あい

アイうえおか

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あい

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その日私は子育てが落ち着いたのでアルバイトを紹介してくれるというママ友に連れられてある男に出会った。

多分あれが幽世でいうところの三途の川だったのだろうと思う、今の私は生きているとはいいがたい地獄の日々を過ごしているのだから。


待ち合わせに現れたのは大きなワンボックスの車で面接会場に向かうと思っていた私はよろしくお願いしますなんてのんきな挨拶をしていた。だって、紹介のママ友は読モをしていると噂の美人ボスママだったのだから、それが華々しい世界の入り口に見えたとしても私の落ち度ではないと思う。

早まったことをしてしまったと気づいたのはラブホテルの暖簾をくぐった時、恐慌状態に陥ってしまった私はママ友に抗議をすることすら忘れてしまっていた。この時に何かアクションを起こすことが出来れば現状もこんなひどいことにはなっていなかったんだと思う。

「どうしたの?早く降りようよ。」

男が優し気に・・違う。欲望に醜くゆがんだ顔で声をかけてきた。最後の危機管理能力で頑なに動かずにいると男とママ友が揉めはじめる。内容は私の承諾を得たかという題名の演劇、男が怒り出して帰ると宣言をしたときに私は助かったと思った。だから気を緩めてしまったのかもしれない。

「お願い、この子は失敗だったけど今度はちゃんとした子を連れてくるから。本当はね、今日連れてくるはずだった子の子供が体調を崩しちゃって無理になったの。今度はその子を連れてくるからお願い。そうだ、撮影したいって言ってたでしょ。それしてもいいから、今日はタブーなしでいいから。」

「え、ちょっと待って。子供?まさかお前結婚してんの?俺これでもまっとうな仕事してるんだけど?俺を破滅させる気?ごめんね美人ちゃん、ひょっとして君も人妻さん?この女に騙されてきたんだよね、怖かったね。直ぐに帰してあげるからね。」

「待って、お願い。そうだ、この子に撮影してもらいましょう。今日はお金いらないから。ね、これで最後にするのだけは勘弁して。」

男の優し気な言葉と切羽詰まった様子のママ友に自分が優位な位置に立ったと勘違いしてしまっていた。何故ママ友がこんなに縋るのか言葉をちゃんと聞いてよく考えていればあんな提案は受け入れるはずもない、今ならそう思えるのに。

おもむろにチャックを下したママ友は男のものを口いっぱいに含んでスマホのカメラを起動した。そう、口いっぱいに。私は彼女の行動よりも男のそれの大きさに目を奪われてしまっていた。初めて見るサイズだ。夫しか男を知らないのだから比べるべくもないのだが、男のそれは常軌を逸していた。

いつの間にか持たされたスマホでレンズ越しに見ることで羞恥に目を背けるという気持ちに、目を離さなくていい理由を見つけてしまったのかもしれない。

「カメラマンやってくれるの?お願い。お願いします。どちらにしろこんな秘密を知られてしまったからにはあなたに逆らうことはできないけれど、子供のことも近所のあれこれも全部貴女優先でやらせてもらいますから。」

私よりも5つほど若く、近所の主婦をあっという間の掌握した彼女の言葉はそれなりの説得力がある。人一倍気を使い精神的に余裕のなかったママ友付き合いその重圧から解放されることは望んでも手に入れられない得難いものだった。

カメラを回すだけなら。

始まったのは想像もしなかった世界。

タブーは無しだよな。と言った男はママ友のワンピースを捲りあげると、それこそ見たこともない大きさの注射器を持ち出してお尻の中に水のような液体をどんどんと注入していきます。彼女がもう無理、ダメ。その言葉は男には意味のないものでした。

あっという間に膨れ上がったおなかは妊娠3~4か月と表現・・やめましょう。私も毒されているようです。

兎に角おなかを膨らませた彼女をベッドに仰向けに寝転がせると喉の奥まで自分のものを一気に挿入してそのまま前後運動をはじめました。今日の彼女は人間扱いをされないのでしょう、それともこれが彼女の普通だったのか。私が初めてこれをされた時は喉に入らずに何度も嗚咽を繰り返したのですが、苦しそうにしながらも受け入れる彼女に私の時のような本能からくる拒絶はなかったと思います。

唾液と何かが混ざった息継ぎと男の尻をもがくようにたたく音、それだけなのにとても淫靡に思えてしまって目が離せませんでした。普段の私ならきっとやめてあげてと助けに入るような場面です。この場面はあとから何度も見させられましたから。

ママ友がおなかを押さえて限界を伝えます、勿論男はこれに対応しません。本当に限界だったのでしょう、彼女はお尻に手を当てて逃げるようにトイレに駆け込んでいきました。逃げられたんですね、これがプレイだと知ったのはずっと後の話ですが。

男は彼女がトイレに行っている間に私に話しかけてきました。簡単なハンドサインの打ち合わせです。カメラは複数台用意していたようで、そのうちの一番軽そうなものを渡されました。三脚で定点設置も2台ほど置いていきます。それからベッドの上に頑丈な透明のシートのようなものを広げて準備が完了したようです。

トイレから出てきた彼女を今度は逃げられないようにベッドの脚と拘束具で繋げて再度おなかを膨らませていきます。今度はおもちゃを使って彼女を責めるのです。吸盤が付いたモーターの玩具を両の乳首にあてがい、スポイトのついたシリンダーのようなものでクリトリスを引っ張りだしました。全ての玩具には紐がついていてモーターの動きだけで喘ぐ彼女に時々変化をつけるようでした。その遊びは面白いように体をはねさせて何度目かの絶頂を迎えた彼女は腰を浮かせたままのお尻から何度かに分けて液体を吹き出しました。吹き出すたびに追加させるのは洗浄のためでなく彼女の顔が羞恥に染まる事を目的としています。カメラのこちら側にもそれが伝わってきました。

男は休憩とばかりに部屋の椅子に座りタバコをふかしますが、ママ友は拘束されたままです。ですが、猿轡を外された彼女の喘ぎ声が入れてと繰り返し、反応のない男を見限ったのか今度は私の名前を呼んでせがんできました。そう、あろうことか私の名前を叫んだのです。

こんなビデオに名前だけでも参加させられてしまった私は用意されていた一番大きなおもちゃをお望みの通りに差し込んであげました。一番奥まで入ったのでしょうか彼女は私におしっこをひっかけてずぶ濡れにしました。これでは帰れない、どうしてくれるのと八つ当たりによろしくそれを激しく前後させます。彼女の体は面白いように痙攣を繰り返してそのまま泡を吹いて気絶してしまいました。

慌てた私は器具を抜き、カメラを放り出して介抱します。男が優し気に大丈夫、とても気持ちがよかっただけだよ、すぐに目を覚ますから。と声をかけたとき、安心でへたり込んでしまいました。その時に見えてしまったのです、ママ友のあそこから出てはいけないものが出ています。

子宮脱初めて見たよと笑う男はそれに触れると二本の指で広げ、腹話術などで一通り遊んだあとにようやく彼女を起こしました。彼女は男以外に与えられた初めての絶頂と、現状の情けなさに号泣してトイレに閉じこもってしまいます。

「おい、出て来いよ。お前の変わった一面が見えて俺も嬉しかったからこれからも遊んでやるからよ。」

その言葉は慰めになっているのでしょうか、私には全く理解できませんでしたが大丈夫こいつドMだからよ。という男の言葉は何か説得力のようなものを感じて私は言葉を飲み込みました。

「うわ、何彼女べちょべちょじゃん。きっつ、何?処女?あれ、結婚してるんだよね?」

何を言い出すのかと男を見ると、口に人差し指を当てて目で合図を送ってきました。どうやら天岩戸作戦のようです。私にも演技を振ってきますが何度も言ったように私の経験は夫一人、そんなことできるような器用さもありません。それでもと食い下がるので小さく、あ、と発すると男は声を押さえたまま腹を抱えて笑い出しました。私もすぐに面白くなって笑ってしまいます。顔が近づいた隙にキスをされてしまい、怒って手を挙げるとごめんちょっとだけ乗ってと演技のへたくそな私は触るくらいならいいかと、それを許してしまいました。

「うそ、ほんとにべっちょり。てか、え?毛はどうしたの?」

恥ずかしいことに私は陰毛が薄くほとんど生えてきません、少しばかりしか生えないのが余計に格好悪くてお風呂に入るときに剃ってしまうのです。

ですが、この時の私は久しぶりに触られた感触に体が縮こまってしまって余計に声が出せませんでした。だって触ると言っても服の上からとか胸だけとかその程度に考えていたのにいきなり下の中に直接ですよ。

でもそれよりも何よりも体が求めてしまっていたのでしょうか、クリトリスをひと撫でされただけでオーガズムに達してしまった私は。男の腕に抱き着いたまま体を痙攣させてその反動で当たる男の太いたくましい腕にこすりつける形を作ってしまい、そのまま何度も絶頂を迎えてしまいました。

そのまま気を失ったのか、記憶があいまいで後から見せられたのは反応のない私を裸にする二人と、そのままおもちゃのようにされる姿。記憶がはっきりするまでママ友にしたのと同じようなことをされていました。

そしてその瞬間、挿入。私の体は硬直して反り返ります。なにせ私の手首より太いものが誰も触ったことのなかった全てを目いっぱいに触ったのです。覚えているのは凄まじい圧迫感と痛み、そして出会ったことのない快楽でした。頭にスパークが飛ぶというのはきっとあのことなのでしょう。男が腰を動かし始めた二突き目には獣のような絶叫を上げる私がいました。男の方も限界が近かったようでそれほど長い時間はかかりませんでしたが耳元で聞こえる男の息遣いと逃げられないように密着して抱えられたたくましい体その全てが私を狂わせていました。射精の瞬間、子宮の壁をたたく無数の精子がもう何度目かわからない絶頂を私に与えました。

その後は気絶した私をなぶるのが面白くなかったのか、二度目の絶頂を私の中で迎えたあと私の愛液と男の精液でぐちゃぐちゃのそれをママ友に口でお掃除をさせてお開きになったようです。

いえ、私が意識を取り戻したときに二人は交わっていたのでビデオの容量が足りなかっただけですね。ひりひりと痛むあそこからは血が滲んでいました。そこになって漸くこれに気付くほど私は馬鹿になっていたのです。

二人の行為が終わる前にシャワーを浴びていると、つながったままの二人が入ってきました。男は嫌がる私を抱き寄せてお尻を鷲摑みにします、そのまま強引に口を奪いながらお尻の穴に指を入れてきました。次はここを使うから会う前にきれいにしておけ。

男は私がひっぱたいたことも気にせずに獣の交尾を続け、全身を洗い終えた私の髪をつかんで口元で射精しました。いやがらせでしょう、私は自分が情けなくなって悔しくて泣いてしまいました。ママ友がそのうちそれも全部気持ちよくなるからと言ってかおのそれを舐めとるのが気持ち悪くて突き飛ばしてみても、馬鹿野郎ここ風呂だぞ!こんなところで暴れたら怪我で済まないこともあるんだから気をつけろと男のいう今更ながらの正論も悔しくてただただ泣き続けるしかできませんでした。

いつの間にか乾いていた服を無理やりに着せられて家に帰っても何もする気が起きません、優しい夫は私を気遣い食事の用意や息子の世話をしてくれました。出かけた恰好のままで布団にくるまる姿を面接でいやなことがあったなどと勘違いしたのでしょうか。本当に私には勿体なさ過ぎるできた夫にもう出ないと思った涙が止まりません。

これから私はどうなるのだろう、夫にこれを相談したらどうなるのだろう。不倫された男視線のメロドラマでは、愛はあってもフラッシュバックに苦しめられると家庭が壊れる警告音をけたたましく鳴らします。勿論不倫ではないただのレイプです。ですが心に追う傷は同じでしょう。

悶々とした日々が続き、件のママ友とも接触がないまま1月が過ぎ、そのまま半年ほど過ぎたころ彼女から連絡があった。メッセージも無いただの動画だ。女が男たちに犯されていた。あのママ友ではない、数日間連絡の取れなかった妹だった。

両親曰く恥かきっ子、私が思春期を真っ只中に生まれた歳が14も離れた妹だ。生まれたころはそれこそ煩わしいばかりだったけれど、優等生ぶった私はそんなことをおくびにも出さずに接して漸く最近普通に話せるようになった存在、嫌いではないけれど扱いづらいそんな感じ。でも、大事でないわけもない。

私は必死でメッセージを送るが、ママ友の返事はない。焦燥感に駆られて警察の文字がメッセージに現れ始めたころ漸く返信が来た。

「ごめ~ん。間違えチッタ。てへぺろ。」

簡単なメッセージが送られた後、座標を示すURLが張り付けられた。来いというのだろう。間違えたとは私とということか、アラサーの私と中学生の妹をどうやって間違うというのか。頭に血が上った私は相手にけがをさせてでも奪い返すと誓い。裁縫セットから裁断ばさみをひっつかんでカバンに入れた。

場所はあの時のホテル、あの時と同じ部屋だった。

メッセージを部屋についたと送り、施錠が開く音がした。とたんに聞こえる嬌声は悲鳴のようにも聞こえた。思わず妹の名前を叫び、乗っかっている男に向けて鋏を向ける。どきなさい刺すわよ。

我ながら大きな声が出たものだと思う。

その声に振り返る女の顔は妹とは似ても似つかないものだった。しいて言えば女の体つきが幼く見えるかもしれないが、髪の毛は色を抜きすぎて痛んでいるしなにより。男のものを血も出さずに咥えこんでいた。いくら何でも数日会えないだけでここまでにはならないだろう、安心してへたり込み何よ!と叫んで鋏を明後日に投げてしまった。

「なんだ、参加したくて来たんじゃないのか。どうゆうこと?」

私も何が起こっているのかわからずにママ友に説明を求める。

結果どうやら早合点はは私の方で、動画を送る相手を間違えたというだけの話だった。

でも、私は気づいてしまっていた。

妹のことは本当に心配だった、でも。あの時の快楽がもう一度味わえるのかもしれないという期待を持っていた自分に。

再開される痴態は今回は私とは関係がなく、獣の叫びも知らない誰かのものだ。それを知ってか知らずか参加していく?しないよね、でも少し待ってくれない?帰り送って行ってよ。旦那にばれたらまずいしさ。たまにはね。とあっけらかんとしたママ友の言葉は私をここにとどめるのに十分なものだった。

疼きだす体を抑えて息が苦しくなる。あの時を考えて一人ですることにも嫌悪感より罪悪感が勝ってしていない、夫との行為は月一程度でそれも最近はとても淡白だ。今なら、この狂った空間ならばの痴態を見てそれをされているのが自分だと想像して少しだけ自分でするのも許容されるのではないか。幸い誰もこちらを見ていない、スカートのポケットに手を入れて・・・・届かない。

もどかしさが募る。

目の前の状況は佳境に入ったのだろう、男より少しは小さいがそれでも十分に大きいと言えるもう一人のモノと両穴を塞がれた女はかわいらしい顔からは想像もできない野太い声を出して喜んでいる。ママ友は今日はカメラマン役なのだろうか相手にされずに自分の手を手首まで入れて楽しんでいる。

痛くないだろうかなどとは考えない、その快楽は今自分が欲するそのものなのだ。

まだ視線はこちらにない、少しだけなら。スカートのフックを外し、手を差し入れるクリトリスに触れた瞬間に思ったよりも大きな声が出てしまった。慌てて状況を確認する、大丈夫誰も気づいていない。

こねる指の動きを早くしてさっさと達してしまおう、動きは少しづつ大胆になり自分の世界に入り込む。もう少し、あと少しでと目をつぶった刹那、強い力で足を広げられてストッキングが破られた。

ショーツを乱暴に捲られて一突き。

男は私の中で果てた。私とほぼ同時に。

しみ込んでくる温かいものが私の中を満たす。

痙攣が収まらない。

求めたすべてがここにあった。


お気づきの方もおられるでしょう、ここまでのすべてが罠でした。大きな口を開けた蛇の口に自ら飛び込んだ瞬間でした、首元に牙は刺さって毒が回った体は動きません。あとはゆっくり飲み込まれていくばかりです。

「準備してこい。」

男の言葉にだくだくと従う。抑えていた欲望が赤裸々に暴かれてもう隠せる場所はない。ママ友に入れてもらった浣腸液を色がなくなるまでトイレで流し、次は前日の晩御飯から食べたらだめだよという健康診断の前準備のようなシステムにカルチャーショックを受けながら体をぬるぬるの液体で満たす。着る意味があるのかという面積の少ない下着をつけて土下座の状態で待つ。

体中の恥ずかしい部分をくまなくカメラに収められて時々思い出したように触れられると、体がビクンと跳ねる。

お許しをいただいて顎が外れそうなそれを咥えさせていただく。喉が開いていないので奥まで入らないことがわかると、指で拡張の調教をいただいた。喉の奥から知らない愛液が溢れてそれを体中に塗り込められるとお尻の穴もいじっていただけた。はじめから異物感や不快感はなかった、おそらくこれまでのすべてが脳内の快楽物質を放出させる前戯だったのだ。

程なくして野太い指を二本三本と咥えだす厭らしい穴は、喉よりも簡単にご主人様のものを収めることが出来た。幸せが満ちる、取っ手の様におざなりに使われる前の穴からは止め処なくぬるぬるとしたものが出ている。持ちにくいといって乱暴にベッドに投げられた後は私はただの穴になった。ご主人様が乱暴に欲求を吐き出すだけのもの。オナホというらしい。ご主人様の気は完全に私から離れていて、ママ友やもう一人の遊び女と戯れている。遊び女は私を椅子としか思っていないように腰を浮かべることなく体重をかけてくる。苦しい、切ない。お尻の穴はご主人様で満たされているけれど腕も口も心もそれらすべてが自分から離れている。

とても悲しい、そしてそれがこの上なく気持ちいい。

これは私の本質なのだとご主人様は教えてくれた。彼は女の性質を見抜くのがとても得意だとうそぶいた。こんなおざなりに扱われるのが好きな女なのだと思い知らされる。それはとても正しい。

遊び女に乗られて胸がつぶれるのは声が上げにくい、おそらくヒキガエルの方がきれいな声を出すだろう。前の穴はママ友が指が何本入るかと挑戦をしている。細い4本の指を纏めて強引に出し入れされた時にはそうされる行為で気持ちよくなっていた。出し入れのことではない、おもちゃとして扱われることにだ。

もう一人の男はカメラマンに徹していたようだが、時々手を出す。ちぎれるのではないかという胸の握り方は後日痣になったけれど、引き伸ばされた乳首はちぎれそうになって血が出ていたけれど。

上映会が始まった。

最初の私だ。

受け身一辺倒だが、今と変わらず快楽を貪り受け入れた女がいた。

涙が出た、後悔をしている。

それらすべてが快楽に変わっていく。

ああ、前の孔にも男が入ってきた。すごい、語彙が消える。

凄い。

あああ。

ご主人様のピストンは射精しても止まらない、男の潮吹きというものが後ろの快楽孔を満たすと、時折隙間から勢いをつけて漏れる。

私の穴は隙間もないほどいっぱいのはずなのに、私という玩具は壊れてしまったのだろうか。

いけない、そんなことになればもう遊んでいただけない。

必死で穴を閉めようと力を入れると、いてえよ。と頭を叩かれた。

私が私を知らないだけで、これは通常の状態なのかもしれない。

そんなことを考えている自分が悲しくて涙が出てきてしまう。

そして脳内物質が溢れて絶頂を迎える。

ご主人様が使う後ろの孔で逝き。

男が使う前の孔で逝き。

乱暴になぶられる乳房で逝き。

乳首で逝き。

クリトリスで逝き。

極めつけは頭で逝くのだそうだ。

体中が性感帯とはまさに私のことだった。

何度も意識が飛んで、今またこのビデオを見て逝く。

どこにも触れないで逝けることが今の私の特技だ。

尚いうと、導入部分で私が現れていなくても逝ける。

これからされること、まだしていただけていないこと、想像もつかない何か。

それらを思うだけでもよおしてしまうので日常生活が大変になった。

ご主人様はなかなか呼んでくれない。私の場合はこれが一番いいのだそうだ。とても正しい、私は日々淫乱な娼婦になっていく。

娼婦と言えば、あの日私は売られていたらしい。

流されるままにご主人様以外の男を受け入れたのだ、それはそうだろう。それでもそれならばそう宣言してからしてほしかった。今の私ならばそうされてしまうと考えただけで絶頂を迎えることが出来るだろうから。



ここは快楽という名の地獄。

誰にも言えないし共感されることは少ないだろうけれど、私が求めてたどり着いた先。

多分本当の地獄にも落ちると思う、だって私ほど理性を顧みず欲望に誠実な人間はいないから。
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