スターチスの思い出

めぐみ

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パンパンっと寝室に肌がぶつかり合う音が響く。全部、全部思い出した。忘れていた何もかも…

「あっ、は、ゔぃるっ、さまっ、すき、すきすき…ッ!」

「俺もっ、愛してるっ…あっ、10年前も…っ、今も…っ!」

「う、れしぃっ…ぁあッ!」

彼の腰に脚を巻き付け、密着しながら彼の愛を受け取る。私のナカを擦り上げるたび今まで以上に気持ち良さを感じてひと突きされるごとにビクッビクンッと体を脈動させる。

「あっ、しあわせっ、すぎて…っ、イくっ…」

「あぁ、好きなだけイけ…っ、ミサ、愛して…っる…」

ハーヴィルも興奮してくれているようでストロークが長く激しくなっていく。抜かれるたびに行かないでとペニスの竿に肉ヒダが張り付いてただでさえいっぱい愛してくれている彼をもっとと強請っているようで恥ずかしい。

「ミサのまんこ…っ、吸い付いて可愛い…っ」

「あっ、ハーヴィル…さまっ♡わたしのっ、おまんことハーヴィルさまのおちんちんっ、すご、いっ♡♡」

「ほら、ンッ!好きな女のまんこで射精するって思ったら…っ、こんなっ、興奮して…っお、らあっ…一発目出すぞっ!俺の精子で孕めっ!!!」

「あっ、あぁああああああーーーーー♡♡♡なかっ、ああんっ♡♡あんっ、きもちぃ♡♡♡」

「ぐっ、あっ、あああああっ♡ンッ、ぁあ…っは、あ…」

ハーヴィルもお尻をびくっびくっと震わせながら絶頂に浸っている。そしてドサリと汗だくの肉体が私を押しつぶした。

「あっ、ハーヴィル、さまぁ…っ」

「は、はぁっ、ぁ、ん…っ、もうちょい…このまま…ミサのナカ…きもちぃ…っ」

カクカクと腰を小刻みに動かされ、絶頂が止むことはない。昨夜から何度も性行為を繰り返しているというのにハーヴィルの精力は止まることを知らない。子宮の中が満たされたのかと思うほどに精液が溢れ出てくる。
そしてハーヴィルが一度ペニスを抜くとそこからどろりと精液が漏れ出てくる。

「ハーヴィルさまぁ…っ、ぬか、ないで…くださいっ」

「また挿れてやるから、今は…っ、こう、させろ…っ」

そのまま口内を舐め回す様にキスをされて、気持ち良さと幸福でどうにかなってしまいそうだ。そのままぎゅうっと手を絡めて抱きしめられたら愛おしくて私も舌を絡めた。

「んっ、ふ、んんっ、んぅ…っ、すき…っ、はぁ、うぃるっ、ひゃま…っ♡」

「あ、ふっ…んん…っ、ちゅ、く…っ、は…ぁ…っ、幸せだな…っ」

ハーヴィルの苦しいほどの体重が愛おしくてぎゅっぎゅと手を握り返す。

「ミサ…っ、好きだ…っ、」

掠れたハーヴィルの声に体が疼いて彼の体に抱きついた。胸を押し付ける様にして密着すると淫部に硬いのが当たって彼の方を見た。

「そんなに俺のまた欲しいか?でも、こんなに健気に濡らされちゃあ、俺も食わない選択肢はねーよな」

ハーヴィルの指がちゅくちゅくと濡れた膣内を出し入れを繰り返して溢れ出す愛液を掻き出した。ハーヴィルの心音も興奮でドキドキしているのが密着する肌越しに感じられて体を震わせながら彼の体にしがみついた。

「ハーヴィル、さま…」

「ん?どうした…?」

甘ったるい視線と声色、背中を撫でる優しい手だけで達してしまいそうだ。昔から彼は野獣のような強さを持ちながら、とても優しくて、温かくて、そういうところが好きだった。

「ギュってしたままえっちしたい…です…ハーヴィルさまの、体温…いっぱい感じたい…」

「また可愛いこと言ってくれるじゃねぇの、横になって向かい合ってセックスしようか?」

頷くとハーヴィルは横向きに体を寝かせて、むぎゅっと私の体を抱きしめた。そして私の片足を持ち上げて自分の体へと引き寄せる。そしてビクビクと脈打つペニスをゆっくりと挿入させた。

「は、ぁああああ♡♡♡」

「ン、は、ぁ…いいな、これ…お前のイってるかわいい顔すぐ近くで見れる」

「ん、んん…っ♡」

出したばかりだというのに硬さを失わないそれはずっぷりと私の最奥へと収まっていく。

「あっ、んん…」

動かさなくても熱いペニスが入っているだけで気持ちいい。だけどハーヴィルはそれでは足りないのかゆさゆさと腰を緩やかに揺すった。

「最奥、すぐぶつかった。精液求めて…子宮降りてきちまってるな…もっとちんぽ汁欲しいのか?ん?」

「んっ…ぁ…は、い…ハーヴィル…さま…」

「可愛い、ンッ…スローセックスもあんまり経験ないがいいもんだな?」

ハーヴィルは吐息混じりに笑うと、視線が絡み合って再びキスをした。そしてキスをしたまま腰をゆっくりと動かす。体の前面はほとんどがハーヴィルに触れて、その体温が愛おしくてたまらない。いつもはセックス中しっかりと実感することのない汗ばんだ肌の感触や彼の匂いに頭がくらくらしてくる。

「んっ、ちゅ…はっ、ミサ…っ」

ハーヴィルの手が同時にクリトリスも攻め始め突然の強い刺激にびくんと身体を波立たせた。しかしハーヴィルの反対の腕がしっかりと私の腰を押さえ込み、とても逃げられる状態ではない。濡れた音を奏でながら指を回すようにクリトリスを扱かれる。

「あっ、ああんっ、は、ゔぃるっ、やらっ、これぇっ♡お、かしくなるっ!」

「っく、は、ぁ…、すげぇ締め付け…おかしくなれよ、ん?ここがっ、好き、なんだろっ?」

「ひゃっ、はー、びる…っ、だめっ、やだあっ、や、ぁあんっ!」

彼の胸に顔を埋めてしがみつきながら快感を堪えるがそれも1分ももたない。クリトリスへの容赦ない愛撫とは裏腹にゆっくりとしたでも的確に私の好きなポイントを突いていく腰使いに快楽の波はすぐ訪れた。

「は、ぁあああんっ♡♡イクっ、イクイクイクーーーーッ!!!!!」

「ぐっ、ん、あ”ッ!ま、だ…っ、まだだからな…っ」

「あっ、ヒィ、んッ?!!やぁ、いまっ!突いちゃっ!やぁぁああああんっ♡♡」

イったばかりの私のことなど置いてけぼりにして、体位を正常位に変えてそのまま突いていく。先程のゆったりした動きとは真逆に脚を開かされて上から押し潰すように体重をかけられ奥深くにペニスが入ってくる。

「んっ、ふ、ぁああああっ♡もっ、だめっ、出ちゃうっ!出ちゃうからっ♡♡♡」

「いいよ、出せよ…っ、お、れも…っ、出す、から…っ」

「しきゅぅっ、つぶされながらっ♡またっ、イ、くぅううううううッ♡♡♡♡♡♡」

ブシャアアアッと勢いよく潮をまき散らしながら子宮を押しつぶすペニスに絶頂する。そしてそのペニスは脈打ちながら子種を満遍なく擦り付けた。

「潮で俺の腹ベッチャベチャ…そんなに気持ちよかったか?俺のちんぽ」

「ふっ、んん、あ、ん…っ♡ごめ、なしゃ…っ」

「いいよ、辛くないか?なんなら水持ってくるぞ?」

離れていこうとするハーヴィルの体にぎゅっとしがみついて何も言えず、呼吸を整える。

「はな、れたく…っ、ない…っ、です…」

「んな可愛いことされたら、俺も離れたくなくなっちゃうんだけど…」

柔らかくなったペニスが糸を引いて抜けると栓を失ったそこからドロドロと精液が溢れ出していく。きゅっと締め付けてもどんどん溢れ出してシーツを汚した。

「大丈夫か?無理させて悪いな…」

ハーヴィルはそっと私にタオルケットをかけて頭を優しく撫でる。それに擦り寄ると今度は抱き締めてきてゆっくりと感じられる体温が心地いい。

「シーツ…汚れちゃ、」

「あとで俺がやっとくから…今はゆっくりしてろ」

そう言って幸せな体温の中、深い眠りについた。
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