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-1章- 終わって、始まって
2話 もしかして、転生ですか!?
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ここは王都から離れた自然豊かな、どこにでもあるような普通の町で、そんな普通の村の領主邸
「シンシア、頑張れ!もう少しだよ!!」
「ぅ…うん!うぅぅ…んーー!」
奥さんであるシンシア・フォン・アカナムを必死に応援しているのはこの村の領主である、ケイニス・フォン・アカナムである。
「「おぎゃぁぁぁ!ああ、ああああ!」」
「おめでとうございます!元気な双子の女の子ですよ!!」
と元気な産声を上げる二人の双子と、給仕の声が部屋まんべんに広がる。
「シンシア!よく頑張ったな!元気な双子の女の子だよ!!」
「良かった…元気に育ってくれますように神様にお願いしないとですね。」
「「おぎゃぁ、あうあう…」」
ぬるま湯に双子を入れると、落ち着いたのか二人して寝てしまった。
「あらあら、もうすでに二人とも息ぴったりですね。これはきっと仲の良い姉妹になってくれますね!」
「そうだな、将来が楽しみだな。これもシンシアが頑張ったおかげさ」
「もう…ケイニスさんったら…」
と周りに給仕達がいる中でも桃色空間を作るアカナム夫妻であった。
(あれ…なんで私赤ちゃんにまでなってるの…?え…なんで?)
翌日目が覚めたりりムは混乱していた。
それはそうだろう。少し足りなかった魔力のせいで赤ん坊にまで戻っているわけだし、それにこの状況はまるで…
(もしかして私…転生しちゃいました!?)
そう、転生である。
「あら、アリサちゃん起きたのね。おはよ~って言ってもあまり分かんないよね。えへへ。」
「あぅあぅー」
(アリサってのは多分私の名前ですよね…やっぱり赤ちゃんの時は話せれないのですね…それにしてもこの人がお母さん…ですよね?えへへって可愛すぎるじゃないですか!!)
と心の中で悶えるアリサ…もとい、アリサであった。
「おぎゃああ!」
「あらあら…よしよーし。イリアちゃんもいーこいーこ」
隣で寝ていた双子のもう一人が目が覚めて慌ててお母さんがなだめてるのを見てるとほっこりして、それ所じゃないと焦るアリサである。
「先にお姉ちゃんのイリアちゃんからおっぱい飲みましょうねー」
「あうーあうー」
この少し小柄で、綺麗な長い銀髪をゆらゆらと揺らしている優しい顔をしている女の人が、お母さんのシンシアさん。
「おおーい。シンシア、二人とも起きたのかい?」
このいかにもビジネスマンって風に見える大柄で緑色の短髪の男の人が、お父さんのケイニスさん。
元々、魔女リリアは男の人が苦手であったが、不思議と目の前にいるケイニスに恐怖感は無く、安心感があるのである。
(これが、お父さん補正って感じですかね…)
「あうーあううーげぴゅっ」
さっきから、お母さんに母乳を貰って、げっぷをさせて貰ってるのが、双子の姉のイリアで、どうやら私の方が妹のようだ。
(やっぱ、赤ちゃんって見てて可愛いし、癒されますねー)
自分も今その状態ということを忘れて、じーっと見てるアリサが見てると
「アリサちゃんもおっぱい飲みましょうねー」
と言ってお母さんに抱き上げられた。
(ちょっとこの歳にもなって、人の母乳を飲むとなるといささか抵抗感がありますけど…)
そう、アリサは前の世界では、とうに40過ぎていたが、男の人が苦手であったり、世界を渡り歩いたりしていたため、自分が子供におっぱいを吸わせる経験をする前に、自分がすることになってしまった。
(でも、ここは飲まないと、栄養がとれないですよね)
と渋々ながら吸い始めたアリサであった。
「シンシア、頑張れ!もう少しだよ!!」
「ぅ…うん!うぅぅ…んーー!」
奥さんであるシンシア・フォン・アカナムを必死に応援しているのはこの村の領主である、ケイニス・フォン・アカナムである。
「「おぎゃぁぁぁ!ああ、ああああ!」」
「おめでとうございます!元気な双子の女の子ですよ!!」
と元気な産声を上げる二人の双子と、給仕の声が部屋まんべんに広がる。
「シンシア!よく頑張ったな!元気な双子の女の子だよ!!」
「良かった…元気に育ってくれますように神様にお願いしないとですね。」
「「おぎゃぁ、あうあう…」」
ぬるま湯に双子を入れると、落ち着いたのか二人して寝てしまった。
「あらあら、もうすでに二人とも息ぴったりですね。これはきっと仲の良い姉妹になってくれますね!」
「そうだな、将来が楽しみだな。これもシンシアが頑張ったおかげさ」
「もう…ケイニスさんったら…」
と周りに給仕達がいる中でも桃色空間を作るアカナム夫妻であった。
(あれ…なんで私赤ちゃんにまでなってるの…?え…なんで?)
翌日目が覚めたりりムは混乱していた。
それはそうだろう。少し足りなかった魔力のせいで赤ん坊にまで戻っているわけだし、それにこの状況はまるで…
(もしかして私…転生しちゃいました!?)
そう、転生である。
「あら、アリサちゃん起きたのね。おはよ~って言ってもあまり分かんないよね。えへへ。」
「あぅあぅー」
(アリサってのは多分私の名前ですよね…やっぱり赤ちゃんの時は話せれないのですね…それにしてもこの人がお母さん…ですよね?えへへって可愛すぎるじゃないですか!!)
と心の中で悶えるアリサ…もとい、アリサであった。
「おぎゃああ!」
「あらあら…よしよーし。イリアちゃんもいーこいーこ」
隣で寝ていた双子のもう一人が目が覚めて慌ててお母さんがなだめてるのを見てるとほっこりして、それ所じゃないと焦るアリサである。
「先にお姉ちゃんのイリアちゃんからおっぱい飲みましょうねー」
「あうーあうー」
この少し小柄で、綺麗な長い銀髪をゆらゆらと揺らしている優しい顔をしている女の人が、お母さんのシンシアさん。
「おおーい。シンシア、二人とも起きたのかい?」
このいかにもビジネスマンって風に見える大柄で緑色の短髪の男の人が、お父さんのケイニスさん。
元々、魔女リリアは男の人が苦手であったが、不思議と目の前にいるケイニスに恐怖感は無く、安心感があるのである。
(これが、お父さん補正って感じですかね…)
「あうーあううーげぴゅっ」
さっきから、お母さんに母乳を貰って、げっぷをさせて貰ってるのが、双子の姉のイリアで、どうやら私の方が妹のようだ。
(やっぱ、赤ちゃんって見てて可愛いし、癒されますねー)
自分も今その状態ということを忘れて、じーっと見てるアリサが見てると
「アリサちゃんもおっぱい飲みましょうねー」
と言ってお母さんに抱き上げられた。
(ちょっとこの歳にもなって、人の母乳を飲むとなるといささか抵抗感がありますけど…)
そう、アリサは前の世界では、とうに40過ぎていたが、男の人が苦手であったり、世界を渡り歩いたりしていたため、自分が子供におっぱいを吸わせる経験をする前に、自分がすることになってしまった。
(でも、ここは飲まないと、栄養がとれないですよね)
と渋々ながら吸い始めたアリサであった。
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