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旧ver(※書籍化本編の続きではありません)
幸せの形⑱★
しおりを挟む「ひあぁあああっ♡♡」
明るい庭園に響き渡る嬌声。
周囲に認識されていないとはいえ、気が気じゃなかった。
確かに、外だと言うのに私やシュティの身体は少しだけ浮いていて、土や草がつくこともない。
でも、いくら周囲に気付かれていなくとも、直接地面に触れていなくても、どうしてこんな場所で?
「ああ♡すっごく美味しいよ、ヴィクトリア♡蜜が溢れて止まらない♡」
ぢゅるるるるる♡♡
「ひぅっ♡♡吸っちゃ……んんっ♡♡」
必死に声を出すまいと両手で口を押さえるけれど、刺激が強過ぎて抑えきれない。シュティがわざと大きく音を立てるし、触手の体液が残っていたせいで、お腹の奥が疼いて仕方がない。
「声、我慢しなくていいよ?どうせ周囲には聞こえてない。……やっぱり学園が一番良い。我はこの学園に永いこと住み着いていた。だから、思いっきり力を使って吸収するのなら、この場が一番馴染む」
「で、でも、それなら庭園じゃなくてもいいのでは?せめて室内に……」
「勿論。夜は寒いし、ちゃんと室内に移動する。でも、今はまだここがいいんだ♡」
「ひぃんっ♡♡」
「だって、ヴィクトリアもここが好きだろう?いつも昼休憩の時、ここでフィルやナハトにご飯をあげていたものな」
シュティの言葉に、私の心臓が大きく高鳴る。
今ではもう、随分と昔のことだけれど、あの時の日々を思い出してしまって、羞恥と共に身体がより敏感になってしまう。
「ここで玩具を使っていたり、彼らの膝の上で、気持ち良いところを擦り付けたり。・・・この学園には、ヴィクトリアが気持ち良くなっていた場所が沢山ある」
そうして感じる違和感。
待って。どうしてシュティがそんなこと知っているの?いつも一緒にいたわけじゃないのに。むしろ、子犬姿のシュティが傍にいた時は、そういった行為なんてしていなかったはず。それなのに…
私が訝しむようにシュティを見つめると、彼は嬉しそうに笑ったまま、私の疑問に答えた。
「我はいつも見ていたよ。まぁ、気付かずとも仕方がない。我の姿は、普段は誰にも見えないようにしていたからな。その方が力も無駄遣いせずにすむ。それに、我はここで起きた事象をあとからでも映像として見ることが出来るのだ。だから、いっぱい見た。ヴィクトリアは、いつも凄く気持ち良さそうに、いっぱいイッていた」
「なっ……」
声を失い、愕然としてしまう。それってプライバシーの侵害では?
というか、この世界では分からないけど、覗きって犯罪なんですよ?
「ヴィクトリアも見てみるか?頭の中で流してやろう」
「?!」
シュティの言葉と同時に、頭の中に流れて込んでくる過去の記憶。ナハトの膝の上で、私が自分から淫らに腰を揺らしてしまっている。
『お嬢様。……どうして、こんなに濡れているの?キスしかいていないのに』
『やっ、ナハト……!ゆ、揺らしちゃ、だめ……!』
『凄く、ヌルヌルしてる。……俺のズボン、お嬢様の甘い蜜でびしょ濡れだ。こうやって揺れると、気持ち良い?』
鮮明に流れてくる記憶が、あまりにも恥ずかしくて。口ではダメだと言っているのに、夢中になってじゅぶじゅぶと音を立てながらナハトの膝の上で腰を揺らしている、あの時の自分をどこかに埋めてしまいたいっ。
「や、やめて……見せないで…っ!」
「何故?ほら、次は玩具の時のやつ」
「だめぇ!だっ……あぁあんっ♡♡」
頭の中では、あの日の恥ずかしい痴態を見せられて、現実では、シュティが飽きることなく私の秘裂を舐め続けている。花芽が特にお気に入りのようで、丁寧に優しく、何度も何度も執拗に舌で転がして、吸って、時に激しくされて、目の前がチカチカと明滅する。
「イキそう?本当は我もイカせてあげたいが、少し我慢だ。いっぱい我慢した後にイッた時の精気の味が、凄く美味しいから♡」
「ひぅっ♡♡やらぁっ♡♡」
我慢なんて出来ない。私はそのまま自分が達してしまうと思っていたし、やってくるであろう最高の瞬間を思わず期待していた。それなのに……
「な、なんで……っ?」
達したいのに、達することが出来ない。
呆然とする私を見て、シュティがまた笑って答えた。
「我の力で、今は達することが出来ないようにしたんだ。…ごめんね?でも、大丈夫。もっともっと、気持ち良くなろう?」
「~~~~~っ♡♡」
気持ち良過ぎる地獄。
シュティはまた、庭園での過去の記憶を何度も私の頭の中に流しながら、秘処を好き放題貪って、私をドロドロに蕩けさせていく。お腹の奥に蓄積されていく熱が苦しくて、涙がぽろぽろ溢れてしまう。
「そうだ。こっちも弄ってあげないとな」
「やぁああん♡♡」
シャツの上から、ピンと勃ち上がっている双丘の頂を、両手で摘まんでクリクリされて、あまりの気持ち良さに身体がビクンと跳ねる。シュティの熱くねっとりした舌が、何度も何度も蜜口の中へ、ちゅぽちゅぽと出たり入ったりを繰り返し、イキたくてイキたくて堪らない。
「もうイカせてぇ♡♡」
「だーめ。だって、覚悟は出来てるって言っていただろう?我、凄く嬉しかった。だから、もっともっと頑張ろう♡」
「そんな…っ、やぁああああん♡♡」
そんなつもりで言ったわけじゃない。というか、こんな快楽責めをするだなんて、全然言ってなかったじゃない!確かに、どんなことでも耐えてみせるって思ったのは事実だけど、我慢した精気の方が美味しいっていうのは、ただのシュティの好みの問題でしょう?!そこは普通にイッたって問題ないわけでしょう?!
「ああ、凄い♡花芽がすごく大きくなってる。ますます美味しそう…あーん♡」
「らめぇええええっ♡♡イカせてぇえええっ♡♡」
レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ♡♡
ちゅうううううううう♡♡
ちゅこちゅこちゅこちゅこちゅこちゅこちゅこちゅこちゅこちゅこちゅこちゅこ♡♡
ちゅうううううううう♡♡♡
(止めて止めて止めてっ♡♡クリちゃん取れちゃうぅううう♡♡だめぇええええええ♡♡♡)
本来であれば、もうとっくに何度もイッているであろう強すぎる快楽に、身体中から汗が吹き出る。だらだらと溢れる蜜は、もはや洪水のようだ。
「あは♡まるでお漏らししてるみたい♡可愛いなぁ♡無駄にしないよう、我が全部飲み干してやる♡」
「ひああああああああああっ♡♡おねがっ……あーーーーーーーーーーーーーーっ♡♡」
いっそのこと、舐められ過ぎて痛くなってしまえばいい。そうすれば、この衝動を少しでも抑えられるかもしれない。けれど、最初から痛みを感じる感覚を忘れてしまったかのように、私の身体は快楽しか拾わない。乙女ゲームのシナリオなんて、とっくの昔に破綻してしまったし、私は悪役令嬢にはならなかった。それでも、身体はやっぱり乙女ゲームの悪役令嬢仕様で、どこまでも淫乱で。サキュバスとなってしまったことで、その身体には更なる拍車がかかってしまった。
「……気持ち良い?イキたくて我慢できない?」
「がまっ…我慢、できないぃ♡♡しゅてぃ♡♡イカせてぇっ♡♡」
私が必死になって懇願すれば、シュティは興奮したように、静かにペロリと舌舐めずりした。
その金色の瞳には、獰猛な光が灯ったように見えて。
「仕方ないな♡……いいよ、イカせてあげよう。その代わり、今日は外イキだけだからな?」
「え?」
いつもにこにこと、優しく笑うシュティ。今もずっと、優しく笑っている。それなのに。
「イかないようにしていた魔法を解除しよう。だから、今から夜までは、ずーっと外イキしような?」
「~~~~~っ?!♡♡♡」
瞬間。シュティに花芽を指でツンっと弾かれて。
私は盛大にブシャアアアアアッ♡♡と潮を吹いてしまった。
何が起こったのか理解できない。外イキなのに、身体中に電流が走り抜けたかのような強烈過ぎる絶頂感。そして、シュティがピンピンと花芽を弾く度に、私の身体には同じような絶頂が訪れる。そして、私が何も理解出来てない間に、シュティは再び花芽を口に含んで弄び始めた。
「らめっ♡♡♡いまはらめぇっ♡♡♡ずっとイッてる、からぁっ♡♡♡」
舐められて、吸われて、転がされて。その度に達してしまう。
「我好みの美味しい花芽になった♡まだまだ、もっと頑張らないと、増してしまった淫魔の力はなくならない。ほら、もっとイケ♡♡」
「ひゃああああああっ♡♡♡」
気持ち良過ぎて、何も考えられない。
シュティが花芽を吸う度に、快楽が押し寄せて、力が抜けていく。
舌で押し潰して、舐め回して、しゃぶって。指で扱かれて、弾かれて。これでもかというくらい、花芽を執拗に嬲られて、それなのに気持ちが良くて蕩けてしまいそうで。
堕ちていく。溺れていく。
シュティが自身の大き過ぎる巨大な肉棒を取り出して、まるで見せつけるかのように、私の蜜口に擦りつける。けれど、決して挿れてくれない。
「今日は外イキだけだと言っただろう?…我のこれが欲しい?でも、今日は挿れないよ」
――欲しい。欲しくて、思わず腰を揺らしてしまう。
「いやらしいな♡腰を揺らして、我の肉棒に自分の蜜口を擦りつけるなんて。そんないやらしいヴィクトリアには、罰が必要かな♡」
「ば、つ…?」
「そのおっきくぱんぱんになってる花芽に、ヴィクトリアが大好きな玩具をつけてあげよう♡」
「?!」
そう言って、シュティは自身の懐から、月の雫を取り出した。
「前に、この庭園で使っていたよね?フィルとナハトに、これをつけて感じる自分を見てもらっていたでしょう?」
私の頭の中に、何度も流れてきている、あの時の光景。
私はイヤイヤと首を振り、全力で嫌がった。けれど……
「我も一度、試してみたいと思っていたんだ。……大丈夫。魔導具だから心配かもしれないけど、中にたっぷりジルベールが作った一番良い媚薬を塗り込んでおいたから。だから、痛くないからね?」
「やっ……」
「これをつけたら、何回イケるかな?あれだけイキたがっていたのだし、思う存分イッていいからね?」
まるでシュティこそが、聖獣ではなく悪魔のようだと思ってしまった。
いつもより遥かに大きくぱんぱんに肥大化してしまった花芽に、シュティは月の雫を笑顔で取り付けた。そうしてやってくる、ジルベールの凶悪過ぎる媚薬の効果と、月の雫の無情なる振動。月の雫の中は小さく柔らかな羽のような突起が無数についていて、その全てにしっかりと媚薬がかかっており、私の花芽に強烈な快楽を延々と教え込んでいく。
イクのが止まらない。声にならない悲鳴を上げ続ける。
シュティは私が達してしまった回数を数えながら、コクコクと溢れる蜜を飲み干し続けていて、月の雫の強弱を楽しそうに切り替える。そして、時々一番振動を弱めた時に、また自身の巨根を私の蜜口に擦りつけるのだ。
「嗚呼、早く挿れたい♡でも、我も我慢しなきゃ、フェアじゃないからな。ヴィクトリア、顔も身体も、全部蕩けてる。気持ち良い?大好きだものな?この玩具♡…あれ?何回イッた?もう分からなくなってしまった。日が暮れたら、終わりにしてあげるから。あと一時間くらいかな?さぁ、もう一息だ♡」
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