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剣と魔法の世界のストレンジャー
【R18 ロリおに 3フェラ くすぐりなど注意】 性欲強めの姫とVS世紀末世界のメス男子(1)(中の人無事帰還SP♡)
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「……うふふ♡ 依頼を頑張ってくれたご褒美ですわ……♡ たっぷり疲れを癒して差し上げますからねー……?♡」
ずっしり。
思い出深いダブルベッドの上で、大きな尻の形をずっしり感じていた。
ついに(あるいは今更)ラブホの内情に気づいたリム様は今日も色気づいてる。
人の腰にまたがる小さな身体を目でなぞれば、薄布越しの柔らかみを蓄えた股間から控えめな胸の形が迫っており。
「流石にそんな気分になれません……」
はらりと降りてくる銀髪と迫りくる赤い瞳へ、俺は割と切実な思いしか返せなかった。
はだけやすい和服越しに彼女らしさを預けてくる感覚がゆったり濃くなる中、「どうしてですの?」と眉をひそめる後ろで。
「リムちゃんずるい! わたしの弟くんなのに! 次おねえちゃんの番だよ!?」
「にーちゃんたち何してるの……? よくわかんないけどボクも入れろー♡」
こんな場所とはそうとう無縁なキャロルとピナが純粋がってるのだ。
ずいぶんとちっちゃい金髪メイドと茶髪チアがまじまじ羨ましがるなり、無邪気に混ざろうとする一方。
「……ご主人、顔赤いよ? 恥ずかしいんだ……♡」
我慢できずにベッドに迫ったわん娘が、あのジトっとした目で俺を見下ろしていた。
薄いスカートにくっきり映るオスの証はぴくっ……♡と黒布に正直にいやらしい気持ちを浮かべており。
「……こ、このようなことはわたくし初めてなのですが……見学、させていただきますね……♡」
反対に横目を送れば、慣れない衣装に恥ずかし気にする兎耳と狸耳が二人。
きゅっ……と布面積控えめの白バニー姿を守るようにもじもじする姿が、そこで口にした通りに釘付けだ。
「……ちょ、ちょっと何してるんですかこの人たち!? ほんとにそういうことシちゃうんですか……? へ、へんたいっ……♡」
そんなツキミの冷静になりきれない口調に隠れるように、コノハが必死にスカートを守ってた。
狸の尻尾にめくられ意外にふくよかな太ももや下着の紐が見え隠れするも――本人は言葉裏腹にガン見しており。
「イっちゃん、女の子をまたはべらすなんてやりますわね~♡ 年長者としてしっかり手本を見せて差し上げますからね……♡」
「スクリーンショット準備おっけーですよー♡ ラブホフル活用していちゃいちゃしてくださいねー♡」
意地らしく舌なめずりするリム様の後ろで、アンスリムの奴がにやにやしながら指を構えてる。
サキュバス二人そろって【余計なお世話】サービスの実施中だった。
こんな状況で興奮するかって? キレそうだ。
「――キレそう」
いや、正直な気持ちもたった今出てきた。
しかしその程度口にしたところで、角と翼と尻尾を共通させた二人はなんと思わぬ面構えで。
「リーリム様ー、イチさんこんなシチュエーションなのに虚無りちらかした顔してますけど大丈夫なんですかー?」
「まったく問題ないですわよアンスリムちゃん。この子ちょっと勃起が面倒くさいだけですの!」
「下半身スロースターターなんですねこの人、そういうお客様珍しいです」
「でも強気に押しかければすぐしおらしくなりますからそこがねらい目ですわ!」
「おいなんだお前ら勝手に休憩コースぶち込んだ挙句好き放題言いやがって、ぶちのめすぞ」
「だったらこんなの振りほどいて逃げちゃえばいいじゃないですかー?」
「好きな人には絶対に乱暴な手は使わない子なのです! 私のことをちゃんと考えて大人しくなってるだけですので……うふふ♡」
「あーミコちゃが好きなわんこ系ですねー♡ もう二人きりの時とかどろっどろに甘え合ってましたよそういえば」
「ミコちゃんが飼い主みたいなものですからね! はっ、まさかそういうプレイもしたのかしら……!?」
「もうやめてください……」
ロリどもの前で思う存分に言い合ってた。
人のことを犬扱いしてくれたおかげでニクが「わんこ?」と親しみを感じてる。尻尾がご機嫌だ。
「いいですか皆さま? イっちゃんはまずここを優しくされるのが弱いんですの――♡」
が、リム様がそっ……と身体を落としてきた。
さらさらの髪をたくし上げながらの仕草が見えて、まさかと気持ちが働く。
「……馬鹿、やめ……」
「いただきますわ……♡ あーむっ……♡」
あの人のとろっと甘い香りを感じた直後、長い舌がちろっ♡と見えたその時。
ちゅるるぅ……♡
首筋と鎖骨の間に、切り裂くようなくすぐったさが刻まれる……。
体温をたっぷり含んだ唇の形と舌先の刺激に、心臓を鷲掴みにされた挙句にこね回されたような痺れが通り抜ける。
「……ひっ……んんッ……♡」
さんざん分からされた弱点への口づけに、隠し切れない声が抜け出ていく。
周囲にいる九尾院のヒロインたちにはっと口元を覆うも、手遅れな姿は滑稽だったかもしれない。
「……んふふっ♡ ちゅぅぅぅぅ……♡」
ぬろろろっ……♡
鎖骨のくすぐったさを伸ばすように、顎下まで舌がなぞり上げてくる……♡
「お……♡ う、あぅ……♡♡」
声を我慢しながら、その動きにあわせてくいっ♡と顔を持ち上げてしまう。
そこへあの銀髪の肌触りがするるっ……♡と首筋に揉み込まれて、潜るような滑りに気持ちよさがぞくぞく走る――♡
「……ん-ーーっ……♡」
「お゛ぉ゛ぉ゛っ……!?♡ ん、ふうぅ……♡♡」
でも、そんな気持ちよさも終わらせないとばかりに細い腕が抱き着いてきた。
すっかり胸元に安らぐリム様が、耳裏のあたりまで唇の温もりを近づけて。
ぢゅぅぅっ♡♡
「ん、おっ……♡ そ、そこ……狙うな、馬鹿ぁ……!♡」
……敏感な髪の生え際をついばまれた。
身じろぐも胸板を重なる身体に抑え込まれて、びくっ♡と背筋が跳ね上がる。
内臓を焼くようなあの気持ちよさに、ついリム様の身体をぎゅうっと抱きしめてしまうと。
「んふふ……っ♡ んーー♡ ちゅるっ♡ ぢううううう……♡」
「あっ♡ やっ……♡ 食べる、なぁ……♡ はっ、ああああああ……♡」
荒い鼻息混じりにもぐもぐ、と首が食まれた……♡
いいところをいちいち知り尽くしたような口の動きで、下敷きにされた尻にみちっ……♡と勃起の感触がくすぐったく立ち上がり。
「……ん、ふうっ……♡ なんてかわいらしいお顔……♡ いつも気張ってばっかりじゃ疲れちゃうでしょう……?」
「あっ……はぁっ……♡ 痕、つけるな……馬鹿……!♡」
ぬろぉ……♡
舌先に名残を垂らしながら、ようやくリム様が離れてくれた。
肩にまだ残るくすぐったさにとろっ……♡と、自分の口端から唾液が流れていくのを嫌に感じて。
「わっ……♡ え、えっと……♡ これって、えっちなこと……だよね……? そうだよね……?」
腰を上げたリム様の笑みにそんなか細い声が重なった。
ベッドに身を乗り出したまま間近な距離感で見ていたキャロルだ。
膝立ちのまま頬の赤さにぐるぐる目を戸惑わせて、白い二ーソックスに肉を浮かべた太ももがきゅっ……♡と擦りあわされてるようで。
「な、なんかドキドキしちゃう……♡ これって、いけないことだよね……? でもにーちゃん、すごく気持ちよさそうな顔しちゃってる……♡」
そんな恥じらいにぴったりくっつくピナが、あの無邪気さに信じられない色っぽさを浮かべてる。
ふわっと閉じた自分の翼にくすぐったさそうにしつつ、にまぁ♡と小さな口から八重歯を見せて興味津々で。
「これが大人の営みというものなのですね、とっても興奮いたします……♡ ふふ、イチ様が心地よさそうに蕩けておられます……♡」
お淑やかさを震わせた声に気づけば、兎のようなつくりの膝下がそっ、と歩んでくる。
ふるっ♡とほんのり揺れる太ももの間に、白いバニースーツを食い込ませたツキミが物欲しそうに見下ろすところだった。
一瞬の目星に濃い汗のようなものがとろぉ……♡と滴ってるのが触れたような気がするが。
「……そっ、そんなに気持ちがいいんですか……? あにさま、急に可愛くなってますけど……♡」
みょいっと揺れる兎耳の陰、そこでコノハが心配そうに見てくれていた。
恥ずかしさの抜けない様子のまま縮こまってるものの、片方の手がさりげなくスカートの中身を小さく撫でてるようで。
「気持ちよかったんだ? ほっぺがゆるんでる……♡」
そばでチアコス姿のニクも、自前のじとっとした目つきにやらしいダウナー声をかぶせてきた。
きっとそういうことなんだろう。薄いスカートに浮かぶ興奮を恥ずかしそうに抑えてる。
そこに良く知っている愛犬の竿の形をうっすら感じた、そんな時だ。
「……イっちゃん? 無抵抗、ということは別にいいのですよね……?」
しゅるっ……。
圧し掛かる魔女の指先がつうっと着物をなぞり崩してきた。
簡単にはだける服なんて人差し指だけで十分で、左右に広がった布地がずっと隠していたものをさらけ出してしまう……。
「いいわけ……あっ……!?」
少し遠くなった意識が戻るも手遅れだ。
今までの旅で刻まれて来た数々の痕が、リム様の下で丸裸に晒されていく。
「……えっ、いちくん……? その傷――」
そうなれば、傷の分だけ敏感さが増した肌にキャロルの関心が刺さるのも仕方ないはずだ。
部屋の温度に誰かの吐息、わずかな空気の流れすら感じるそこに真ん丸に驚く目が触れる。
次第によからぬことでも思ったに違いない。きゅっと息を飲む姿が見えて。
「に……にーちゃん、これどうしたの? すごいぼろぼろだよ……?」
「……この傷の数々は……? いったい、何があったのですか……?」
「傷だらけ……!? あ、あの……あにさま? これって……」
ピナやらツキミやらコノハやら、九尾院の面々も複雑に驚いていた。
慣れたつもりだったけどいざこうして見られてしまうと、そっと胸元の傷に手のひらが向かってしまい。
「あー、うん……見ての通りだ。訳ありってことだよ。その、気持ち悪いだろ?」
できうる限り手短に答えた。
こいつは俺のウェイストランド人らしい事情そのものだ。
見せびらかすようなものじゃないし、かといって隠し通すのも難しい負の代物というべきか。
いつだったか一時を超えたあたりでこの傷跡は覚悟してたが、こうして人目に晒されると心地の悪いむず痒さだ――
「……ふふん♪ 大丈夫、おねえちゃんは平気だよ?」
ところが、腹に金髪がさらりとくすぐったくこぼれてきた。
いやな顔一つせず、むしろ穏やかに解れた笑みがのしっ、と胸元に落ち着いてくる。
無理でもしてるのかと思った。でもお互いの顔を確かめてすぐ理解が及んだ。
「いや……平気って、おかしいだろ、これ……?」
「……んっ♡」
こっちが逆に心配そうな顔を浮かべてるとしたら、キャロルは唇を可愛らしくすぼめていて。
――ちぅ……♡
しぶとく残るあの心臓の裂け目に、溶けるような口づけが広がった。
リム様の真似でもしてるのか。髪を片方かき分けて、なんだかふわっと開いた目でこっちを見つつ。
「だって、きみはわたしの弟くんでしょ……? こんなに傷だらけでも、おねえちゃんの気持ちはそう変わらないんだから……♡」
普段の得意げなものとはだいぶかけ離れた、ひたすらに人懐っこい笑顔を浮かべてきた。
そこで「あっ♡」と口をまた開いてみせると、むき出しの胸に顔をうずめてきて――
ちゅろろろろっ……♡
肋骨を一本一本追うように、心臓のあたりまで唇と舌が這っていく……♡
リム様とはまた違う、きめ細かい気持ちよさの線にびくびくっ♡と背筋を伸ばしてしまった。
「ぉっ……♡ そ、そこっ……♡ 舐めるな……っ♡」
「……あはっ♡ びくーってしてる……♡ おねえちゃんのお口、そんなに気持ちよかったんだ……? へへへー♡」
こんな反応のどこが楽しかったのやら。キャロルは面白がってもっと近づいてきた。
人の身体に圧し掛かってくると、突き上げたスカートから悪魔の尻尾をくねくねさせつつ……。
「……こことか、気持ちいいかなー?♡」
つーーーーーーーーっ……♡
鋭いようで柔らかい人差し指の感触が、脇腹を上から下へとなぞっていく。
胸にたまったくすぐったさを引きずり出すようないやらしい動きに、残り被さった着物の中でチンポが持ち上がる――♡♡
「お゛っ……!?♡ あ゛っ♡ はっ……あああぁぁぁぁ……!?♡♡」
「わっ……!♡ い、いまのすごく良かった……? お、おねえちゃん才能あるかも……!?」
「そこ、弱い……んお゛ッ……♡♡ んあっ♡ お゛っっ……♡」
ミコの指使いぐらい強烈な気持ちよさ、だった。
調子と機嫌を良くしたキャロルが金髪のくすぐったさをこすりつけながら、とんとん♡すりすり♡と指と口先で愛撫を始めてくると。
「うふふ♡ キャロルちゃんお上手ですわねー♡ あなたサキュバスの才能たっぷりですの……♡」
「へへへ……♡ だって大好きな弟くんのためだもん……? どこがいいのかなんとなく分かっちゃうよ♡」
「じゃあ私とご一緒に……んちゅっ……♡ んーーーむ……っ♡」
「……うん♡ はーむっ……♡ ちゅううぅぅぅ~……♡」
「ぉっ……ほっ……!?♡ お゛お゛お゛……っ!?♡」
隣にしていたリム様と一緒に、上機嫌な様子で傷を食べてきた――♡
脇腹の傷を舐め上げられる……♡ 胸元の切り傷をねっとりなぞられる……♡ 二人の指先がつつっ♡と肋骨を追って、鎖骨を前後して……♡
「……ボクもやってみたいなー♡ えいっ」
そんなサキュバス二人のお食事に、ばさっと茶色い翼が入り込んできた。
とうとう我慢しきれなかったみたいにチアコス姿のピナが近づけば、二人はいい連携でその場を譲って。
「ちょ、ちょっと待て……! ピナ、お前何」
「……ここが弱いんでしょ? こういうのはどう……?♡」
しゅりっっ♡
ハーピーの解けるような羽先が、鋭く首筋をなぞったのだ……♡♡
びりっと響くほどの甘い気持ちよさが胸の先端から下半身のモノまで、とんでもない勢いで行き渡る……♡
「……っ!♡♡ おっ……♡ あ゛っ、んん゛……!?♡」
「あはっ♡ 気持ちよさそー……♡ こしょこしょ……♡」
「あああああああああああああ゛……っ!?♡ 待っ♡♡ 待って!♡♡ それ、駄目っ♡ あはっ♡ あはははははははっ♡♡ くすぐるの、だめ……♡♡」
馬乗りになったピナが更に羽先を手繰らせてくる。
首筋の左右をすりすり♡くすぐり、肩の付け根から脇腹まで走る……♡
キャロルの指使いを真似るようにしゅりっ……♡と腰までまっすぐな線を描かれて、心地よいくすぐったさが気持ちいい――♡
「……えっへへー♡ じゃあ、こういうのはどう……?♡」
ピナの意地の悪さが混じった羽の動きに悶えてると、それらしい声と一緒にぴたり、と動きが止まった。
焼けるような気持ちよさが急に消えて、物足りなさに意識がはっと戻るものの……。
「あ、はっ……♡ え――っ♡ ぴ、ピナ……、そこはっ……!!」
「にまぁ」な色っぽい笑顔が、あの極上の羽触りを寄せていた。
くすぐったさに丸くなりながら目でぐるりと追いかければ……度重なる刺激できゅっ……♡と小ぶりに勃ってしまった乳首に触れようとするところで。
「……せーの……♡ こしょこしょこしょっ……♡♡」
しゅりしゅりしゅりしゅりっ……♡
誰の指先よりもずっと繊細な柔らかさが、小刻みな動きで胸先を丸くなぞる――!!!♡♡♡
「お゛っっ!♡ ん゛っ……♡♡ おおおおおおおおおおおおおおおお……!?♡♡♡ それむりっ♡ 死ぬっ♡ くすぐったくて♡♡ 死ぬからっ♡ あああああああああああああぁっ♡♡♡」
本当に「死ぬ」かもしれないきめ細かい気持ちよさが、乳首を伝ってどこまでも広がっていく。
思わず身が暴れるも、それを許さないようにがしっ!♡と両腕に柔らかな肌がまとわりついて。
「す、すごく気持ちよさそうにしてますわ……♡ ピナちゃん、も~~~っと気持ちよくしてあげてくださいまし……♡♡」
「うわーーーー……♡♡♡ いちくん、そんなえっちな顔するんだ……♡ おっぱいそんなに気持ちいいんだね……♡ おねえちゃんも手伝ってあげる!♡」
「あ゛あ゛あああああああああああああっ♡♡ くすぐるのっ♡ 気持ちいい♡♡ やめっ♡ 離せっ♡ あははははははははははははっ♡♡ だ、ダメええええっ♡ 無理♡ 無理!♡ イく♡ イっちゃうから……!♡♡」
「……にーちゃん可愛いなー♡ よーしもーっとやっちゃうよー♡ こしょこしょこしょこしょこしょ……♡♡♡」
「あっっ♡♡ ははははははっ♡♡ 死ぬ゛っ♡ くすぐったくて♡ 気持ちよくて♡ 頭おかしくなるっ♡ あ゛ーーーーーーー……っ!♡♡」
くしゅくしゅくしゅくしゅくしゅ――!♡♡♡
器用に下ろした羽の感触が震えるような動きで乳首をコスりあげる♡♡
背筋まで突き抜けるぐらいの熱い快感がじんわり蓄えられてしまって……。
――しゅっ……りっ♡♡
「――ッ♡♡ ッ!?♡♡ お゛っっっ……♡ お゛お゛お゛……ッ!?♡♡」
溜まった気持ちよさがびゅぐるるるっ♡♡と着物の中で爆ぜてしまう。
度重なる刺激できゅうくつなぐらい形を浮かべていた肉竿から、いやにどろりとした精液の感触がくすぐりの分だけ抜けていく。
「わっ……!? に、にーちゃんどうしたの……!? い、痛かった……?」
「あ゛っ♡ い、クぅ……♡ あ゛~~~~~~……♡♡」
圧し掛かるピナごと腰を低く持ち上げて、深イキしてしまった……♡
下半身に残っていた着物に粘っこい染みが浮かぶ、強烈な射精。
下ろされた丸い尻の形に伝わるぐらいエグかったのか、ハーピー系のボーイッシュな表情から驚きいっぱいに見つめられ。
「もしかして、すっごく気持ちよかった……?♡ えっちな顔してるよ……?♡」
「にやぁっ♡」と腰をくねらせてきた。
射精で台無しになった着物越しに、何もはいてない柔らかい割れ目の感触がにゅりっ♡ にゅりっ♡と伝わって。
「……イったんだ……♡」
顔がのぼせたような感覚のままピナと見つめ合ってると、にゅっとニクの顔も混じってくる。
興奮を隠せないわん娘の身体がチア"ガール"を殺していて、苦しそうに訴えてる……♡
「ふふふ、イっちゃったのですね……♡ そんなに気持ちよさそうな姿を見せられたら、もう我慢できませんわ……♡」
「……はっ♡ はぁ……っ♡ ば、馬鹿……♡ ちょっと、休ませろ……♡」
と、リム様の手もそっと身体の線をなぞってきた。
首から腹へと、腹から腰へと、そして射精の名残を浮かべる身なりに届けば、しゅるっと着物の残りをはぎ落とし。
……ぶるんっ♡
押し付けられる割れ目をなぞりながら、まだ物足りないモノが立ち上がる。
ダイレクトに伝わる女の子らしい柔らかさもろとも「あんっ……!?♡」と驚いたピナが腰をどかせば、射精の名残をまとった肉棒の形が浮かび。
「にゃっ……!? こ、これって――お、おちん……ちん、だよね……?♡ お、思ってたのと違うんですけど……!?♡」
特に間近で見る羽目になったキャロルが、驚き半分、残りを嬉しさにしたように見てきた。
ちょうど目の間まで達するぐらいの形に、こくっ♡、と喉を鳴らす様子があって。
「……おー……♡」
そんなてかてかと精の香りをまとうモノに、ニクが目を輝かせて這い寄る。
八重歯が覗く口元から「じゅるり」していて、肉食獣さながらの食欲がそこに働いてるらしく。
「こっ……これが、おちん……ぽ、なのですね……?♡ わたくしの想像以上にたくましく……濃い香りがいたします……♡」
そこへ、草食動物らしい兎の耳がみょいっと揺れた。
今にも食らいつきそうなニクの隣、完全に見開いた赤い目でチンポの形を余すことなく確かめられてる。
ちょっとの理由があれば伸びそうな兎らしい手のひらが、触れるか触れまいかのラインで近づいていて。
「……す……すっご……♡ お、男の人のモノって、こんな形だったんですね……♡♡ あ、あにさま……? す、すごく……へんたいさんです……っ♡」
そんな流れに紛れて、コノハが興味津々に射精直後のそれを観察しにきた。
投げ出した両足に三人が乗ってくる。やがてニクの荒い鼻息すら竿に触れてくれば、ピナが「わっ」と腰をどかして。
「お……おい、お前ら、もしかして――」
「……二人とも、見てて。あーーーっ……♡」
そのど真ん中に落ち着いていたニクが、開いた口で「むっ♡」と肉竿を丸かじりにしてしまう。
犬らしい体温が籠ったとろとろの中が、もぐっ♡と優しく根元まで吸い付く……♡
「ニ、ク……おおおおおおおお……っ♡♡ い、いきなり食べるな……ぁぁっ♡」
「食べちゃった……♡ い、痛くないの……? っていうか、気持ちよいいんだね……♡」
「にーちゃん、また気持ちよさそう……♡ おちんちん食べられるの、そんなにいいんだー?♡」
「く、口で……するのですね?♡ ニクさま、そんながっつくようにされておられますが、大丈夫なのでしょうか……?♡」
「すっ……すごい吸い付き方……っ♡ そんな風にされるのがいいんですか、あにさま……♡」
遠慮のないいきなりのフェラに、左右の兎と狸どころか姉も鳥もびっくりで。
「……んぶぅ♡♡ むぢゅぅぅっ♡ ぢゅぶっ♡ ちゅぅぅぅぅ……♡」
腕も使わない頭の動きだけの口遣いが、左右のツキミとコノハをかき分けながら竿を扱く。
アクセントとばかりに当てられる前歯や八重歯のこりっ♡とした感触を交えて、舌先に沿わせた使い方が根元に達すれば。
「んふぅぅぅ……♡ ぢゅろっ♡ ぬろろろろっ……♡♡ んぢゅるるるるるる……っ♡」
「そ、それ気持ち……いい゛っ♡♡ ゆっくり、しごくの……やば……っ!♡」
じーっ♡とこっちを見つめながらの深いフェラが、無駄打ちした精子ごと登り始める。
先端まで達した唇がぢゅぽっ♡と下品な音を立てて離れれば、オスとは思えない動きにびくんっ♡と仰け反るのもしょうがなく……♡
「……ん、ふっ♡ 二人とも、やってみよ?♡」
けれどもニクは何てことを。
乱れた黒髪を直しつつ、解放された唾液まみれの肉竿に左右の二人をけしかけようとしていた。
その様子をまじまじと見せられてたツキミとコノハは、ニクの体温で湯気を立てそうな人のモノを前にして。
「――こう、でございますか……? んちゅっ……」
「ちょ……何してるんですかツキミねえさま!? そ、そんな、男の人のものを……わあ……っ♡♡」
意外なことに、ウサギ耳立つバニー姿が迷わず口を近づけてくる。
隣で顔を真っ赤にしてうろたえるコノハも気にせず、静かな口ぶりが浮き出る桜色を横合いに重ねてきた。
ニクのとろみを帯びた竿に、溶けて消えそうな口づけが広がる……。
「おっっ……♡♡ つ、ツキミっ……♡ お前は、やらなくて……」
「……熱くて、硬くて、とってもご立派でございます。わたくしのお口で良ければ、このお……おちんぽを、愛でさせてくださいまし……♡」
そして、冷たくて儚げな言葉遣いが吐息と一緒に竿に触れた。
そう語りかけた矢先に口の小ささが開いたまま、横顔でぬろろろろぉぉ……♡と竿の長さを前後する――♡
横に落ちる髪も手で押さえて、細めた目が楽し気に勃起具合を確かめるように……♡
「っっっ♡♡ よ、横からは……き、気持ち……っ♡ あ゛あ゛あ゛あ゛……♡♡」
「んっっ……じゅっ♡ んん……じゅるるるるっ……♡ ふふふふ、素敵でございます、いち様……♡」
「……ん、負けてられない♡ ぼくも……じゅむむぅぅぅ……♡」
「にっ♡♡ ニクも混ざるな……それ、やばいから……お゛~~~……♡」
兎耳揺れるツキミの横フェラに、ニクも裏筋に長い舌を這わせてきた。
隣の動きにあわせての舌先の上下運動がぬりゅぬりゅ♡とリズムよくスローペースを刻んで、二重の気持ちよさがこみ上げる。
リム様も「息ぴったりですわね……♡」と小声で面白がるようになれば。
「こ――コノハも、しなくちゃいけない流れなんですかね……? こ、こんなえっちなこと……できません……っ♡」
二人のねちっこい口の動きに恥ずかしさが狸耳まで募ったコノハが、人のモノの目の前で躊躇していた。
「コノ、ハっ♡♡ む、無理、しなくて、いい……あっ♡♡ お゛……っ!?♡ ふ、二人一緒に……おおおおおおっ♡♡」
「は、ふっ♡♡ と、殿方の……おちんぽ……♡ お口が、とても心地よいです……♡ んにゅっ♡ んふっ♡」
「ん゛……♡ ぢゅろろろろっ……♡ ご主人、まっすぐなぞられるの好きだよね……?♡」
そこにツキミの唇のなぞりとニクの舌の愛撫がぬろろろろっ♡と刺激してくれば、まさに息ぴったりの動きにびくっ♡とそれが跳ねる。
間近に見ていたコノハが「ひゃっ!?♡」と驚くのも無理もないが。
「……そういう割にはコーフンしてるよねー?♡」
「ひゃうっ……♡ ぴ、ピナねえさま!? なんですかあはははははっ……♡」
その後ろに、ぱさっと翼を広げたピナが回り込んでた。
勝手にその肩に顎を置けば、くすぐるように着物のラインを下にまさぐり。
……しゅっ♡
茶色の羽先が赤いスカートの中をなぞった。
背中にへばりつかれたままの愛撫に、硬く振舞ってた表情が「おっ♡」と口を開いて伸びて。
「さっきからツキミのかげでずーっと手で撫でてたじゃん♡ コノハもえっちなくせに、嘘はよくないよー?♡」
「んぉっ♡ だっ――だって、あっ、あにさまがえっちなのがいけないんです……!♡ コノハに気持ちよさそうにしてるところ、ずっと見せてばっかりで……♡」
大きな羽であちこち愛でられながら、コノハがむすっと俺を見てきた。
ハーピーの愛撫に赤らむ顔がますます濃くなると、ニクほどじゃないダウナーな顔のつくりが迫って。
「……こ、このっ……♡ へんたいあにさま……♡ お仕置きですからね……♡♡」
恨んでるのか、それにしてはずいぶん甘ったるい言葉遣いで口を開けた。
こっちに向かって一際熱のこもった目で笑んだかと思えば――
はぷっ……♡
唇の絶妙な加減が、ツキミの舌遣いの反対側で肉竿を食べてきた。
舐めるにしてもなぞるにしても違う、口の柔らかさを使ったついばみがもぐもぐ♡竿をマッサージしていく……♡
「おあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛……!♡♡♡ た、食べるのっ♡ きついっ♡♡ それ、一番やばいっ♡ 食べるなあ゛あ゛あ゛っ♡ おおおおおおおおおおおおっ♡♡♡」
「んっ……ふっ♡ うるさいっ♡♡ こんないやらしいちんぽっ♡ コノハが食べちゃいますからね……んぐっ♡ むぐぐぐ……♡」
ツキミとニクの舌の動きにコノハの捕食するような調子が混ざって、今までで一番濃い快感が疼く。
「んにゅるるるるるるるる……♡♡ んっふ……♡ んじゅっ♡ んむんむっ……♡」
横合いにかぶりつくツキミが、リム様より赤い瞳でこっちをじっと見つめながら竿をしごき。
「ぢゅるるるぅぅ……♡ んあっ……♡ ご主人、こういうのは……? ぢゅっっ……ろろろろろっ……♡♡」
ニクのノーハンドの舌遣いがチンポの形を確かめつつ、犬らしい茶色の瞳で上目遣いに伺って。
「んっっ♡ むっぐっ♡ あむあむっ……♡ んっふぅぅ♡ あひふぁま(あにさま)、ふぉうえふふぁ(どうですか)……?♡」
コノハの茶黒い縦長の瞳孔が、もぐもぐとしたマッサージフェラの心地よさを横顔で尋ねてきて。
にゅるるるっ♡ じゅろろろろろろっ……♡
じゅるっ♡ にゅじゅるるるるるっ♡ じろぉぉぉぉっ……♡
にゅぐぐぐぐっ♡ にゅぐっ♡ にゅぐっ♡ ぢゅむむむむ……♡
三人の挟み込むようなトリプルフェラに、押し潰されるほどの気持ちよさがとうとう重なって――♡♡
「うっっっっ……♡ おっ♡ おまっ♡ えらっ♡ それ、ずるいっ♡ 三人っ――おおおおおおおおおおおおおおおおぉぉっ!♡♡♡♡♡♡ やっべ♡♡ いくっ♡ イ゛ク゛――♡♡♡」
どびゅるるっ……♡ そんなざらつく太い感触と一緒に、気持ちよさが撃ちあがる……♡
二人の横顔と愛犬のジト顔の目前で、そそり立ったモノが自分でも分かるぐらい濃いものを打ち上げた。
くすぐり射精よりも質も量も違う、三人分のフェラに相応しい大量射精なんて女性陣をブチ汚すには十分で。
「……ひゃんっ……♡ す、すごい量でございますね……っ♡ 匂いもとてもお強くて、わたくしくらくらしてしまいます……♡♡ 素敵ですね……♡」
「……うわっ♡ ご主人、こんなに出すなんてすっごい……♡ 味もすごく濃い……♡」
「ひゃあぁっ……!? あ、あにさま……♡ こ、これが男の人の……射精、ですか……♡ こんなに勢いよく出るんですね……へんたい……♡」
兎も犬も狸も巻き添えに食らった精にべとべとだ。
匂いを確かめたり、舐めとってみたり、濃さを指で測ったり、そんな具合で満足していて。
「うふふふ……♡ イっちゃん? あなただけ気持ちよくなるなんてずるいですわよ……?♡」
「はぁ……あっ……♡ ご、ごめん、リム様……? かかった……?」
「すっごい濃いのが私にも一杯、ですわ♡ こんなに強烈なの、初めてですの……♡」
近くでじっと見届けていたリム様すら、白濁被りの銀髪でこっちにすり寄ってきた。
射精の余韻でぐったりしようがお構いなしで、マイクロビキニ姿越しのロリボディを押し付けてくると。
「にーちゃん、あのね……? ボクも気持ちよくなりたいなー……って? だめ……?」
チア姿を精子で汚されたピナも、またベッドに乗り上げてきた。
かと思えば人間的な膝の部分で立ってみせて、ぴらっとスカートをめくった。
鳥らしいというのか、意外と肉の付いた下半身がむちっ……♡と水分を帯びた割れ目を見せていて。
「……おねえちゃんのことも、いっぱい構ってほしいなあ?♡ えへへへ……♡」
サキュバスらしさが芽生えてるような調子のキャロルも同じだった。
色っぽさのある笑みを二人一緒に浮かべながら、たくしあげたメイド服越しに布一枚ない女性らしさを露にしてる。
触れてほしそうに温まった秘所に、にやっと笑んだ上目遣いがずんっ……と迫ってきた――
◇
ずっしり。
思い出深いダブルベッドの上で、大きな尻の形をずっしり感じていた。
ついに(あるいは今更)ラブホの内情に気づいたリム様は今日も色気づいてる。
人の腰にまたがる小さな身体を目でなぞれば、薄布越しの柔らかみを蓄えた股間から控えめな胸の形が迫っており。
「流石にそんな気分になれません……」
はらりと降りてくる銀髪と迫りくる赤い瞳へ、俺は割と切実な思いしか返せなかった。
はだけやすい和服越しに彼女らしさを預けてくる感覚がゆったり濃くなる中、「どうしてですの?」と眉をひそめる後ろで。
「リムちゃんずるい! わたしの弟くんなのに! 次おねえちゃんの番だよ!?」
「にーちゃんたち何してるの……? よくわかんないけどボクも入れろー♡」
こんな場所とはそうとう無縁なキャロルとピナが純粋がってるのだ。
ずいぶんとちっちゃい金髪メイドと茶髪チアがまじまじ羨ましがるなり、無邪気に混ざろうとする一方。
「……ご主人、顔赤いよ? 恥ずかしいんだ……♡」
我慢できずにベッドに迫ったわん娘が、あのジトっとした目で俺を見下ろしていた。
薄いスカートにくっきり映るオスの証はぴくっ……♡と黒布に正直にいやらしい気持ちを浮かべており。
「……こ、このようなことはわたくし初めてなのですが……見学、させていただきますね……♡」
反対に横目を送れば、慣れない衣装に恥ずかし気にする兎耳と狸耳が二人。
きゅっ……と布面積控えめの白バニー姿を守るようにもじもじする姿が、そこで口にした通りに釘付けだ。
「……ちょ、ちょっと何してるんですかこの人たち!? ほんとにそういうことシちゃうんですか……? へ、へんたいっ……♡」
そんなツキミの冷静になりきれない口調に隠れるように、コノハが必死にスカートを守ってた。
狸の尻尾にめくられ意外にふくよかな太ももや下着の紐が見え隠れするも――本人は言葉裏腹にガン見しており。
「イっちゃん、女の子をまたはべらすなんてやりますわね~♡ 年長者としてしっかり手本を見せて差し上げますからね……♡」
「スクリーンショット準備おっけーですよー♡ ラブホフル活用していちゃいちゃしてくださいねー♡」
意地らしく舌なめずりするリム様の後ろで、アンスリムの奴がにやにやしながら指を構えてる。
サキュバス二人そろって【余計なお世話】サービスの実施中だった。
こんな状況で興奮するかって? キレそうだ。
「――キレそう」
いや、正直な気持ちもたった今出てきた。
しかしその程度口にしたところで、角と翼と尻尾を共通させた二人はなんと思わぬ面構えで。
「リーリム様ー、イチさんこんなシチュエーションなのに虚無りちらかした顔してますけど大丈夫なんですかー?」
「まったく問題ないですわよアンスリムちゃん。この子ちょっと勃起が面倒くさいだけですの!」
「下半身スロースターターなんですねこの人、そういうお客様珍しいです」
「でも強気に押しかければすぐしおらしくなりますからそこがねらい目ですわ!」
「おいなんだお前ら勝手に休憩コースぶち込んだ挙句好き放題言いやがって、ぶちのめすぞ」
「だったらこんなの振りほどいて逃げちゃえばいいじゃないですかー?」
「好きな人には絶対に乱暴な手は使わない子なのです! 私のことをちゃんと考えて大人しくなってるだけですので……うふふ♡」
「あーミコちゃが好きなわんこ系ですねー♡ もう二人きりの時とかどろっどろに甘え合ってましたよそういえば」
「ミコちゃんが飼い主みたいなものですからね! はっ、まさかそういうプレイもしたのかしら……!?」
「もうやめてください……」
ロリどもの前で思う存分に言い合ってた。
人のことを犬扱いしてくれたおかげでニクが「わんこ?」と親しみを感じてる。尻尾がご機嫌だ。
「いいですか皆さま? イっちゃんはまずここを優しくされるのが弱いんですの――♡」
が、リム様がそっ……と身体を落としてきた。
さらさらの髪をたくし上げながらの仕草が見えて、まさかと気持ちが働く。
「……馬鹿、やめ……」
「いただきますわ……♡ あーむっ……♡」
あの人のとろっと甘い香りを感じた直後、長い舌がちろっ♡と見えたその時。
ちゅるるぅ……♡
首筋と鎖骨の間に、切り裂くようなくすぐったさが刻まれる……。
体温をたっぷり含んだ唇の形と舌先の刺激に、心臓を鷲掴みにされた挙句にこね回されたような痺れが通り抜ける。
「……ひっ……んんッ……♡」
さんざん分からされた弱点への口づけに、隠し切れない声が抜け出ていく。
周囲にいる九尾院のヒロインたちにはっと口元を覆うも、手遅れな姿は滑稽だったかもしれない。
「……んふふっ♡ ちゅぅぅぅぅ……♡」
ぬろろろっ……♡
鎖骨のくすぐったさを伸ばすように、顎下まで舌がなぞり上げてくる……♡
「お……♡ う、あぅ……♡♡」
声を我慢しながら、その動きにあわせてくいっ♡と顔を持ち上げてしまう。
そこへあの銀髪の肌触りがするるっ……♡と首筋に揉み込まれて、潜るような滑りに気持ちよさがぞくぞく走る――♡
「……ん-ーーっ……♡」
「お゛ぉ゛ぉ゛っ……!?♡ ん、ふうぅ……♡♡」
でも、そんな気持ちよさも終わらせないとばかりに細い腕が抱き着いてきた。
すっかり胸元に安らぐリム様が、耳裏のあたりまで唇の温もりを近づけて。
ぢゅぅぅっ♡♡
「ん、おっ……♡ そ、そこ……狙うな、馬鹿ぁ……!♡」
……敏感な髪の生え際をついばまれた。
身じろぐも胸板を重なる身体に抑え込まれて、びくっ♡と背筋が跳ね上がる。
内臓を焼くようなあの気持ちよさに、ついリム様の身体をぎゅうっと抱きしめてしまうと。
「んふふ……っ♡ んーー♡ ちゅるっ♡ ぢううううう……♡」
「あっ♡ やっ……♡ 食べる、なぁ……♡ はっ、ああああああ……♡」
荒い鼻息混じりにもぐもぐ、と首が食まれた……♡
いいところをいちいち知り尽くしたような口の動きで、下敷きにされた尻にみちっ……♡と勃起の感触がくすぐったく立ち上がり。
「……ん、ふうっ……♡ なんてかわいらしいお顔……♡ いつも気張ってばっかりじゃ疲れちゃうでしょう……?」
「あっ……はぁっ……♡ 痕、つけるな……馬鹿……!♡」
ぬろぉ……♡
舌先に名残を垂らしながら、ようやくリム様が離れてくれた。
肩にまだ残るくすぐったさにとろっ……♡と、自分の口端から唾液が流れていくのを嫌に感じて。
「わっ……♡ え、えっと……♡ これって、えっちなこと……だよね……? そうだよね……?」
腰を上げたリム様の笑みにそんなか細い声が重なった。
ベッドに身を乗り出したまま間近な距離感で見ていたキャロルだ。
膝立ちのまま頬の赤さにぐるぐる目を戸惑わせて、白い二ーソックスに肉を浮かべた太ももがきゅっ……♡と擦りあわされてるようで。
「な、なんかドキドキしちゃう……♡ これって、いけないことだよね……? でもにーちゃん、すごく気持ちよさそうな顔しちゃってる……♡」
そんな恥じらいにぴったりくっつくピナが、あの無邪気さに信じられない色っぽさを浮かべてる。
ふわっと閉じた自分の翼にくすぐったさそうにしつつ、にまぁ♡と小さな口から八重歯を見せて興味津々で。
「これが大人の営みというものなのですね、とっても興奮いたします……♡ ふふ、イチ様が心地よさそうに蕩けておられます……♡」
お淑やかさを震わせた声に気づけば、兎のようなつくりの膝下がそっ、と歩んでくる。
ふるっ♡とほんのり揺れる太ももの間に、白いバニースーツを食い込ませたツキミが物欲しそうに見下ろすところだった。
一瞬の目星に濃い汗のようなものがとろぉ……♡と滴ってるのが触れたような気がするが。
「……そっ、そんなに気持ちがいいんですか……? あにさま、急に可愛くなってますけど……♡」
みょいっと揺れる兎耳の陰、そこでコノハが心配そうに見てくれていた。
恥ずかしさの抜けない様子のまま縮こまってるものの、片方の手がさりげなくスカートの中身を小さく撫でてるようで。
「気持ちよかったんだ? ほっぺがゆるんでる……♡」
そばでチアコス姿のニクも、自前のじとっとした目つきにやらしいダウナー声をかぶせてきた。
きっとそういうことなんだろう。薄いスカートに浮かぶ興奮を恥ずかしそうに抑えてる。
そこに良く知っている愛犬の竿の形をうっすら感じた、そんな時だ。
「……イっちゃん? 無抵抗、ということは別にいいのですよね……?」
しゅるっ……。
圧し掛かる魔女の指先がつうっと着物をなぞり崩してきた。
簡単にはだける服なんて人差し指だけで十分で、左右に広がった布地がずっと隠していたものをさらけ出してしまう……。
「いいわけ……あっ……!?」
少し遠くなった意識が戻るも手遅れだ。
今までの旅で刻まれて来た数々の痕が、リム様の下で丸裸に晒されていく。
「……えっ、いちくん……? その傷――」
そうなれば、傷の分だけ敏感さが増した肌にキャロルの関心が刺さるのも仕方ないはずだ。
部屋の温度に誰かの吐息、わずかな空気の流れすら感じるそこに真ん丸に驚く目が触れる。
次第によからぬことでも思ったに違いない。きゅっと息を飲む姿が見えて。
「に……にーちゃん、これどうしたの? すごいぼろぼろだよ……?」
「……この傷の数々は……? いったい、何があったのですか……?」
「傷だらけ……!? あ、あの……あにさま? これって……」
ピナやらツキミやらコノハやら、九尾院の面々も複雑に驚いていた。
慣れたつもりだったけどいざこうして見られてしまうと、そっと胸元の傷に手のひらが向かってしまい。
「あー、うん……見ての通りだ。訳ありってことだよ。その、気持ち悪いだろ?」
できうる限り手短に答えた。
こいつは俺のウェイストランド人らしい事情そのものだ。
見せびらかすようなものじゃないし、かといって隠し通すのも難しい負の代物というべきか。
いつだったか一時を超えたあたりでこの傷跡は覚悟してたが、こうして人目に晒されると心地の悪いむず痒さだ――
「……ふふん♪ 大丈夫、おねえちゃんは平気だよ?」
ところが、腹に金髪がさらりとくすぐったくこぼれてきた。
いやな顔一つせず、むしろ穏やかに解れた笑みがのしっ、と胸元に落ち着いてくる。
無理でもしてるのかと思った。でもお互いの顔を確かめてすぐ理解が及んだ。
「いや……平気って、おかしいだろ、これ……?」
「……んっ♡」
こっちが逆に心配そうな顔を浮かべてるとしたら、キャロルは唇を可愛らしくすぼめていて。
――ちぅ……♡
しぶとく残るあの心臓の裂け目に、溶けるような口づけが広がった。
リム様の真似でもしてるのか。髪を片方かき分けて、なんだかふわっと開いた目でこっちを見つつ。
「だって、きみはわたしの弟くんでしょ……? こんなに傷だらけでも、おねえちゃんの気持ちはそう変わらないんだから……♡」
普段の得意げなものとはだいぶかけ離れた、ひたすらに人懐っこい笑顔を浮かべてきた。
そこで「あっ♡」と口をまた開いてみせると、むき出しの胸に顔をうずめてきて――
ちゅろろろろっ……♡
肋骨を一本一本追うように、心臓のあたりまで唇と舌が這っていく……♡
リム様とはまた違う、きめ細かい気持ちよさの線にびくびくっ♡と背筋を伸ばしてしまった。
「ぉっ……♡ そ、そこっ……♡ 舐めるな……っ♡」
「……あはっ♡ びくーってしてる……♡ おねえちゃんのお口、そんなに気持ちよかったんだ……? へへへー♡」
こんな反応のどこが楽しかったのやら。キャロルは面白がってもっと近づいてきた。
人の身体に圧し掛かってくると、突き上げたスカートから悪魔の尻尾をくねくねさせつつ……。
「……こことか、気持ちいいかなー?♡」
つーーーーーーーーっ……♡
鋭いようで柔らかい人差し指の感触が、脇腹を上から下へとなぞっていく。
胸にたまったくすぐったさを引きずり出すようないやらしい動きに、残り被さった着物の中でチンポが持ち上がる――♡♡
「お゛っ……!?♡ あ゛っ♡ はっ……あああぁぁぁぁ……!?♡♡」
「わっ……!♡ い、いまのすごく良かった……? お、おねえちゃん才能あるかも……!?」
「そこ、弱い……んお゛ッ……♡♡ んあっ♡ お゛っっ……♡」
ミコの指使いぐらい強烈な気持ちよさ、だった。
調子と機嫌を良くしたキャロルが金髪のくすぐったさをこすりつけながら、とんとん♡すりすり♡と指と口先で愛撫を始めてくると。
「うふふ♡ キャロルちゃんお上手ですわねー♡ あなたサキュバスの才能たっぷりですの……♡」
「へへへ……♡ だって大好きな弟くんのためだもん……? どこがいいのかなんとなく分かっちゃうよ♡」
「じゃあ私とご一緒に……んちゅっ……♡ んーーーむ……っ♡」
「……うん♡ はーむっ……♡ ちゅううぅぅぅ~……♡」
「ぉっ……ほっ……!?♡ お゛お゛お゛……っ!?♡」
隣にしていたリム様と一緒に、上機嫌な様子で傷を食べてきた――♡
脇腹の傷を舐め上げられる……♡ 胸元の切り傷をねっとりなぞられる……♡ 二人の指先がつつっ♡と肋骨を追って、鎖骨を前後して……♡
「……ボクもやってみたいなー♡ えいっ」
そんなサキュバス二人のお食事に、ばさっと茶色い翼が入り込んできた。
とうとう我慢しきれなかったみたいにチアコス姿のピナが近づけば、二人はいい連携でその場を譲って。
「ちょ、ちょっと待て……! ピナ、お前何」
「……ここが弱いんでしょ? こういうのはどう……?♡」
しゅりっっ♡
ハーピーの解けるような羽先が、鋭く首筋をなぞったのだ……♡♡
びりっと響くほどの甘い気持ちよさが胸の先端から下半身のモノまで、とんでもない勢いで行き渡る……♡
「……っ!♡♡ おっ……♡ あ゛っ、んん゛……!?♡」
「あはっ♡ 気持ちよさそー……♡ こしょこしょ……♡」
「あああああああああああああ゛……っ!?♡ 待っ♡♡ 待って!♡♡ それ、駄目っ♡ あはっ♡ あはははははははっ♡♡ くすぐるの、だめ……♡♡」
馬乗りになったピナが更に羽先を手繰らせてくる。
首筋の左右をすりすり♡くすぐり、肩の付け根から脇腹まで走る……♡
キャロルの指使いを真似るようにしゅりっ……♡と腰までまっすぐな線を描かれて、心地よいくすぐったさが気持ちいい――♡
「……えっへへー♡ じゃあ、こういうのはどう……?♡」
ピナの意地の悪さが混じった羽の動きに悶えてると、それらしい声と一緒にぴたり、と動きが止まった。
焼けるような気持ちよさが急に消えて、物足りなさに意識がはっと戻るものの……。
「あ、はっ……♡ え――っ♡ ぴ、ピナ……、そこはっ……!!」
「にまぁ」な色っぽい笑顔が、あの極上の羽触りを寄せていた。
くすぐったさに丸くなりながら目でぐるりと追いかければ……度重なる刺激できゅっ……♡と小ぶりに勃ってしまった乳首に触れようとするところで。
「……せーの……♡ こしょこしょこしょっ……♡♡」
しゅりしゅりしゅりしゅりっ……♡
誰の指先よりもずっと繊細な柔らかさが、小刻みな動きで胸先を丸くなぞる――!!!♡♡♡
「お゛っっ!♡ ん゛っ……♡♡ おおおおおおおおおおおおおおおお……!?♡♡♡ それむりっ♡ 死ぬっ♡ くすぐったくて♡♡ 死ぬからっ♡ あああああああああああああぁっ♡♡♡」
本当に「死ぬ」かもしれないきめ細かい気持ちよさが、乳首を伝ってどこまでも広がっていく。
思わず身が暴れるも、それを許さないようにがしっ!♡と両腕に柔らかな肌がまとわりついて。
「す、すごく気持ちよさそうにしてますわ……♡ ピナちゃん、も~~~っと気持ちよくしてあげてくださいまし……♡♡」
「うわーーーー……♡♡♡ いちくん、そんなえっちな顔するんだ……♡ おっぱいそんなに気持ちいいんだね……♡ おねえちゃんも手伝ってあげる!♡」
「あ゛あ゛あああああああああああああっ♡♡ くすぐるのっ♡ 気持ちいい♡♡ やめっ♡ 離せっ♡ あははははははははははははっ♡♡ だ、ダメええええっ♡ 無理♡ 無理!♡ イく♡ イっちゃうから……!♡♡」
「……にーちゃん可愛いなー♡ よーしもーっとやっちゃうよー♡ こしょこしょこしょこしょこしょ……♡♡♡」
「あっっ♡♡ ははははははっ♡♡ 死ぬ゛っ♡ くすぐったくて♡ 気持ちよくて♡ 頭おかしくなるっ♡ あ゛ーーーーーーー……っ!♡♡」
くしゅくしゅくしゅくしゅくしゅ――!♡♡♡
器用に下ろした羽の感触が震えるような動きで乳首をコスりあげる♡♡
背筋まで突き抜けるぐらいの熱い快感がじんわり蓄えられてしまって……。
――しゅっ……りっ♡♡
「――ッ♡♡ ッ!?♡♡ お゛っっっ……♡ お゛お゛お゛……ッ!?♡♡」
溜まった気持ちよさがびゅぐるるるっ♡♡と着物の中で爆ぜてしまう。
度重なる刺激できゅうくつなぐらい形を浮かべていた肉竿から、いやにどろりとした精液の感触がくすぐりの分だけ抜けていく。
「わっ……!? に、にーちゃんどうしたの……!? い、痛かった……?」
「あ゛っ♡ い、クぅ……♡ あ゛~~~~~~……♡♡」
圧し掛かるピナごと腰を低く持ち上げて、深イキしてしまった……♡
下半身に残っていた着物に粘っこい染みが浮かぶ、強烈な射精。
下ろされた丸い尻の形に伝わるぐらいエグかったのか、ハーピー系のボーイッシュな表情から驚きいっぱいに見つめられ。
「もしかして、すっごく気持ちよかった……?♡ えっちな顔してるよ……?♡」
「にやぁっ♡」と腰をくねらせてきた。
射精で台無しになった着物越しに、何もはいてない柔らかい割れ目の感触がにゅりっ♡ にゅりっ♡と伝わって。
「……イったんだ……♡」
顔がのぼせたような感覚のままピナと見つめ合ってると、にゅっとニクの顔も混じってくる。
興奮を隠せないわん娘の身体がチア"ガール"を殺していて、苦しそうに訴えてる……♡
「ふふふ、イっちゃったのですね……♡ そんなに気持ちよさそうな姿を見せられたら、もう我慢できませんわ……♡」
「……はっ♡ はぁ……っ♡ ば、馬鹿……♡ ちょっと、休ませろ……♡」
と、リム様の手もそっと身体の線をなぞってきた。
首から腹へと、腹から腰へと、そして射精の名残を浮かべる身なりに届けば、しゅるっと着物の残りをはぎ落とし。
……ぶるんっ♡
押し付けられる割れ目をなぞりながら、まだ物足りないモノが立ち上がる。
ダイレクトに伝わる女の子らしい柔らかさもろとも「あんっ……!?♡」と驚いたピナが腰をどかせば、射精の名残をまとった肉棒の形が浮かび。
「にゃっ……!? こ、これって――お、おちん……ちん、だよね……?♡ お、思ってたのと違うんですけど……!?♡」
特に間近で見る羽目になったキャロルが、驚き半分、残りを嬉しさにしたように見てきた。
ちょうど目の間まで達するぐらいの形に、こくっ♡、と喉を鳴らす様子があって。
「……おー……♡」
そんなてかてかと精の香りをまとうモノに、ニクが目を輝かせて這い寄る。
八重歯が覗く口元から「じゅるり」していて、肉食獣さながらの食欲がそこに働いてるらしく。
「こっ……これが、おちん……ぽ、なのですね……?♡ わたくしの想像以上にたくましく……濃い香りがいたします……♡」
そこへ、草食動物らしい兎の耳がみょいっと揺れた。
今にも食らいつきそうなニクの隣、完全に見開いた赤い目でチンポの形を余すことなく確かめられてる。
ちょっとの理由があれば伸びそうな兎らしい手のひらが、触れるか触れまいかのラインで近づいていて。
「……す……すっご……♡ お、男の人のモノって、こんな形だったんですね……♡♡ あ、あにさま……? す、すごく……へんたいさんです……っ♡」
そんな流れに紛れて、コノハが興味津々に射精直後のそれを観察しにきた。
投げ出した両足に三人が乗ってくる。やがてニクの荒い鼻息すら竿に触れてくれば、ピナが「わっ」と腰をどかして。
「お……おい、お前ら、もしかして――」
「……二人とも、見てて。あーーーっ……♡」
そのど真ん中に落ち着いていたニクが、開いた口で「むっ♡」と肉竿を丸かじりにしてしまう。
犬らしい体温が籠ったとろとろの中が、もぐっ♡と優しく根元まで吸い付く……♡
「ニ、ク……おおおおおおおお……っ♡♡ い、いきなり食べるな……ぁぁっ♡」
「食べちゃった……♡ い、痛くないの……? っていうか、気持ちよいいんだね……♡」
「にーちゃん、また気持ちよさそう……♡ おちんちん食べられるの、そんなにいいんだー?♡」
「く、口で……するのですね?♡ ニクさま、そんながっつくようにされておられますが、大丈夫なのでしょうか……?♡」
「すっ……すごい吸い付き方……っ♡ そんな風にされるのがいいんですか、あにさま……♡」
遠慮のないいきなりのフェラに、左右の兎と狸どころか姉も鳥もびっくりで。
「……んぶぅ♡♡ むぢゅぅぅっ♡ ぢゅぶっ♡ ちゅぅぅぅぅ……♡」
腕も使わない頭の動きだけの口遣いが、左右のツキミとコノハをかき分けながら竿を扱く。
アクセントとばかりに当てられる前歯や八重歯のこりっ♡とした感触を交えて、舌先に沿わせた使い方が根元に達すれば。
「んふぅぅぅ……♡ ぢゅろっ♡ ぬろろろろっ……♡♡ んぢゅるるるるるる……っ♡」
「そ、それ気持ち……いい゛っ♡♡ ゆっくり、しごくの……やば……っ!♡」
じーっ♡とこっちを見つめながらの深いフェラが、無駄打ちした精子ごと登り始める。
先端まで達した唇がぢゅぽっ♡と下品な音を立てて離れれば、オスとは思えない動きにびくんっ♡と仰け反るのもしょうがなく……♡
「……ん、ふっ♡ 二人とも、やってみよ?♡」
けれどもニクは何てことを。
乱れた黒髪を直しつつ、解放された唾液まみれの肉竿に左右の二人をけしかけようとしていた。
その様子をまじまじと見せられてたツキミとコノハは、ニクの体温で湯気を立てそうな人のモノを前にして。
「――こう、でございますか……? んちゅっ……」
「ちょ……何してるんですかツキミねえさま!? そ、そんな、男の人のものを……わあ……っ♡♡」
意外なことに、ウサギ耳立つバニー姿が迷わず口を近づけてくる。
隣で顔を真っ赤にしてうろたえるコノハも気にせず、静かな口ぶりが浮き出る桜色を横合いに重ねてきた。
ニクのとろみを帯びた竿に、溶けて消えそうな口づけが広がる……。
「おっっ……♡♡ つ、ツキミっ……♡ お前は、やらなくて……」
「……熱くて、硬くて、とってもご立派でございます。わたくしのお口で良ければ、このお……おちんぽを、愛でさせてくださいまし……♡」
そして、冷たくて儚げな言葉遣いが吐息と一緒に竿に触れた。
そう語りかけた矢先に口の小ささが開いたまま、横顔でぬろろろろぉぉ……♡と竿の長さを前後する――♡
横に落ちる髪も手で押さえて、細めた目が楽し気に勃起具合を確かめるように……♡
「っっっ♡♡ よ、横からは……き、気持ち……っ♡ あ゛あ゛あ゛あ゛……♡♡」
「んっっ……じゅっ♡ んん……じゅるるるるっ……♡ ふふふふ、素敵でございます、いち様……♡」
「……ん、負けてられない♡ ぼくも……じゅむむぅぅぅ……♡」
「にっ♡♡ ニクも混ざるな……それ、やばいから……お゛~~~……♡」
兎耳揺れるツキミの横フェラに、ニクも裏筋に長い舌を這わせてきた。
隣の動きにあわせての舌先の上下運動がぬりゅぬりゅ♡とリズムよくスローペースを刻んで、二重の気持ちよさがこみ上げる。
リム様も「息ぴったりですわね……♡」と小声で面白がるようになれば。
「こ――コノハも、しなくちゃいけない流れなんですかね……? こ、こんなえっちなこと……できません……っ♡」
二人のねちっこい口の動きに恥ずかしさが狸耳まで募ったコノハが、人のモノの目の前で躊躇していた。
「コノ、ハっ♡♡ む、無理、しなくて、いい……あっ♡♡ お゛……っ!?♡ ふ、二人一緒に……おおおおおおっ♡♡」
「は、ふっ♡♡ と、殿方の……おちんぽ……♡ お口が、とても心地よいです……♡ んにゅっ♡ んふっ♡」
「ん゛……♡ ぢゅろろろろっ……♡ ご主人、まっすぐなぞられるの好きだよね……?♡」
そこにツキミの唇のなぞりとニクの舌の愛撫がぬろろろろっ♡と刺激してくれば、まさに息ぴったりの動きにびくっ♡とそれが跳ねる。
間近に見ていたコノハが「ひゃっ!?♡」と驚くのも無理もないが。
「……そういう割にはコーフンしてるよねー?♡」
「ひゃうっ……♡ ぴ、ピナねえさま!? なんですかあはははははっ……♡」
その後ろに、ぱさっと翼を広げたピナが回り込んでた。
勝手にその肩に顎を置けば、くすぐるように着物のラインを下にまさぐり。
……しゅっ♡
茶色の羽先が赤いスカートの中をなぞった。
背中にへばりつかれたままの愛撫に、硬く振舞ってた表情が「おっ♡」と口を開いて伸びて。
「さっきからツキミのかげでずーっと手で撫でてたじゃん♡ コノハもえっちなくせに、嘘はよくないよー?♡」
「んぉっ♡ だっ――だって、あっ、あにさまがえっちなのがいけないんです……!♡ コノハに気持ちよさそうにしてるところ、ずっと見せてばっかりで……♡」
大きな羽であちこち愛でられながら、コノハがむすっと俺を見てきた。
ハーピーの愛撫に赤らむ顔がますます濃くなると、ニクほどじゃないダウナーな顔のつくりが迫って。
「……こ、このっ……♡ へんたいあにさま……♡ お仕置きですからね……♡♡」
恨んでるのか、それにしてはずいぶん甘ったるい言葉遣いで口を開けた。
こっちに向かって一際熱のこもった目で笑んだかと思えば――
はぷっ……♡
唇の絶妙な加減が、ツキミの舌遣いの反対側で肉竿を食べてきた。
舐めるにしてもなぞるにしても違う、口の柔らかさを使ったついばみがもぐもぐ♡竿をマッサージしていく……♡
「おあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛……!♡♡♡ た、食べるのっ♡ きついっ♡♡ それ、一番やばいっ♡ 食べるなあ゛あ゛あ゛っ♡ おおおおおおおおおおおおっ♡♡♡」
「んっ……ふっ♡ うるさいっ♡♡ こんないやらしいちんぽっ♡ コノハが食べちゃいますからね……んぐっ♡ むぐぐぐ……♡」
ツキミとニクの舌の動きにコノハの捕食するような調子が混ざって、今までで一番濃い快感が疼く。
「んにゅるるるるるるるる……♡♡ んっふ……♡ んじゅっ♡ んむんむっ……♡」
横合いにかぶりつくツキミが、リム様より赤い瞳でこっちをじっと見つめながら竿をしごき。
「ぢゅるるるぅぅ……♡ んあっ……♡ ご主人、こういうのは……? ぢゅっっ……ろろろろろっ……♡♡」
ニクのノーハンドの舌遣いがチンポの形を確かめつつ、犬らしい茶色の瞳で上目遣いに伺って。
「んっっ♡ むっぐっ♡ あむあむっ……♡ んっふぅぅ♡ あひふぁま(あにさま)、ふぉうえふふぁ(どうですか)……?♡」
コノハの茶黒い縦長の瞳孔が、もぐもぐとしたマッサージフェラの心地よさを横顔で尋ねてきて。
にゅるるるっ♡ じゅろろろろろろっ……♡
じゅるっ♡ にゅじゅるるるるるっ♡ じろぉぉぉぉっ……♡
にゅぐぐぐぐっ♡ にゅぐっ♡ にゅぐっ♡ ぢゅむむむむ……♡
三人の挟み込むようなトリプルフェラに、押し潰されるほどの気持ちよさがとうとう重なって――♡♡
「うっっっっ……♡ おっ♡ おまっ♡ えらっ♡ それ、ずるいっ♡ 三人っ――おおおおおおおおおおおおおおおおぉぉっ!♡♡♡♡♡♡ やっべ♡♡ いくっ♡ イ゛ク゛――♡♡♡」
どびゅるるっ……♡ そんなざらつく太い感触と一緒に、気持ちよさが撃ちあがる……♡
二人の横顔と愛犬のジト顔の目前で、そそり立ったモノが自分でも分かるぐらい濃いものを打ち上げた。
くすぐり射精よりも質も量も違う、三人分のフェラに相応しい大量射精なんて女性陣をブチ汚すには十分で。
「……ひゃんっ……♡ す、すごい量でございますね……っ♡ 匂いもとてもお強くて、わたくしくらくらしてしまいます……♡♡ 素敵ですね……♡」
「……うわっ♡ ご主人、こんなに出すなんてすっごい……♡ 味もすごく濃い……♡」
「ひゃあぁっ……!? あ、あにさま……♡ こ、これが男の人の……射精、ですか……♡ こんなに勢いよく出るんですね……へんたい……♡」
兎も犬も狸も巻き添えに食らった精にべとべとだ。
匂いを確かめたり、舐めとってみたり、濃さを指で測ったり、そんな具合で満足していて。
「うふふふ……♡ イっちゃん? あなただけ気持ちよくなるなんてずるいですわよ……?♡」
「はぁ……あっ……♡ ご、ごめん、リム様……? かかった……?」
「すっごい濃いのが私にも一杯、ですわ♡ こんなに強烈なの、初めてですの……♡」
近くでじっと見届けていたリム様すら、白濁被りの銀髪でこっちにすり寄ってきた。
射精の余韻でぐったりしようがお構いなしで、マイクロビキニ姿越しのロリボディを押し付けてくると。
「にーちゃん、あのね……? ボクも気持ちよくなりたいなー……って? だめ……?」
チア姿を精子で汚されたピナも、またベッドに乗り上げてきた。
かと思えば人間的な膝の部分で立ってみせて、ぴらっとスカートをめくった。
鳥らしいというのか、意外と肉の付いた下半身がむちっ……♡と水分を帯びた割れ目を見せていて。
「……おねえちゃんのことも、いっぱい構ってほしいなあ?♡ えへへへ……♡」
サキュバスらしさが芽生えてるような調子のキャロルも同じだった。
色っぽさのある笑みを二人一緒に浮かべながら、たくしあげたメイド服越しに布一枚ない女性らしさを露にしてる。
触れてほしそうに温まった秘所に、にやっと笑んだ上目遣いがずんっ……と迫ってきた――
◇
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