剛柔なお前の為。

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プロローグ

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 朝がきた。 

上半身裸の男。 
坂鬼大河(さかき たいが)は時刻am5:30設定のアラームが鳴っている携帯を止める。

彼の身体は少し白いが、薄過ぎることはなく健康的な肌色と言えるだろう。

身長は175センチくらいの男。


父親から受け継いだ凛々しく逞しい整った顔付きなのだが、母親から受け継がれた穏やかな目付きがギャップを感じさせる。


洗練された柔らかい筋肉は男女を魅了する媚薬かもしれない。


むっちりだが無駄のない筋肉。

前腕から背筋、腹筋、太もも、お尻などは極限にまで鍛え上げられていた。

胸筋にはうっすら桜色の乳首があり、肌色が少し薄い分あまり目立たない。


そして彼は快感に弱いのが弱点である。


魅了された者はやましい想像のネタにされ、喰う喰われるという事は多々あるようだ。


ただそれを許すのは心から信頼しているものだけだろう。


魅了された者でも圧倒的な実力の前では無力であった。


優しく雄々しい彼は既に

【最強】という名の極地に到達しようとしていた。柔術の申し子。


そんな彼と、彼の周りで起きた戦闘と淫らな物語である。

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