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ep 104 本当に好きな人
しおりを挟む大河 「浩介、こっち向けよw」
大河は意地悪そうに浩介に問いかける。
浩介 「…顔が見れねーんだ/////」
浩介は意地でも後ろを向こうとしない。
大河 「…わかった。ちょっとごめんなw」
大河は浩介の背中を押してベットに近づける。
浩介 「おっと?!……たいが?////……うぉッ?!?」
ザッシュ!! ボフっ!!
大河は浩介の両足を刈った。背中を向けた浩介の巨体が反回転してベットに倒れ込む。
浩介 「っ。。…ぇ。//////」
大河 「…やっと見えたw…真っ赤だなw」
大河は浩介の上に乗って笑う。
浩介 「た、たいが////!!」
浩介は下から大河に抱き、大河の胸筋に顔を埋める。
大河の身体が下に沈む。
大河 「浩介っ。く、くるし///」
浩介 「は!すまん、すまん!……つい////」
少し浩介は大河から離れる。
大河 「浩介の身体、やっぱ凄い。服の上からでも分かる。……実践向きだな。」
大河はあまりの完成度に圧倒された。
浩介 「…大河、お前自覚ねーかも知れねーけど、お前の身体の方がすげーんだぜぇ?」
大河 「……そうか?」
浩介 「瞬発力と持久力の塊みたいだ。触ったら分かる………もっと触っていいか?////」
大河 「いいよ。」
大河は優しく浩介を誘う。
浩介 「あ、あと!あとな!!……今日はな!!……甘えてもいいか?////」
大河は突拍子のない事を言う浩介を笑ってしまう。
大河 「ははっはw……いいぜ。俺も甘えたいしwどーぞ。浩介さんっ。」
浩介はもう一度大河を抱きしめると、ぐるっと回転した。
そして、再度大河の胸筋に顔を埋め頬ずりをしている。
浩介 「はぅー。。たいがぁ////。。俺のたいがぁ//// むちむち大河ぁ。。好きなんだょ。。…堪らねーんだょー////」
大河 「んっ////…すっごい変わりようだな///」
ガバッと顔を大河の胸筋から離れる浩介。
浩介 「言ったろ??俺はお前が好き過ぎて、甘えてーし、語尾も伸びちまうんだ。………たいがぁ////すきだぁ。…」
大河 「そんなに///」
浩介 「お前は?たいがはどーだ?/////」
大河 「ん?////……内緒だw」
浩介 「くそぉーー////…かっこいいなぉ、おい。…」
大河 「浩介さん…キスしていい?///」
浩介 「いいぜ!あと、こうすけだ!」
浩介は大河頬を撫でた。
浩介はジッと真っ直ぐ、大河を見つめている。
大河 「…ッ////やっぱ、無理ですなんかっ。」
浩介 「うそだろぉ。それは酷いぜぇ。たいがぁ。。嫌か?気持ち悪りーのかぁ…」
浩介は物凄く落ち込んでしまう。
大河 「さっきは勢いで出来たんだが……なんか////急に恥ずかしくなって////」
浩介 「そかっ。それなら仕方がないな。俺からしてやろー。」
落ち込んだと思えばすぐに立ち直ってしまう浩介である。
浩介 「するぜ。キス。」
大河 「ぅん。……ん。」
唇が触れるだけのキスをする。
浩介 「ん。…やわらけぇ/////」
大河 「気持ちいい。///」
舌も入れていない、ただのキス。
しかし、好意を持った者同士にはかなり甘美なものであるのだ。
次は大河が浩介の頬を撫でる。
浩介は撫でている大河の手に、自分の手を添えて目を細めて、頬擦りする。
大河は暑くなり、限界だった。
大河 「浩介、暑いから服脱ぎたい////」
浩介 「なら、俺も脱ぐぜ////!!」
2人は起き上がって上着に手をかける。
しかし大河は浩介が脱ぐ所が気になり見つめてしまっていた。
浩介 「ぷフーー。。。…?脱がないのか?」
首を傾げる浩介に大河は胸を締め付けられる。
この時大河は浩介の言っていた、胸の苦しさを味わい、理解してしまったのだ。
大河は無言で上着をぬぐ。
現れる、大河の肉体美。
色素が薄過ぎない健康的な肌。
しかし、胸元には三つ巴でできた一線の傷がある。
浩介は少し驚き、大河に近寄る。
浩介は低い声で大河に問いかける。
浩介 「これ。どうした。痛いか?」
かさぶたになったキズは触らず、周りを指でなぞる。
大河 「ッ///// 大丈夫。薄皮が剥けただけだ。修行でちょっとな…」
浩介 「お前に何かあったら俺は駄目になる。…会っても駄目になる。」
大河 「どっちも駄目じゃんw」
浩介 「あぁ。ダメだめになっちまうんだ。」
大河は浩介は本当に裏表がない人なのだと実感する。
大河自身も浩介のようになりたいと思ってしまうのだ。
大河 「浩介、何で最初にあった時、あんなに柄が悪かったんだ?」
浩介 「俺は自分より弱い奴は興味がねーからだw 」
大河 「でもあの時、俺を襲う様子だったじゃん。」
浩介 「俺はあの時本気で攻撃して、確かめたかったんだ。大河が俺より強いか。……あとは、一目惚れの出来心でw」
大河 「浩介、襲えよ////……ん。」
大河は立ったまま背伸びをして、浩介の首に手をかけ唇を奪い舌を入れる。
浩介は少しかがんで、ただ受け入れている。
ちゅ。ちゅぱ。じゅ。
長いキスが終わると浩介はすぐに答えた。
浩介 「ん。…俺は襲わねーよ。大河を守るんだからな。」
大河は浩介を直視出来なかった。
浩介は素直過ぎて、人間くさいためか大河は調子が全て狂っていくのだ。
浩介 「大河、このまま風呂はいろーぜ!!」
浩介は大河を腕を掴むが大河は拒んだ。
大河 「先に準備してーから、待っててくれ////」
浩介 「そか。待ってる。」
浩介は呆気なく諦めて大河の言う通りTVを見ながら待っている。
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