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世紀末世界のストレンジャー
【R18+男の娘注意】何Pだこれ
しおりを挟む「ダーリンの身体って不思議だねー? 傷だらけだけど白くてすべすべしてて……でも思ったより筋肉バッキバキってわけじゃないし、あの強さは一体どこから湧いて出てくるんだろうね……」
腕にむにゅむにゅ、ぬるぬるとした柔肌が触れていた。
栗毛セミショートなちっこいお姉さんが中性的なハスキーボイスを聞かせながら、人の身体を探る。
好奇心旺盛な爽やかな顔立ちはどこか色っぽくて、その証拠に泡まみれの身体で人の二の腕をにゅりにゅり♡洗い回し。
「……背中の、抱き心地が、すごくいい……?」
背中に至っては、たぽたぽと重たく柔らかいものがずっと付きまとっている。
重柔らかい二つの動きにあわせて、ほんのりと硬さを含むなにかがこりこり♡肩甲骨の上を走り回ってくすぐったい。
しかも、人の肩にものすごく軽率に顎を乗せてきて、あの眠たそうな声が耳元で広がってぞわぞわする。
「はーい、わしゃわしゃするっすよ~♡」
すぐ隣では緑髪の誰かが、大き目の尻肉をずんっと太ももに押し付けてくる。
メイド科メイド属のメイドモドキは時々こっちにさりなげく触ってきたり、泡まみれの身体をぐりぐりさせながら。
「……ん……っ♡ これ、気持ちいい……♡」
過剰なスキンシップの一方で、メイドの細い指先がダウナーな黒髪犬っ娘の頭をしゃりしゃり撫で擦る。
情報量の多いこんな空間で、誰かさんの愛犬はよっぽど気持ちがいいのか目を閉じてゆったりしていて。
『なんでわたしも……!?』
物言う短剣が白い壁にかけられまま、情報過多な入浴シーンを見せつけられていたところだ。
そして。
「……いや狭いんだよ!!!!」
そこそこ快適だったはずのブースの中で、みっちり囲まれながら体を洗うストレンジャーが一人。
お前らがいくら泡まみれの身体をぶつけてこようが知ったことか、勝手に一人で綺麗になってやる――そう思ってたのにこれだ。
何が一番ショックって、あれだけ信じてたハヴォックがただの栗毛セミショートのちっこいお姉さんだったことだ。
「え? 大丈夫だよみんなちゃんと洗えてるし、ねっ?」
「そういう問題じゃないんだハヴォック」
「……背中は、任せろー」
「耳元でささやくのやめてぞくぞくするから」
「こんなにみっちり囲んでもまだ興奮しないんすね~♡ アヒヒ……♡」
「情報量が多すぎるんだよ馬鹿野郎」
「……わしゃわしゃされるの気持ちいい」
「なんでお前はリラックスしてるんだ……!」
『……こんな状況で普通に身体洗ういちクンもどうかと思うよ』
「俺の気持ちを考えてくれ! ただシャワー浴びにきただけなのに距離感近すぎるし触診されるし狭いしニクは男だしハヴォックは女だし!!」
自由が七割ほど損なわれたまま、俺はできる範囲を手でごしごしするが。
「……え? ダーリンもしかしてインポか何か患ってちゃってるの?」
人の身体を一通り触れて堪能したハヴォックが目の前を遮る。
こいつについてはかなりショックだが、それにしても体つきと合わせて目にするとだいぶ印象が違う。
女性だ。肩幅も首の太さも、身体の輪郭が持つ柔らかさも男の形じゃない。
見下ろす形で見るそのつくりは、ここにいる他と比べると確かにほっそりはしているものの、程よく筋肉のついた健康的な女というか。
「あ、大丈夫っすよ。この人興奮する条件がちょっと特殊なだけなんで」
「おいロアベア」
「……そう、なの?」
「下半身が面倒くさいだけなんだね、良かった!」
「お前ら俺のこと馬鹿にしてない? 大丈夫?」
……というか、他の奴らが大きすぎるんだと思う。
ロアベアはけっこうある。いつもの身のこなしに目が行ってしまうが、メイド服越しでも分かるぐらい胸もお尻もデカい。
サンディは胸がバケモンだ。メロンがあるとして、それを二つ横並びにしたほどはある。下半身だって歩けば揺れるほどだし。
そう考えてると、ふいに頭を洗い流されたニクにも目が行ってしまう。
「……んっ♪ ご主人、どうかした……?」
犬らしく頭をぶるぶるさせた黒い犬っ娘が見上げてきた。
首をかくっと傾けて、丸い白肌の頬とむきゅっと締まった小さな口に、じとっと不思議な茶色い瞳を向けてくるその姿は男じゃない。
両手と両足の一部が犬めいたヒトの造形になってる点を込めたとしても、やっぱりメスなのだ。
お尻は軽く持ち上げられそうなほどに控えめに育ってるし、太ももも豊かだ。胸だって柔らかさの混じった平たい形をしてる。
「…………やっぱり、男だよな」
そんな女の子の姿をまじまじと見る俺は変態かもしれないが、そう成り立たない証拠があった。
きゅっとゆるく閉じた太ももの付け根から見えるものだ。
男のそれだ。まだ子供的な長さのそれと二つの丸みがそこにあって、本人の証言通りになってる。
「……恥ずかしいからあんまり見ないでほしい」
するとニクがこっちの視線に触れて、ジト顔に恥ずかしさを浮かべて隠す。
その代わり尻尾は緩くふりふりしてるし、耳はくすぐったさそうにだらんと落ち着いてる。泡だらけの身体をもじもじしてるというか。
「あー……ごめん、ニク。別にそういうつもりで……」
これじゃまるで変態じゃないか。気まずくて目をそらすが、
「……隙あり! ……んんっ♡」
――むちゅっ♡
目前にいた栗毛の女性が背伸びして、抱き着きながら口づけをしにくる
それも首筋の深いところ。耳たぶと噛みの生え際あたりを、柔らかい唇で食むように――
「……っ!? ぉっ……♡」
噛みつくような、吸い付くような、卑怯すぎる一撃にぞくぞくっ♡と背筋が伸びる。
変な声が漏れてはっとこらえると、すぐ目の前でハヴォックはニヤニヤしていて。
「ははーん、そういうことなんだね♡」
「は、ハヴォック……! お前、いきなり……」
「ダーリンってさ、普段はなんともないけど、こうやって性欲を叩きつけられると弱いタイプだよね?」
……柔らかみの強い身体がむにっと抱き着いてくる。
うまく背を伸ばして対等になれるところまで顔を覗かせてくると、胸板の頂に何かを重ねてきた。
さほど大きくはないけども、ふわふわとした感触が確かにある胸、その桜色の先端をくりっ……♡と当てて、擦り。
「た、叩きつけるって……! 俺は別にそんな趣味」
「……あむっ♡」
もちゅっ……♡
「お゛っ……♡ あっ……♡」
否定しようとしたところに、反対側の首筋にとろっとした柔らかさが走る。
背中に重ねられる重たい乳肉も余計に押し当てられて、サンディが甘く食らいついたころにやっと気づく。
「……さ、サンディ……っ♡ お前までっ……♡」
「ん、ふっ……♡ 弱いん、だ……?♡」
向けば、人の首につーっ♡と糸を紡いで……きれいな唇の名残を残していた。
身じろごうにもあの凶悪なほど大きな胸で受け止められていて、肩の上で色のある息遣いが「逃がさない」と告げてるようで。
『…………いちクン、やっぱりいじめられるのが好きなんだ?♡』
とどめとばかりに、壁のミコから色のあるしっとり声が向けられて。
「……あっ……あの……っ、やめて、ほしいんだけど……?」
またしてもストレンジャーを剥がされた俺は極力、顔も目線も逸らした。
しかし行く先にはいやらしく笑うロアベアがいて。
「うわ~……♡ またお顔が真っ赤っすねぇ……♡ 頬がとろけてるっすよ♡」
「ダーリンってこんなリアクションするんだー♡ 照れててかわいい……♡」
「……いつもは、強気なのに……♡ くすっ……♡」
『……ふふっ、へんたい♡ 気が緩むとすぐ可愛くなるんだから……♡』
いつにもなく濃さの増した甘ったるい言葉たちが、泡まみれの身体と共に迫ってくる……。
スイッチの入った物言う短剣の言葉は特に突き刺さるし、そのせいで大事な相棒に見られてる、と意識してしまう。
「あっ……♡ 勃ってる……♡ やっぱりそういう気があったのかー♡」
特にそれは隙間なく抱き着くハヴォックならよくわかるはずだ。
弱いところをとことん責められて、とうとうモノが立ってしまう――♡
「……んっ……♡ ご主人……?」
更に最悪なことに、ブースの隅から甘さ混じりの声がする。
ニクがすごく、恥ずかしそうにこちらを見ている。
『感覚』が高まったせいで余計なことに、犬の瞳がじっと俺だけを見てることに気づいてしまった。
周りのきれいな女性よりも、よりにもよってこんな情けないご主人の方が気になるようだ。俺を見て興奮している。
「よーし♡ せっかくだし、みんなでシちゃおっか……?♡」
もうどこを向けばいいのかと目を泳がせてると、栗毛の女性の元気な顔が近づいてくる。
舌なめずりするその様は、どう見たって獲物を捕らえた動物か何かだ。
実際のところその通りで、小さく整えた唇の形で「んむっ♡」とキスをねだってきてるものの。
「……ご、ごめん、キスはっ……♡」
泡を塗りたくられながらもついつい反らしてしまう。それも、ミコの方に。
「アヒヒー♡ やっぱり初めてのキスはミコ様でしたいんすね~♡」
更に、女性に挟まれて丸くなった誰かさんの代わりにロアベアが答えてしまう。
そんな知らせは果たして嬉しいのか、それとも別の何かを感じたのか。
『ふ~ん……♡ わたしとそんなにシたいんだ~?♡』
からかうような、それにしたって嬉しさが隠しきれてない、甘くて興奮気味な声でからかわれる。
たぶんだけど、今の俺の顔はさぞ真っ赤なはずだ。もう少しすれば頬でベーコンを焼けちゃうぐらいには。
「…………悪いかよ」
わずかでもいいからこのうざったい照れを剥がそうとすると、ミコの嬉しそうな、色っぽい息遣いが聞こえた。
『……ふふっ♡ ……いつか、襲っちゃうからね?♡」
顔があったらさぞにやけているであろう相棒にそう告げられてしまう。
きっと逸らした顔だって肯定と受け取られるかもしれない。変な不安に余計に心がかき乱されて。
「あんなに恐れられてるのに中身はこんな純真なんだね、ダーリンって♡ かわいいな~♡」
そんなところにハヴォックがもっと抱き着いてきて、ちゅりっ♡と、喉元をついばまれる。
首の敏感な部分とは違うそれにびくっ、と跳ねてしまうけれども、サンディの爆乳とも言うべきボリュームに受け止められた。
「……誰から、するの?♡」
そして肩に乗っかる褐色肌のミステリアスな顔つきが、ぞわぞわ囁く。
「ハヴォック様から召し上がっちゃってくださいっす~♡ あひひ……♡」
「あ、いいの? じゃあ僕からしちゃうよ? あれからずっと溜まってたし、もう我慢できないや……♡」
そこでようやく、背中から重たげな柔らかさが離れる。
押し付けられた泡の形だけを残して自由になったかと思えば、ハヴォックは「へへっ♡」と元気そうに笑んでいて。
「……ダーリン、抱っこして?」
到底その表情からは想像できない、低くて甘えるような声でねだられた。
というか、命令だ。背中に腕を回してしがみついていて、肉のある太ももを軽く開いて持ち上げてくれるのを待ってる。
それに――泡とお湯でほぐれた柔らかい割れ目が、自分のモノにふにっ♡と触れてしまっていて。
「……こ、こう……?」
言われるがままにつかんで、そっと持ち上げる。
余計に擦れる身体がくすぐったい。『筋力』のステータスが高いせいか、小柄な身体を簡単に持ち上げてしまい。
「わっ♡ やっぱり力持ちだね♡ じゃあ……このまま、いれてみて?」
肩に顎を乗せてゆったりし始めたハヴォックが腰をゆすってきた。
泡で滑る肌をこすりつけて、逃がさないとばかりに押し当てる女性のそれで、人の肉竿を探っている……。
「……えっと、ハヴォック。俺、その……」
「自分から挿れたことないよね……?♡ だいじょーぶ、僕が教えてあげるよ♡」
実は自分からいれたことがない、なんて答えようとしたが、向こうは分かってたらしい。
首にまた唇を重ねてきて、とても落ち着いてきた様子で俺を見ると。
「こんな風に……っ♡ 柔らかいところにはまった、って思ったら……♡ ゆっくり、腰を動かすんだよ……♡」
ご丁重に、腰を動かしてちゅっ…♡と何度も割れ目で竿先をこすりながら教えてくれた。
ボーイッシュ程度だった顔が可愛く蕩けてしまって、妙に興奮してしまう。
「……こ、こう……?」
普段の態度から絶対にありえないレベルの様子に戸惑いながら、腰を動かすと。
……にゅちち゛……っ♡
「おっ……き、たっ……♡ ダーリンの、ちんぽ……がっ!♡」
「あ゛っ……!♡ 入っ……た……?♡」
入って、しまった。
柔らかいような、きついような、それでいてシャワーよりも熱い中に自分のモノが刺さっていく感覚。
ゆるんでいた意識にどろっとした刺激がきて、内臓を痺れさせるような気持ちよさにがくっ…♡と足が震える。
「あ~……♡ やっばい、これ……♡ すっごいずーんって、くる……♡ おっ♡ お~……♡」
ハヴォックだってすごく気持ちよさそうだ。
両足すらも腰に絡めてきて、半身をふるふるさせながら低い声で汚く喘ぐほどに、なのだから。
「……気持ち、よさそう……いいな……♡」
「ハヴォック様、すっごい顔してるっすよ……♡ えろいっす……♡」
「だ、だって……♡ あ、相性っ♡ 良すぎ……ん゛お゛っ……♡」
『……うわあ♡』
「……ご主人も、気持ちよさそう……♡」
困ったことに、こんな閉所にギャラリーたちがいる。
いやらしい野次と視線を受けつつ、相手の反応にあわせてゆっくり突いてみる。
「あっ♡ だ、ダーリンっ♡ その、ゆっくりの、だめっ♡」
「……っ♡ こんなに抱き着いてきてるくせに……♡」
「だってっ♡ そうでもないと、耐えられないっ♡ おっほ……♡」
乱暴にならないように控えめに動くと、むちっ…♡とモノが締め上げられて、つい反射的に抱き着き返してしまう。
きつい抱擁が良かったのか、ハヴォックはとろん、とした顔でこっちを見て。
「んっ♡ ダーリンっ♡ もっと、早くっ、ついてみよっか♡」
もぐっと頬にキスしてきた。食べるようなそれに、息を合わせてずんずん突く。
シャワー室にお湯のそれとは違う粘っこい水音が強く響く。しがみつく相手を落とさないように、満足するまでしつこく突いて。
「お゛っ……♡ い、くっ♡ イく゛っ♡ お預けまんこにっ♡ ダーリンのっ♡ 欲しいっ♡ お゛お゛っ♡ んんっ……♡」
「……ご、ごめんっ♡ ハヴォック、もうっ、出すっ……!!♡」
なのに頬から首筋、鎖骨までをじゅるじゅる♡しゃぶられて、とろとろに締め上げられたせいで、限界が来てしまう。
まるで早く出せ、みたいに足が絡みついてきて――
「んあ……っ♡ おぉ……イく゛っ♡ で、出る……!♡ お゛お゛っっっ♡」
凶悪な催促に勝てずに、とうとう精を放ってしまった……♡
「んあ゛ぁっ♡ やばいっ♡ お゛ほっ♡ おっ♡ んおっ、こわれるっ♡ 熱いのでぶち壊されるっ♡ お~~~~~……♡♡」
肩の上であの低い声が周りにそう伝えながら、健康的な身体がふるふる震えてイキ果てる。
周りの目も気にせず、しばらく気持ちよさそうにしがみついたままでいると。
「……お……っ♡ ふうっ……♡ クセになるって、こんなの……♡」
ハヴォックが足をふらつかせながらようやく降りて、妖しく笑んできた。
余韻を残すように、またはむっ♡と首にキスをされるものの――
「……次」
代わる代わる、サンディがむすっとした顔で迫ってくる。
不機嫌というかお預けを食らった肉食動物そのものの様子で、自慢の爆乳がずむっ♡と胸板に押し付けられる。
「ちょっ……♡ さ、サンディ……早いって……!?」
「……我慢、できない♡」
それどころか白い壁に押し付けられて、メロンみたいな乳肉に叩きつぶされながらも壁ドンをされてしまう。
ハヴォックみたいな甘ったるさのない性欲全開な息遣いに、出したばかりのモノが嫌でも勃ってしまい。
「わ~……サンディさん飢えた獣みたいだね!♡」
「わ~お……♡ 襲われてるっすねえ♡」
「……ご主人、もう大きくしてる♡」
『やっぱり襲われるのが好きなんだ。へんたい♡』
さんざん言われつつも、褐色の太ももが持ち上げられる。
肉量が強い片足がぬるりと泡のぬめりと共に腰に絡まされて、すっかり準備もできてしまったものに腰を近づけてきて。
「……乱暴に、するから、ね?♡」
「……っ♡ あ、あんまり……乱暴にはしてほしく」
自慢の胸で逃げ場も遮りながら、太もも相応に肉のある柔らかな部分でむちゅっ♡と竿が食われてしまう。
器用に片足で立ったまま、サンディが腰を落として――
ずぬぬ……♡♡
「んあ゛あ゛っ……♡ さ、サンディ、いきなり……!?♡」
「お~~~~~……♡ イチの、すごい……♡ ほんとに、効く……♡」
熱くてとろとろなところに一気に咥えこまれた……♡
楽しむ、というよりは、貪る。そうとしか言えないほどの乱暴さで、がっちりと抱きしめられてしまい。
「お゛っ♡ おっ♡ これ、あ゛あ゛……っ♡ ほっ……♡ おっ♡ んんんっ……♡ んんー……♡」
動くな、とばかりに締め上げたまま、逆に腰を叩きつけられる。
口数の少ない唇でちゅっ♡ちゅっ♡と首の傷跡をなぞるように舐めしゃぶり、いつもの様子とは結び付かない低い声を漏らして。
「おっ♡ おまんこっ♡ すごく響く……っ♡ これ、好き……♡ イチに、染められ、ちゃう……♡♡」
「お゛ぉぉぉぉ……♡♡ く、首っ、舐めるなっ馬鹿っ♡ あっ……♡」
いつもの眠そうな調子の混じった声で、耳元にくすぐったさを届けながらひたすら腰を振る。
しばらく、勝手な行動は許さないと口づけで封じ込まれて、あっという間に限界まで搾られて――
「んあ゛っ――♡ さ、サンディ……♡ もう、やめ……っ♡ お゛ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ……♡」
どうにか転ばせないように大きなお尻を掴んだまま、絡みつくサンディの中で果ててしまった。
「おおおおおっ♡ 来る……っ こわれるっ♡ 熱くて……♡ とけ、ちゃう……♡ んほぉぉぉ……♡」
震える、というよりは痙攣だった。
一本足で立つサンディが肉のつきすぎた身体の重みと、奥からあふれ出る震えを押し付けてきて……俺は下半身から脱力してしまう。
どうにか尻もちをつくまでは至らなかったものの、ハメたままがくっと腰を下ろしてしまい。
「お゛っっっっっっっ!?♡」
出しっぱなしのモノが思いっきり突き刺さって、褐色肌の姉にあるまじき顔のままイく。
しばらくその余韻から逃さないように、足は絡めたままに。
「……はふう。すごかった、ね……?♡ 相性、抜群……♡」
サンディに愛しそうな顔でにっこりされて、奥深くまで入ってしまったものから腰が抜かれた。
とろとろの糸を引きつつもようやく離れたかと思えば。
「……ご主人っ♡」
小さな体で、興奮した口ぶりでニクがやって来る。
どうして来たのかはよくわかる。それに、すごい状態だ。
さっきまでさほど気にならないぐらいのものが、さっきまでの様子を裏切るまでに勃起している。
まだ半端に皮をかむっていて、それだけ興奮を示しているわけだが。
「……えっ、に、ニク……?」
「……ごめんなさい。ぼくも、シたい……♡」
それなのに、ジトっとした顔は……まるでメスっぽいつくりだった。
周りの女性的なものなんてどうでもいいような、本当に俺にしか興味がないような、絶対にその見た目がしてはいけない表情だ。
「……オスじゃなくて、メスにしてほしい。だめかな……?」
その上で、ニクはもじもじしながらこっちを見てくる。
とても最悪なことに、そんな様子に興奮してしまった俺がいるわけだ。
「アヒヒ……♡ ここまで言われちゃったら、据え膳食わぬはなんとやらっすよ~?♡」
そんな可愛らしく感じてしまう男の娘の後ろから、ロアベアがまさぐり出す。
男の子のそれというには控えめな、桜色をした胸の先端をきゅっっ♡と指でつまみ上げて。
「きゃぅぅぅんっ!?♡」
迫りくるニクがぴくっっ♡と仰け反ってしまった。それも、絶対に男の子じゃない声で。
まずい、可愛い。急な責め苦にものすごく恥ずかしそうな顔で、上目遣いのまま見上げてきた。
「……ご、ご主人。だめ……? ぼくじゃ、や……?」
しかもまじまじと、それはもうオスがしちゃいけない様子に……なんかもう、だめだ、崩壊した。
どこまでも余裕すら混ざっているようなじとっとした顔はもうそこにはない。
あるのは、飼い主に甘える犬の姿だ。
「…………ニク、おいで」
やっぱり俺は飼い犬には甘いんだと思う。
座り込んだままくいくい、と手で招くと、ニクは尻尾をふりながらゆらりと近づいてくる。
「……ん♡」
それから、膝の上にちょこんと座る。
甘えてほしそうに頭を預けてきて、濡れた犬の耳がぺこっと唇に触れた。
「ほんとに、するからな?」
膝の上にむちっと、割と大きめなお尻が乗ってくる。
それどころか太ももだってかなり柔らかいし、女性的な太さだ。
そんな愛犬は――尻尾をぱたぱたしながら、期待していて。
「……ぼく、ご主人じゃないといやだから」
すり寄って、ニクじゃない甘ったるい顔が上目遣いで見上げてきた。
それでもどことなく、冷静さを装ってるように見えるのはどうしてだろう。
少し意地悪な気持ちが働いてしまって、口ではむっと耳先を食べてしまうと。
「ひゃんっ!?♡」
……普段抑えたような声からは到底想像できない、可愛い悲鳴が上がった。
どうしよう、こいつすごくかわいい。しかも尻尾がかなり喜んでる。
「……かわいい」
というか、思ったことが口に出てしまう。
食べたばかりの犬の耳にそう伝えると。
「……かわいい、って。ぼくが……?♡」
ニクがくすぐったさそうに見上げてきた。ちょっと潤んだ目で、照れてる。
「かわいい」
「……う、うんっ♡ 分かったから……」
「……すごくかわいいぞ、ニク」
「……え、えへへ……♡ 恥ずかしいけど、嬉しい……♡」
念入りに、それはもう忘れられないぐらいに伝えると、ジト顔がかなり緩んでしまった。
「……ご主人?」
「ん」
「……大好き♡」
膝の上でどきどきしながらくつろいでいたニクが、とろとろの顔でくすっと笑うと。
「ぼくと、シよ……?♡」
……腰を持ち上げて、こっちに背中を預けてくる。
柔らかい尻で人のモノが押しつぶされて、ニクの体温が良く分かった。
ふにっ、と柔らかいような、泡のせいでとろっと滑りを帯びた、一際温かい場所にそれが触れて。
『……す、するんだ……っ?♡』
そんな様子をまじまじと壁で見ていたミコのコメントで、ニクがぎゅっと腕を抱きしめてくる。
また上目遣いで「いいよ?」と微笑まれて……もう、我慢できなくなった。
「……痛かったら言えよ」
泡まみれの愛犬の身体を抱きしめて、ゆったりさせながら――
……ずぬ゛っ……♡
「お゛っ――♡」
甘えるニクにそれを突き立てた。
かなりリラックスしてたんだと思う。女性にあるそれとは違う、柔らかいようなきついようなそこにすんなりと入っていく。
すりすりしてきた身体は途端にぴんっ♡と仰け反って、オスらしからぬ声を上げている。
「……に、ニク……?♡ 痛く、ないよな?」
ハメたまま、後ろから声をかけるけれども――ニクは尻尾をふりながら。
「……ん、へへ……っ♡ だいじょーぶ……♡」
けっして痛くはなさそうに、むしろゆるんだ顔で気持ちよさそうに笑んでるものの――犬のようなヒトの手は、なぜかWピースだ。
いや、かえっていやらしい感じがしていいけど……なんだそのしぐさ。
「お~、ちゃんとWピースしてるっすね♡ えらいえらい♡」
ロアベア。いや、気が散るから今は許してやる。それにかわいいし。
むしろ背徳感が増してしまってる気がしていろいろとまずいが、抱きしめたニクを下からゆったりと突き上げる。
「……あ、んっ……♡ ご主人、やっぱりっ♡ 優しいんだね……っ♡ お゛っ……ぅ♡」
「……乱暴にしてほしい?」
「……♡ してほしい、かも♡」
「うわー、ほんとにラブラブだこの飼い主とわんこ……!」
「さすがイチ様、男同士でもいけちゃうんすね~♡」
「……二人とも、かわいい」
『……むー。イチャイチャしてる……』
女性たちを前に犬ッ娘(男)とエッチするっていうのは、世紀末でも中々ないと思う。
まじまじと見てくる女性陣の前で、今度はニクのうなじあたりに口を近づけて……。
「……んむ」
髪の生え際に優しく噛みついてみた、すると。
「ひゃぁぁぁんっ……!?♡ ご、ご主人、そこ、食べちゃ……♡」
くすぐったさそうにびくっ♡と飛び跳ねるものの、目の前にいるミコたちの視線に気づいてしまったみたいだ。
「うぅ……♡」とかなり困ったように、恥ずかしさいっぱいに縮まってしまう。かわいい。
「……なにこの生物、かわいい」
「……ご、ご主人。だから、かわいいって……んおっ!?♡」
また意地悪くなろうと、今度は泡まみれの身体を広げながら強く突き上げてみる。
もっと深いところにこつっと当たって、ニクはクールさもない声を上げてまた仰け反る。
「――むーっ♡」
なんだか申し訳ないのでお腹をなでると、腕にがぷっと甘く噛みつかれた。
それでも何度かなでなですると、次第に「んふっ……♡」とくすぐったさそうな声を出して。
「んへへ♡ 大好き……♡」
もはやオスとかじゃない、メスな顔でにっこりされてしまった。
ダメだ、性癖ゆがむ。余計に興奮して、思わず抱きしめる力を強めてしまう。
「ご、ごめんニク、ちょっと……可愛すぎる……」
「……ご主人のへんたい♡ んんっ♡ えへ……♡」
しかもミコ要素もうつってしまってる。なんだこの生き物は。
もう元々のジャーマンシェパードの姿なんか到底連想できないぐらい、黒い犬耳っ娘はこてっとこっちに身を預けてきて。
「……んぁっ……♡ ご主人……♡ なんか、へん……♡」
「……へんって?」
「……尻尾の付け根の奥、とか……♡ お゛っ……♡ おち…っ、おちんちん……が、むずむず、する……あ゛っ♡」
蕩けて気持ちよさそうだった顔が、更に色っぽくなってた。
そんな姿に腰を止めると、ニクは自分から腰を振り始める。べったりと背を預けながら。
「……大丈夫、変じゃない」
お腹のあたりを撫でながら、愛犬の弱いところを思い切り突きあげる。
ずんっ♡
「……お゛っほ……♡ い、いまのっ♡ すごいっ……♡ とろとろに、なるっ……♡」
かなり良かったみたいだ。気持ちよさそうにまた仰け反って、腕をぎゅっとしてきた。
勃ちっぱなしのそれがぎゅっ♡と締め付けられて、そろそろ、まずい……♡
「ニク……っ!♡ ごめん、もう、イきそう……♡」
「あっ、んぅ♡ う、うんっ……♡ いい、よ……? おぅっ♡」
自分がオスなのも忘れたような、そんなニクの口に指を近づけると……あむっ、と嬉しそうにくわえてくれた。
とろっとよだれがこぼれていく感触を押さえながら、オス犬のそこを何度も何度も突き上げて。
「……メスに、してやる……っ!♡」
後ろからきゅっ♡と小ぶりな乳首をつまみ上げて、精を吐き出してしまう……♡
「おぅっ…………♡ おっ……ぅん……♡ い、イく……っ?♡」
それと一緒にニクも果ててしまったようだ。心地よさそうに背伸びをして、こっちに甘えながら――びゅるっ♡と射精してしまった。
目の前でじっくりと観察していた女性陣にぶちまけたわけで。
「……わあ♡ 突かれてイっちゃったよ、このわんこ……♡」
「……ニク、かわいい♡ イチと一緒に、イっちゃった……?♡」
「そんなにイチ様のちんぽと相性良かったんすかね~?♡ ところてんしちゃってるっす……♡」
『わっ……♡ ニクちゃん、すごい出してる……♡ 変な味……♡』
……大惨事だ。
そんな気持ちよくなってしまった相棒をしばらく膝の上に乗せたまま、一緒に息を整えてると。
「……はふ♡ 気持ちよかった」
少し恥ずかしがりながらも、またいつものようにクールさを振舞って腰を持ち上げる。
自分の注いでしまった精の名残と、優しく噛んでた俺の指にとろっと糸を引きつつ。
「……んっ♡」
ちゅっ、と人のおでこにキスをして、ふらふらシャワーブースから出ていく。
たぶん、恥ずかしいんだろう。顔真っ赤だったし。
しばらくシャワーのお湯をジャバジャバ浴びつつ、俺はふと気が戻る。
「――やっちゃった」
冷静に考えたら、男とシちゃったわけだよな。
もしも義勇兵やらがストレンジャーのこの所業を聞いたらとりあえず士気爆下がり不可避だこれ。
「アヒヒー♡ すっごいラブラブでしたね~♡ ニク君照れちゃってるっすよ♡」
そこに追撃のロアベアが来る。畜生、お前はいつだってそうだ。
とりあえず、うん、さっさと身体を洗い直して寝よう。そう思って起き上がるが。
「……じゃあ、今度はうちもっすね♡ いーっぱい搾ってやるっす♡」
「……ん゛!?」
泡まみれの身体がどっしり圧し掛かってきた。
首ありメイドはうまそうな獲物を見かけたサバンナの肉食獣見たいにこっちを見てて――
「第二ラウンドしちゃおっかー♡ 次はまた僕の番だからね♡」
「……わたしも、する♡」
『……まだ元気なんだ、いちクン……♡』
おい、嘘だろ……。
ロアベアどころか周りもまだまだやる気だ。待て、そんなの予測。
◇
腕にむにゅむにゅ、ぬるぬるとした柔肌が触れていた。
栗毛セミショートなちっこいお姉さんが中性的なハスキーボイスを聞かせながら、人の身体を探る。
好奇心旺盛な爽やかな顔立ちはどこか色っぽくて、その証拠に泡まみれの身体で人の二の腕をにゅりにゅり♡洗い回し。
「……背中の、抱き心地が、すごくいい……?」
背中に至っては、たぽたぽと重たく柔らかいものがずっと付きまとっている。
重柔らかい二つの動きにあわせて、ほんのりと硬さを含むなにかがこりこり♡肩甲骨の上を走り回ってくすぐったい。
しかも、人の肩にものすごく軽率に顎を乗せてきて、あの眠たそうな声が耳元で広がってぞわぞわする。
「はーい、わしゃわしゃするっすよ~♡」
すぐ隣では緑髪の誰かが、大き目の尻肉をずんっと太ももに押し付けてくる。
メイド科メイド属のメイドモドキは時々こっちにさりなげく触ってきたり、泡まみれの身体をぐりぐりさせながら。
「……ん……っ♡ これ、気持ちいい……♡」
過剰なスキンシップの一方で、メイドの細い指先がダウナーな黒髪犬っ娘の頭をしゃりしゃり撫で擦る。
情報量の多いこんな空間で、誰かさんの愛犬はよっぽど気持ちがいいのか目を閉じてゆったりしていて。
『なんでわたしも……!?』
物言う短剣が白い壁にかけられまま、情報過多な入浴シーンを見せつけられていたところだ。
そして。
「……いや狭いんだよ!!!!」
そこそこ快適だったはずのブースの中で、みっちり囲まれながら体を洗うストレンジャーが一人。
お前らがいくら泡まみれの身体をぶつけてこようが知ったことか、勝手に一人で綺麗になってやる――そう思ってたのにこれだ。
何が一番ショックって、あれだけ信じてたハヴォックがただの栗毛セミショートのちっこいお姉さんだったことだ。
「え? 大丈夫だよみんなちゃんと洗えてるし、ねっ?」
「そういう問題じゃないんだハヴォック」
「……背中は、任せろー」
「耳元でささやくのやめてぞくぞくするから」
「こんなにみっちり囲んでもまだ興奮しないんすね~♡ アヒヒ……♡」
「情報量が多すぎるんだよ馬鹿野郎」
「……わしゃわしゃされるの気持ちいい」
「なんでお前はリラックスしてるんだ……!」
『……こんな状況で普通に身体洗ういちクンもどうかと思うよ』
「俺の気持ちを考えてくれ! ただシャワー浴びにきただけなのに距離感近すぎるし触診されるし狭いしニクは男だしハヴォックは女だし!!」
自由が七割ほど損なわれたまま、俺はできる範囲を手でごしごしするが。
「……え? ダーリンもしかしてインポか何か患ってちゃってるの?」
人の身体を一通り触れて堪能したハヴォックが目の前を遮る。
こいつについてはかなりショックだが、それにしても体つきと合わせて目にするとだいぶ印象が違う。
女性だ。肩幅も首の太さも、身体の輪郭が持つ柔らかさも男の形じゃない。
見下ろす形で見るそのつくりは、ここにいる他と比べると確かにほっそりはしているものの、程よく筋肉のついた健康的な女というか。
「あ、大丈夫っすよ。この人興奮する条件がちょっと特殊なだけなんで」
「おいロアベア」
「……そう、なの?」
「下半身が面倒くさいだけなんだね、良かった!」
「お前ら俺のこと馬鹿にしてない? 大丈夫?」
……というか、他の奴らが大きすぎるんだと思う。
ロアベアはけっこうある。いつもの身のこなしに目が行ってしまうが、メイド服越しでも分かるぐらい胸もお尻もデカい。
サンディは胸がバケモンだ。メロンがあるとして、それを二つ横並びにしたほどはある。下半身だって歩けば揺れるほどだし。
そう考えてると、ふいに頭を洗い流されたニクにも目が行ってしまう。
「……んっ♪ ご主人、どうかした……?」
犬らしく頭をぶるぶるさせた黒い犬っ娘が見上げてきた。
首をかくっと傾けて、丸い白肌の頬とむきゅっと締まった小さな口に、じとっと不思議な茶色い瞳を向けてくるその姿は男じゃない。
両手と両足の一部が犬めいたヒトの造形になってる点を込めたとしても、やっぱりメスなのだ。
お尻は軽く持ち上げられそうなほどに控えめに育ってるし、太ももも豊かだ。胸だって柔らかさの混じった平たい形をしてる。
「…………やっぱり、男だよな」
そんな女の子の姿をまじまじと見る俺は変態かもしれないが、そう成り立たない証拠があった。
きゅっとゆるく閉じた太ももの付け根から見えるものだ。
男のそれだ。まだ子供的な長さのそれと二つの丸みがそこにあって、本人の証言通りになってる。
「……恥ずかしいからあんまり見ないでほしい」
するとニクがこっちの視線に触れて、ジト顔に恥ずかしさを浮かべて隠す。
その代わり尻尾は緩くふりふりしてるし、耳はくすぐったさそうにだらんと落ち着いてる。泡だらけの身体をもじもじしてるというか。
「あー……ごめん、ニク。別にそういうつもりで……」
これじゃまるで変態じゃないか。気まずくて目をそらすが、
「……隙あり! ……んんっ♡」
――むちゅっ♡
目前にいた栗毛の女性が背伸びして、抱き着きながら口づけをしにくる
それも首筋の深いところ。耳たぶと噛みの生え際あたりを、柔らかい唇で食むように――
「……っ!? ぉっ……♡」
噛みつくような、吸い付くような、卑怯すぎる一撃にぞくぞくっ♡と背筋が伸びる。
変な声が漏れてはっとこらえると、すぐ目の前でハヴォックはニヤニヤしていて。
「ははーん、そういうことなんだね♡」
「は、ハヴォック……! お前、いきなり……」
「ダーリンってさ、普段はなんともないけど、こうやって性欲を叩きつけられると弱いタイプだよね?」
……柔らかみの強い身体がむにっと抱き着いてくる。
うまく背を伸ばして対等になれるところまで顔を覗かせてくると、胸板の頂に何かを重ねてきた。
さほど大きくはないけども、ふわふわとした感触が確かにある胸、その桜色の先端をくりっ……♡と当てて、擦り。
「た、叩きつけるって……! 俺は別にそんな趣味」
「……あむっ♡」
もちゅっ……♡
「お゛っ……♡ あっ……♡」
否定しようとしたところに、反対側の首筋にとろっとした柔らかさが走る。
背中に重ねられる重たい乳肉も余計に押し当てられて、サンディが甘く食らいついたころにやっと気づく。
「……さ、サンディ……っ♡ お前までっ……♡」
「ん、ふっ……♡ 弱いん、だ……?♡」
向けば、人の首につーっ♡と糸を紡いで……きれいな唇の名残を残していた。
身じろごうにもあの凶悪なほど大きな胸で受け止められていて、肩の上で色のある息遣いが「逃がさない」と告げてるようで。
『…………いちクン、やっぱりいじめられるのが好きなんだ?♡』
とどめとばかりに、壁のミコから色のあるしっとり声が向けられて。
「……あっ……あの……っ、やめて、ほしいんだけど……?」
またしてもストレンジャーを剥がされた俺は極力、顔も目線も逸らした。
しかし行く先にはいやらしく笑うロアベアがいて。
「うわ~……♡ またお顔が真っ赤っすねぇ……♡ 頬がとろけてるっすよ♡」
「ダーリンってこんなリアクションするんだー♡ 照れててかわいい……♡」
「……いつもは、強気なのに……♡ くすっ……♡」
『……ふふっ、へんたい♡ 気が緩むとすぐ可愛くなるんだから……♡』
いつにもなく濃さの増した甘ったるい言葉たちが、泡まみれの身体と共に迫ってくる……。
スイッチの入った物言う短剣の言葉は特に突き刺さるし、そのせいで大事な相棒に見られてる、と意識してしまう。
「あっ……♡ 勃ってる……♡ やっぱりそういう気があったのかー♡」
特にそれは隙間なく抱き着くハヴォックならよくわかるはずだ。
弱いところをとことん責められて、とうとうモノが立ってしまう――♡
「……んっ……♡ ご主人……?」
更に最悪なことに、ブースの隅から甘さ混じりの声がする。
ニクがすごく、恥ずかしそうにこちらを見ている。
『感覚』が高まったせいで余計なことに、犬の瞳がじっと俺だけを見てることに気づいてしまった。
周りのきれいな女性よりも、よりにもよってこんな情けないご主人の方が気になるようだ。俺を見て興奮している。
「よーし♡ せっかくだし、みんなでシちゃおっか……?♡」
もうどこを向けばいいのかと目を泳がせてると、栗毛の女性の元気な顔が近づいてくる。
舌なめずりするその様は、どう見たって獲物を捕らえた動物か何かだ。
実際のところその通りで、小さく整えた唇の形で「んむっ♡」とキスをねだってきてるものの。
「……ご、ごめん、キスはっ……♡」
泡を塗りたくられながらもついつい反らしてしまう。それも、ミコの方に。
「アヒヒー♡ やっぱり初めてのキスはミコ様でしたいんすね~♡」
更に、女性に挟まれて丸くなった誰かさんの代わりにロアベアが答えてしまう。
そんな知らせは果たして嬉しいのか、それとも別の何かを感じたのか。
『ふ~ん……♡ わたしとそんなにシたいんだ~?♡』
からかうような、それにしたって嬉しさが隠しきれてない、甘くて興奮気味な声でからかわれる。
たぶんだけど、今の俺の顔はさぞ真っ赤なはずだ。もう少しすれば頬でベーコンを焼けちゃうぐらいには。
「…………悪いかよ」
わずかでもいいからこのうざったい照れを剥がそうとすると、ミコの嬉しそうな、色っぽい息遣いが聞こえた。
『……ふふっ♡ ……いつか、襲っちゃうからね?♡」
顔があったらさぞにやけているであろう相棒にそう告げられてしまう。
きっと逸らした顔だって肯定と受け取られるかもしれない。変な不安に余計に心がかき乱されて。
「あんなに恐れられてるのに中身はこんな純真なんだね、ダーリンって♡ かわいいな~♡」
そんなところにハヴォックがもっと抱き着いてきて、ちゅりっ♡と、喉元をついばまれる。
首の敏感な部分とは違うそれにびくっ、と跳ねてしまうけれども、サンディの爆乳とも言うべきボリュームに受け止められた。
「……誰から、するの?♡」
そして肩に乗っかる褐色肌のミステリアスな顔つきが、ぞわぞわ囁く。
「ハヴォック様から召し上がっちゃってくださいっす~♡ あひひ……♡」
「あ、いいの? じゃあ僕からしちゃうよ? あれからずっと溜まってたし、もう我慢できないや……♡」
そこでようやく、背中から重たげな柔らかさが離れる。
押し付けられた泡の形だけを残して自由になったかと思えば、ハヴォックは「へへっ♡」と元気そうに笑んでいて。
「……ダーリン、抱っこして?」
到底その表情からは想像できない、低くて甘えるような声でねだられた。
というか、命令だ。背中に腕を回してしがみついていて、肉のある太ももを軽く開いて持ち上げてくれるのを待ってる。
それに――泡とお湯でほぐれた柔らかい割れ目が、自分のモノにふにっ♡と触れてしまっていて。
「……こ、こう……?」
言われるがままにつかんで、そっと持ち上げる。
余計に擦れる身体がくすぐったい。『筋力』のステータスが高いせいか、小柄な身体を簡単に持ち上げてしまい。
「わっ♡ やっぱり力持ちだね♡ じゃあ……このまま、いれてみて?」
肩に顎を乗せてゆったりし始めたハヴォックが腰をゆすってきた。
泡で滑る肌をこすりつけて、逃がさないとばかりに押し当てる女性のそれで、人の肉竿を探っている……。
「……えっと、ハヴォック。俺、その……」
「自分から挿れたことないよね……?♡ だいじょーぶ、僕が教えてあげるよ♡」
実は自分からいれたことがない、なんて答えようとしたが、向こうは分かってたらしい。
首にまた唇を重ねてきて、とても落ち着いてきた様子で俺を見ると。
「こんな風に……っ♡ 柔らかいところにはまった、って思ったら……♡ ゆっくり、腰を動かすんだよ……♡」
ご丁重に、腰を動かしてちゅっ…♡と何度も割れ目で竿先をこすりながら教えてくれた。
ボーイッシュ程度だった顔が可愛く蕩けてしまって、妙に興奮してしまう。
「……こ、こう……?」
普段の態度から絶対にありえないレベルの様子に戸惑いながら、腰を動かすと。
……にゅちち゛……っ♡
「おっ……き、たっ……♡ ダーリンの、ちんぽ……がっ!♡」
「あ゛っ……!♡ 入っ……た……?♡」
入って、しまった。
柔らかいような、きついような、それでいてシャワーよりも熱い中に自分のモノが刺さっていく感覚。
ゆるんでいた意識にどろっとした刺激がきて、内臓を痺れさせるような気持ちよさにがくっ…♡と足が震える。
「あ~……♡ やっばい、これ……♡ すっごいずーんって、くる……♡ おっ♡ お~……♡」
ハヴォックだってすごく気持ちよさそうだ。
両足すらも腰に絡めてきて、半身をふるふるさせながら低い声で汚く喘ぐほどに、なのだから。
「……気持ち、よさそう……いいな……♡」
「ハヴォック様、すっごい顔してるっすよ……♡ えろいっす……♡」
「だ、だって……♡ あ、相性っ♡ 良すぎ……ん゛お゛っ……♡」
『……うわあ♡』
「……ご主人も、気持ちよさそう……♡」
困ったことに、こんな閉所にギャラリーたちがいる。
いやらしい野次と視線を受けつつ、相手の反応にあわせてゆっくり突いてみる。
「あっ♡ だ、ダーリンっ♡ その、ゆっくりの、だめっ♡」
「……っ♡ こんなに抱き着いてきてるくせに……♡」
「だってっ♡ そうでもないと、耐えられないっ♡ おっほ……♡」
乱暴にならないように控えめに動くと、むちっ…♡とモノが締め上げられて、つい反射的に抱き着き返してしまう。
きつい抱擁が良かったのか、ハヴォックはとろん、とした顔でこっちを見て。
「んっ♡ ダーリンっ♡ もっと、早くっ、ついてみよっか♡」
もぐっと頬にキスしてきた。食べるようなそれに、息を合わせてずんずん突く。
シャワー室にお湯のそれとは違う粘っこい水音が強く響く。しがみつく相手を落とさないように、満足するまでしつこく突いて。
「お゛っ……♡ い、くっ♡ イく゛っ♡ お預けまんこにっ♡ ダーリンのっ♡ 欲しいっ♡ お゛お゛っ♡ んんっ……♡」
「……ご、ごめんっ♡ ハヴォック、もうっ、出すっ……!!♡」
なのに頬から首筋、鎖骨までをじゅるじゅる♡しゃぶられて、とろとろに締め上げられたせいで、限界が来てしまう。
まるで早く出せ、みたいに足が絡みついてきて――
「んあ……っ♡ おぉ……イく゛っ♡ で、出る……!♡ お゛お゛っっっ♡」
凶悪な催促に勝てずに、とうとう精を放ってしまった……♡
「んあ゛ぁっ♡ やばいっ♡ お゛ほっ♡ おっ♡ んおっ、こわれるっ♡ 熱いのでぶち壊されるっ♡ お~~~~~……♡♡」
肩の上であの低い声が周りにそう伝えながら、健康的な身体がふるふる震えてイキ果てる。
周りの目も気にせず、しばらく気持ちよさそうにしがみついたままでいると。
「……お……っ♡ ふうっ……♡ クセになるって、こんなの……♡」
ハヴォックが足をふらつかせながらようやく降りて、妖しく笑んできた。
余韻を残すように、またはむっ♡と首にキスをされるものの――
「……次」
代わる代わる、サンディがむすっとした顔で迫ってくる。
不機嫌というかお預けを食らった肉食動物そのものの様子で、自慢の爆乳がずむっ♡と胸板に押し付けられる。
「ちょっ……♡ さ、サンディ……早いって……!?」
「……我慢、できない♡」
それどころか白い壁に押し付けられて、メロンみたいな乳肉に叩きつぶされながらも壁ドンをされてしまう。
ハヴォックみたいな甘ったるさのない性欲全開な息遣いに、出したばかりのモノが嫌でも勃ってしまい。
「わ~……サンディさん飢えた獣みたいだね!♡」
「わ~お……♡ 襲われてるっすねえ♡」
「……ご主人、もう大きくしてる♡」
『やっぱり襲われるのが好きなんだ。へんたい♡』
さんざん言われつつも、褐色の太ももが持ち上げられる。
肉量が強い片足がぬるりと泡のぬめりと共に腰に絡まされて、すっかり準備もできてしまったものに腰を近づけてきて。
「……乱暴に、するから、ね?♡」
「……っ♡ あ、あんまり……乱暴にはしてほしく」
自慢の胸で逃げ場も遮りながら、太もも相応に肉のある柔らかな部分でむちゅっ♡と竿が食われてしまう。
器用に片足で立ったまま、サンディが腰を落として――
ずぬぬ……♡♡
「んあ゛あ゛っ……♡ さ、サンディ、いきなり……!?♡」
「お~~~~~……♡ イチの、すごい……♡ ほんとに、効く……♡」
熱くてとろとろなところに一気に咥えこまれた……♡
楽しむ、というよりは、貪る。そうとしか言えないほどの乱暴さで、がっちりと抱きしめられてしまい。
「お゛っ♡ おっ♡ これ、あ゛あ゛……っ♡ ほっ……♡ おっ♡ んんんっ……♡ んんー……♡」
動くな、とばかりに締め上げたまま、逆に腰を叩きつけられる。
口数の少ない唇でちゅっ♡ちゅっ♡と首の傷跡をなぞるように舐めしゃぶり、いつもの様子とは結び付かない低い声を漏らして。
「おっ♡ おまんこっ♡ すごく響く……っ♡ これ、好き……♡ イチに、染められ、ちゃう……♡♡」
「お゛ぉぉぉぉ……♡♡ く、首っ、舐めるなっ馬鹿っ♡ あっ……♡」
いつもの眠そうな調子の混じった声で、耳元にくすぐったさを届けながらひたすら腰を振る。
しばらく、勝手な行動は許さないと口づけで封じ込まれて、あっという間に限界まで搾られて――
「んあ゛っ――♡ さ、サンディ……♡ もう、やめ……っ♡ お゛ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ……♡」
どうにか転ばせないように大きなお尻を掴んだまま、絡みつくサンディの中で果ててしまった。
「おおおおおっ♡ 来る……っ こわれるっ♡ 熱くて……♡ とけ、ちゃう……♡ んほぉぉぉ……♡」
震える、というよりは痙攣だった。
一本足で立つサンディが肉のつきすぎた身体の重みと、奥からあふれ出る震えを押し付けてきて……俺は下半身から脱力してしまう。
どうにか尻もちをつくまでは至らなかったものの、ハメたままがくっと腰を下ろしてしまい。
「お゛っっっっっっっ!?♡」
出しっぱなしのモノが思いっきり突き刺さって、褐色肌の姉にあるまじき顔のままイく。
しばらくその余韻から逃さないように、足は絡めたままに。
「……はふう。すごかった、ね……?♡ 相性、抜群……♡」
サンディに愛しそうな顔でにっこりされて、奥深くまで入ってしまったものから腰が抜かれた。
とろとろの糸を引きつつもようやく離れたかと思えば。
「……ご主人っ♡」
小さな体で、興奮した口ぶりでニクがやって来る。
どうして来たのかはよくわかる。それに、すごい状態だ。
さっきまでさほど気にならないぐらいのものが、さっきまでの様子を裏切るまでに勃起している。
まだ半端に皮をかむっていて、それだけ興奮を示しているわけだが。
「……えっ、に、ニク……?」
「……ごめんなさい。ぼくも、シたい……♡」
それなのに、ジトっとした顔は……まるでメスっぽいつくりだった。
周りの女性的なものなんてどうでもいいような、本当に俺にしか興味がないような、絶対にその見た目がしてはいけない表情だ。
「……オスじゃなくて、メスにしてほしい。だめかな……?」
その上で、ニクはもじもじしながらこっちを見てくる。
とても最悪なことに、そんな様子に興奮してしまった俺がいるわけだ。
「アヒヒ……♡ ここまで言われちゃったら、据え膳食わぬはなんとやらっすよ~?♡」
そんな可愛らしく感じてしまう男の娘の後ろから、ロアベアがまさぐり出す。
男の子のそれというには控えめな、桜色をした胸の先端をきゅっっ♡と指でつまみ上げて。
「きゃぅぅぅんっ!?♡」
迫りくるニクがぴくっっ♡と仰け反ってしまった。それも、絶対に男の子じゃない声で。
まずい、可愛い。急な責め苦にものすごく恥ずかしそうな顔で、上目遣いのまま見上げてきた。
「……ご、ご主人。だめ……? ぼくじゃ、や……?」
しかもまじまじと、それはもうオスがしちゃいけない様子に……なんかもう、だめだ、崩壊した。
どこまでも余裕すら混ざっているようなじとっとした顔はもうそこにはない。
あるのは、飼い主に甘える犬の姿だ。
「…………ニク、おいで」
やっぱり俺は飼い犬には甘いんだと思う。
座り込んだままくいくい、と手で招くと、ニクは尻尾をふりながらゆらりと近づいてくる。
「……ん♡」
それから、膝の上にちょこんと座る。
甘えてほしそうに頭を預けてきて、濡れた犬の耳がぺこっと唇に触れた。
「ほんとに、するからな?」
膝の上にむちっと、割と大きめなお尻が乗ってくる。
それどころか太ももだってかなり柔らかいし、女性的な太さだ。
そんな愛犬は――尻尾をぱたぱたしながら、期待していて。
「……ぼく、ご主人じゃないといやだから」
すり寄って、ニクじゃない甘ったるい顔が上目遣いで見上げてきた。
それでもどことなく、冷静さを装ってるように見えるのはどうしてだろう。
少し意地悪な気持ちが働いてしまって、口ではむっと耳先を食べてしまうと。
「ひゃんっ!?♡」
……普段抑えたような声からは到底想像できない、可愛い悲鳴が上がった。
どうしよう、こいつすごくかわいい。しかも尻尾がかなり喜んでる。
「……かわいい」
というか、思ったことが口に出てしまう。
食べたばかりの犬の耳にそう伝えると。
「……かわいい、って。ぼくが……?♡」
ニクがくすぐったさそうに見上げてきた。ちょっと潤んだ目で、照れてる。
「かわいい」
「……う、うんっ♡ 分かったから……」
「……すごくかわいいぞ、ニク」
「……え、えへへ……♡ 恥ずかしいけど、嬉しい……♡」
念入りに、それはもう忘れられないぐらいに伝えると、ジト顔がかなり緩んでしまった。
「……ご主人?」
「ん」
「……大好き♡」
膝の上でどきどきしながらくつろいでいたニクが、とろとろの顔でくすっと笑うと。
「ぼくと、シよ……?♡」
……腰を持ち上げて、こっちに背中を預けてくる。
柔らかい尻で人のモノが押しつぶされて、ニクの体温が良く分かった。
ふにっ、と柔らかいような、泡のせいでとろっと滑りを帯びた、一際温かい場所にそれが触れて。
『……す、するんだ……っ?♡』
そんな様子をまじまじと壁で見ていたミコのコメントで、ニクがぎゅっと腕を抱きしめてくる。
また上目遣いで「いいよ?」と微笑まれて……もう、我慢できなくなった。
「……痛かったら言えよ」
泡まみれの愛犬の身体を抱きしめて、ゆったりさせながら――
……ずぬ゛っ……♡
「お゛っ――♡」
甘えるニクにそれを突き立てた。
かなりリラックスしてたんだと思う。女性にあるそれとは違う、柔らかいようなきついようなそこにすんなりと入っていく。
すりすりしてきた身体は途端にぴんっ♡と仰け反って、オスらしからぬ声を上げている。
「……に、ニク……?♡ 痛く、ないよな?」
ハメたまま、後ろから声をかけるけれども――ニクは尻尾をふりながら。
「……ん、へへ……っ♡ だいじょーぶ……♡」
けっして痛くはなさそうに、むしろゆるんだ顔で気持ちよさそうに笑んでるものの――犬のようなヒトの手は、なぜかWピースだ。
いや、かえっていやらしい感じがしていいけど……なんだそのしぐさ。
「お~、ちゃんとWピースしてるっすね♡ えらいえらい♡」
ロアベア。いや、気が散るから今は許してやる。それにかわいいし。
むしろ背徳感が増してしまってる気がしていろいろとまずいが、抱きしめたニクを下からゆったりと突き上げる。
「……あ、んっ……♡ ご主人、やっぱりっ♡ 優しいんだね……っ♡ お゛っ……ぅ♡」
「……乱暴にしてほしい?」
「……♡ してほしい、かも♡」
「うわー、ほんとにラブラブだこの飼い主とわんこ……!」
「さすがイチ様、男同士でもいけちゃうんすね~♡」
「……二人とも、かわいい」
『……むー。イチャイチャしてる……』
女性たちを前に犬ッ娘(男)とエッチするっていうのは、世紀末でも中々ないと思う。
まじまじと見てくる女性陣の前で、今度はニクのうなじあたりに口を近づけて……。
「……んむ」
髪の生え際に優しく噛みついてみた、すると。
「ひゃぁぁぁんっ……!?♡ ご、ご主人、そこ、食べちゃ……♡」
くすぐったさそうにびくっ♡と飛び跳ねるものの、目の前にいるミコたちの視線に気づいてしまったみたいだ。
「うぅ……♡」とかなり困ったように、恥ずかしさいっぱいに縮まってしまう。かわいい。
「……なにこの生物、かわいい」
「……ご、ご主人。だから、かわいいって……んおっ!?♡」
また意地悪くなろうと、今度は泡まみれの身体を広げながら強く突き上げてみる。
もっと深いところにこつっと当たって、ニクはクールさもない声を上げてまた仰け反る。
「――むーっ♡」
なんだか申し訳ないのでお腹をなでると、腕にがぷっと甘く噛みつかれた。
それでも何度かなでなですると、次第に「んふっ……♡」とくすぐったさそうな声を出して。
「んへへ♡ 大好き……♡」
もはやオスとかじゃない、メスな顔でにっこりされてしまった。
ダメだ、性癖ゆがむ。余計に興奮して、思わず抱きしめる力を強めてしまう。
「ご、ごめんニク、ちょっと……可愛すぎる……」
「……ご主人のへんたい♡ んんっ♡ えへ……♡」
しかもミコ要素もうつってしまってる。なんだこの生き物は。
もう元々のジャーマンシェパードの姿なんか到底連想できないぐらい、黒い犬耳っ娘はこてっとこっちに身を預けてきて。
「……んぁっ……♡ ご主人……♡ なんか、へん……♡」
「……へんって?」
「……尻尾の付け根の奥、とか……♡ お゛っ……♡ おち…っ、おちんちん……が、むずむず、する……あ゛っ♡」
蕩けて気持ちよさそうだった顔が、更に色っぽくなってた。
そんな姿に腰を止めると、ニクは自分から腰を振り始める。べったりと背を預けながら。
「……大丈夫、変じゃない」
お腹のあたりを撫でながら、愛犬の弱いところを思い切り突きあげる。
ずんっ♡
「……お゛っほ……♡ い、いまのっ♡ すごいっ……♡ とろとろに、なるっ……♡」
かなり良かったみたいだ。気持ちよさそうにまた仰け反って、腕をぎゅっとしてきた。
勃ちっぱなしのそれがぎゅっ♡と締め付けられて、そろそろ、まずい……♡
「ニク……っ!♡ ごめん、もう、イきそう……♡」
「あっ、んぅ♡ う、うんっ……♡ いい、よ……? おぅっ♡」
自分がオスなのも忘れたような、そんなニクの口に指を近づけると……あむっ、と嬉しそうにくわえてくれた。
とろっとよだれがこぼれていく感触を押さえながら、オス犬のそこを何度も何度も突き上げて。
「……メスに、してやる……っ!♡」
後ろからきゅっ♡と小ぶりな乳首をつまみ上げて、精を吐き出してしまう……♡
「おぅっ…………♡ おっ……ぅん……♡ い、イく……っ?♡」
それと一緒にニクも果ててしまったようだ。心地よさそうに背伸びをして、こっちに甘えながら――びゅるっ♡と射精してしまった。
目の前でじっくりと観察していた女性陣にぶちまけたわけで。
「……わあ♡ 突かれてイっちゃったよ、このわんこ……♡」
「……ニク、かわいい♡ イチと一緒に、イっちゃった……?♡」
「そんなにイチ様のちんぽと相性良かったんすかね~?♡ ところてんしちゃってるっす……♡」
『わっ……♡ ニクちゃん、すごい出してる……♡ 変な味……♡』
……大惨事だ。
そんな気持ちよくなってしまった相棒をしばらく膝の上に乗せたまま、一緒に息を整えてると。
「……はふ♡ 気持ちよかった」
少し恥ずかしがりながらも、またいつものようにクールさを振舞って腰を持ち上げる。
自分の注いでしまった精の名残と、優しく噛んでた俺の指にとろっと糸を引きつつ。
「……んっ♡」
ちゅっ、と人のおでこにキスをして、ふらふらシャワーブースから出ていく。
たぶん、恥ずかしいんだろう。顔真っ赤だったし。
しばらくシャワーのお湯をジャバジャバ浴びつつ、俺はふと気が戻る。
「――やっちゃった」
冷静に考えたら、男とシちゃったわけだよな。
もしも義勇兵やらがストレンジャーのこの所業を聞いたらとりあえず士気爆下がり不可避だこれ。
「アヒヒー♡ すっごいラブラブでしたね~♡ ニク君照れちゃってるっすよ♡」
そこに追撃のロアベアが来る。畜生、お前はいつだってそうだ。
とりあえず、うん、さっさと身体を洗い直して寝よう。そう思って起き上がるが。
「……じゃあ、今度はうちもっすね♡ いーっぱい搾ってやるっす♡」
「……ん゛!?」
泡まみれの身体がどっしり圧し掛かってきた。
首ありメイドはうまそうな獲物を見かけたサバンナの肉食獣見たいにこっちを見てて――
「第二ラウンドしちゃおっかー♡ 次はまた僕の番だからね♡」
「……わたしも、する♡」
『……まだ元気なんだ、いちクン……♡』
おい、嘘だろ……。
ロアベアどころか周りもまだまだやる気だ。待て、そんなの予測。
◇
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考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
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修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
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どうやら、漂流して流されていたようだった。
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スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
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しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
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