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ep 42
しおりを挟む大河は下を向いたまま、立ち上がり消えそうな声で翔磨に言葉を残して、二階へあがった。
大河 「…兄ちゃん…どうしてだょ…」
大河が部屋に入った事を確認した翔吾と翔座は翔磨を見る。
翔座 「…大丈夫か?…もし、無理ならまた俺が…」
翔磨 「…いや、…俺がやる…大丈夫じゃないのは、大河だ。。……。」
翔磨 (すまん、…大河)
しかし、大河に翔磨の懺悔は聞こえるはずはなかった。
翔磨と翔座は自分の部屋にいき、いつも通り翔吾は大河の部屋に行っが、部屋は真っ暗だった。
しかし、廊下の光で立っている大河のシルエットはわかる。
翔吾 「…兄ちゃん?」
翔吾は不思議に思い、大河に近づく。
すると、大河はいきなり翔吾に抱きついた。
大河の肩は震えていて、確実に泣いているのが伝わってきた。
190後半もあるでっかい強面な弟に大河は今まで一度も弱い自分を見せた事はなかった。
翔吾は躊躇なく、大河を大きな胸板で包み込む。何も言わず、ただしっかりと抱きしめた。
翔吾 (そうだ。……兄ちゃんも今、必死に戦ってるんだな。……けど俺は、…まだこんな事しかできねー。。。)
翔吾は大河を抱っこした。身体が勝手に動いてしまっていたのだ。
かなりの、筋力がないと大河を抱っこする事はできないが、翔吾には可能であった。
大河びっくりしたが、すぐに翔吾につかまった。まだ、涙はとまらない。
そのまま翔吾はゆっくりとベッドに行き、抱きしめ合いながら寝転んだ。
やっと大河が一言呟く。
大河 「……翔吾……嫌わないでくれ。…」
翔吾はこれまでにない、苦しみと損失感を抱いてしまった。
翔吾は強く、深く、優しく言葉で包む。
翔吾 「…俺は、大好きだよ…兄ちゃん。」
2人はいつも通り、ベットに寝転ぶ。
そして、30分くらいすると大河は自ら翔吾から離れ、翔磨の元へむかった。
身体が火照り始めたのだ。
大河が翔磨の部屋の前でたっていると、ガチャリと扉が開いた。
翔磨 「…きたか。…入れれよ」
と、大河の頭を撫でる。
全くさっきとは別人の優しい翔磨だ。
翔磨は大河を部屋にいれて、鍵をかける。
鍵をかけられたことに気付いて大河は翔磨を少し警戒した。
すると翔磨は大河にまた優しく声をかける。
翔磨 「大河。……大丈夫だから。…酷いことはもうしねー。……おいで。」
恐る恐る大河は近づくと翔磨はふわっと抱きしめる。
翔磨 「お前が、可愛くて、ついつい虐めちまったんだ。……心配すんなあの薬はただの精力剤だ。……害はない。」
大河 「ン!おれぇ、こわくて、怖くてぇ。でも……嫌われたくなくてぇ゛っ、ひっく。うぐっ…」
再び大泣きする大河。
翔磨はギュッと抱きしめて大河に話す。
翔磨 「大河、あの事はオヤジや翔吾には言わねーよ。絶対にだ。」
大河 「ほ、ほとに?…グスン」
翔磨 「ああ、本当だ。だからもう泣かない
でくれ、兄ちゃんも泣きたくなる。」
大河 「あ、ありがとっ。ん。ぐすっ」
翔磨 「……ただな、大河。自分を偽って隠すのは良くない。……それはお前にも、家族にもだ。……だから、俺には本当の事を話してくれ。…いいな?」
大河 「……、ぅん、」
翔磨 「お前、男に興奮するのか?」
大河 「……うん。、」
翔磨 「男とエッチなことしたいと思うか?」
大河 「……うん…」
翔磨 「俺の事は?すきか?」
大河 「////……うん。…大好きだ。」
翔磨 (か、可愛い////)
翔磨 「じゃ、最後に一つ。お前はいじめられて興奮するか?」
大河 「っ、…………。」
大河は拳をにぎり震わせている。
翔磨 「…どうなんだ?大河。」
翔磨は大河の握られた拳を手で開かせる。
そして、恋人つなぎをする。
大河 「ぅん、うんっ。俺、セックスするとき、虐めて抱く側でも、興奮したけど…、ンっ、ひぐ。…抱かれる側の方が、もっと興奮しちまぅんだ、だから、うぐっ。あの時……」
翔磨 「わかった。良く言ってくれた。偉いぞ、大河!。だから、ほれ!泣くな!男の子だろー?」
翔磨 (ん?抱く方ってことはコイツ童貞じゃねー?!虐めるって?サドでもあるか?!/////まー、親父の血筋ならあり得るか… )
翔磨 「大河、お前はマゾの素質がある。それはサドの奴とセックスすると、とてつもねー快感に変わるんだ。……俺もサドだし、お前の身体を満足させる自信はある。……お前を俺が満たしてやる。……だから、俺を受け入れてくれねーか?大河。」
まっすぐに大河を見つめる翔磨の瞳には、雄々しく慈悲が深い、何やよりも熱い視線が込められていた。
大河は翔磨になら、自分の欲を満たしてくれる気がした。
武藤が行き着いた、アナルの快感の極地に先導してくれると確信したのだ。
大河 「……翔磨兄ちゃん。」
翔磨 「ん?どした?」
大河 「優しく、俺を虐めてくれ////」
翔磨 「……了解。お前の為ならなw。」
翔磨は少し強引に大河の顎を掴み。
キスをする。
お互いが同じタイミングで舌が絡む。
翔磨は大河が受け入れてだ事を確認するとベットにジリジリと誘導させる。
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