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旧ver(※書籍化本編の続きではありません)
アスモデウスの誘惑②★
しおりを挟む『欲しがれ、ヴィクトリア。私を欲し、受け入れろ』
それは何とも甘い誘惑。
身体はアスモデウスを欲しがり、下の口からはだらしなく涎が垂れ、今にも熱い剛直を飲み込もうとパクパクしてしまっている。
けれど。
(……駄目。もしも、アスモデウスを受け入れてしまったら……)
彼は悪魔だ。
彼を自ら受け入れてしまったなら、その時点で契約成立と見做され、彼からは快楽を、ヴィクトリアは身体を魂ごと差し出さなければならなくなる。
『……だ、め……っ♡♡』
『本当に嫌なのか?……愛すると言った私の言葉は嘘ではないぞ?ちゃんとお前だけを見てやる。抱くのもお前だけだ。だから安心して俺の寵愛を受け入れろ』
蜜口をアスモデウスの剛直でグリグリされる度に、ヴィクトリアの身体がビクビクと震えてしまう。
欲しい。
本当は今すぐに、奥までめちゃくちゃに突いて欲しい。
しかし、その願いは許されない。
(魂と身体が貴方のモノになれば、私はもうフィルやナハト達と会えなくなってしまう……)
ヴィクトリアがそう考えて必死に我慢していると、アスモデウスが愉しそうにヴィクトリアの熟れた秘玉を優しく指で摘んだ。
『ひぅっ♡♡』
『ヴィクトリア。お前のココはすぐに美味しそうに熟れてしまうのだな。私ので擦られるのが、大層気に入ったらしい』
クニクニクニクニクニ♡♡
『やぁ♡♡指で、弄っちゃ……♡♡』
『弄る度に、下の口がパクパクヒクヒク反応しているぞ?……ああ、そうだ。お前の下の口を拡げて、私の子種をソコにぶち撒けてやろうか?子種に濡れたお前の姿は、さぞ扇情的だろう』
『らめ……っ♡♡そんなの……♡♡』
ヴィクトリアは今にも涙が零れ落ちそうな程に潤んだ瞳で、必死に屈するまいとアスモデウスを睨みつける。
だが、それが返ってアスモデウスを煽ってしまっていた。
『……くっ!……この私をこんなにも翻弄するとはな。お前は本当に罪深い女だ……!』
久しく感じていなかった胸の高鳴り。
ヴィクトリアはアスモデウスの言葉の意味がまるで理解出来ておらず、首を傾げる。
『何を……翻弄されているのは、私の方です。お願いですから、もう弄らないで……っ』
『その願いだけは死んでも聞き入れたくないな。……ほう?弄ってもいないのに、上の方にある実がいやらしく夜着を押し上げているぞ?』
『?!』
『まるで私も構ってくれと主張しているかのようだ。……だが、私の手は下を弄るので忙しい。口でいいか?』
『い、いいです!大丈夫です!構わないでいいので……』
頭を左右にぶんぶん振って、必死にアスモデウスの申し出を断るヴィクトリア。
だが、当然ヴィクトリアの願いを聞き入れてくれる筈もなく、アスモデウスはニヤリと口角を上げて舌舐めずりした。
その瞳はまるで、獰猛な猛獣のようで。
『そうはいくまい。……触手よ、ヴィクトリアの夜着を上までたくし上げろ』
『?!』
アスモデウスの命令を聞き、どこから現れたのか、ヴィクトリアの身体にはあっという間に何時ぞやの触手がシュルシュルと巻き付いていく。
そうして、両手を頭上で拘束され、アスモデウスの命令通り、ネグリジェが上までたくし上げられ、下着を身に着けていない素のままの身体が露わとなる。
『……綺麗な身体だ。そら、いやらしく立ち上がっている実を味わってやろう』
『だめ、だめ……!お願いだから、止め……』
『はむ♡♡』
『ひゃああああん♡♡』
クニクニの秘玉を弄られながら、蜜口にはアスモデウスの剛直が擦り付けられ、今度は柔らかな双丘の先端まで嬲られて。
ヴィクトリアの快楽が、一気に高みへと昇らされていく。
『気持ちい……♡♡らめ……、気持ちいいの……っ♡♡また、私……』
『ほう。そうか、気持ち良いのか。それならば、もっともっと弄ってやろう。何度でも好きなだけ達するがいい』
『いやぁああん♡♡らめぇええええ♡♡♡』
次の瞬間、ビクンとしなるヴィクトリアの身体。
ゾクゾクとした快感に支配されながら、ヴィクトリアは再び絶頂してしまった。
そして、その絶頂は一度では終わらない。
『やっ……やだぁっ♡♡止め……、あああっ♡♡あすもでう、す……♡♡』
『好きなだけ達するがいいと言っただろう?……お前の身体はどこもかしこも甘いな。癖になる甘さだ。いつまでも喰べていられる』
ヴィクトリアの勃ち上がっている双丘の先端を舐めしゃぶり、舌先でチロチロ弄れば、花芽や蜜口からの快楽も相まって、再び快楽の絶頂へと押し上げられる。
『ぜんぶ、一緒はらめぇ♡♡あああっ、イッちゃうぅぅ♡♡♡』
ヴィクトリアが堪らずに身体を捩って悲鳴のような甘い声を上げると、柔らかなイボが沢山ついている細い触手が、ヴィクトリアの蜜穴全ての中へ侵入してきた。
そうして――――
『~~~~~ッッッ?!♡♡♡♡』
中に吐き出される生温かい液体。
それはこの触手の魔物が持つ、強烈な媚薬だ。
前の蜜穴、尿道、後ろの蜜穴全てに凶悪なソレが注ぎ込まれ、ヴィクトリアは頭の中が真っ白になる。
『……成程。ヴィクトリアが全部一緒は駄目だと言ったから、触手は全部一緒に気持ち良くなりたいのだと思ったようだな』
『?!』
全く意味が分からず、ヴィクトリアがぷるぷる震えながらアスモデウスを見つめる。すると、アスモデウスは満足気に笑みを浮かべた。
『――――女の“駄目”は、“もっと”の裏返しだろう?』
ヴィクトリアは心の中で叫び声を上げた。
それは男の勝手な思い込みであって、本当に駄目な時もあるのだと。
(身体中が熱くて、我慢出来ないよぉ♡♡♡アスモデウスの馬鹿ーーーーーーっっ♡♡♡)
* * *
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