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旧ver(※書籍化本編の続きではありません)

幸せの形⑪★

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「あっ♡あっ♡そんなに、吸っちゃ……♡♡」
「下着越しに花芽を吸われるの、大好きでしたよね?」
「ひんっ♡♡気持ち、い……ぃ♡♡イッちゃう……♡♡また、イッちゃうからぁ♡♡」

両足を震わせながら、自らワンピースを捲り、壁を背にして必死に立っているヴィクトリア様が、可愛くて可愛くて仕方がない。

(私が、ヴィクトリア様にワンピースを捲って立っているように、お願いしたからだが……)

そのお願いを必死に叶えてくれている姿が、あまりにも健気で。
私の主は、どれだけ私の劣情を煽るつもりなのだろうか。未だズボンの中に収まったままの情欲の熱棒が、はち切れんばかりにガチガチに猛ってしまっている。

今すぐにでも、この熱棒をヴィクトリア様の蜜穴に捩じ込み、欲望のままに激しく突き上げたい。

(――――だが、まだ駄目だ)

もっともっと、ヴィクトリア様をぐずぐずに蕩けさせてから。
理性なんて微塵も残らない程に、何度も何度も私を欲しがって、自らねだってくれるようになるまで。

「また、イッちゃ……っ♡♡~~~~ッッ♡♡♡」

床に両膝をつき、私はクイッと上にショーツを引っ張ったまま、ヴィクトリア様のぷっくらと膨らんでショーツを押し上げている花芽を口に含み、ちゅうちゅうと繰り返し吸い上げていくと、唾液による催淫効果で、ヴィクトリア様は吸われる度に感度を増して、敏感になっていく。

(沢山舐めてしゃぶって、限界まで感度を押し上げ、最高に気持ちヨクして差し上げなければ♡)

そうして丹念に花芽を嬲り続けていると、ヴィクトリア様はガクガクと身体を震わせて何度目か分からない絶頂を迎えた。ヴィクトリア様の蜜穴から、いやらしい蜜がプシャッと放出し、床に出来た蜜溜まりが広がっていく。

「ふふ、また達してしまいましたね♡」
「あんっ♡♡」

ポタポタと蜜を滴らせる下のお口に、シュルリと私の尻尾を滑らせると、ヴィクトリア様は分かりやすく下のお口をヒクヒクさせた。

「……ここに、一体ナニ・・が欲しいのですか?尻尾?指?それとも……私の熱くて硬くて大きいモノ?」
「そ、れは……っ」

ヴィクトリア様の視線が、一瞬だけ私の下半身へと向けられた後、顔を真っ赤にしたまま、へにょりと眉尻を下げて困った顔になる。

私の熱を孕んだ肉棒をご所望なのですね?

愛おしい、ヴィクトリア様。
完全に理性を飛ばし、快楽に堕としてしまえば、貴女はいつも素直で、ポロポロとそのお口から恥ずかしいお言葉を溢して下さるけれど……

(意識がハッキリしている状態で、私を沢山欲しがっていただきたいから)

「きちんと口にして下さらなければ分かりませんね。……そうだ、ひとつずつ試してみましょうか」
「……ふぇ?」

ヴィクトリア様のショーツをずらし、トロトロの蜜口の中へ、尻尾をつぷり♡と挿入していく。
中はいつもの如く、天国だった。
締まりが良く、トロトロで、中に入ってきた尻尾に夢中で吸い付いてくるかのように蠢いて。

「ひぃぃん♡♡らめ、らめぇ♡尻尾、やあああっ♡♡」

淫魔の尻尾は性感帯だが、インキュバスの方は獲物の快楽を引き出す為にも尻尾を使う。

「ああ、ヴィクトリア様の奥にあるお口にも辿り着いてしまいましたね。ここも、沢山可愛がって、気持ちよくして差し上げますね?」
「?!やっ、……らめ♡♡ここは……」
「ここは?」

私は舌舐りしながら、ヴィクトリア様の子宮口周り全てを尻尾で直接刺激した。


「あ”っ”?!ア”ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ♡♡♡♡♡」


途端にヴィクトリア様の感じ方が激しくなり、身体をくねらせ、お腹の辺りを必死に押さえて乱れ始める。

ヴィクトリア様をお仕置きする際、ナハトと共によく使う方法だ。
身体全てが性感帯と言っても過言ではないが、最深部はヴィクトリア様にとって、花芽同様に最も感じる場所。

「貴女の乱れる姿は最高にそそられます。……指も挿れましょうか♡」

じゅぶっ♡♡

「やぁっ♡♡♡そこ……やら、ぁ♡♡♡アーーーーーーッッ♡♡♡ひぅう”♡♡♡」

最深部を尻尾で振動させながら、指で花芽の裏側のザラザラした部分を優しく擦り続け、外側の花芽は下着ごとちゅうちゅう吸い続ける。

揺れる双丘の先端を服越しに指で弾けば、ヴィクトリア様はずるずると床にへたり込んでしまった。

「ふぃ……る……♡♡」
「ふふ。いけませんね、ヴィクトリア様。きちんと立っていないと駄目じゃないですか」
「だ、だってぇ……♡」
「仕方がないですね。場所を変えましょうか。……ああ、そうだ」


――――愛おしい貴女のいやらしい蜜穴に、栓をしないといけませんね?


「~~~~ッッッ?!♡♡♡♡」


へたり込むヴィクトリア様を、私の首にしっかりと掴まるように促して、抱き上げる。
そうして、彼女のズレた下着の隙間から、私のはち切れんばかりにそそり勃つ剛直を突き入れ、最奥まで深くしっかりと蜜穴に栓をする。

重力に逆らえず、深く深く繋がった為に、ヴィクトリア様が何度目か分からない絶頂を迎えてしまった。
私の剛直に、吸い付くように必死に絡み付いてくる彼女の秘処が、可愛くて愛おしくて堪らない。

「……さぁ、ヴィクトリア様。このまま私の部屋へ移動致しましょう。床を汚さないように栓をしたのですから、何度も達してはいけませんよ?部屋まで我慢して下さいね♡」
「ひあっ♡♡そん……、ああっ♡♡む……りぃ♡♡♡やぁあああん♡♡♡」

歩く度に、剛直が彼女の最奥をゴツゴツと抉り、私の腕の中で最愛の人が幾度も幾度も絶頂して、ドロドロに蕩けていく様は最高だった。

彼女が絶頂する度に私の精液を搾り取ろうとぎゅうぎゅう締め付けてくるから、気を抜くと私も一緒に達してしまいそうで、それを我慢するのは正直言って、私にとっては拷問のようでもあるが、その一時すら幸せで仕方がない。

「あ~~~~っ♡♡♡も、いや……ぁ♡♡♡イクの、止まんな……っ♡♡♡」

ゴツゴツゴツゴツと、最奥が深く抉れる。

「我慢して下さいと申し上げた筈ですが……」
「う、動かないでぇ♡♡♡動いちゃ……、ッッッ♡♡♡やらぁっ♡♡♡」

ビクビクと痙攣し、足先がきゅうっと丸まっているヴィクトリア様が可愛過ぎる。

「こんなにいやらしい蜜を溢れさせて、床を汚してしまうなんて。悪い子ですね。……部屋についたら、ヴィクトリア様の“大好きなお仕置き”を沢山して差し上げないと」
「そん、な……っ♡♡♡ふぃるぅ♡♡♡♡」

“お仕置き”、という言葉に反応して、ヴィクトリア様の表情が更に蕩けていく。

(だから止められない。貴女自身が、私達からのお仕置きを期待して、望んでいるのが分かるから)

いつもいつも、口では嫌だと言うけれど。
身体が、貴女の物欲しそうな瞳が、本当は壮絶な快楽を欲しているのだと、私やナハトには分かるんだ。
以前のようにハッキリとした感情は流れてこないけれど、貴女の視線や仕草で、欲しいものは推察出来る。
そうしてそれは、餌である彼等も同じで、だからこそあの変態メガネが喜々として淫具を改良したり、新たに作ったりしているわけだが。
結果として、何かと理由をつけては、皆がヴィクトリア様にお仕置きして、誰よりも彼女を満足させようと競っている状況が延々と続いている。

「……愛しいヴィクトリア様」

部屋に着いた私は、ここに着くまでの間に幾度も絶頂し、ぐずぐずに蕩けきった最愛の人を優しくベッドへ降ろすと、ギシッと音を立てながら、愛おしい彼女を組み敷いた。

彼女の蜜穴は、既にドロドロのぐちょぐちょだ。

「さぁ、ヴィクトリア様。もっともっと私が欲しいですよね?その可愛いお口で、いやらしく私が欲しいのだと強請って下さい。……でないと、お仕置きはお預けですよ?」

理性を残した状態で欲しがって欲しかったのに、ヴィクトリア様は全身全て快楽に染まってしまっていた。
あれだけ絶頂してしまったのだから無理もない。

(……次は栓をしながら移動する必要がない場所で睦み合おう♡)

そんな事を考えながら、私は、羞恥に染まりつつ必死にいやらしい言葉を紡いでおねだりする愛おしいヴィクトリア様の可憐な声音に、耳を澄ませた。


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