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第49話 快楽堕ち
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ナツキは足に力が入らず、内股になってしまう。歩き出す二人に引っ張られながら、よろよろと足を踏み出した。
「……リュウト、スイッチ、止めて……。イッちゃう、から……っ」
はあはあと苦しい息を吐きながらナツキが訴えた。
「う……っ、あっ、あぁっ……」
また達した。初めのうちは射精を伴う絶頂だったが、いつしかドライオーガズムばかりが押し寄せる。立て続けにずっとイッているので、頭が変になりそうだった。
「ナツキ、色っぽいよ」
スオウは褒め言葉のつもりなのだろうが、やはりナツキは喜べなかった。それより早くこの状況から解放されたい。ピストンバイブに犯されたまま歩かされている状態なのだ。
「ひゃっ、あっ、んぅっ……」
ひっきりなしに変な声が出てしまう。腰も変な風に動いてしまう。はたから見れば感じているようにしか見えないのだろうが、ナツキはもうこの状態をやめたいのだ。
「……あつ、あつ、い。熱い……」
「どこが熱いんだ?」
「あっ……お、おし、り……お尻、熱い……っ」
「宿屋に着いたら楽にしてやる」
「……はぁっ、いっちゃう……いってる……もう、やぁっ……」
ナツキは自分でも、何を口走っているのかよくわからなくなっていた。
「……ねぇっ、ずっといっちゃうの。いくの止まらないの……っ。もう、止め、て……っ」
「宿屋に着くまで耐えるんだ、ナツキ」
無茶なことをリュウトが言った。ナツキは半泣きのままリュウトとスオウを交互に見つめたが、ピストンバイブに負けてまたイッてしまった。
「うぁあっ、あぁっ……」
「ダンジョンはクリアしたら一瞬で外に出られる道がある。でも俺は町に一瞬で戻る魔法も使えるから、外に出たらそれでウラクの町に戻るぞ」
達するナツキを無慈悲に眺めながら、リュウトが告げた。ナツキは思考の働かない頭でよくわからないまま、ただこくこくと頷いた。
リュウトの言う通り、ダンジョンからはすぐに出られた。そして一瞬でウラクの町にも戻れた。だが、到着した場所は町の入口で、そこからまた宿屋まで歩かなくてはならない。
ピストンバイブのスイッチが切れた。ナツキは内心で安堵しながら、二人に連れられるまま歩く。足の震えは止まらなかった。感じすぎて力が入らないのだ。
宿屋の二階の一番奥の部屋にようやく到着し、ナツキはうつ伏せでベッドに倒れ込んだ。力尽きたように、はあはあと息をしていると、スオウの手が伸びてきてナツキの装備を外し始めた。
「……ひぁあっ……」
股間に固定されていたラバーベルトが外され、ズルっとピストンバイブを引き抜かれる。スオウの手で、うつ伏せのまま腰を高く持ち上げられた。さんざんピストンバイブに犯されていた部分はぱっくりと口を開き、スオウの欲情を盛大に煽った。
身につけているものを脱ぎ捨て股間を露わにしたスオウは、ためらいなく怒張をナツキの尻に押し込んだ。ナツキがビクンッと跳ねる。
「ひゃあああああああっ……熱いっ……おっきい……っ」
スオウの肉茎はピストンバイブよりも遥かに大きく、長かった。奥の奥まで犯されて、ナツキは思わず目を見開く。
「やぁぁぁぁっ……おしり、気持ちいいっ……気持ちいいよぉ……っ」
スオウはナツキの尻をがっしりとつかみ、狂ったように腰を打ち付けた。粘膜がぐちゃぐちゃとかき乱され、ナツキは飲み込めなかった唾液をだらだらと唇の端からこぼす。目は陶酔したように虚空をさまよい、目の前のシーツを強くつかんでいた。
「イッてるのかナツキ。俺に突かれて気持ちいいのか」
「……あぁっ、うぅっんっ……もっと、突いて……っ、ズンズンして……っ」
スオウは興奮が止まらず、何かに取り憑かれたように腰を叩きつけた。乱暴なほど激しいのに、理性の崩壊したナツキには快感しかなかった。もはや何も考えられず、ひっきりなしに達し続けるだけだ。
「うっ……」
スオウが吐精した。熱い体液がナツキの奥に放たれる。ナツキはビクビクと震え、絶頂を持て余すようにもがいた。
「……あっ、あぁっ、んぅっ、んっ……」
スオウが勢いよく引き抜くと、ナツキはビクンッと跳ねた。
「……ひゃぁぁぁんっ……」
もうどんな風にされても気持ちよさしかなかった。ナツキはベッドの上でぐったりとする。いきなりぐるんとひっくり返された。見ると、スオウではなく下腹部をむき出しにしたリュウトだった。
左右に大きく足を開かれ、持ち上げられた。腰が浮く。リュウトは膝立ちのまま屹立を押し込んできた。
「……ひぁうっ……」
浮いた腰のまま激しく貫かれる。快楽堕ちしたナツキに対して、スオウもリュウトも容赦がない。ナツキは盛大にのけぞり、喉をそらした。
「……あぁっ、んっ、あっ、いくっ……いっちゃう……っ」
「すっかり淫乱になったなあ、おまえ。俺のこれがもっと欲しいか?」
「……ほし、ぃっ、もっと……ちょうだ……っ、ぐちゅぐちゅして……っ」
「奥まで突いてほしいの?」
ナツキはこくこくとうなずいた。怒張にこねくりまわされる粘膜は熱く疼き、ナツキを盛大に狂わせていく。前立腺の存在をはっきりと感じ取れそうなほど、気持ちよくてたまらなかった。直接そこを突かれなくても、周辺をこすられるだけでも気持ちいい。
ナツキは蕩けたように顔も緩み、突き上げられるたびに腹の上で揺れる性器を惜しげもなくさらけ出していた。
「やらしい身体だな、ナツキ」
リュウトがそうつぶやいた時、スオウがナツキの頭付近に移動してきた。再び頭をもたげた性器を、迷わずナツキの手に握らせる。
スオウは自ら腰を動かし、ナツキの手のひらに欲望をこすりつけた。一瞬だけナツキは視線をさまよわせたが、リュウトが腰を叩きつけてきたので、たちまち何も考えられなくなってしまった。
「……リュウト、スイッチ、止めて……。イッちゃう、から……っ」
はあはあと苦しい息を吐きながらナツキが訴えた。
「う……っ、あっ、あぁっ……」
また達した。初めのうちは射精を伴う絶頂だったが、いつしかドライオーガズムばかりが押し寄せる。立て続けにずっとイッているので、頭が変になりそうだった。
「ナツキ、色っぽいよ」
スオウは褒め言葉のつもりなのだろうが、やはりナツキは喜べなかった。それより早くこの状況から解放されたい。ピストンバイブに犯されたまま歩かされている状態なのだ。
「ひゃっ、あっ、んぅっ……」
ひっきりなしに変な声が出てしまう。腰も変な風に動いてしまう。はたから見れば感じているようにしか見えないのだろうが、ナツキはもうこの状態をやめたいのだ。
「……あつ、あつ、い。熱い……」
「どこが熱いんだ?」
「あっ……お、おし、り……お尻、熱い……っ」
「宿屋に着いたら楽にしてやる」
「……はぁっ、いっちゃう……いってる……もう、やぁっ……」
ナツキは自分でも、何を口走っているのかよくわからなくなっていた。
「……ねぇっ、ずっといっちゃうの。いくの止まらないの……っ。もう、止め、て……っ」
「宿屋に着くまで耐えるんだ、ナツキ」
無茶なことをリュウトが言った。ナツキは半泣きのままリュウトとスオウを交互に見つめたが、ピストンバイブに負けてまたイッてしまった。
「うぁあっ、あぁっ……」
「ダンジョンはクリアしたら一瞬で外に出られる道がある。でも俺は町に一瞬で戻る魔法も使えるから、外に出たらそれでウラクの町に戻るぞ」
達するナツキを無慈悲に眺めながら、リュウトが告げた。ナツキは思考の働かない頭でよくわからないまま、ただこくこくと頷いた。
リュウトの言う通り、ダンジョンからはすぐに出られた。そして一瞬でウラクの町にも戻れた。だが、到着した場所は町の入口で、そこからまた宿屋まで歩かなくてはならない。
ピストンバイブのスイッチが切れた。ナツキは内心で安堵しながら、二人に連れられるまま歩く。足の震えは止まらなかった。感じすぎて力が入らないのだ。
宿屋の二階の一番奥の部屋にようやく到着し、ナツキはうつ伏せでベッドに倒れ込んだ。力尽きたように、はあはあと息をしていると、スオウの手が伸びてきてナツキの装備を外し始めた。
「……ひぁあっ……」
股間に固定されていたラバーベルトが外され、ズルっとピストンバイブを引き抜かれる。スオウの手で、うつ伏せのまま腰を高く持ち上げられた。さんざんピストンバイブに犯されていた部分はぱっくりと口を開き、スオウの欲情を盛大に煽った。
身につけているものを脱ぎ捨て股間を露わにしたスオウは、ためらいなく怒張をナツキの尻に押し込んだ。ナツキがビクンッと跳ねる。
「ひゃあああああああっ……熱いっ……おっきい……っ」
スオウの肉茎はピストンバイブよりも遥かに大きく、長かった。奥の奥まで犯されて、ナツキは思わず目を見開く。
「やぁぁぁぁっ……おしり、気持ちいいっ……気持ちいいよぉ……っ」
スオウはナツキの尻をがっしりとつかみ、狂ったように腰を打ち付けた。粘膜がぐちゃぐちゃとかき乱され、ナツキは飲み込めなかった唾液をだらだらと唇の端からこぼす。目は陶酔したように虚空をさまよい、目の前のシーツを強くつかんでいた。
「イッてるのかナツキ。俺に突かれて気持ちいいのか」
「……あぁっ、うぅっんっ……もっと、突いて……っ、ズンズンして……っ」
スオウは興奮が止まらず、何かに取り憑かれたように腰を叩きつけた。乱暴なほど激しいのに、理性の崩壊したナツキには快感しかなかった。もはや何も考えられず、ひっきりなしに達し続けるだけだ。
「うっ……」
スオウが吐精した。熱い体液がナツキの奥に放たれる。ナツキはビクビクと震え、絶頂を持て余すようにもがいた。
「……あっ、あぁっ、んぅっ、んっ……」
スオウが勢いよく引き抜くと、ナツキはビクンッと跳ねた。
「……ひゃぁぁぁんっ……」
もうどんな風にされても気持ちよさしかなかった。ナツキはベッドの上でぐったりとする。いきなりぐるんとひっくり返された。見ると、スオウではなく下腹部をむき出しにしたリュウトだった。
左右に大きく足を開かれ、持ち上げられた。腰が浮く。リュウトは膝立ちのまま屹立を押し込んできた。
「……ひぁうっ……」
浮いた腰のまま激しく貫かれる。快楽堕ちしたナツキに対して、スオウもリュウトも容赦がない。ナツキは盛大にのけぞり、喉をそらした。
「……あぁっ、んっ、あっ、いくっ……いっちゃう……っ」
「すっかり淫乱になったなあ、おまえ。俺のこれがもっと欲しいか?」
「……ほし、ぃっ、もっと……ちょうだ……っ、ぐちゅぐちゅして……っ」
「奥まで突いてほしいの?」
ナツキはこくこくとうなずいた。怒張にこねくりまわされる粘膜は熱く疼き、ナツキを盛大に狂わせていく。前立腺の存在をはっきりと感じ取れそうなほど、気持ちよくてたまらなかった。直接そこを突かれなくても、周辺をこすられるだけでも気持ちいい。
ナツキは蕩けたように顔も緩み、突き上げられるたびに腹の上で揺れる性器を惜しげもなくさらけ出していた。
「やらしい身体だな、ナツキ」
リュウトがそうつぶやいた時、スオウがナツキの頭付近に移動してきた。再び頭をもたげた性器を、迷わずナツキの手に握らせる。
スオウは自ら腰を動かし、ナツキの手のひらに欲望をこすりつけた。一瞬だけナツキは視線をさまよわせたが、リュウトが腰を叩きつけてきたので、たちまち何も考えられなくなってしまった。
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