ひとりでこっそり暮らしていた僕はクマ獣人と幸せになります

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我慢の限界※

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ルーカスさんに抱き上げられた。
太い腕に少し触れただけで体がビクンとはねる。

「あっ・・・あん」

こんな声出したくないのに出てしまう。

ルーカスさんの息が荒い。
ギラついた目で見られ、体の奥が熱くなる。

階段を登る振動でさえ辛くて、初めての経験に恐怖が募る。


ベッドに降ろされ、ルーカスさんの温もりが離れた時その腕を追いかけた。
「ルーカス・・・さん。僕怖い・・・です。どうしたら・・・いいですか。一人に・・しないで。」

自分ではどうしたらいいのかわからない。
この疼きはどうやって鎮めたらいいのか。
体が辛くて辛くて怖い。

「くっーーー!フィルやり方がわからないのか?」

「はぁはぁ・・・やり方?なんのやり方・・・ですか?」

「今まで自慰はしたことあるか?」

「じ・・い?」

「・・・なさそうだな。フィル。このまま一緒にいたら俺はフィルをめちゃくちゃにしてしまう。いいのか?」

ルーカスさんの額に汗が浮かんでいる。
ルーカルさんも辛いの?
僕と一緒?僕の辛さわかってくれる?
一人じゃないんだ。よかった。

僕一人だけが辛いわけじゃないとわかって安心する。
「一人は・・・嫌です・・・僕どうしたら??」

「・・・俺に・・・任せてくれるか?」

「ラクに・・・なりますか?」

「あぁ」

「お願いします・・・早くラクになりたい!!」

「・・・わかった」



そう言うなり、ルーカスさんはベッドに寝転がっている僕を跨いで乗りかかってきた。
えっ?と思った時には口が塞げれていた。

「んっ・・・んん・・・はぁ・・・」

僕今キスしてる?
ルーカスさんとキス・・・いいのかな。
頭がぼーっとしてよくわからない。これがいいことなのか悪いことなのか。
でも、なんだが気持ちいい。

わずかに開いた隙間から舌を捻じ込まれ、痛いほどに舌を吸われる。
上にいるルーカスさんの唾液が僕の口にどんどん入ってくる。
それを必死に飲み込むけど間に合わない。
口の端から垂れた唾液を指で戻され、ちゃんと飲み込むまで繰り返される。

喉の奥までルーカスさんの舌が届き、苦しい。
口が離れた瞬間に息を吸い込むけど、酸欠で更に頭がぼーっとする。

長い長いキスが終わった頃には、息も絶え絶えでぐったりしていた。

そんな僕を見たルーカスさんはまさに獲物を前にしたクマだった。

僕の着ていたシャツをビリビリに裂き、ズボンを下着ごと脱がされる。
顕になった僕の裸体を見てゴクリを唾を飲み込んだルーカスさんは僕の乳首に噛み付いてきた。

「あ!!痛いっ!!やめ・・・ああ」
甘噛みなんてものじゃない。食いちぎられるかと思うほどに噛まれる。
ルーカスさんの顔を離そうと手で押し返すと、邪魔だと言わんばかりに頭の上でひとまとめに押さえつけられた。

ベッドの下に落ちている僕のズボンで腕をぐるぐる巻きにされヘッドボードに括り付けられた。
両腕を動かせなくなった僕はルーカスさんの思いのままだ。

右の乳首に満足したら左の乳首、乳首に満足したら脇腹や鎖骨にも噛みつかれる。
まるで本当に捕食されている感覚だ。

だけど、その痛みもだんだん快感に変わってきた。
僕の体どうなっちゃうんだろう。
ポロポロ流れる涙もルーカスさんに全て吸い取られる。
まるで、僕の全てがルーカスさんのものと言われているようだ。

「フィル・・フィル・・可愛い。俺のものだ。俺の番だ。もっと印をつけなくては!」

そして太もも、ふくらはぎにも噛み跡を付けられた。
そんな僕の姿に満足したあと、


「フィルのここは小さいな」
突然、おちんちんを握られた。

「ひゃ!!!」

「小さくてうまそうだ」
ルーカスさんの大きな口にすっぽりと包まれ、初めてのことに一瞬何されたか理解できなかった。
暖かくて気持ちいい。

「あ・・・あん・・・だめ・・・」

じゅぼじゅぼと口を上下に動かされ、激しい快感が僕を襲う。
「だめ・・・やめて・・・出ちゃう!おしっこ出ちゃう!!!」

「出すんだ!!」
一層激しくいじられる。

「あっほんとに・・・もう・・・ああああああああ」

僕のおちんちんからドピュドピュと何かが出てる。
どうしよう・・・ルーカスさんの口におしっこ出しちゃった。
はぁはぁと肩で息をしていると
「たくさん出たな。ほら」
とルーカスさんが口から手のひらに出した。
「しろ・・い?どうして?だっておしっこ・・・」

「出したのも初めてだったのか?これは精液だ。」

「せいえき・・・?」

「あぁ気持ちいいと出るものだ。今日はたくさんこれを出さなきゃいけないよ」

「・・・もっとだす?」

「そうだ。出なくなるまで出すんだ。そしたらラクになれる」

一度出しただけですごく疲れたけど、体の疼きは全く治らない。


「大丈夫だ。俺がもっと気持ちよくさせてやる」

回らない頭では、もうルーカスさんが何を言っているのか、これから何をするのか僕には理解ができなかった。




















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