魔法の姫と世紀末世界のストレンジャー

ウィル・テネブリス

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世紀末世界のストレンジャー

それなりに余裕のある最後の砦

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 俺たちは装備を受け取ってすぐに町の西へと進んだ。
 メンバーは実戦経験が乏しい三名と、アレクとツーショット、そして俺と物言う短剣と犬だ。
 一番場違いな感じのするリム様は「邪魔しないようについてくる」らしい。

 天候は曇り、空は濁っててよろしくない雰囲気の中を突き進んだ。
 町を出てすぐの丘の上からちかちかと反射光が見える。サンディが「行ってらっしゃい」だそうだ。

「そういえばだが……訓練以外で町を出るのは初めてではないか?」

 そんな中、先頭を歩くアレクが俺に聞いてきた。
 今の彼はいつもの外套、箱型弾倉が突っ込まれた短機関銃といった装備だ。

「……そういえば俺たち、ここにきてもう一か月ぐらい経つのか」
『なんだかあっという間だったよね……』

 確かにそうだ。暇さえあればフル装備で山々を歩かされて、土地勘や移動術を叩きこまれたものだ。
 あのシカもどきを狩るために連れ出されることもあった。解体はまだ苦手だ。

「だが前よりたくましくなったな。どうだ、外の感触は?」
「ああ、かなり久々で気持ちがいい。それにこの格好もな」
「ワンッ」

 先陣をつとめる筋肉強めの十五歳児の後ろを、俺とニクが歩いていた。
 手には支給品のカービン銃、身体に久々の黒のジャンプスーツを身に着けて。
 ぼろぼろだったシェルター民の衣装は補修されていてかなり着心地がいい。

「ジャンプスーツか。ハーバー・シェルターといえば強い兵士が生まれる場所だと聞いていたが、まさか攻め落とされてしまうとは信じられん」

 アレクがいうにはこの世界じゃけっこうな扱いだったのか、あそこは。
 そういえばキャラクター作成のところで、シェルターの役職すべてに辛辣な説明文が描かれていたことを思い出した。
 俺が選んだ擲弾兵だって「名だけの精鋭部隊」だ、不幸にも一人だけ生き残ったが。

「俺の知る限り、あそこはだいぶ落ちぶれてたみたいだけどな」
「だがお前は生き延びたではないか」
「運が悪かっただけさ。だから生きてる」

 こうなることならステータス配分のとき、運にちゃんと振ればよかったと思う。
 くそ、誰だあの時「運などいらぬ、実力で切り開け」とか考えてた馬鹿は。

「ハーバーシェルターっていえばブラックカラー戦闘員だな。昔は規律と冷酷さで有名で、そりゃとんでもない戦闘集団だったんだぜ?」

 しばらく進み続けているとツーショットが後ろから声をかけてきた。
 ただし「もう数十年前の話だけどな」と付け足されて。

「そんなにすごかったのか?」
「ああ、戦前の軍事組織が使ってた黒い戦闘服に身を包み、撃たれて傷つこうが敵陣を突破し手榴弾をねじり込み、放ったグレネードランチャーは決して外れず敵を無残にズタズタにする……そんな連中さ」
「……話盛ってない?」
「本当さ、俺がガキのころ見たことあるぞ。あいつらはたった三人で五十人のレイダーを皆殺しにしたんだ!」

 ツーショットは手にした小銃ごと、身振り手振りを込めて一生懸命何かを伝えようとしている。
 冗談は好きだが嘘は好まないやつだ、きっと本当なんだろう。
 その最後の擲弾兵もまあ、ぐだぐだなカルトどもを一人で殺しまくったが。

「そういや今回お前に手榴弾でも持たせたかったんだが……すまない、どうしても都合上支給は無理だってことになったんだ」
「無理? まさか「まだ信用できないから渡せません」ってことか?」
「正解。まあそこは……今回の頑張り次第ってことさ。確かにボスはお前を信じちゃいるが、ああいう危険なオモチャを支給するのはまだ早いのさ」
「もうちょっと信頼されてから使えってことか、ボスがそういうなら仕方ないさ」
「理解が早くて助かるぜ。なーに、次からは好きだけ使えるさ。だから死ぬなよ」

 確かに『この町の住人としての』実戦経験がない俺に、強力な武器をうかつに渡すわけにもいかないな。
 それに爆発物なんて使われることはあったが、俺自身が使ったことは一度もない。
 そう考えると妥当な判断だ。でも自信はある。

「……こんなガキを連れてこさせるなんて、ボスは何考えてるの?」
「さあね、でも作物が復活したのは確か。トマトがもう花を咲かせてたの見た?」
「気持ちは分かるけどよぉ、もう少しで敵の領域だぞ? お前ら静かにしようぜ」

 近くでは任務に選ばれた他の住人たちが難色を示している。
 しかし歩く姿は間違いなく兵士のそれだ。
 獲物を探す猛禽類のように、鋭い視線であたりを探っていた。

「皆様ご心配なく。戦闘が始まったらお空に逃げさせていただきますから!」

 ……そんな俺たちに囲まれるように、リム様がいる。
 羽といい尻尾といい三角帽子といい、血生臭い戦場向きの姿じゃないのは確かだ。

「……魔女殿。くれぐれも余計な真似はしないように頼むぞ」
「……一人だけハロウィンと勘違いしてるような奴がいるがボスからの命令だ。邪魔はしないそうだから全員我慢しろよ」
「大丈夫、お空の上でアイペスちゃんと応援してますわ! がんばれがんばれ」
「Honk!」

 アレクとツーショットは異物感が半端ない魔女様から目を背けたいみたいだ。
 彼女はいま、宙にふわふわ浮かぶ杖に腰かけている。ガチョウも添えて。
 自身の身体より大きな杖は持ち主を軽々と運んでいた、それはもうすいすいと。

「その……魔女殿、一つお伺いしたいことがあるのだが」
「あら、どうしたのかしらアレクちゃん」
「……そこの恐ろしい声を上げるガチョウは一体なんなのだ?」
「この子は不運のガチョウ、アイペスちゃんですわ! 食べちゃだめよ? そんなことしたら恐ろしい不幸が訪れますから!」
「そ、そうか……気を付けるとしよう。ところでそれは本当にガチョウ――」

 アレクは「HONK!」と悪魔みたいな声を上げるガチョウにびびってる。
 その声を聞いたニクも怯えた様子ですり寄ってきた。そんなに怖いか?

 さらに移動し、二つ目の分かれ道を北西めがけて前進。
 この辺りも緑が復活しているようだ、荒野のいたるところに草木がある。
 タイヤ跡が残る曲がりくねった道を踏んでいくと、

「……そろそろだ。全員警戒、装弾しとけよ」

 いつにもなく真面目なツーショットの声がして、俺たちは気を引き締めた。
 気づけば小銃のボルトを静かに引いて308口径弾を込めている。

「了解」

 俺もスリングで吊るしていたカービン銃に初弾を装填した。
 こいつは「M1カービンという堅牢な銃」をベースに作られたものだ。
 357マグナム弾を十五発も撃てる使いやすい銃だそうだが、それにしたってところどころ錆びてたりテープで補強されたりと頼りない。

「……薬莢が落ちている。それに山の方、北西から来た足跡もある。北と南に注意を払って慎重に移動しろ」

 アレクが何か痕跡を見つけたようだ。
 俺も探った。タイヤ跡の上に小火器の薬莢、西側から続く数人分の足跡も残ってる。

「ここから先は一本道だ、もし奇襲するとすれば己れたちから見て左右にある高所からだろうな。全員、南の斜面に沿って進むぞ」
「では私ははるか上空、後ろの方で観戦してますわ~、ぐっばい」

 途中で魔女とガチョウを乗せた杖はぎゅんっと空高く飛んで行ってしまった。
 これで集中できる、といったところで。

「おい、イチ――ちょっといいか」

 ツーショットが周りを気にしながら距離を詰めてきた。
 これはまた「耳を貸せ」という感じだ。

(……どうした?)

 極力だれかに聞かれないように小さく問う。
 横目で見ると「分かってくれたか」と喜んでいた。

(……実はサンディとボスがつけてきてる。理由はまあ分かるよな?)
(ボスとサンディが? まさかリム様を監視してるのか?)
(それもあるがお前のことが心配らしいぜ。まあ気にせずやれよ)

 ……気は抜けないみたいだ。

「さーてどこにいやがる……出てきたら速攻でハチの巣にしてやるからなぁ」

 近くで不細工な猫を描いたアーマー姿がうきうきしていた。
 アーバクルだ、上向きの弾倉が特徴的な機関銃を「早く撃ちてぇ」とあちこちに向けている。

 とにかく斜面の上やわずかな地形の凹凸に目を配らせながら進んでいると。

「……待て」

 と、目の前でアレクが手を向けて俺たちを止めた。
 手にしたカービン銃をいつでも撃てる状態にした。

「どうしたんだ?」
「イチ、あれを見てみろ」

 そういわれたので褐色の身体が向かう先を見てみると、妙なものが見えた。
 緩やかなカーブの途中で――誰かにひん剥かれたような姿の女性がいた。
 野ざらしにされた車の残骸たちに挟まれるように座り込んでいる。

「……ああ、見えた」
『ね、ねえ……なんだかあの人、ぼろぼろだよ? 助けてあげないと……!』

 こっちに気づいたんだろうか、女性は喚きながらこっちに手を上げた。
 ところがニクが「ウウッ……」と訝しい声を上げる、待て、何か妙だ。
 ツーショットは全員に「銃を降ろせ」と手をやって、

「さて質問だお二人さん。あれを見てどう思う?」

 と質問してきた。
 まるで道を塞ぐように置かれた障害物に、その間にいる女性――もしや。
 ミコも『もしかして』と自信なさげにつぶやいた。ということは、だ。

「罠ってことか」
「ボスが見たらブチギレ不可避の典型的な奴さ。お前ら、感づかれないように武器を降ろしてゆっくり近づけ、たぶん物陰と南からくるぞ。アーバクル、お前はあそこの不自然な茂みを撃ちまくれ」
「了解、あぶりだしてやるよ」

 見渡した。道路の左側、つまり南方面には起伏の激しい荒野が続いている。
 ツーショットの言う通り、荒野に広がる緑の中に人工的な茂みがある。
 反対の北方面はほぼ遮蔽物はなく比較的平たい地形だ、待ち伏せには不向きだ。

「――助けて! お願い! 身動きがとれないの!」

 近づけば、その女性は手で引きちぎられたようなボロ布を着ていた。
 そして体には――導火線のついた『パイプ爆弾』が何個も括り付けられている。
 ダクトテープと布と爆発物で着飾ったそいつは俺たちに向かって、

「あ、あいつらに……ひどいことをされたの! お願い、外して……あいつらがもう用済みだっていって、こんな――」
「ああ、それなら私たちが解放してあげる」
「ベタすぎるんだよ、あんた」

 すがり寄ってきたと思いきや、屈強な双子が容赦なく小銃をぶっ放す。
 乾いた空気にばんっ、と二つ分の銃声。308口径を食らった胡散臭い女は頭と胸元の中身をぶちまけ。

「さあ! さっさと片づけようや! マシンガンタイムだ!」

 赤毛の男が構えて、不自然な緑の塊へと遠慮なく機関銃がぶっ放される。

*Babababababababam!*

 連続した重々しい銃声の先で、不幸にもあぶりだされた人影が出てきた。

「ちっ……畜生ォォォッ! あのメス、もっと上手にやれやァァッ!」
「こ、こいつらまさかニルソンのぎゃっ……!」

 銃やクロスボウを持った薄汚い連中が飛び出るが、弾幕を前にハチの巣にされた。
 ダメ押しとばかりにツーショットも射撃、完全に制圧されたそいつらはなすすべもなくなぎ倒される。

「九時の方向へ向かえ! 射線から身を隠せ、迎え撃つぞ!」

 アレクが叫んだ、南方面からエンジン音と――大勢の人間の声が聞こえてきた。
 メタリックな防具に銃器を手にした連中がこっちに向かって突っ込んで来る。

「制圧は俺たちに任せな! いけいけいけッ!」

 機関銃手と小銃手が廃車に向けて発砲、陰から飛び出そうとしたやつらが引っ込む。
 その間に俺たちは起伏の激しい南へと飛び込んだ……まずい、敵が見えた。

「くそっ奇襲は失敗だ! でも問題ねえ! この人数の差なら――!」

 先頭にいたボディアーマーを着た男が一番に飛び込んでくる。
 目が合う、向こうが手にしていた散弾銃を向けてきた。
 迷わずカービン銃を向けてトリガを引きまくった、同時にアレクの短機関銃が数発区切りで打ち込まれてそいつはずたずたに。

「死っっっねええええええええええええええッ!」
『……! いちクン! 前!』

 今度はゴリラみたいなムキムキの女性が奇声を上げながら突っ込んで来た。
 起伏を利用して接近してきたそいつは地面を滑るように間合いを詰めて、びゅっと槍を突き出してくるが。

「ガウッ!」

 殺気満々の声を上げてニクが迎撃しにいった。
 結果的に言うと槍の切っ先が届くことはなかった。
 なぜなら大ぶりのモーションをすり抜けて、犬の牙が首にがぶっといったからだ。

「ぎあっ……!? は、はな……な……この……あああああああッ!」
「ガフゥゥッ!」

 黒いシェパード犬は首肉をぶぢっと千切って戻ってきた、グッドボーイ。

「おいおい、結構いるじゃあないか!? ええ!?」

 テンションの上がったツーショットがくぼんだ地形に隠れながら南側に連射、その先にいた移動中の盗賊が崩れ落ちた。

「くそっ! 待ち伏せのはずじゃなかったのかよ!」
「いいからやれ! 俺たちの『戦車』も持ってこい!」

 向こうも同じように地形を使って身を乗り出したまま発砲してきた。
 弾が空気を裂く音や、ばしっと地面に着弾する音が何重にも襲い掛かってくる。
 だがまだ当たっちゃいない、だったら問題ない。ただ音がするだけだ。

「……ふッ!」

 するとアレクが腰からナイフを抜いて投擲、勢いに乗じてやってきた盗賊の目に命中、「ぎっ…!」とすりつぶした声で倒れる。
 こんな状況だっていうのに「己れもやるだろう?」と口が笑っていた。

*Bababababababababam!*

 そこへ後ろから機関銃の援護射撃がやってくる。
 身を隠していた盗賊たちが何人か巻き込まれ、慌てて引っ込んでいく。

「はっはー! 見たかい、ガルフィー! このまま皆殺しだぁ!」

 後ろで不細工な猫の絵を撫でながらアーバクルがのしのし走ってきた。
 他の仲間も道路側の敵は片づけたようで、荒れ地の凹凸に次々と駆け込んでくるが。

「ヒャッハァー! 戦車のお時間だぜクソどもォォォォッ!」

 それに重なるようなタイミングで、遠くからエンジンの唸り声が聞こえてきた。
 「あーまずいぞ」とツーショットが忌まわしそうに言った先には――

「……おいおいマジかよクソッ!」

 目にして思わず頭をひっこめてしまった。
 でこぼこの地面の上をゴテゴテに補強された軍用車両が走ってきているからだ。
 かつて軍人に使われていた濃いグリーンの車体は窓という窓を装甲で塞ぎ、視察用スリットが作られていた。
 四輪で走るそれは手作りの砲塔と重機関銃が備え付けられていて、その銃口はちょうどこっちに走ってくる赤毛の男に向けられ。

「――アーバクル! 何をしている早く伏せろッ!」

 アレクが叫んだ、それと同時に車が立ち止まって狙いをつけはじめる。

「くっ……車ァッ!? そんなの聞いて――クソッ!」

 させるか、カービン銃を向けて撃ちまくる。
 だが効かない、そりゃそうだあんなのぶち抜けるわけないか。

『……ごめんなさい! ショート・コーリング!』

 その時だった、ミコの振り絞るような声が聞こえたのは。
 腰に付けた短剣が青く光ったと思うと――どこかで、ぶゅん、と異音がした。
 重なるように『自称戦車』の50口径の強烈な連射音が始まるが、

「うおっ……!? あっ……あれ? どこだここ!?」

 すぐ隣に重機関銃に引き裂かれるはずだった赤毛男がどすっと落ちてきた。
 周りの連中と思わず目を合わせてしまった、でも今はそれどころじゃない。

「……良くやった! ミコさん!」

 そこへツーショットたちの銃撃が挟まれ、装甲車近くの敵が散らばった。
 あれはたぶん魔法だ、連れてこられた本人は唖然としているがチャンスだ。

「……俺も……ッ!」

 20mほど先で誰かが頭を出す、二発打ち込む、まっすぐぶち込まれた357マグナム弾がきれいにヘッドショット。
 弾切れだ、マグチェンジ――そうだ、ちょうどいいところに。
 さっきの屈強な女性をどけて槍を手にした、溶接された無骨なやつだ。

「まずい! 装甲車がこっちに来るぞ!」

 アレクが弾倉を交換しつつまた叫ぶ、やけくそになった車両が突っ込んできた。
 全員の火器がスリットを中心に集中する、しかし弾かれるだけだ。
 いつも調子のいい声が「やべえぞ回避しろ!」と切羽詰まるのが聞こえた――

「イチ! 避けろッ! なにをしている!?」

 妙だ……槍を構えた瞬間、不意に脳裏に何かがよぎった。
 なんていうか、投げ方っていうのか? という奇妙な『感覚』が手の先から広がってくる。
 不思議と腕に力がみなぎる、それどころか、突然ある名詞が脳に浮かぶ。

「――ッ!!」

 立ち上がった、そして装甲車に立ち向かった。
 狙いは装甲スリット、距離はもう10m、あっちがその気になれば50口径でずたずただ。
 だが構えた。左足を前に、後ろに引いた右足にあらん限りの力を込めた。
 腕にあふれんばかりの力を閉じ込めたまま、引き絞って。

「うぅぉおおおおおおおぉぉぉぉぉッ!」

 心の中で思い付きで叫んだ――『ピアシングスロウ』と!
 右足で地面を蹴る。乾いた地面ががりっと深く削れる感触が伝わった。
 生み出された力をすべて注ぎ込んで、槍をぶん投げる!

 ばきん。

 そんな音が確かに聞こえて、投げた槍が装甲スリットごと左の運転席をぶち抜くのがはっきり見えた気がする。
 効いたかどうかは分からない、だが次の瞬間、車は進路を逸れて急ブレーキの甲高い音を立てながら沈黙してしまう。

「………………は?」

 褐色男子のまぬけな声が戦場を締めくくった。
 敵が皆殺しにされたことを告げるように【LevelUp!】と浮かんだ。
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