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失恋の特効薬
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「や、だ……のあ……っ」
「大丈夫だ、痛いことはしねぇ」
「んん……っ」
ノアの肩口に額を押し付けて必死に恥ずかしさに耐える。彼の言う通り痛みはなくて指先をコリコリと探るように動かしてくる。
「……っ!」
「ここがイイトコか……?」
ある箇所に触れた瞬間体に電流が流れたみたいになって思わずノアにしがみつく。何これ、何これ…わからない。分からないけど何かダメなことだけは分かる。
「もう一本増やすぞ」
「え、ま、まって……っ」
ノアの言葉と同時に二本目の指が入ってくる。圧迫感が増して苦しいはずなのに、それでもノアの指だと思うと謎の信頼感が生まれて任せてもいいかもなんて思えてくる。
「あっ……ぁ……っ」
「はは、エロいなお前……」
いつの間にか三本の指を飲み込んだそこはもう大洪水でノアの手を汚していた。ノアの言うとおり私はエッチな女なんだと自覚させられてしまう。この歳になって一回も性行為をしたことがないというのによりによって兄のように慕っていた男から与えられる快感に溺れそうになっているのだから。
「の、ノアって…」
「ン…俺がどうかしたか?」
「や、やっぱりエッチ上手、なんだね…」
自分でも何を口走っているのかわかっていないかもしれない。私の言葉に目を丸くしたノアは、ニヤリと口を歪ませた。
「それだけ気持ちよかった?」
ノアの楽しそうな声色と、上機嫌な顔に自分の放った言葉を自覚する。なんてことを言っているんだ私は!しかし時はすでに遅く、彼は嬉しそうに私の耳元で囁いた。
「もっと気持ちよくしてやる」
その低くも艶っぽい声─恐らくベッドの中でしか聴けない彼の声に体の芯がぞわぞわと泡立った。腰のあたりで引っかかっていたドレスをパンツごと脱がされてノアに全裸を晒してしまう。舐めるように向けられる視線にさらに羞恥を煽られる。今更ながらもうノアとはいつもの関係には戻れないのだと自覚した瞬間だった。
(ノアはもう私を近所の妹みたいな存在じゃなくて女として見ている)
それがわかってしまった以上、私だって覚悟を決めるしかない。ノアの首に腕を巻きつけて自らキスをする。ノアからのキスとは比べ物にならない、下手くそで不器用なキスだったけどノアは優しく応えてくれた。
「ん……っ」
「ナタリア……」
ノアは私の声を聞いて小さく笑うと自身のズボンに手をかけた。ベルトを外すカチャカチャという音がやけに響いて耳にこびりつく。その後のスラックスのホックを外してチャックを下ろす音も、スラックスを下着ごと脱いで床に捨てる音も顔を熱くするスパイスになった。
ぎしっとベッドが沈んで上からノアがのしかかるのを感じる。ノアの裸が私の体に触れて遂にセックスをしてしまうんだと今更ながら実感してしまった。
「力抜いとけ」
「う、うん……」
「いい子だ」
ノアの顔が近づいて唇に軽く口付けられる。それと同時にゆっくりとノアのモノが押し入ってきた。
「あっ、…っつい…」
「く、は…っ、狭ェ…っ」
熱い…熱い塊が私のナカを広げていく。怖くて結合部に目は向けられないけどノアの表情を伺えば余裕なさげに眉根を寄せていた。私が彼を見つめていることに気付くとフと笑って気遣うように私の額を優しく撫でた。あまりに自然な動作に恋人同士なのではないかと錯覚してしまう。こういうところで彼が夜の相手には困らないことを理解してしまう。
「んん……っ、ノアぁ……」
「はっ、全部入ったぞ」
ノアがそう言った途端、無意識に私の目尻から涙が零れ落ちた。それに気づいたノアが親指で拭って、触れるだけの軽いキスをした。
「痛いか?」
「ん、んーん……」
首を振ればノアは満足そうに笑って今度は深く舌を入れてきた。その間もゆるりと腰を動かして、私の反応を見ては動きを変えてくれる。
「んぅ……ふぁ……」
「ナタリア…っ、は、ぁ…っ、息、しろよ…俺に呼吸合わせられるか…?ん?」
「む、無理ぃ……っ」
ノアが動くたびに下腹部が疼くような感覚に襲われてうまく呼吸ができない。ノアがナカに入っていると意識すると呼吸が浅くなって少し苦しくなる。ノアは少しでも落ち着かせようと私の耳元で呼吸音を聴かせながら優しく背中を撫でてくれる。そのおかげか次第に落ち着いてきてノアの動きにも慣れてきて、自然と腰が揺れ始める。
「あっ……あ……っ、のあ、あ……っ」
「そうだ、ナタリア…っ、は、ん、上手だ…その調子だ……っ」
ノアの腕が私の片足を掴んで深い腰つきへと変わっていく。ノアの声が掠れて先ほどより余裕が失われてきているようで、ノアも一緒なんだと実感する。汗ばんで眉間に皺を寄せて快感を堪える顔つきにぎゅっと自分の膣内が締まってしまうのを感じた。そんな私の視線に気付いたのかノアはニヤリと意地悪そうに笑う。
「なんだ、人の顔見て締め付けて…やらしいとこあるんだな?」
「ち、ちが…っ」
ノアの言葉に反論しようとするも、言葉とは裏腹に私の中はきつくノアのを締め付けていて説得力のかけらもない。もう自分でも制御の効かない身体を恥ずかしく思いながらこの快感に病みつきになってしまう。
「大丈夫だ、痛いことはしねぇ」
「んん……っ」
ノアの肩口に額を押し付けて必死に恥ずかしさに耐える。彼の言う通り痛みはなくて指先をコリコリと探るように動かしてくる。
「……っ!」
「ここがイイトコか……?」
ある箇所に触れた瞬間体に電流が流れたみたいになって思わずノアにしがみつく。何これ、何これ…わからない。分からないけど何かダメなことだけは分かる。
「もう一本増やすぞ」
「え、ま、まって……っ」
ノアの言葉と同時に二本目の指が入ってくる。圧迫感が増して苦しいはずなのに、それでもノアの指だと思うと謎の信頼感が生まれて任せてもいいかもなんて思えてくる。
「あっ……ぁ……っ」
「はは、エロいなお前……」
いつの間にか三本の指を飲み込んだそこはもう大洪水でノアの手を汚していた。ノアの言うとおり私はエッチな女なんだと自覚させられてしまう。この歳になって一回も性行為をしたことがないというのによりによって兄のように慕っていた男から与えられる快感に溺れそうになっているのだから。
「の、ノアって…」
「ン…俺がどうかしたか?」
「や、やっぱりエッチ上手、なんだね…」
自分でも何を口走っているのかわかっていないかもしれない。私の言葉に目を丸くしたノアは、ニヤリと口を歪ませた。
「それだけ気持ちよかった?」
ノアの楽しそうな声色と、上機嫌な顔に自分の放った言葉を自覚する。なんてことを言っているんだ私は!しかし時はすでに遅く、彼は嬉しそうに私の耳元で囁いた。
「もっと気持ちよくしてやる」
その低くも艶っぽい声─恐らくベッドの中でしか聴けない彼の声に体の芯がぞわぞわと泡立った。腰のあたりで引っかかっていたドレスをパンツごと脱がされてノアに全裸を晒してしまう。舐めるように向けられる視線にさらに羞恥を煽られる。今更ながらもうノアとはいつもの関係には戻れないのだと自覚した瞬間だった。
(ノアはもう私を近所の妹みたいな存在じゃなくて女として見ている)
それがわかってしまった以上、私だって覚悟を決めるしかない。ノアの首に腕を巻きつけて自らキスをする。ノアからのキスとは比べ物にならない、下手くそで不器用なキスだったけどノアは優しく応えてくれた。
「ん……っ」
「ナタリア……」
ノアは私の声を聞いて小さく笑うと自身のズボンに手をかけた。ベルトを外すカチャカチャという音がやけに響いて耳にこびりつく。その後のスラックスのホックを外してチャックを下ろす音も、スラックスを下着ごと脱いで床に捨てる音も顔を熱くするスパイスになった。
ぎしっとベッドが沈んで上からノアがのしかかるのを感じる。ノアの裸が私の体に触れて遂にセックスをしてしまうんだと今更ながら実感してしまった。
「力抜いとけ」
「う、うん……」
「いい子だ」
ノアの顔が近づいて唇に軽く口付けられる。それと同時にゆっくりとノアのモノが押し入ってきた。
「あっ、…っつい…」
「く、は…っ、狭ェ…っ」
熱い…熱い塊が私のナカを広げていく。怖くて結合部に目は向けられないけどノアの表情を伺えば余裕なさげに眉根を寄せていた。私が彼を見つめていることに気付くとフと笑って気遣うように私の額を優しく撫でた。あまりに自然な動作に恋人同士なのではないかと錯覚してしまう。こういうところで彼が夜の相手には困らないことを理解してしまう。
「んん……っ、ノアぁ……」
「はっ、全部入ったぞ」
ノアがそう言った途端、無意識に私の目尻から涙が零れ落ちた。それに気づいたノアが親指で拭って、触れるだけの軽いキスをした。
「痛いか?」
「ん、んーん……」
首を振ればノアは満足そうに笑って今度は深く舌を入れてきた。その間もゆるりと腰を動かして、私の反応を見ては動きを変えてくれる。
「んぅ……ふぁ……」
「ナタリア…っ、は、ぁ…っ、息、しろよ…俺に呼吸合わせられるか…?ん?」
「む、無理ぃ……っ」
ノアが動くたびに下腹部が疼くような感覚に襲われてうまく呼吸ができない。ノアがナカに入っていると意識すると呼吸が浅くなって少し苦しくなる。ノアは少しでも落ち着かせようと私の耳元で呼吸音を聴かせながら優しく背中を撫でてくれる。そのおかげか次第に落ち着いてきてノアの動きにも慣れてきて、自然と腰が揺れ始める。
「あっ……あ……っ、のあ、あ……っ」
「そうだ、ナタリア…っ、は、ん、上手だ…その調子だ……っ」
ノアの腕が私の片足を掴んで深い腰つきへと変わっていく。ノアの声が掠れて先ほどより余裕が失われてきているようで、ノアも一緒なんだと実感する。汗ばんで眉間に皺を寄せて快感を堪える顔つきにぎゅっと自分の膣内が締まってしまうのを感じた。そんな私の視線に気付いたのかノアはニヤリと意地悪そうに笑う。
「なんだ、人の顔見て締め付けて…やらしいとこあるんだな?」
「ち、ちが…っ」
ノアの言葉に反論しようとするも、言葉とは裏腹に私の中はきつくノアのを締め付けていて説得力のかけらもない。もう自分でも制御の効かない身体を恥ずかしく思いながらこの快感に病みつきになってしまう。
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