剛柔なお前の為。

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ep 34 久しぶりの1人

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-------------所変わって大河--------------



久しぶりで一人で登校していると、皆の目線が大河に集まる。


すると、普段から翔吾の後ろにいた男達が騒ぎだした。


翔吾のお友達abcメンバーズだ。



a「あれ?大河先輩じゃね??」

b「あ、ホントだ」

c「今日は翔吾、いねーな…なんでだ?」

a「話しかけてみよーぜ!お前いけよ!」

b「え?!やだよw、お前が行けばいいだろ!」

c「んじゃ3人で呼んでみよーぜ!!」


「たいがせんぱーーーい!!!」
と後ろからの声に、立ち止まり、振り返った。


少し困った顔で、「おはよっ。」と微笑み手を振りながら歩きだした。

翔吾の友達abcメンバーズは、ぼーーーっと見惚れていた。



すると1人が
a「…あんな兄ちゃん、いたらなぁー。……」
と呟くと、他の2人も

b「俺もそれ思った!!」

c「おれも!おれも!」 

と、また騒ぎ出した。


a「だいたい、なんで翔吾みたいな野獣が弟なんだよ!!」

b「あんな筋肉ゴリラを手名付けるとは。。大河さん流石だぜー!強ぇーだろなー!」

c「あったり前だろ!俺達の大河先輩だぞ!もしかしたら、翔吾の奴家でいじめられてるんじゃねーの?」


と、3人でふざけていると。
後ろに微笑みを浮かべる悪魔がいた。


翔吾 「どーも、おはよう。野獣で筋肉ゴリラのいじめられっ子でーーす」


と、3人を腕の中に入れて挨拶をする翔吾。


翔吾 「家で、いっぱい俺もいじめられてるからなー?ストレス溜まってんだわ。………覚悟しろゃぁ゛!!!」


三人は後ろを振り返らず、大河の元に逃げようと走り出す!


大河が校門前まで来て、山口先生と挨拶していると、ちょうど武藤も登校してきた。


武藤 「よ!大河ぁ!おはよ!」

大河が挨拶を返そうとすると悲鳴が聞こえて振り返る。


目を凝らしてみると、
もの凄い勢いで4人の男が走ってくる。

山口教師 「??なんだぁ?」
大河 「??さぁ?」
武藤 「誰かくるぞ??」


近づいてくる人間が分かると大河は


大河 「!??!げっ!」と声を出す。


翔吾 「まちやがれー!!!逃すかぁー!!!」


「大河さーん!!!」と大河の後ろに隠れる翔吾の友達メンバーズ。



大河  「ぇ?!ちょ!なんだ?」
山口教師 「お前ら!なにしたんだ?!」
武藤 「なんだ?!なんだ?!」



と驚いていると、
「翔吾が虐めてくるですぅ!!!」と鳴き真似をして助けを求めた。

ちょうど、翔吾が到着した。



翔吾 「ざっけんな!!ちげーーよ!!」
と叫んでる。


大河 「翔吾ぉ、どーせまた、からかわれて頭に来たんだろ? 。。まったく!。。」


と、大河はふざけて翔吾の頭をぽふぽふ、叩いた。

嫌がられると思った大河だが、翔吾は目をそらし、ふん!、とプンスカ怒っている。


山口教師 「ホントお前らはくだらん!後で全員職員室にこい!いいな!!…坂鬼兄も、弟を甘やかさないように!」


武藤以外が「はーーい。」と返事をする


大河は翔吾と友達メンバーズに、ちょいちょいと手招きした。


嬉しそうに来る奴らに容赦無く一発ずつ、デコピンを当たる。

大河 「お仕置きだ。バカ共」



デコピンをされ痛がっている間に大河は、ニカっ!と笑いながら武藤と一緒に下駄箱へ向かった。


4人はデコが赤くなっていたが、ほっぺも赤くなっていた事は大河は知らない。


また、平和な学校生活がはじまった。




-------------所変わって翔座-------------




翔座は出勤するまえに鷹虎浩二にある連絡を入れる。


《昨日、大河を抱いた。酷い精神的な落ち込みは無く、健康状態も異常はない。男に興奮できるよう暗示をかけた。これからも続行する予定だ。》



昼になると浩二から連絡がきていた。



《よくやったなw流石俺の弟だぜ!。だが、しかし安心はするなよ。まだスタートは切ったばかりだ。これからが重要だ。大河にセックスの欲をしっかりと味わらせろ!“衝動”がでてしまっては、元も子もないからな。》



「引き継ぎ、家族で頑張るつもりだ。」
と、返す。



《あと、大河が鷹虎流柔術の真髄に早く到達させるには、より強い奴と戦わせなければならない。今度、浩介に大河の相手をしてもらおう。殺しはしねーから安心しろ。分かり次第する。》


「ありがとう、助かるぜ」と返し大河の弁当を頬張った。

むぐむぐむぐむぐむぐむぐ


翔座 「うまいっ。うまい」と1人呟く翔座であった。


一方その頃、翔吾と友達メンバーズは昼休み反省文を罰として書かされていた。



-----------所飛んで放課後である----------




大河は、武藤に話しかける。


大河 「晃、今日お前ん家行ってもいいんだろ?」


武藤 「あ、ああ!!大事な話もあるしなっ。///」


大河 「そっか!んならいこーぜ!」



大河はいつもより、笑っていてみんな見惚れていた事に気付いてはいないのであった。


武藤 「なんか今日、大河機嫌良かったな?なんでだ?」


大河 「ん?今日は帰りが遅くなってもいいんだ!!お前と一緒に長く入れるし、嬉しくてなぁ!いこーぜー!」


と先に一階に降りる大河。


武藤 (あ、俺と一緒にいるのが、嬉しい?!////これは、もしかしてかも?!)



武藤は今日、大河に自分の心のうちを明かすつもりでいるのである。


ちょうど武藤の家はこの日は遅くまで誰もいない。

部屋に大河と2人きり。

告白には最高の状態だ。


武藤 「た、大河ぁ!まてよー!!」

と、幸せそうに追いかける。


じゃれあいながら、大河と武藤は下校した。
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