魔法の姫と世紀末世界のストレンジャー

ウィル・テネブリス

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羊はまたもや狙われる

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 砲弾をかき集めたあと、俺たちはすぐに撤退した。
 それも何もかも破壊し奪いつくすのではなく、まるでお情けをかけたかのように使えるものをきれいに残した状態で。

 さらにその上でこうメッセージを残す。
 『不死身の男を差し出すから停戦を要求する』といった具合だ。
 そう書きなぐった紙を目立つ場所に張り付けて帰ってきたわけである。
 
 もちろんあいつらがまともに応じるわけもないが、それもまた狙いらしい。
 そんな計画で俺がするべきことはいたって単純なもの。
 アルテリーのボス、ハノートスをおびき寄せるための餌になることだ。

 驚いたことにずっと前からボスはこのことを考えていたみたいだ。
 あの時、既に俺をこうして使う算段があったなんてひどい話だと思う。

 あいつらがまだ俺に固執してることかどうかが鍵だった。
 その結果、最高の条件がそろってしまったのだ。
 あいつらが112という人間を求めていて、総攻撃の準備をしているという具合に。
 いいだろう、志願してやる。人食いどもにぶっ放す銀の弾丸になってやる。

 ボスを信じて、そしてこれから立つ鳥が跡を濁さないように。



 砲弾を運んで、今日は休めといわれてじっくり休んで、気づいたら夜だ。
 今日は食堂でスペシャルメニューが出るそうでとても賑わっていた。
 そんな人ごみの中、俺はカウンター越しにある人物と話していた。

「――ヒドラが私に? でもちょっといや、だってあの人乱暴じゃない?」
「あいつは乱暴だけど根はいいやつだよ」
「それは分かるわ。でも、前にあなたにひどいこと言ってたじゃない」
「言ってたな、でも仲直りした。あいつは自分の非はちゃんと認められるやつだ」
「それなら良かったんだけど、人として不完全っていうか……」
「なあラシェル、完全な人間なんていない。あいつに必要なのは支えてくれる人だ。そうすればもっといいやつにになれると思う、それこそあんた好みに」
「……本当にいってる?」
「本当だ、変わるきっかけはあんたなんだ。それにいいこと教えてやるよ、実はヒドラは情熱的な男なんだぞ。なあミコ」
『えっ。う、うん、ヒドラ君は熱い人だよ……?』
「……ミコもそういうのなら……本当にそうなのかも」
「どうしたらお前とちゃんと話せるか悩んでたぞ。あれこれ頑張ってたんだ」
「……私、その……男の人をガンガン攻め立てるのが大好きなんだけど受け入れてくれるかしら?」
「……え? あー……あいつはあんたが思ってるほどケツの穴が小さい男じゃないからな。それくらい受け入れてくれると思う」
「本当!? 分かったわ、一度あの人と向き合ってみる!」

 きれいな赤毛の姉ちゃんをどうにか説得して、俺は食事を手に帰還した。
 いつもの席では問題の男が楽しみに待っていて、

「おっ……おい、どうだった!」

 トレイの上のおいしそうな料理に目もくれず、結果を聞いてくる。
 隣に座って報告することにした。

「とっても興味を持ってた。あとはお前次第だ」
「ほんとか!?」
「ほんとだ。まあ、あとはがんばれ?」
「よ、よし……非常によし! で、でもどうやって接すればいいんだ……?」
「あー、えーと……プレッパータウン流だ。見栄を張るな、いつも通りで」
「いっ、いつものって……どんなんだ?」
「こう情熱的な感じで……」
「熱いのをご所望ってわけか! 俺の得意分野だぜ!」

 ヒドラは火炎放射器より燃え上がっている。
 結果を聞いて満足した彼は「ありがとな、友よ!」といって料理にがっつき始めた。

『……あれでいいのかな』
「何一つ嘘はついてないよな、俺」

 ひとまず夕食の時間だ。
 トレイには大きなパンにポークリブが挟まれたものがどんと乗っかっている。
 その隣は熱々のラザニアがたっぷり、そしてフライドポテトの山。
 コールスローやベイクドビーンズまで添えてあるのだから至れり尽くせりだ。

「……元の世界より豪華だなオイ」

 もはや世紀末な感じがしない豪快なメニューである。
 実際周りの連中は食べることに集中して余裕がなさそうだった。
 みんなの喋るボリュームがあと少しでも控えめだったら、無言で飯をむさぼる怪しい集団になっていたと思う。

『……ラザニア……!』

 さっそくリブサンドに噛みつこうとするとミコから物欲しそうな声が。
 ミコが食べたいとか言ったのでリム様が作ってくれたらしい。

「これでいいか?」

 物言う短剣を抜いてチーズまみれの熱々なそれにぶっ刺した。

『ありがとう! これ、すごくおいしいよ! ちゃんとチーズは数種類、パスタは三層、ソースはマッシュルームがたっぷり! これがギルドマスターの作るラザニアなんだね……!』

 熱々のラザニアに突っ込んだミコは嬉しそうに味わっている。
 こっちもリブサンドをいただこう、こっちも自信作らしい。
 両手でしっかりつかんで一口――とても柔らかい上に肉汁があふれてきた。
 大き目のパンがしっかり受け止めてくれたみたいだ。口当たりのいい肉だ。

「ギルドマスターって名乗るだけあるな。こんなの初めて食うよ……」
『りむサマって変わった人だけど料理に対しては誰よりも真面目だからね……』

 ただ焼いてソースを絡めたものじゃない、炭の香りや香辛料がうまく合ってる。
 しかしなんの肉だろう。ポークというからには豚なんだろうが。
 まあ人肉じゃないのは確かだ、限りなく豚肉に近い何かならそれでいい。

「あっちに戻ったら料理ギルドに入ってやれよ。その方が絶対いいぞ」
『えっ……ええー……あの人、ちょっと怖いよ』
「ジャガイモフェチでちょっと下品なだけだ、心配することはないぞ」
『……く、クランのみんなと話し合ってみるね……』

 あっという間に残り半分になってしまった。
 ラザニアも一口食べてみた、こっちもこっちで本格的な味だ。
 元の世界でこれと同じものをどこかで食べようとすれば、財布の中がごっそり持っていかれるレベルだ。

「……リム様、ちゃんとリクエストにこたえてくれたんだな」

 うにょーんと伸びるチーズを運びながらカウンターの方を見た。
 アレクが白髪の少女に「オラッ食えッ!」とラザニアを大盛りにされている。 

『本当に作ってくれるなんて思ってなかったよ……。嬉しいなぁ』
「奇行に走らなきゃ完璧なんだけどな、あれ」
『あれとかいっちゃだめだよ!』
「ごめん」

 付け合わせに手を付けていると後ろからぼりぼり音が聞こえてきた。

「ワンッ」

 後ろでお行儀よく座ったニクがポークリブに食らいついていた。
 リム様がわざわざ焼いてくれたやつだ、骨ごとばりばりいってる。

『……骨まで食べるんだね、わんこ』
「骨とか食って大丈夫なのかこいつ」
「ワウンッ」

 グッドボーイはこっちを見上げながら満足そうに舌なめずりした。
 幸せそうだ。いつまでも幸せでいてくれ。

「それにしても……お前、ラザニア好きだったのか?」
『うん、大好きだよ。人工知能だったころはそういう設定だったんだけど』
「設定かよ」

 そういえばこの喋る短剣は元人工知能だったか。
 考えてみればこいつも大変だなと思う。
 人工知能だったはずが生命を得て、ゲームそっくりな世界に転移したと思えばこうしてラザニアに埋まっているのだから。

『あの世界にきたあと、本物のラザニアを食べたんだけど……すごく好きになっちゃった。だから本当に好物だよ?』
「いいことじゃないか、好きなものがあるなんて」
『いちクンは好きな食べ物はあるのかな?』

 ……急にそう聞かれて、困った。
 好きなものといわれてぱっと思いつくものがない。
 タカアキの作った料理? いやあれは大好きってほどでもない。
 ずっと食べていたいもの。そうだ、あれしかない――

「じ、ジンジャーエールとトルティーヤチップス……」

 苦しく答える。本当にそれしか思いつかなかった、素行が疑われてると思う。

『…………それっておやつだよね?』
「……ごめん、親友が作ってくれてたからあんまりそういうのなくて」
『だめだよ!? ちゃんとご飯食べないと!?』
「で、でも好きなものっていうから……」

 そうして二人で料理を楽しんでいると、食堂に誰かが飛び込んできた。

「――イチ! お客さんだ!」

 カジュアル姿に住人の視線が集まる。その先には――ツーショットだ。
 声と表情からしていいニュースじゃない、これはアルテリー絡みだろう。

「どうした」
「あいつらが来たみたいだぜ」
「……あいつらか。攻め込んで来たのか?」
「いいや、あの書き置きをマジで信じたみたいだ。引っ掛かってくれたのさ」
「わるいニュースか?」
「これからいいニュースに変えるぞ。ついてこい」

 相手の顔つきの奥に自信がたっぷりとあるみたいだ。
 俺は周囲を見回して、

「……よし、やってやるさ」

 トレイに残ったリブサンドをかっこんで、ミコを拭いて鞘に戻した。
 さあ、一仕事やってやるか。



「……いいか、お前は今から交渉材料だ。疫病神扱いされて突き出された哀れな男という体でいくんだぞ」
『あ、あの……いちクン、寒くないの……?』
「……ここまでする必要あるのか、おい」

 肌に夜の荒野の冷たい風が触れて気持ちいい。
 もっといえば、パンツ一枚にまでひん剥かれた肉体には寒すぎる。
 ダクトテープで両腕をぐるぐる巻きにされた俺は野郎二人に挟まれながら歩いた。

「で、なにすればいいんだ」
「流れに身を任せろ。大丈夫、なんかあったらサンディたちがやってくれるさ」
「……じゃあ黙ってりゃいいのか?」
「そういうことだ。こんな風にな」

 ……町の入口へ近づくと、唇にぴたっとテープが重なった。これじゃ完璧なまでに虐待された捕虜かなんかだ。

「よーし完璧だな。もう精魂果てて絶望的な表情でいてくれよ」
『……ツーショットさん、楽しんでませんか……?』
「楽しんでなんかいないさ。でもこういうシチュエーション最高だろ?」

 お前ら後で覚えてろよ。
 後ろからニクの「クゥン」という心配そうな声が聞こえてきたが、

「……ずいぶん遅かったじゃないか、何してたんだい?」

 暗闇の中、ライトに照らされたボスの姿が見えた。
 その後ろでは二台の車と、武装した男が六人ほど並んでいて。

「……ボルターの怪!」
「まだ生きていたのか……クソ忌々しい奴め! 貴様さえいなければ!」

 今にもこっちに銃をぶっ放しそうな雰囲気でにらまれた。
 そんな奴らの前に――誰かに背中を蹴られて転ばされる。クソ痛え。

「あんたらのお偉いさんがお怒りなのはこいつのせいみたいだね?」

 始まった。ボスの声をきっかけに俺はアルテリーどもの顔を見上げた。
 その中にいた杖を持った偉そうなやつが踏み出してくる。

「その通りだ。兄弟たちを殺し、我らの行いを妨げる悪魔である」
「てことはなんだ? 私たちはそうともしらずにこんなクソ野郎を仲間にしちまったってことかい?」
「そうだ。その男に耳を貸してはならん。関わったものには不幸と死が訪れる」
「……じゃあお前さん、ここから北西にある教会を覚えてるかい? そこにいる神父はどうなった?」
「あの神父か? この悪魔がたぶらかしたのだろう、彼は地獄の業火に包まれて無残に焼け死んだようだ。哀れな男よ」

 ひでー三文芝居だと思いながらリーダー格を見つめた。
 薄暗い中で視線が合った。だけど妙だ、違和感を感じる。
 カルトどもの大部分は目がイってるようなやつだが、こいつは違う。
 してるのだ。背筋は硬いし瞳もまっすぐじゃない。

「だがお前たちが正気に戻ってくれてよかった。見ろ、このみじめな姿を」

 視線をそらそうとすると頭に硬い感触と体重が、この野郎踏みやがったな。

「よほどここの者たちの恨みを買ってしまったようだな。お前たちがやったのか?」
「ああそうさ。まさか足りなかったかい?」
「生かさず殺さずのいい塩梅ではないか、さて……本題に入ろうか」
「やっとかい。まずこいつの引き渡しについてだが」

 俺の頭を踏んづけたまま話が始まる。

「その前に答えてもらおう。お前たちのやった基地の者たちはどこへ消えた?」
「そのことだが聞いて驚くなよ。こいつが全部食っちまったんだ」

 ……話を聞いていたらツーショットがとんでもないことを口にした。
 無理やり起き上がって何いってんだお前とか言ってやろうかと思った。

「……次くだらない冗談を吐いてみろ、ただで済むと思うなよ? さっさとその男を渡してもらおうか」

 さすがに機嫌を損ねたようだ、男たちの身体が強張り始めるのが見える。
 流石にまずいんじゃ、とか思ってると急に首を掴んで起こされる。

「――さてそこの兄ちゃん。そのクソみてぇな芝居のかかった言葉遣いを今すぐやめろ、さもないと全員殺すぞ」

 強引に立たされたばかりの俺の耳に、ツーショットの感情的な声が届く。
 いつものへらへらと掠るようなあの声じゃなく、怒りすら感じるものだ。

「貴様、今なんと――」
「おたくらさ、ウソが下手なんだよ。さも代表だって顔だけど違うだろ? しすぎなんだ」

 俺の感覚は間違ってなかったようだ、目の前の男たちは明らかに緊張していた。
 おかしな様子になってしまった。いつでも撃てるはずの銃を握ったまま、流暢にしゃべり出した男を硬く見ている。

「違う、我々は確かにハノートス様から遣わされた者だ。それはお前の――」
「おっと、何も言うなよまだ続きがある。悪魔だの、地獄だの、薄っぺらいことを淡々と語ってたようだがそいつもなってないな。他の奴みたいに心がこもってないんだよ、おたくら。だがまあ、こいつに対する罵倒にはえらく力がこもってたな。そうだな――当ててみようか?」

 目の前に厳つい銃が並ぼうが、ツーショットは止まらない。
 まるで楽しんでるみたいだ。そしてそんな良く喋る男にこいつらは釘付けだ。

「これはおたくらのボスの意向じゃないだろ? 抜け駆けだ」
「……抜け駆けなどではない、これは急を要しての」
「よし、次のステップだ。おたくらは独断でここまできた、どうして? 急を要するってことはこうだろ? お偉いさんはお怒りだ。あれだけうまくいってたのにこんなトコで停滞してしまった、しかも失敗に次ぐ失敗でみんな浮足立ってる。思い通りにならなくて教祖様はさぞ不機嫌だろうよ」

 そうやってどんどん言葉を広げていくと、一瞬向こうの誰かが身構えた。
 が、先頭の偉そうなやつが苦々しく手で制した。なんてこった、聞き入ってる。

「こういう時、おたくらみたいな手合いは規律を保つのに私刑が一番だろうな。そうやって取りまとめてるか、もしかしたら役立たずは粛清されてるか。いやおたくらのことだ、半殺しにして奇跡の業とやらで綺麗さっぱり治してやってるかもな」

 ツーショットは段々と楽しそうに口元を作り始めていた。
 対してカルトどもはひどく戸惑っていた。確実に触れるものがあったに違いない。

「教祖様の私怨のせいでもはやまともに機能してないんだろ? 輝かしい日々は終わって今まさに窮地に立たされてる、飯も足りない、士気も足りない、でも逃げようにも恨みを散々買ってる――ああどうしよう。そんな時に見つけたわけだ、あのメッセージをな」

 続く言葉にもはやたじろいでいる。こいつらの顔はきっと青ざめてるだろう。

「おたくらは上に報告もせずに、藁にも縋る想いでここまできたはずだ。失敗続きでお怒りの教祖様の腹の虫を収めるにはこれしかない、捧げものをしないとまたしわ寄せが――」
「……分かった、もういい十分だ。そうだとも、お前の言う通りなんだ」

 そこまで言ったところで、カルトの男たちがとうとう折れたようだ。

「頼む、聞いてくれ。このままじゃ俺たちは上に殺される。俺たちのボスはイカれてやがるんだ、従わないやつとか逃げようとするやつを反省が足りないとか言って私刑に……」
「そんなことはどうでもいいんだ。良く聞けろくでなしの人食いども」
 
 先頭の男はとうとう本性を現したが、まったくあそびのない調子の一際強い言葉が向けられた。怒りさえ感じられるツーショットのものが。

「お前らが殺したアルゴ神父ってやつはな、シド・レンジャーズの知人だ。知ってるだろ? あのおっかない連中だ。つまりお前らはウェイストランドで最も恐ろしい連中に喧嘩を売ったんだぜ?」

 それだけ言うと、情けない声で語り始めたカルトの男が口を閉じてしまう。
 身体だって震えてるように見える。銃を手にしてることさえ忘れてビビってた。

「とはいえ、だ。そんな問題もう俺たちには関係ない。だろ、ボス?」

 いい頃合いなんだろう、強い調子からいつもの柔らかい声に戻ったようだ。
 すると話の場からやっとひっこめられて、代わりにボスが踏み出していった。

「教祖様とやらに伝えな。この厄介なやつをくれてやるからうちらにもう手を出すな、だ。南で何やろうが知ったこっちゃないが、こいつのせいで厄介ごとに巻き込まれるのはごめんだよ」
「そういうことさ。俺たちは質素倹約に過ごしてるだけなんだ、だからもう邪魔はしない、そしてあんたらはこの悪魔を引き取ってさっさと東へ攻め入る。なかなかいい条件だと思わないか?」

 二人がそう告げると、リーダー格は戸惑いながら仲間と話し合った。
 すぐに終わったみたいだ。そいつはぎこちなくこっちを見ると。

「……わ、分かった。それでその男は――」
「あんたは話が分かるタイプだね。でもこいつはまだくれてやるわけにはいかないよ、まずはあんたらのお偉いさんとの交渉の場を設けてもらおうか?」
「……引き渡しはどのようにするつもりなんだ?」
「ここから四キロメートルほど離れた場所にある、斜面に挟まれた道だ。あそこならお互い狙撃もできないはずさ。明後日の早朝、そこにある無人の小屋の近くで話し合おうとで言っときな。合図は信号弾でやり取りだ」
「……分かった。伝えておこう」
「それからこう伝えておきな。『借りた砲弾やらも一緒に返す』ってね」

 ……話は決まったようだ。

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