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しおりを挟むお風呂を借りて案内された客室を通り過ぎて、その隣の部屋をノックした。
「はいよ」
「失礼します、お風呂上がりました。ありがとうございます」
「さっぱりしたか?」
そこはベイリーさんの寝室で、ちょうど寝るところだったのかベッドの柵に寄りかかって読書をしているところだった。ベイリーさんの問いかけに頷いて、ベッドの端に腰掛ける。
「髪、だいぶ長いんだな」
お風呂に入る前は結んでたからかベイリーさんはそっと私の髪に触れてそのまま撫でられる。
「あ、あの…夜這いに来ました!」
じりじりとにじり寄って勇気を振り絞って言うと、ベイリーさんはクスクスと笑いながら、本をサイドボードに置いた。自分でも何故だか分からないが彼を諦めきれなくて、チャンスを逃すまいと距離を詰めていく。
「物好きだねぇ、一回りも上のおじさんに興味津々なんて」
「おじさんって言っても、いい体してるじゃないですか。それに…好意を抱いてる女に気軽に泊まっていくかなんて言うのもずるいです…」
「こら、むやみに男の体に触るんじゃないの。おいたしちまうぞ」
筋肉質で服越しでもわかる立派な胸を揉み込むとベイリーさんの手が私の手を掴んで突き放した。
「嬢ちゃんはおじさんみたいなのが好きなわけ?」
「ベイリーさんみたいなのが好きなんじゃなくてベイリーさんが好きなんです」
また擦り寄って胡座をかいて座るベイリーさんの膝の上にのっかかる。自分でもこんなに積極的になるなんて驚きだがそのまま彼の胸に頭を寄せた。
「あーもう、煽るんじゃねぇよ。乱暴にしちまうぞ」
「してくれるんですか?!」
「キラキラした目で見るな、後悔しても知らねぇぞ」
ベイリーさんはため息をついて乱暴な手つきで私の上の服を脱がせて胸を揉みしだく。大きくて骨張った手がぐにぐにと形を変えるように揉んで、そのまま甘ったるいキスをされた。期待してたとはいえ、心臓はうるさいくらいに高鳴って彼のキスに追いつくので精一杯だ。
舌が絡みついてぐちゅぐちゅっと濡れた音が部屋に響き渡る。キスだけで全身を蹂躙されるような感覚に陥ってすっかり腰砕けにされた。唇が離れるとぐったりとベイリーさんの胸に体を倒れ込ませてしまって頭を撫でられた。
「んなとろけた目しやがって…この続き、大丈夫なのか?」
なんだか子供扱いされたようで悔しくて、ベイリーさんの服のボタンを外してやる。そうすると服越しよりさらに逞しい胸があらわになって、その下の腹筋もバキバキでひぇっと声を上げてしまう。
「男の服勝手に脱がせといてそりゃないだろ?ほら、さっきの威勢はどこに行った?もっと触ってもいいんだぞ?」
ベイリーさんの腕が私の手を掴んで自分の体を触らせた。凸凹した体つきが彼が雄で私が雌だと思い知らされる。
「息、少し荒い…男の裸に興奮しちまってんのか?可愛い顔して、やらしいんだな」
「だっ、だって…こんなの、初めて、で…」
「そりゃ嬉しいねぇ、鍛えてた甲斐があるってもんだ。そう言う嬢ちゃんのおっぱいも大層なもんだと思うけどね」
形を楽しむように揉みしだかれるとさらに興奮してしまう。姉の体を傷つけて自分だけ助かった体だというのに彼に触れられて、嬉しいと思ってしまうのだ。
「形も大きさも、乳房の色も…全部おじさんの好みだ。くっ、はは…乳首固く勃起しちまったな。舐めたらやわくなるか?」
私の体を抱え込むと乳首にじゅるっちゅうっと激しい音を立てて吸い付いた。母乳でも搾り取るような愛撫に軽く痛みを感じるほどだ。でも痛みよりも快感が勝ってしまい、逃げ腰になると太い腕がぐっと私を抱き寄せて自分の体に押し付けた。
「はっ、ん…あぁっ、なんでっ、ちくび、きもちぃ…っ」
「乳首でイかせてもらったことねぇか?可愛いねぇ…おじさんも、ンッ、エロいおっぱいに勃っちゃったよ」
押しつけられたところには硬いものが当たって、今の言葉でそれがなんなのか思い知らされた。
「流石に…歳食ってもここまでは枯れないもんだな…まぁ嬢ちゃんがエロ過ぎるってこともあるが…」
「ひゃっ、ひ、ぁんっ、これっ、お、ちんちん…っ?!」
「っちゅぱ…そ、おじさんのちんちん…ここだけは今でも現役活動中だからよ、安心してくれ」
ここだけはなんて言って乳首への愛撫は未だ情熱的で下腹部もきゅうっと疼いてしまっている。全体的に現役じゃないかと思いつつもあまりにも気持ちよくてただ喘ぐことしかできない。
「あ、ヒ、やぁ…っ、んんんんっ、ひゃんっ!」
「乳首しゃぶられて気持ちいいか?ん?じゅるるっ…じゅぷっ、ちゅっ、ちゅぱっ、じゅるっ」
わざと音を立てて乳輪をなぞるようにしゃぶりながら、舌先で乳首の形に沿って舐められる。反対の胸は手全体で揉み解されながら指先で乳首をこねこねと回すように愛撫されてしまっている。
「いい声で鳴くな、嬢ちゃん…今までの男と比べてどうだ?おじさんは嬢ちゃんを楽しませてやれてるか?」
「し、らない…あっ、あんっ!は、あ…っ」
そう返すとベイリーさんは私の体をベッドに押し倒して下着ごとズボンを下ろした。完全に服をすべて剥かれ、余すことなくベイリーさんに晒されている。
「やらしい、ほら嬢ちゃん。パンティーから糸引いてる。どんだけまんこ濡れてんだ、ん?」
「や、言わないで…」
「ほらパンティービシャビシャじゃねぇか?そんなにまんこいじってほしかったか?」
脚から外した下着を持ち上げると股の部分をかりかりと指の爪でなぞるものだからまるで自分がそこを弄られているかのような錯覚に陥る。そこはベイリーさんの言う通り色が変わるくらいシミが広がって濡れてしまっている。煽るように恥ずかしい言葉を連発されてしまっているというのにそれに感じていた。
あんなに優しいおじさんといった感じのベイリーさんがいやらしい言葉で私を追い立てているということにドキドキしてしまっている。
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