1 / 35
『ルカ』
しおりを挟む地に堕ちて、初めて瞳に映ったのはキミでした。
春の木漏れ日で艶めく髪が夏の風に攫われる。
秋の紅葉に彩られる中、キミはいつも同じ顔で私に笑いかけた。
冬の白い世界で身を寄せ合ったキミの熱を、きっと私は忘れることはないだろう。
たとえ、何があったとしても
キミのその笑みが絶えることが無ければ、私は幸せだと胸を張ることが出来る。
―――ただ、
この気持ちを何と称したらいいのか。
それだけが、ずっとわからないままなのだ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
61
1 / 4
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる