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剣と魔法の世界のストレンジャー

【R18 駅弁、ディープキス、それとオスイキ要素注意♡】大好きな相棒とのラブラブっくす♡

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 とうとう本性を現したというか、ようやく確信できたというか。
 むにゅう、と服越しでも重たいと分かる乳肉の張りに押されていた。
 バニースーツの黒さに隠しきれなかった桜色が、自分の胸元でつんとした尖りを強く見せてて。

「……こんなに寂しがらせたいちクンが悪いんだからね? ずっとずーっと、あなたのことだけ考えてたのに……♡」

 指一本分の距離感の先で、にやっ……♡とミコの赤らむ顔が覗いてくる。
 気づけばもう逃げ場はない。突き出る二つの白い丸球に押されて、俺は部屋の壁際に追い込まれてた。

 ――割と本気でパフェを食べられる場所だと思ってたのは事実である。

 いや、言い訳させてほしいけど相棒がパフェを餌にラブホに引きずり込む奴だなんて信じたくなかったからだ。
 パフェという単語にホイホイついていってしまう側にも問題があるって? 何も言えません。
 もっといえばこんなになるまで相棒を寂しくさせたゆえに起きた、ただの因果応報なのかもしれないが。

「……ご、ごめん……」

 おかげで人食いウサギにチェンジしたミコに押され、壁際にドンと留められていた。
 ストレンジャーに匹敵する背にもっちり肉のつく豊満さがたゆんっ♡と揺れながら逃げ場を塞いでくる。
 少しの動きでまろび出てしまう谷間の張りは、どっしりとした形で行く手を遮ったまま……。

「わたし、知ってるんだからね……?♡ いつもはあんなに強く振舞ってるくせに、ほんとは可愛がられるのが好きな変態さんだって……♡」

 いつもの大人しい雰囲気をぶち壊すような調子の息遣いが耳元に触れる。
 む゛ゅ゛ん゛っ♡と黒スーツ越しの柔らかな身体が迫って、服越しに濃い体温と柔らかさが伝わった。
 興奮して熱くなったミコが嫌でも分かった。みっちり肉を蓄えた太ももの形が、ぐりぐり下半身に絡んでくる……♡

「……それ、人前で言うかよ……っ♡」

 ところが、素直に受け入れられなかった。
 だって無理もない話だ。吹いてくる言葉と吐息のくすぐったさに少しでも目を逸らせば。

「あっ、私のことはお気になさらずー♡ ベストショットを撮影してあげますので思う存分に可愛がられてくださーい♡」

 椅子に腰かけてニヤニヤする、角と尻尾と翼のある黒髪の女の子が一人。
 ヒロインの特権たるスクリーンショット機能を働かせてるんだろう、宙を指でひっかいてこの様子を映してるに違いない。

「ふふっ♡ お願いしますね?♡ いちクンのこと、いっぱい甘やかしちゃいますから……♡」

 むちゅぅぅっ……♡

 そんなところに気が行った途端、いきなりミコの顔が首元に潜ってくる。
 柔らかい表情相応の唇が血管の上を食む感触。舌のぬめりもあてがわれて、びくびくっ♡と身体の奥が痺れてしまう……♡

「お゛……っ♡ と、撮るって……何、勝手に……♡」

 思いがけず、バニー姿越しのもっちりした身体を抱きしめてしまった。
 きっとそれは余計なサービスをしてくれる子にとってはそそるものだったんだろう。またどこか撮られた気がする。
 すると細い指先の感触がす……っ♡と背をなぞってきて。

「なんでもするっていったよね?♡ だから二人でシてるところ、いっぱい撮ってもらおっか♡」

 服の中に潜り込んだ温かさが、つぃーーっ♡♡と背骨を這っていく……♡♡

「あ゛っ……!?!?♡♡」

 甘ったるい声と並んでやってくるゾクゾクする感触。
 望んでもいないのに腰が持ち上がるも、そんな勢いすらもミコの豊満さにむちっ♡と吸い込まれてしまう。

「……いちクン、もしかして背中も弱かった?♡ よしよし……♡」

 でも向こうはにまぁ♡と笑みを深めるだけだ。
 優しい声とは裏腹に、服の中をまさぐる指先はしつこく背中の筋を辿って。

 つーーーーーーーーーっ……♡

「おっ……!?♡ あっ♡ そ、それっ♡ やめ――」

 かと思えば、人差し指で腰に向かってなぞり落として。

 ……かりっっっ♡♡

 一際気持ちいいところを、人差し指の尖りが優しくひっかいてくる――♡

「んっ……♡♡ ……あッ……!!!!♡♡」

 じくじくとした刺激が一気に捻じり込まれて、腰が抜けてしまう。
 ミコはそんなものすら許さないように抱きしめたまま、「ふふっ♡」と色のこもった笑みを見せてきて。

「……やっぱり美人だなー♡ 顔がとろとろになっちゃってる……♡」

 わしゃっ、と人の髪を持ち上げてきた。
 くすぐったさに今の自分の顔が強調されると、急にこみ上げる恥ずかしさに視線を逃すも。

「お客様、わんこみたいに可愛がられてますねー……♡」

 待っていたのはスクリーンショットを悪用する店員のにやつく顔だ。
 今のみっともない表情を見事に見られたかと思うと、けっきょく桃色髪の美顔に向き合うしかなく。

「……いちクン、脱ごっか?♡」

 人懐っこさを極限まで高めたウサギ姿がにっこり待っていた。
 桃色の長い髪のさらりとした精細さの上でみょいみょい揺れるウサギの耳が、今のミコに妙な説得力を付け足していて。

 ――ぎゅっ♡

 ズボンの上からそれを触ってきた。
 相棒のぬくもりと指先のせいで、布地の裏で窮屈そうにさせていた性器の形をくっきりと確かめてくる……♡
 とことん甘やかすような表情に、俺は諦めたように――

「……う、うん……♡」

 その通りに、したのであった♡
 ベルトに手をつければ、急かすようにミコの手もかちゃかちゃ加わる。
 二人で仲良く隠し切れない荒い息遣いでジッパーまで下ろせば、ぶるっ……!♡と予期せぬ大きさが部屋の温度に触れて。

「わっ……♡ 背中だけでこうなっちゃうんだ……♡」

 組み付いたままの相棒の視線が、とろん♡とそれを見てきた。
 目で撫でられるような感触にくすぐったいような気持ちよさが走ってしまうも、向こうは服のつくりを一気に下ろしてきて。

「……ば、馬鹿っ……恥ずかしいからやめ……っ♡」

 なすがままにひん剥かれてしまった。
 灰色の狼耳ジャケットの下で持ち上がる竿の形に、ミコどころか近くの店員のなまめかしい息遣いを感じる……♡

「……じゃあ、今度は服持ち上げてみよっか?♡」

 しかしミコの要求は増えていく一方だ。
 一歩下がれば、誰かに良く見えるように間合いを取って上着をめくってきた。
 するする持ち上がった服から肌が出てくると、部屋の空気が触れてこそばゆいが――

「あのさ。あんまり、見られたくないんだけど……」

 傷まじりの身体を見られるっていうのは、やっぱり気持ちが悪かった。
 普段だったら「戦ってきた証拠だ」と自慢できるが、場合によっては嫌な思い出にしかならないわけで。

「……大丈夫。わたし、いちクンのことは全部大好きだからね?」

 そんなものすら好きだ、とばかりにミコは優しく笑んでた。
 そのまま「持って?」とめくられた上着をぺろっと自分で持ち上げれば、胸の傷も乳首も露になって。

「……傷だらけだけど、ほんとにお肌が真っ白だね……♡ 女の子みたい……♡」

 さすさす……っ♡
 遠慮なしの手の動きが深い傷跡をなぞってきて、つい背を伸ばしてしまう。
 そのまま脇腹を、腰の横を、へそ周りも手のひらで確かめられて――♡

「ここなんて男の子なのに、きれいな桜色で……♡ 体つきもなんだか柔らかいし、やっぱり美人だなー♡」

 ――くりっっ♡♡

「っ……♡♡ おっ……ぅっ!!♡♡」

 胸の先端が強くなぞられる……♡
 なぞられてじらされて、ひどく苛立った神経に刺激がどろっと甘く走る。
 撮影されてしまう手前、声も出せずにぎゅっと上着を掴むも向こうはお構いなんてするはずもなく。

「……気持ちいいんだ?♡」

 くすっ、と近づいてきた顔に尋ねられて、つい顔を背けてしまう。
 その先にやはり待っていた店員の姿はと言えば。

「……やばい♡ ちょっと興奮してきた……♡」

 切なそうにもじもじしながら、ずっと撮影してくれてたらしい。
 なおさら恥ずかしい。けれどもミコは腰を落としてきて。

「――あむっ♡♡」

 小さく丸いあの口で、かぷっと乳首を食んできた――♡♡

「ん……お゛ッ……!?♡♡」

 ぎゅん、と胸いっぱいに痛みすら感じる甘ったるさが走った。
 胸の先端を押しとどめる程度に歯を優しく立てて、唇の動きが、舌先が、ちろちろ♡とイイところを解してくる……♡♡

「……んふふっ♡ ……んっ……♡♡」

 きゅうううううっ!♡

「あ、う゛ッ……!♡ あっ♡ や、っ……♡ それ、だめ……だって……!♡」

 じんわり沈むような気持ちよさがまた重なる♡♡
 ミコの手先がもう片方の乳首をきゅっ♡とつまんできたのだ。
 器用な手つきがくりくり♡しゅりしゅり♡なぞってしごいて、さらけ出す羽目になった肉竿にぶるっ♡♡と刺激が流れ込んでいく……♡

 ――とんっ♡ とんっ♡

「……ッ!!!♡♡♡♡」

 そこへ、背筋に指の腹がノックしてくる。
 さっきの手つきでさんざん気持ちよさを突き付けられたそこに新たな刺激が走れば。

 ――び゛く゛ッ……!!♡

「あ゛――――♡♡ あ゛、ん゛……お゛ぅ゛ッ……!!♡」

 脳をチカチカ焼くような乳首と腹の奥の快感に、腰から力が抜けていく。
 指一本すら触れていない肉竿にひどい気持ちよさがこみあげて――びゅるっ!♡と精をヌかれていく♡
 肺を押しつぶされたように空気も一緒に抜けていって、目の前のミコの身体に信じられない量の射精をぶちまけてしまい……♡♡

「……今のでイっちゃったんだ……♡ へんたい……♡♡」

 バニーの黒を白く汚された本人はつーっ♡と乳首に糸を引きつつ……驚きも込めていやらしく笑んできた。
 壁にもたれかかるので精いっぱいの俺は返す余裕なんて、ない……♡ こびりつく深い気持ちよさに、顔に上る恥ずかしさに何にも言えず。

「うわ……っ♡ オスイキしちゃったんですか……? ミコさんすごいです……♡ サキュバスよりずっとお上手なんですねー♡」

 その様子すらもばっちり見収めたような店員は、興奮いっぱいに褒めたたえてる始末だ。
 でも、死ぬほど心地が良かった。とろけた顔も戻らないほどに、腹の底であの気持ちよさが残り続けてる……♡

「気持ちよかったのかな?♡ 顔、とろとろでかわいい……?♡」

 壁際で深く息をしてると、興奮がますます増したバニー姿が迫ってきた。
 舌なめずりをしながら、だが。鼻息荒く、衣装の胸元で硬く勃った乳首の色を押し出しつつ。

「……んー♡」

 柔らかい目を細めて、むにっ……♡と唇の形が柔らかく変えて突き出される。
 キスしてほしい。そう言わんばかりの顔が目と鼻の先で待ち構えられて……。

「……んっ♡」

 ミコの腰をぎゅっと抱きしめて、そこへ唇を重ねた。
 むちゅ、と押せば潰れ溶けそうなしっとりした感触が返ってくる。
 隣で誰かに映されようがどうだっていい。迫る胸の大きさもぐにゅっ♡と受け入れて、ぢゅう♡♡と唇の形を刻んでいく……♡

「……ん゛ッ……♡ ふふっ……♡ ん~……♡ ふっ、ちゅっ……♡ むっ♡♡ ん゛、むぅ……♡♡ いちク……んぶぅぅ……♡」
「んん♡ ……んむ……♡ ふぅ……♡ ぢゅるっ……♡」

 がっつくようなキスが返ってきて、部屋に絡みつくような水音が響く。
 とろとろとした舌が無遠慮にねじ込まれて、負けじと舌先を絡めて、お互いを味わうように同じ者同士で取っ組み合う……♡
 押し付けられたむちむちな胸や太ももがぶつかってきて、必死に受け止めつつも口中を何度も何度も、気のすむまで混ぜ合って。

「……ん゛ぉ……♡♡♡ ちゅるるるっ……♡ んんんんんっ……! ん、ふぅ……♡♡」
「……ぅ、む……♡ ん、ぅ……♡ ぷはっ……♡」

 一体どれほど続けたんだろう、ミコがひくっっ♡と身震いして、やっと口を放してくれた。
 とろける口同士をようやく引かせると――きれいな緑色の瞳が心地よさそうに潤んでいた。

「ふふっ……♡ やっぱりいちクン、キスが上手だなー……♡」

 きゅっ……♡とバニースーツの布地に手をやった。
 「見てほしい♡」と言いたげに強調されたそこを見れば、肌の露出の多い黒地、もっちりした割れ目を覆う股布がとろみを帯びてた。 
 うっすらとした輝きは嫌でもイったんだと分かる。中々にきわどい衣装が一層極まってしまってる……。

「……ミコも、イった?」
「……うん♡ すごく気持ちよくって……♡ 頭の中、あなたのことでいっぱいになっちゃった……♡」

 しかし、目の前にいるのはそれで収まるほどのウサギじゃない。
 気持ちよさそうに濡れたそこを指でずらすと、むちっと肉を蓄えた太ももの間に柔らかい谷間が見え始めて。

「もーーーーっと、一緒に気持ちよくなろ……?♡ 今日はもう、どこにも行かせないからね?♡」

 その姿相応というか、底なしの欲が見える色っぽい微笑みがこっちに向けられた。
 身体を弄繰り回されてまだ興奮の収まらない肉棒の形に、ミコの身体が太ももをふるふるっ♡とさせながら近づいてくる……。

「……分かった、今日はずっと一緒だぞ?」

 身も心もさぞ重そうなウサギだが、受け入れなきゃいけないらしい。
 壁に背を預けつつ、相棒に両手を「おいで♡」と迎え入れると。

「……えーいっ♡」

 割と遠慮のない質量がどむんっ♡と押し掛けてきた。
 ピンク髪と無邪気な笑みが混ざった可愛らしさが抱き着いてくるものの、その勢いはとんでもない。
 手でつかみ切れるかあやしい胸のボリュームがぱつっと弾けて桜色の先端が丸見えに。
 ずっしり揺れそうな尻がもたらすバニー衣装の食い込みは余計にむっちり感を強めていて、その重みが一気にぶつかってくる。

「うお゛ッ……!?♡ ちょ、いきなり……っ!♡」

 目の前まで弾んできた胸の感触に押されて、どんっと壁に縫い付けられる。
 甘えるように肩に顎を預けられて、髪のさらっと落ちる感触が流れて首筋いっぱいにくすぐったさが這う。
 ストレンジャーでも持て余す甘えん坊なウサギの様子は、それはもう親しくすり寄ってきて。

「えへへへへへへっ……♡ こうやってぎゅーっってするの、すごく楽しみだったんだ……♡」

 ぐりぐりぐり。
 ただでさえくすぐったいつやつやな毛先が、人の横顔を抉ってくる。
 それだけに飽き足らずちゅっ♡ちゅっ♡と耳や頬に唇が当てられて、普段の態度から想像できない甘えぶりに困ってしまう。

「お前、いつも大人しいのにけっこう、その……甘えたがりなんだな」
「だって、普段はミセリコルディアのマスターとして頑張らないといけないし。ほんとはこうやって、ずーーっといちクンに甘えてたいんだよ?♡ ……うりうり♡」
「ほったらかして本当に申し訳ないと思ってる」
「わたし、ショックだったんだからね……? いちクンが知らない女の子と仲良くなってたり、他のヒロインと一緒に仕事してたり、もうわたしなんて必要ないかなって」
「ごめん」
「でも、ちゃんとわたしのこと思っててくれたんだよね? また助けてくれて、会いに来てくれて、すごく嬉しかった」
「俺もさ、お前にまた会えた時すごく嬉しかったよ」
「ふふっ♡ デートに誘われた時なんて泣いちゃったんだからね?」
「そんなにか……」
「好きな気持ちがいっぱいになっちゃって、一晩中いちクンのことで慰めてたんだよ……?♡ えいえい♡」

 愛が重い。物理的な重みならいくらでも耐えてやるが、いろいろと重い。
 もちもちボディを抱きしめながらぐりぐりされてると、またさっきの店員と目が合って。

「実は甘えん坊なウサギさんだったミセリコルディアのマスター……これはいい一枚が取れますね、彼氏さんにも後で送りますので後程フレンド登録を……!」

 何やってんだこいつ。スクリーンショット撮りまくってた。
 もうそうサービスだと割り切ってやるが、このウサギ耳をみょいみょいしてる子はどこまで甘やかせばいいのやら。

「……っ♡♡」

 そんな時だ、ぎゅっっ……♡と大きすぎる胸が鎖骨あたりに強く当たる。
 深く据わった緑の瞳が物欲しそうにこっちを見つめてた。
 奥にうっすらハートの形でも浮かびそうなほどに色のこもったそれが、そっと持ち上がる片足と一緒に何かを訴えてきて。

「……ん、ちゅっ……♡」

 「分かった」と伝えるように、抱き寄せて唇をまた重ねた。
 向こうから食いつくような口と舌の感触を感じると、俺は手でバニー姿の下半身を探った。

「ん゛、ふぅ……♡♡ ん、れる……っ ん……う、むちゅっ……♡♡♡」

 人懐っこさが爆発したミコがくすぐったさそうに揺れる。
 特に太ももの裏側に触れるとそうだった。人の手が簡単に埋まるほどに肉の実ったそこがどうも気になるらしい。
 むちむち、むにむに、と捏ねてみると……ぎゅううううううっ♡と両腕が抱き着いてきた。

「ん゛ぉっ♡♡♡ ……んふうっ♡ ん゛ぁ……お゛っ……♡」

 鼻息も荒いし、豊かすぎる体つきがふるふる揺れるほどだ。
 だからよく撫でてやった。次第に気持ちよさそうな息遣いになって、とろん……♡と身体の力も抜けてくる。

「……ん、あっ……♡ い、いちクン……♡♡ ふともも、そんなにしちゃだめ……♡」

 そして口も引き離して、心地の良さが混じった赤面でそう伝えてきた。
 むしろ「やってほしい♡」みたいに促されてる感じもする。ちゅっ、と頬にキスして返してやった。

「……かわいい」

 つい、口からそう漏れてしまう。
 いやほんとに可愛いからだ。
 ぼそっと言ったつもりのそれは、ミコの顔を長い耳先まで恥じらわせたみたいで……。

「……もーっ♡ そんなこと言われたら……もっと好きになっちゃうよ……?♡」

 むにゅぅ……!♡と胸の圧が強まってきた。
 背中に両手を回されて手繰り寄せられて、じとっと嬉しそうな目つきでまた肩に頭を預けてくる。
 太もも裏の感触をもちもちと何度か確かめてから――身体の曲線を辿って、一際大きな形に触れて。

「……よっ……とっ……!♡」
「ひゃっ……!?♡ い、いちクン……まさか……お゛ッ!?♡♡」

 スーツの意味をだいぶ損なう、あまりにも大きな尻肉。
 指先が埋まるほどのボリュームを両手で掴んで、腰を少し落として……ぐぐっ、と持ち上げた。

「お、重くない……?♡ 大丈夫……?♡」

 そんな心配はもっともだが、相棒を抱え上げるぐらい造作もないことだ。
 デカ尻の形を頼りにミコを抱っこすれば、対面するようになった身体がぎゅうっ……!♡♡と両足を絡めてきた。
 準備オーケーか、それともちょっと不安なのか。どちらにせよ――

「……やっば。抱っこしてるだけですっごい気持ちいい……♡」
「……へんたい♡ でも、うれしいな……?♡ 無理しちゃだめだからね?♡」

 ちゅうぅっ♡とまたキスした。今度は浅く、お互いを確かめるように。
 けっこう重たい相棒のむちむちな体つきをうまく揺さぶって、ずれたバニー衣装から伝わるとろとろの感触にあわせる。
 可愛らしいミコの姿で痛いぐらいに勃ったモノを……むにっ♡とすぼんだそこにあてがい。

 ――ず゛ん゛っ♡♡

「お゛ぉ――ッ!?♡♡♡ お、おぅ゛ッ……!?♡♡」

 落とした腰をゆっくり持ち上げ……ずぬ゛っ♡と突き通す♡♡
 柔らかくてきつい何かに締め付けられる感触に、重さを受けていた足ががくっ♡と崩れかけてしまう。
 離してくれなさそうな窮屈さに気持ちよさがじりじり広がって、ミコが聞いたことのない低い声でびくびくっ♡と震えてた。

「おっ――♡♡ や、やばっ……♡ なに、これ……♡♡ ミコの、きっつい……!♡」
「ぅ゛お゛……っ♡♡ いちクンっ♡ お、おち……っ♡ おちんぽ……っ♡ イイところに、当たって……♡♡ お゛~~~……っ♡♡」

 途端に、二人一緒に身じろいでしまう。
 こっちはひどく食いつくミコの中に、向こうは加えこんだ竿肉の形に、感じ入るように身体がきゅっと締まって……♡

「……ふ、ぅ……♡♡ 無理そうなら……♡ 言うんだぞ……っ♡♡」

 重たくて柔らかい白肌ボディをずん、ずん、とゆったり揺さぶる……♡
 吸い付くように馴染むミコの巨体が腰の上で踊って、そのたびにぎゅっ♡ぎゅっ♡と両足の締め付けごと割れ目の奥がひどく食いつき。

「これっっ♡ やっばい♡♡ 気持ち、良くてっ♡♡ あ゛~……っ!♡♡ お゛う……っ!♡♡ おまんこにっ♡♡ ずんずんっ♡ 来るっ♡♡♡」

 あんなに大人しくて、気持ちの引っ込んでいたような相棒が今まで見せたことのない様子で感じ入ってしまう。
 押し付けた胸をむぎゅうっ♡と潰し、両手も両足も背中に回して必死に低い声を響かせてた。
 形の大きすぎる巨尻を思いっきり掴んだままつき上げれば、がくんっ!!♡と特に仰け反って。

「お゛お゛お゛お゛~~~~っ……!!♡ おちんぽっ♡ ぐりっっ♡っていった♡♡ すごくイイとこに当たったッッ♡♡ おちんぽ来たあ゛あ゛……っ♡♡ お゛う゛ッ!♡♡ お゛~~~~~~~~!!♡♡」

 きっと誰かが耳にすれば興ざめするような、それでいて妙に気分を掻き立てるエグい声を立てながら、ミコが気持ちよさそうに顎を上げる……♡
 そんなところについ悪気が働いてしまい……♡ ぢゅううっ♡♡と食べるようなキスを喉元にすれば。

「おーーーーーーーっ!!♡♡♡ 待って!♡ それ反則っ♡♡ きちゃうっ♡ おまんこ落ちちゃうっ♡ イくってばっ♡ あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁっっ♡♡♡」

 ――むぎゅうううううううううううううっ♡♡

 すさまじい乱れっぷりのまま、ハメっぱなしのそれを何倍も強く締め上げる……!!♡
 両足も腰をへし折らんとばかりに絡められて、急激すぎる刺激にがくぅ……!♡と膝が笑ってしまい。

「お゛っ♡♡ ミコッ♡♡ しめっ……♡ すぎ――ッ!!♡♡」

 それをきっかけに、つい腰を持ち上げ直して――。

 ず゛っっっっっ……ぬ゛ん゛ッ……!♡♡♡

 抱きかかえていた相棒の身体にかける力もつい緩んで、ただでさえ硬く締まっていたそこを、重みだけで思いっきり貫いてしまう……♡♡

「お゛ぉ゛う゛ッ……!?♡ あっ――お、ちんぽっ♡♡ 来てる……――ッ!?!?♡♡♡ おおおおおおおおおおぉ~~~……!!♡♡ 駄目駄目駄目イくイくイ……お゛お゛お゛お゛お゛ッ!?♡♡♡」
「あ゛ッ――!!♡♡ お゛……♡♡ お゛ぉぉぉぉぉぉぉ……!!!!♡♡♡ 搾られ、……ッ!!♡♡」

 ……その瞬間、ミコのぎっっっちり♡と締め上げる感触も相まってしまったのだ♡
 相性抜群だと嫌でも分からされる「気持ちよさ」の交差に、二人してびくぅっ!♡と硬直するのもやむなく……精を濃く絞られる……♡♡

「あ゛あ゛~~っ♡♡ やばっ♡ 相棒おちんぽ効くっっ♡♡ 濃いのきた~~……っ♡♡ おっっ……おおおおおおぉぉぉぉ……♡♡♡♡」

 抱っこしてた身体が丸まって、その重みをすっかり預けながらも……心地よさそうにふるふるっ♡と身じろぐ。
 そんな彼女を抑える力もそろそろ限界だ。びゅぐっ…!!♡と根こそぎ精子を捧げながら、どうにか触れる足でベッドまで運び。

「……は、ぁっ……♡♡ も、もう無理……っ♡♡」

 少しひどい話だが、ハメっぱなしのミコを背中から投げ出してしまった。
 上質な寝具にぶちまけるように相棒を手放すと、乱れたバニー姿がひくひくしていて。

「……好き……っ♡ えへへへへ♡♡ 好きぃ……♡♡」

 目もぐるっと剥きながら、ミコが心地よく痙攣し始める……♡
 どれだけ出したのかバニー衣装の股布横からどろっ♡と白い濁りを溢れさせつつ、硬く尖った乳首もさらけ出し、だらしなく股も広げて余韻に浸ってるようだ。
 口元いっぱいに気持ちよさの表れとばかりによだれの筋も流れて、その乱れっぷりは普段のイメージぶち壊しなのだが。

「…………やばい……♡ お二人の様子を撮影してたら私も興奮してきました……♡ 相性抜群ですね、私もあやかりたいです……♡」

 店員さんはそんな様子をお構いなしに撮影してる。
 それ、本人に渡すつもりなんだろうか。
 次第に腰も浮かして「おっ……♡」とまた乱れ始めた様子すらも彼女はしっかり収めて、俺たちが落ち着くまでずっと仕事を果たすのであった……。



「……気持ちよかったね♡」
「……うん」
「……わたし、重くなかった?」
「……気にならなかった。むしろ好き」
「……あんなにぎゅーーーってしてくれたもんねー?♡」
「……お前だってずっと離してくれなかっただろ?」
「えへへへ……♡ だってあんなに抱きしめてくれたもん……♡」
「抱っこしてるとき、すごく柔らかくて気持ちよかった。ちょっとまだ興奮してる」
「いちクンもがっしりしてるのにむちっとしてて、とっても心地よかったよ?♡ 抱っこされるの、くせになっちゃったかも……♡」

 ことが済んでスッキリしてしばらく、俺たちはそのまま風呂場に移った。
 剣と魔法の世界らしい銅色のシャワーから熱い湯を被って、ひと汗かいた身体を洗ってた。
 そこに柑橘系の爽やかな香りがするジャグジーもあるとなれば、それは元の世界とそん色ない、あるいはそれ以上に充実してる証拠として見るべきなのやら。

「っていうかなんだよここ。パフェも食べ放題、設備もウェイストランドより充実してるわで至れり尽くせりだぞ……?」
「うん。すごいよね? わたしの知り合いのサキュバスの人が言ってたんだけど、こういうのを作ってみたいって魔女さんたちに出資してもらって作ったんだって」
「……それでほんとに作ってしまったと」
「あ、ちなみにさっきの人達はゲームの頃からの知り合いだよ? オーナーさんとは初めて会ったけど、あの人がパフェを作ってるみたい」
「ダメだ情報量が多すぎるぞこのラブホ……!?」

 少なくとも人生で一番豊かな場所には違いない。こうして妙にうまいパフェも食べれてくつろげるんだから。

「……ちなみにだけど、こういうことだけじゃなくて普通にお泊まりしにきたり、ちょっとしたパーティーをしにきたり、そういう理由で来る人がいっぱいいるみたいだよ? 一人で来る人も少なくないよーって言ってたし」
「ラブホで……?」
「フランメリアにいる魔女の人達も、おしゃべりしたりくつろぐためによく来てるらしいよ?」
「ラブホで……!?」
「ちょっと高いけどいろいろと充実してるし、それにパフェを目当てで来る人も少なくないんだ」
「確かにあのパフェ食べれるなら気持ちは分からなくもない」
「すごくおいしかったよね? ……お風呂あがったらまた食べよっか?」
「よしおかわりだな」
「ふふっ、今度は何食べよっかなー? あっ、料理も注文できるよ?」
「料理もあるんか……!?」
「お手頃価格で料理ギルドの味が楽しめるんだって。ラザニアもあるかなー?」

 こんな場所に一人で来る猛者がいるんか……。
 こう言う場所は「やることやって帰る」イメージがあったけど、今回の一件で払拭された。
 ラブホってすげー。ファンタジー世界でそれはどうなんだって思ったが、そんなの忘れるぐらいにここは素晴らしい。

「……ラブホって初めてだけどこんなに楽しいんだな。すっかり気に入った」

 フランメリアに来ていろいろ大変だったけど、そんなの忘れるぐらいだ。
 思わず胸の奥から笑ってしまった。するとミコが両手を石鹸であわあわさせて。

「わたしもこういう場所に来るの初めてなんだけど、とっても気に入っちゃった。いちクンとゆっくり二人きりになれるし……?」

 人の頬を挟んで泡まみれにしてきた。何やってんだと見つめると面白そうにくすくすしてた。
 おかえしにこっちもミコの顔を泡まみれにした。今やお風呂場は泡で満ち溢れてる。

「お前とゆったりできるならずっとここにいたい気分」
「ふふっ♡ ずっとわたしとえっちしてくれるんだー?」
「……ごめんちょっと考え直す」
「えー」

 泡を洗い流した。
 すると楽しそうにしてたミコが石鹸のぬめりでしっとり身体を覆って。

「……良かった。いちクンが楽しんでくれてて」

 むにゅり♡ と抱き着いてくる。
 泡ですべりのよくなった柔らかボディが胸に重なって、乳首同士がつるっ♡と触れる。
 髪をしっとり濡らした相棒はまだウサギ成分が抜けきってないような表情で、肩に顎を乗せて顔をぐりぐりしてきた――甘えん坊め。

「俺だってミコがいっぱい甘えてくれて嬉しい」
「……えへへ♡ 嬉しいんだー?」
「当り前だろ? 俺の相棒だ」

 撫でてやった。するとまあ心地よさそうに身体がこすりつけられた。
 うっすら尖りのある胸の先端が人の身体で何かを描き、お湯で柔らかさの増したふとももがむちむち絡んでくすぐったい……。

「……それに正直言うと、肩がずっと寂しくてな」

 泡だらけの相棒を抱きしめながら、俺は右肩のあたりを「ここだ」と示した。
 言うまでもなく鞘と短剣がずっとそこにあった場所だ。
 ミコはすぐ分かってくれたのか、またすりすりしてきて。

「寂しかったんだねー?」
「ここにきてしばらくは誰もいないのに語り掛けてたほどだ」
「ずっとそこにいたもんね。ブラックガンズのみんなと別れてからずーっと」
「そう、ずーっとな」
「……これからもずーっと一緒にいたいなぁ」
「少しでも応えれるようにちょくちょくお邪魔しに行くよ。いいよな?」
「もちろんっ♡ みんないちクンのこと分かってくれてるから、もう遠慮しなくていいからね?」
「その代わり俺の勤め先にも遠慮なくきていいからな? 奥さんが「冷やかしでもいいからおいで」だってさ」
「ふふっ、パン屋の人達と馴染んでるんだね?」
「常連のじいちゃんともすっかり仲良しだよ。その人に「会って来い若いの」って怒られたな」
「あ、もしかしてあの時店の中にいた……?」
「そう、あのじいちゃん。いい人だぞ」

 一緒にシャワーを浴びながらゆったり話を弾ませた。
 そのままきれいになった身体で今度はジャグジーへ向かった――いい匂いだ。

「……いちクン?」

 お湯から漂う柑橘類のさっぱりした香りに馴染んでいると、ミコがこてっと頭を預けて。

「どした」
「今日は一泊だからね? だから……帰しません♡」

 ちゅっ……♡
 俺の身体をぐいっと手繰り寄せつつ、甘ったるい声と一緒にキスしてきた。
 明日の朝まで付き合えという気概だ。でも困ったことに「なんでもする」といってしまったわけで。

「えーと……クランの奴らとかは」
「明日の朝に帰りますって言っちゃいました……♡」
「ワーオ」

 なんてこった、朝帰りプランだ。
 ……ミコに「朝に帰ります」と伝えられたミセリコルディアの面々は、一体どんな気持ちなのやら。
 そうだニクとかタカアキどうしよう。まあ「朝帰る」っていっときゃいいか。

「だから……分かってるよね?」

 そんな身の上で、相棒は圧し掛かってくる。
 お湯に浮かんだ大きな丸型をこれでもかと主張し、欲求たっぷりの瞳がじーっとこっちを見据え。

「朝までずーーーーーっと一緒だよ♡ いちクン……♡」

 にっこり。サキュバスの妖しさよりもずっと勝ってる本気の笑顔がそう告げてきた。
 嬉しさよりもこいつの底知れぬ性欲の方が怖いと思ったのは言うまでもない。
 というか、既に腰を持ち上げて大きめな尻のボリュームをぬりゅっ♡と竿の形にあてがっていて……。

「まさか、朝までずっと――」
「けっこう前にロアベアさんとこっそりえっちしてたよね。気持ちよさそうに」
「いや、あれは向こうが」
「その後サンディさんとかハヴォックさんとかも混ぜて三人でシてたよね。気持ちよさそうに」
「……望んでそうしたわけじゃ」
「スピリットタウンの時も。ブルヘッドでも。そういえば見張りの時ニクちゃんとえっちしてたらしいね? 気持ちよさそうに」
「…………まことにごめんなさい」
「ずっとお預けされてた分、一緒に気持ちよくなろうね?♡」
「はい……」

 恐ろしい笑顔と一緒に、柔らかな腰が落ちてきた――

 ずぱんっ!♡♡

「お゛うッ……!♡♡♡ お゛っっ♡ おちんぽ……またキくぅ……!♡♡」

 しっとりとしたミコの柔らかさがそこに圧し掛かって、さっきよりも窮屈に咥えこまれる……♡
 いきなりの強い気持ちよさに「かはっ……!♡」と声にならないものがこみあげて、つい目も見開いて仰け反ってしまう。

「お゛……っ!!♡♡ ミ、ミコ……っ♡ さっきより、きっつ……お゛~~~~~~~~~……♡♡」
「お゛っほ……♡♡ あんなに出したのに硬った……♡ これから何時間もかけて……♡ ゆーーーっくり……♡ 搾ってあげるね……?♡」

 そんな伸び切った身体に巨胸がばゆんっ!♡と重なった。
 首に両手をぬるりと回して、また肩に顎を乗せてきて、両足も探るように腰に絡んで、口づけが簡単な距離感でご対面だ。
 けれどもみちっ…♡ みちっ…♡と物欲しげに肉竿が食いつかれる。そのたびにどろどろとした心地よさが回ってぼんやりとしてくる……♡♡

「ぉ゛……!♡ これ……すごく気持ちいい……♡ 頭、とろける……♡」
「あ゛~~~~……♡ やっばい……♡ おちんぽ、すごく相性いい……♡ おまんこひくひくして意識飛びそ……お゛っっっ……!!!♡♡」

 お湯の温かさにミコの体温と、耳元で低く囁くような喘ぎ声が混じった何かがどんどん頭の中をかき回していく。
 腰一つ動かさぬまま絶え間なく繰り返される締め付けの強弱に、息も唾液もゆっくりと搾り取られていく――♡

「ぉ゛お゛……っ♡ お゛っ…♡ お……♡ お……っ♡ 意識、切れそう……♡ 温かくて、気持ちいい……♡」
「お゛ぅ……♡ ふふっ……♡ 寝落ちしちゃっ……♡ ダメだからね……♡ あっ……♡ イイところに、食いついて……あ゛~……おまんこイイ……♡」

 ……一緒に気持ちよさが限界を迎えるまで、俺たちは時間をかけてじっくりと抱きしめ合った。



「……はふぅ……♡ 気持ちよかったね~♡」

 お風呂できれいになったあと、ほっこりしたミコがベッドの上でうつ伏せに転がってた。
 乾いた身体をぞんぶんに伸ばして、大きな尻と太ももをばいんばいん揺らしてすっかりくつろいでるようだ。

「…………相棒の体力にはびっくりだよ」

 そんな相棒の傍らで、俺はソファーに腰かけて燃え尽きかけてるところだ。
 けっきょく風呂場で気が済むまでシた、シまくった。
 なのに相棒は「まだいけます」みたいにくつろいでるんだぞ?

「だってまだ物足りないもん……」

 いやほんとにそうだった。まだまだ物欲しそうに振り向いてきた。
 うさぎは性欲エグいといつかどこかで知ったが、あのバニー姿と重ねるにその通りだと思う。
 厳密に言えばミコは短剣の精霊だが、寂しいと死にかける、性欲やばいとなれば実質ウサギである。証明完了。

「身体とか大丈夫か? いや、お前正気かってニュアンスじゃなくて、どこか痛いとか疲れたとかそういう」
「ううん。大丈夫だよ? それにいちクン、えっち上手だし……♡」
「正気か……?」

 でもそんな調子に付き合い続けたらたぶん俺は死ぬ。
 向こうは体力ゲージがまだ7割残ってるとして、こちとらもう3割ぐらいしかない感じだぞ?

「……すみませーん♡ ××号室ににんじんパフェとアップルパイパフェとコーヒーパフェにミルクレープパフェをおねがいしまーす♡」

 ……まだやる気だこいつ!
 全裸の相棒が元気に注文してるが、どこにやることやってパフェ4つも頼んで衣装レンタルもするようなのがいるんだろうか。
 残念だがここにいる。名前はミセリコルデでもしかしたらウサギの精霊かもしれないやつだ。

「あっ、いちクンはどうする? 何か食べたいパフェある? 着てほしい衣装ある?」
「チョコチップパフェと抹茶パフェ」
「うん。えっと、追加注文お願いします。チョコチップパフェと抹茶パフェ、それから衣装レンタルの競泳水着もお願いしまーす♡」
「……競泳水着?」

 しかもなぜかパフェの注文に存在しないリクエストが混ざってる。なんだ競泳水着って。
 少なくともこれで最低二回はすることが決まったわけだ。俺死なないよな……?

「はぁ……♡ いちクンと好きなことできて、おいしいパフェも食べれるなんて幸せだねー……?♡」

 満足に満足を重ねて、なんならまだ底知れぬ欲がありそうな相棒はどさっとベッドに倒れた。
 巨尻、ぶともも。そんな名前が似合う下半身の大きさをゆさゆさしながら、またうつ伏せにだらしなーく身体を休めるわけだが。

「……なんか、いつものイメージと違うなお前」

 正直、普段とはかけ離れただらけ具合が妙に可愛いというか。
 甘えるわだらしないわ、そんな姿が生み出すギャップに――下品な話、ちょっと興奮してる。

「……だって、ほんとはこうやって甘えたりだらだらしたいもん。わたしたちミセリコルディアも、すっかり有名になってちょっと動きづらいし……」

 その原因は本人が言うようにクラン、ひいては冒険者の身分か。
 こっちはまだ新米、それもパン屋だがミセリコルディアは大がつくほどの先輩だ。
 俺の計り知れない苦労のもと成り立ってるんだろう。こうして肩の力を抜く機会に恵まれなかったように。

「あーそういう事情」
「でも、この世界のためにやるって決めたからやらないと」
「なら俺もこき使ってくれ。そうすりゃ一緒だ」
「うん。だからクランハウスにも遠慮なく来てね? 泊まる場所も用意してるから」
「準備万端ですこと」

 ミコは太ももをばるんばるんさせながらこっちを見てる。
 あの個性に満ちた顔ぶれに混ざって下さいとのことだが正直不安だ。

「……それから、毎日じゃなくていいからえっちしてほしいな?」

 そこから性的な事情につなげられるともっと不安だ。

「毎日してほしそうなニュアンスで言われてる気がする」
「毎日してほしいもん」
「なんだこの性欲モンスター……」
「だ、だっていちクン相性抜群すぎるもん……♡」

 ――ボス、どうせ生きてるでしょうけど聞いてください。
 なんかこの世界無茶苦茶だし、ミコの独占欲がすごくて、ミコの性欲エグくて、ミコの甘えぶりが強くて毎日大変です。
 そのうち搾り殺されるんじゃないんだろうか。俺の人生はどうなってんだ。

「……まあ、相性がいいって言うのは確かにそうかもな」

 けれども気が進んでしまう。
 うつ伏せにころんとしてるミコに足が動いて、むっっっちり♡した裸の後ろ姿に誘われる。

「ふふっ♡ いちクンもすごーくいいところでキスとかしてくれるもんね? わたしのこと、分かってくれてて――」

 あいつが振り向くより早く、どさっと背中に倒れる。
 つるつるした白肌いっぱいの背筋に覆いかぶさると、「わっ……♡」とどこか期待したような驚き方をされるも。

「……上等だ、満足するまで付きあってやる」

 お前の望み通りにしてやる、相棒。
 触り心地の良い背に圧し掛かって、恵まれすぎた尻と太ももの形に腰を落とす。
 そして……すっかり慣れてしまったミコの部分に、勃ってしまったモノをあてがうも。

「……ふふっ♡ やっぱりいちクンは頼もしいなぁ……?」

 相棒はそれはもう余裕そうに両足を後ろに上げて「どうぞ♡」とばかりに誘ってくる。
 擦り当てたそこは一体いつからそうなってたのやら、とろっ♡と濡れて準備よしで。

「……このっ!!♡♡」

 そんな可愛い彼女の背中に身体を落として、体重を乗せて竿の形をねじ込み――。

 ……ずぶ゛ん゛ッ!♡♡

「お゛ぉう゛ッ!?♡♡ あ、はっ……♡ 好きっ♡ 大好き……♡♡ お゛ぅっ!♡ お゛う゛ッ! ぉ゛う゛ッ……!♡ やっっば……!♡♡♡ もっと、突い……お゛ぉ゛ぉ゛お゛ぉ゛ぉ゛っ!!♡♡♡」

 萎え衰える姿すら見せないいやらしい相棒にまた腰を振り始める。
 しばらくするとドアが開いて「わっ!?♡」と店員さんに驚かれたが、構わずぱつんぱつんと巨肉だらけの下半身に腰を打ちつけ続けた……♡

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