剛柔なお前の為。

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ep 154 トラウマ

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翔座 「…こーのーやろぉwww お返しだぁww」

バシャ!バシャ!!

翔座は2人の顔を目掛けて水をかける。

キャッキャっと2人は楽しんでいる。


すると、スライダーを遊び終えた2人が戻ってきた。


和泉 「ありがとーて見てくれてw 」

翔磨 「楽しかったぁー!w」

2人はテンションがあがりはしゃいでいた。



翔座 「よしっ!大河!滑り台行きたいって言ってたな?いこーか!w」

大河 「いく!!」

翔磨 「おれもーー!w」

翔磨は先にアスレチックに行ってしまった。




翔吾 「おとーさん、トイレ。」

翔吾が翔座の水着を掴む。



翔座 「ぉ?トイレか。よし。」

翔座が翔吾を抱き上げてトイレに連れて行こうとする。



大河 「あっ!おとーさ……。」

翔座 「んー、お前もか?おいで。」



翔座は大河に向かって手招きする。



大河 「…だぃじょうぶ……。。」

ジョウロを掴んで下を向いていた。



すると和泉が翔座に駆け寄った。


和泉 「私が連れて行くから……一緒に遊びたいのよww」



和泉は翔座に耳打ちして、翔吾を抱えてトイレに連れて行く。



翔座は大河の側に行き、頭をクシャっと撫でて、大河の持つジョウロを持ってあげる。


翔座 「よーし!行くぞぉー!大河ぁー!翔磨を見つけようぜw」

大河 「みつける!!ww」


2人は翔磨を探しに、アスレチックの中に入って行く。

所々水が放出されている。


大河は悪戦苦闘しながら、翔磨を探している。

翔座は少し離れて2人を見守っていると、翔磨が近づいてきた。


翔磨 「とーさん!滑り台やろーぜ!!」
 

翔座 「お前どこにいたんだよw …いいぞ。大河を呼んでくれw」


翔磨 「ぇーー。。なんでだよー。。」

翔座 「お前は、お兄ちゃんだろ?ほらっw」 


翔磨 「たいがー!!!早くこっちにこーーい!!!」


翔磨は大声で大河を呼ぶ。


すぐに大河は反応して足を頑張って動かしながら2人に近づく。

大人からしてみれば深い所は膝下くらいなので、30センチはあるだろう。


翔座 (がんばれー////もうちょいだ////)


やっと大河は2人の所に到着した。


大河 「にいちゃん!とうさん!ww」

翔磨 「おせーよ、ばかっ。」


コーーン!

いい音が鳴った。

翔磨は翔座が持っていたジョウロを取り上げて、角で大河の頭を叩いた。

少し水が入っていたので重さが増して大河の頭にジーーンと痛みがくる。


大河 「っっー。。。ぅ。。」

大河は頭を押さえて痛みに耐える。


翔座 「こらぁ!!翔磨!!物で叩くな!!お兄ちゃんだろ!!優しくしろ!!……大丈夫か?…よしっ泣いてねーな。偉い!!」


翔磨 「んだよ。。。おれ、さきにいくから!」


翔磨は2人を置いて先に滑り台にいってしまった。


そして、和泉も2人に合流した。


和泉 「間に合ったわよw …大河?どうしの?」

翔座 「さっき翔磨にコーンってこれで叩かれたんだ。いい音だったww でも、泣かなかったぞ!」

和泉 「笑ってるじゃないw …大河偉い!!」


和泉は大河の頭をを撫でている、それを遠目で翔磨は羨ましいそうに見ていた。


和泉 「ほらっ、翔磨の所にいっておいで!」

和泉は大河の背中を押した。

大河 「……いってくる!!」

翔座 「気を付けろーw ……和泉ちゃん!シャッターチャンス!w」

和泉 「了解ですw」

和泉は翔吾を翔座に任せて、カメラをかまえる。


翔磨 「かーさん!とうさん行くぞー!!」

少し大きめな子供用スライダーを翔磨は勢いよく滑る。

ザバーーン!

カシャ!


翔磨 「撮った?!w もっかいいこーw」


翔磨はすぐにもう一度上がっていく。

大河が上に到着した。


翔座 「大河ー!こっちこーいw」

しかし大河は思った以上に高く、水があると言う普段見慣れない光景に緊張してなかなか滑られないでいた。


翔座 「ん?怖がってんのか?……よし。俺が」

和泉 「だめっ。自分一人で滑らせてあげて!!」

翔座 「でも見てらんねーって」

和泉 「見てればいいのw」


大河は怖気付きながら、行こうとしていると。


翔磨が後ろに現れた。


翔磨はちょっとした悪戯のつもりでやったつもりだった。


翔磨 「わぁああ!!!!!wwww」

大河を驚かせながら、背中を押して滑らせ一緒滑った。


大河 「うわぁー!!!!!!!」

カシャ!!


バッッシャーーーン!!!!



大河は顔面から水に飛び込んで、パニックを起こしてしまった。

大河 「がばばっー!ぅぁっ!がばっ!」


息を吸い込むたびに、水が入ってくる。


翔磨 「なんだよー、たいがーwww」

翔磨は無理やり、立ち上がらせた。


大河 「がほっ。げほっ!げほっっ」

翔磨 「あー。おもしろかったぁっw」


翔座 「おいっ、大丈夫かぁ?www」

翔座は翔吾を和泉に託して、笑いながら駆け寄ってくる。


大河 「ぅあぁーーーっ!!っ!!」

大河は翔座の足に抱きつき号泣している。



翔座 「大河?!ww 何があったんだよ!滑べれたじゃねーか。。」


翔磨 「おれが、後ろから押したw だって行かねーんだもん。」




和泉 「どーしたのーw そんなに泣いて。溺れてたじゃない。」


和泉も後から駆け寄る。


大河 「ぅあ゛ーー!!うぐっうぁ゛ーー」


余程、恐怖を感じたのだろうと翔座と和泉は察した。

翔座はすぐに抱き抱えた。

翔座 「んーー。、大丈夫、大丈夫だぁ。お父さんがいるだろ……ほら。泣くなよ」

大河を揺らしながら、大河をあやす。


和泉は少し笑いながら、翔磨に頭をこずく。


和泉 「ほらっ。w 何て言うの?」

翔磨 「いてw。……ごめん。たいが。」


翔磨は素直に大河を見上げて謝った。






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