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第2章 自分の居場所
11 領主様は
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ソファーに案内されて、お茶とお菓子を出してもらったコイルとユーイン。調査隊の方の会議中ということで、そのまま1時間ほど待たされた。
最初は緊張していたコイルだったが、待つ間にその場に慣れてきたので、ちょうど良かったと思う。
部屋に入ってきたのは、180㎝くらいあるガッチリした体型の、作業着を着た男前のおじさんだった。
後ろに、これも同じくらい背の高い、スリムな女性がファイルをもって立っている。
「やあ、待たせたかな?済まないね。こんな格好で失礼するよ。領主のエドワードだ」
慌てて立ち上がって、ぺこりと頭を下げるコイル
「冒険者のコイルです。よろしくお願いします」
「冒険者ギルドのユーインです。本日は同席させていただきます。よろしくお願いいたします」
「こちらこそよろしく。さあ、座って」
ラフな格好で気さくに話しかけてきたエドワードに、びっくりするコイル。ユーインは慣れたものだった。
「コイル君は、あれだな。冒険者だといったが、先ごろ山田村で活躍した方かな」
「あ、えっと、山田村の方から来ました。活躍は……えっと、頑張ったので表彰されたです」
「ははは。山田村の領主から、少し話は聞いてるよ。大人しい子だけれど、現場に一緒にいたから表彰しといたってね。ラッキーな子だと思っていたが、今回もラッキーなのかな?」
笑いながらも探るような目に、少したじろぎながらも、コイルはへらっと笑ってごまかした。ダンジョンマスターになったことで、ギフトの話を誰かにするのは、ますます憚られるようになってしまった。今はギフトのことを知る人が近くにいないのが幸いだ。
ユーインさんには魔鉄の洞窟ダンジョンの崩壊の時の、スタンピードの話はしていないので、少しだけ怪訝な表情だったが、感情を抑えて聞いている。
「明日は調査隊が出るのでね、ここも少しバタバタしている。手っ取り早く用件のみ話そうか。コイル君が今日、デルフの森の開拓を始めた話を聞いたよ。デルフの森には淀みがあったはずだが、無くなっていたとか。どうやって確かめたのかな?」
「はい、えっと、淀みって薄黒い陽炎みたいにゆらゆらと揺れて、濃い魔力が、透明なのに見えるみたいに感じるじゃないですか。僕、前に別の場所で遠くから見たことがあって。で、今回デルフの森を見て歩いたときに、泉の辺りまで行ったんですが、キラキラ綺麗な泉から川が流れだしているだけで、淀みっぽい揺らぎは全然見えなかったので。多少出てたかもしれないけど、僕、一日其処にいたけど魔物は全然出てきませんでした」
「ほう。一日出なかったか。だとしたら、本当に淀みは消滅したのかもしれんな。ダンジョンのほうも不可解な改変があるし、いったい何が起こっているんだか」
首をひねるエドワードに、心の中でぺこりと頭を下げるコイル。
それは、僕が寄り道しちゃったからです。ごめん。
「ユーインが説明したかもしれんが、もしかしたらデルフの森を領主導で開拓して、村にするかもしれん。もちろん、ダンジョンの調査が無事終わって、その後、森の調査をしてからになるが。
今、コイル君が開拓し始めたのは、この辺りかな」
ユーインが広げた地図を見ながら、指さす。
「あっと、えっと、ここと、これぐらいです」
「ほう。ずいぶん頑張って杭を買ったな。まあ、スタンピード制圧の功労者ともなれば、資金には余裕があるか。デルフの森は小さいしな
で、コイル君はこの土地をどう活用するつもりかな?」
「あ、はい。こっちのこの広いほうは、デルフの木が16本くらい生えているので、それをそのまま利用して、簡易宿泊所を作って、ダンジョンに来る冒険者に泊まってもらおうかなあと思っています。
こっちのは、僕の家を作って、ここにですねえ、泉から流れ出た川があるんですけれど、露天風呂を、えへへ、作りまして。ここら辺は畑にして、この辺の藪は木の実が生るので、そのままにしておこうかと。こっちの木を倉庫にしてですね……あ、えっとつまり、こっち側は僕の家にしようと思います」
興奮して話している途中で目を上げると、二人が孫を見るお爺ちゃんのような目で自分を見ているので、ちょっと冷静になれた。
「ふむふむ。コイル君の考えは分かった。私の、領主としての考えを言っておこう。
ダンジョンがどう変わったとしても、今後攻略を続けるのは間違いない。魔鉄の洞窟のような事を起こすわけにはいかないのでな。デルフの森はダンジョンの入り口に近い。まさに宿泊所として最適だ。デルフの木を簡易宿泊所にして泊められるのはせいぜい10人から、無理をしてギュウギュウにつめても20人程度だろう。17本の木で、最大340人だ。
だが君の押さえたこの土地は、300メル×120メルの広さがある。100人くらい泊められる宿屋が何軒も立てられる広さがある。他にも食堂や雑貨屋だって必要だろう。ギルドの支部も置きたいはずだ。旅人は管理の行き届いた駐車場があれば、便利だと思わないかね」
「はあ」
「君がのんびり、開拓生活を楽しむ心算なのはよくわかった。広い土地を押さえたのも、変な投資意識からではないのだろうと思う。ただ、私はこっちの土地が惜しいのだ。もっと有効活用したいんだよ。君にそれができるなら、宿屋と商店街と各種施設合わせて20軒ほど建てられるなら、喜んで君を応援しよう。だが今の……」
「エドワード様」
ユーインが静かに呼びかけて、お茶を差し出した。
「差し出がましいようですが、いきなりそのような勢いで話されても、どうして良いか……。
コイルはこう見えてもしっかりした、話ができる冒険者です。この土地は、自分で見つけて、自分で確保した、間違いなくコイルさんの土地です。
そもそも、もしコイルさんが淀みのことを報告しなければ、デルフの森への調査はあと数年はなかったでしょう」
「あ、ああ。そうだな」
「自分が開拓するのなら、使いやすい場所をとる。当たり前のことです。コイルさんにもいろいろな夢と計画があって開拓を始めたのですから。
いかに領主様といえど、そう頭ごなしに考えを語られては、良い返事も出来かねます。まずはお茶でも飲んで、落ち着きましょう」
秘書の女性は微動だにせず、領主の後ろに立っている。
どうやら、この場で一番冷静に話を進めてくれるのは、仕事ができる男、ユーインらしい。
最初は緊張していたコイルだったが、待つ間にその場に慣れてきたので、ちょうど良かったと思う。
部屋に入ってきたのは、180㎝くらいあるガッチリした体型の、作業着を着た男前のおじさんだった。
後ろに、これも同じくらい背の高い、スリムな女性がファイルをもって立っている。
「やあ、待たせたかな?済まないね。こんな格好で失礼するよ。領主のエドワードだ」
慌てて立ち上がって、ぺこりと頭を下げるコイル
「冒険者のコイルです。よろしくお願いします」
「冒険者ギルドのユーインです。本日は同席させていただきます。よろしくお願いいたします」
「こちらこそよろしく。さあ、座って」
ラフな格好で気さくに話しかけてきたエドワードに、びっくりするコイル。ユーインは慣れたものだった。
「コイル君は、あれだな。冒険者だといったが、先ごろ山田村で活躍した方かな」
「あ、えっと、山田村の方から来ました。活躍は……えっと、頑張ったので表彰されたです」
「ははは。山田村の領主から、少し話は聞いてるよ。大人しい子だけれど、現場に一緒にいたから表彰しといたってね。ラッキーな子だと思っていたが、今回もラッキーなのかな?」
笑いながらも探るような目に、少したじろぎながらも、コイルはへらっと笑ってごまかした。ダンジョンマスターになったことで、ギフトの話を誰かにするのは、ますます憚られるようになってしまった。今はギフトのことを知る人が近くにいないのが幸いだ。
ユーインさんには魔鉄の洞窟ダンジョンの崩壊の時の、スタンピードの話はしていないので、少しだけ怪訝な表情だったが、感情を抑えて聞いている。
「明日は調査隊が出るのでね、ここも少しバタバタしている。手っ取り早く用件のみ話そうか。コイル君が今日、デルフの森の開拓を始めた話を聞いたよ。デルフの森には淀みがあったはずだが、無くなっていたとか。どうやって確かめたのかな?」
「はい、えっと、淀みって薄黒い陽炎みたいにゆらゆらと揺れて、濃い魔力が、透明なのに見えるみたいに感じるじゃないですか。僕、前に別の場所で遠くから見たことがあって。で、今回デルフの森を見て歩いたときに、泉の辺りまで行ったんですが、キラキラ綺麗な泉から川が流れだしているだけで、淀みっぽい揺らぎは全然見えなかったので。多少出てたかもしれないけど、僕、一日其処にいたけど魔物は全然出てきませんでした」
「ほう。一日出なかったか。だとしたら、本当に淀みは消滅したのかもしれんな。ダンジョンのほうも不可解な改変があるし、いったい何が起こっているんだか」
首をひねるエドワードに、心の中でぺこりと頭を下げるコイル。
それは、僕が寄り道しちゃったからです。ごめん。
「ユーインが説明したかもしれんが、もしかしたらデルフの森を領主導で開拓して、村にするかもしれん。もちろん、ダンジョンの調査が無事終わって、その後、森の調査をしてからになるが。
今、コイル君が開拓し始めたのは、この辺りかな」
ユーインが広げた地図を見ながら、指さす。
「あっと、えっと、ここと、これぐらいです」
「ほう。ずいぶん頑張って杭を買ったな。まあ、スタンピード制圧の功労者ともなれば、資金には余裕があるか。デルフの森は小さいしな
で、コイル君はこの土地をどう活用するつもりかな?」
「あ、はい。こっちのこの広いほうは、デルフの木が16本くらい生えているので、それをそのまま利用して、簡易宿泊所を作って、ダンジョンに来る冒険者に泊まってもらおうかなあと思っています。
こっちのは、僕の家を作って、ここにですねえ、泉から流れ出た川があるんですけれど、露天風呂を、えへへ、作りまして。ここら辺は畑にして、この辺の藪は木の実が生るので、そのままにしておこうかと。こっちの木を倉庫にしてですね……あ、えっとつまり、こっち側は僕の家にしようと思います」
興奮して話している途中で目を上げると、二人が孫を見るお爺ちゃんのような目で自分を見ているので、ちょっと冷静になれた。
「ふむふむ。コイル君の考えは分かった。私の、領主としての考えを言っておこう。
ダンジョンがどう変わったとしても、今後攻略を続けるのは間違いない。魔鉄の洞窟のような事を起こすわけにはいかないのでな。デルフの森はダンジョンの入り口に近い。まさに宿泊所として最適だ。デルフの木を簡易宿泊所にして泊められるのはせいぜい10人から、無理をしてギュウギュウにつめても20人程度だろう。17本の木で、最大340人だ。
だが君の押さえたこの土地は、300メル×120メルの広さがある。100人くらい泊められる宿屋が何軒も立てられる広さがある。他にも食堂や雑貨屋だって必要だろう。ギルドの支部も置きたいはずだ。旅人は管理の行き届いた駐車場があれば、便利だと思わないかね」
「はあ」
「君がのんびり、開拓生活を楽しむ心算なのはよくわかった。広い土地を押さえたのも、変な投資意識からではないのだろうと思う。ただ、私はこっちの土地が惜しいのだ。もっと有効活用したいんだよ。君にそれができるなら、宿屋と商店街と各種施設合わせて20軒ほど建てられるなら、喜んで君を応援しよう。だが今の……」
「エドワード様」
ユーインが静かに呼びかけて、お茶を差し出した。
「差し出がましいようですが、いきなりそのような勢いで話されても、どうして良いか……。
コイルはこう見えてもしっかりした、話ができる冒険者です。この土地は、自分で見つけて、自分で確保した、間違いなくコイルさんの土地です。
そもそも、もしコイルさんが淀みのことを報告しなければ、デルフの森への調査はあと数年はなかったでしょう」
「あ、ああ。そうだな」
「自分が開拓するのなら、使いやすい場所をとる。当たり前のことです。コイルさんにもいろいろな夢と計画があって開拓を始めたのですから。
いかに領主様といえど、そう頭ごなしに考えを語られては、良い返事も出来かねます。まずはお茶でも飲んで、落ち着きましょう」
秘書の女性は微動だにせず、領主の後ろに立っている。
どうやら、この場で一番冷静に話を進めてくれるのは、仕事ができる男、ユーインらしい。
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