にはベッドの上でぐったりとしていた。かろうじて、意識は失っていなかった。
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