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第35話 性感スキル
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黙っているとまだ続けられてしまうのではと思ったナツキは、瞳を潤ませながら口を開いた。
「……もう、ほんとにむり……しんじゃう……」
スオウの胸に全身を預け、ぐったりとしながら、心の底から訴えた。
「ナツキ、かわいい」
スオウが感激した様子でナツキを抱きしめる。
「もっと挿れて揺さぶって泣かせたい」
スオウはナツキの頬に頬を寄せた。
そんな二人を眺めていたリュウトは、服装を整えながら口を開く。
「今日はここまでにしよう。しばらく休憩」
リュウトはそう告げると、部屋で休むのではなく、姿を消した。
部屋から出たのではなく、瞬間移動のように消えた。
「あれ?」
スオウは左手首の端末を開き、リュウトのステータスを確認した。
「あいつ、ログアウトしてるぞ」
「…………」
ナツキは反応しなかった。快感による身体の震えが止まらず、それどころではなかった。まだ体内に何か入っているような気さえしている。
「ナツキ、大丈夫?」
スオウが心配そうに問いかける。ナツキは左右に首を振った。
「……だいじょぶ、じゃない。からだ、へん。あたまもへん……」
呂律もすっかり回らなくなっている。
スオウは、震えるナツキの胸にそっと触れた。
小さく尖る、胸の突起に。
「ひゃ、あっ」
ビクンッとナツキが跳ねた。
スオウはドギマギしながら身を起こし、互いの位置をひっくり返すように入れ替えた。ナツキが仰向けになる。
スオウは身を落とし、ナツキの胸にそっと舌を這わせた。
「あっ、んっ……」
全身が性感帯にでもなったかのようだった。普段は存在など感じないほどの小さな突起なのに、濡れた舌に愛撫されるだけで、どうしてこんなに感じてしまうのだろう。自分でも自分がわからない。
スオウの舌が、硬く尖る右胸の突起を執拗に舐める。左胸は指先でこねくり回される。そんな風にされてしまうと、ナツキはますますおかしくなりそうだった。
「……ふっ、んっ……」
唇に含まれたり、強く吸われたり、唾液を絡ませながら舐められたりしているうちに、ナツキの腰が落ち着かなくなった。もじもじと焦れたように全身を揺らめかせ、まるで誘うような動きになってしまう。
スオウがクラクラした様子を見せた。
「だめだ。俺、もう我慢できない。据え膳のナツキに何もしないなんて無理だ。ごめんよ、ナツキ。やりすぎなのは重々承知してる」
スオウの下腹のものは痛いほど元気になり、ナツキの両足を持ち上げると、左右に押し広げた。
「うっ……」
ひくひくと収縮している、精液にまみれた桃色の窄まりに、腰を寄せたスオウは深々と突き入れる。
「……あーっ……あぁっ……」
ナツキが狂ったようにのけぞった。
「……待っ……て、スオウ……っ、あたま、もっと変になる……っ」
「いいよ変になっても。ナツキがどんな風になっても、俺ナツキのこと好きだから」
スオウの下でナツキがもがく。
「だめっ、も、いく……っ」
「まだ挿れただけだぞ」
ナツキがビクンビクンと跳ね、吐精した。仰向けのへその上に、白濁が飛び散る。
「これがトコロテンってやつか。挿れたそばから出ちゃうやつ」
スオウは素直に感激した。
「ナツキが敏感になりすぎて、俺も頭がおかしくなりそうだ」
スオウはナツキの首筋に唇を這わせ、胸の突起を指先でいじりながら腰を揺すった。熟れたように熱い粘膜を擦り上げる。
「ぅあっ、んっ」
ビクビクとナツキが震える。
スオウがにやにやと笑った。
「乳首がこんなに感じちゃうぐらいだから、前立腺はもっと大変なことになってんじゃねぇの?」
スオウがガツガツと突き上げる。ナツキが身悶えた。
「あうっ、やっ、だめっ、そこ、トントンしないで……っ」
「トントン?」
スオウは腰をグラインドさせ、ナツキの粘膜をこねくりまわす。敏感になりすぎたそこはすっかり熱い。
「トントンってこういうの?」
スオウは軽く腰を突き、前立腺の辺りを集中的に刺激した。
「ひっ……あっ、そこ、やだ……っ」
「ここトントンされると、やなの?」
スオウは面白がって、何度も前立腺の辺りを屹立の先端でつついた。
「あっ、あっ、あっ、いくっ、いっちゃうから……っ」
苦しげに髪を振り乱しながらナツキが訴える。
「ナツキのここもすっかり敏感だな。大丈夫かな。元の生活に戻れる?」
スオウはひそかに心配になったが、目の前の据え膳をいただくほうを優先させた。
奥のほうを小刻みに揺らすと、ナツキが苦しそうに喘いだ。
「ふっ、あっ、やだやだっ……いくっ……」
「もしかして、もうイキっぱなしなんじゃないの? ずっとイッてるの?」
こくこくとナツキが頷く。
「俺の、からだ、へんなの……っ」
「そんなナツキを見てる俺も変になりそうだよ」
スオウは体位を変えながらナツキを抱き続ける。気持ちよさに勝てずにいつまでもやっていたら、ふいにリュウトが戻ってきた。
「まだやってるのか」
「だってナツキがかわいいんだ」
リュウトは、スオウにのしかかられているナツキの傍に来た。
「まだ知らないと思うから教えてやるよ」
ナツキは朦朧とした意識のまま、リュウトを見上げた。
リュウトはナツキの左手首を手に取ると、勝手に端末を開いてナツキのステータス画面を見せてきた。
「アダルト空間にいる時にしか見ることができない、スキルとパラメータがあるんだ。ここに性感っていう項目がある。まだこっちに来たばかりなのに、ナツキの数値はもうこんなに高い。スキルの数値が最大になると、達人になる。粘液の催淫効果が切れているのに、ナツキがこんなに気持ちよくなってしまうのは、この数値のせいだ。もちろんリアルでは通用しない、ゲーム内だけのスキルだけど。だから、リアルのナツキはこんなじゃないから安心していい。今ナツキはこの性感を磨きに磨いている状態なんだ。最大になった後はそれ以上あがらないけど、ある条件を満たせば限界突破することができて、さらにスキルを磨くことができるんだけど、それはまたそのうち話す」
頭が働いていないので、リュウトが何を言っているのかナツキにはよくわからなかった。どうして彼はその説明を今しているのだろう。
「……もう、ほんとにむり……しんじゃう……」
スオウの胸に全身を預け、ぐったりとしながら、心の底から訴えた。
「ナツキ、かわいい」
スオウが感激した様子でナツキを抱きしめる。
「もっと挿れて揺さぶって泣かせたい」
スオウはナツキの頬に頬を寄せた。
そんな二人を眺めていたリュウトは、服装を整えながら口を開く。
「今日はここまでにしよう。しばらく休憩」
リュウトはそう告げると、部屋で休むのではなく、姿を消した。
部屋から出たのではなく、瞬間移動のように消えた。
「あれ?」
スオウは左手首の端末を開き、リュウトのステータスを確認した。
「あいつ、ログアウトしてるぞ」
「…………」
ナツキは反応しなかった。快感による身体の震えが止まらず、それどころではなかった。まだ体内に何か入っているような気さえしている。
「ナツキ、大丈夫?」
スオウが心配そうに問いかける。ナツキは左右に首を振った。
「……だいじょぶ、じゃない。からだ、へん。あたまもへん……」
呂律もすっかり回らなくなっている。
スオウは、震えるナツキの胸にそっと触れた。
小さく尖る、胸の突起に。
「ひゃ、あっ」
ビクンッとナツキが跳ねた。
スオウはドギマギしながら身を起こし、互いの位置をひっくり返すように入れ替えた。ナツキが仰向けになる。
スオウは身を落とし、ナツキの胸にそっと舌を這わせた。
「あっ、んっ……」
全身が性感帯にでもなったかのようだった。普段は存在など感じないほどの小さな突起なのに、濡れた舌に愛撫されるだけで、どうしてこんなに感じてしまうのだろう。自分でも自分がわからない。
スオウの舌が、硬く尖る右胸の突起を執拗に舐める。左胸は指先でこねくり回される。そんな風にされてしまうと、ナツキはますますおかしくなりそうだった。
「……ふっ、んっ……」
唇に含まれたり、強く吸われたり、唾液を絡ませながら舐められたりしているうちに、ナツキの腰が落ち着かなくなった。もじもじと焦れたように全身を揺らめかせ、まるで誘うような動きになってしまう。
スオウがクラクラした様子を見せた。
「だめだ。俺、もう我慢できない。据え膳のナツキに何もしないなんて無理だ。ごめんよ、ナツキ。やりすぎなのは重々承知してる」
スオウの下腹のものは痛いほど元気になり、ナツキの両足を持ち上げると、左右に押し広げた。
「うっ……」
ひくひくと収縮している、精液にまみれた桃色の窄まりに、腰を寄せたスオウは深々と突き入れる。
「……あーっ……あぁっ……」
ナツキが狂ったようにのけぞった。
「……待っ……て、スオウ……っ、あたま、もっと変になる……っ」
「いいよ変になっても。ナツキがどんな風になっても、俺ナツキのこと好きだから」
スオウの下でナツキがもがく。
「だめっ、も、いく……っ」
「まだ挿れただけだぞ」
ナツキがビクンビクンと跳ね、吐精した。仰向けのへその上に、白濁が飛び散る。
「これがトコロテンってやつか。挿れたそばから出ちゃうやつ」
スオウは素直に感激した。
「ナツキが敏感になりすぎて、俺も頭がおかしくなりそうだ」
スオウはナツキの首筋に唇を這わせ、胸の突起を指先でいじりながら腰を揺すった。熟れたように熱い粘膜を擦り上げる。
「ぅあっ、んっ」
ビクビクとナツキが震える。
スオウがにやにやと笑った。
「乳首がこんなに感じちゃうぐらいだから、前立腺はもっと大変なことになってんじゃねぇの?」
スオウがガツガツと突き上げる。ナツキが身悶えた。
「あうっ、やっ、だめっ、そこ、トントンしないで……っ」
「トントン?」
スオウは腰をグラインドさせ、ナツキの粘膜をこねくりまわす。敏感になりすぎたそこはすっかり熱い。
「トントンってこういうの?」
スオウは軽く腰を突き、前立腺の辺りを集中的に刺激した。
「ひっ……あっ、そこ、やだ……っ」
「ここトントンされると、やなの?」
スオウは面白がって、何度も前立腺の辺りを屹立の先端でつついた。
「あっ、あっ、あっ、いくっ、いっちゃうから……っ」
苦しげに髪を振り乱しながらナツキが訴える。
「ナツキのここもすっかり敏感だな。大丈夫かな。元の生活に戻れる?」
スオウはひそかに心配になったが、目の前の据え膳をいただくほうを優先させた。
奥のほうを小刻みに揺らすと、ナツキが苦しそうに喘いだ。
「ふっ、あっ、やだやだっ……いくっ……」
「もしかして、もうイキっぱなしなんじゃないの? ずっとイッてるの?」
こくこくとナツキが頷く。
「俺の、からだ、へんなの……っ」
「そんなナツキを見てる俺も変になりそうだよ」
スオウは体位を変えながらナツキを抱き続ける。気持ちよさに勝てずにいつまでもやっていたら、ふいにリュウトが戻ってきた。
「まだやってるのか」
「だってナツキがかわいいんだ」
リュウトは、スオウにのしかかられているナツキの傍に来た。
「まだ知らないと思うから教えてやるよ」
ナツキは朦朧とした意識のまま、リュウトを見上げた。
リュウトはナツキの左手首を手に取ると、勝手に端末を開いてナツキのステータス画面を見せてきた。
「アダルト空間にいる時にしか見ることができない、スキルとパラメータがあるんだ。ここに性感っていう項目がある。まだこっちに来たばかりなのに、ナツキの数値はもうこんなに高い。スキルの数値が最大になると、達人になる。粘液の催淫効果が切れているのに、ナツキがこんなに気持ちよくなってしまうのは、この数値のせいだ。もちろんリアルでは通用しない、ゲーム内だけのスキルだけど。だから、リアルのナツキはこんなじゃないから安心していい。今ナツキはこの性感を磨きに磨いている状態なんだ。最大になった後はそれ以上あがらないけど、ある条件を満たせば限界突破することができて、さらにスキルを磨くことができるんだけど、それはまたそのうち話す」
頭が働いていないので、リュウトが何を言っているのかナツキにはよくわからなかった。どうして彼はその説明を今しているのだろう。
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