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第二章 RLS-九つの世界-
63 新しい仲間達2/2
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「ずいぶん遅かったわね。一応モタリさんとリーフが夕食を用意してくれてるけど…食べる?」
ナイトガウンみたいな服を纏ってソファーの所で足を組みつつワイングラスみたいなのを持ってメリスが聞いてきた。
「その服はどしたの?持ってなかったよね?」
「ん?これ?これはおまけしてもらったの♡どう?」
そう言って胸元を少しだけ開いて見せてくれたら昨日まで着ていたシースルーの下着の色違いの奴が見えた♡
「おぉ~♪これってメリスとリーフの下着を作ってくれていた店の新しい奴なのか?」
「新作って訳じゃないらしいんだけどね。でも色違いを作ったからどうかってわざわざこの宿まで持ってきてくれたのよ。替えの下着も必要だろうって言って。」
俺が喜んでいる事を感じ取ったらしいメリスは笑顔になって教えてくれた。
実は、RLSの中ってリアルな世界をどうとかって言う割りには下着とかの汚れってそこまでバリエーションが無い。
そのせい?と言うかおかげ?で下着や衣類を多く所持する必要が無かったりする。
とりあえず汗で濡れたり排水タンクから漏れたり気持ち良くなった女性の愛液が付いたりした場合同じ様に濡れるが、乾いたら元の状態だったりする。
確かアリエルが『やっぱりこっちのSEXってすごく良いわね♪終わってそのまま寝ても朝ベトベトになたりしないし良いわ♡』みたいな事を言っていたのだが、体の表面に汗が乾いて気持ち悪くなったり臭いがしたりって感じの自然な状態での変質みたいなのが若干緩い。
たぶん微生物なんかの振舞いをシミュレーションしている訳では無いのが原因だろうと思うが、体の表面に付いていた汚れなんかは時間経過と共に消えていく。
ただそれは、物の劣化と言う数値的な何かに変換されているらしい。
そもそも耐久値みたいな項目とかは物には見えないのだが、これまでに色々遊んだ人達が話し合った結果、『耐久値みたいな内部的な何かが設定されていて、付着していた汚れを落とさないまま放置していたらその汚れが消える時に数値が減っている』という結論になっていた。
安い装備品とかで汚れをそのまま付いた状態で放置した状態とその都度布などの汚れを落とせる物で対応した場合で壊れて使えなくなるまでの時間の差の様なものを確認した人が何人も居たらしい。
10年って時間をこんな場所で過ごすとけっこうな数の人が知的好奇心の赴くままにそんな確認作業のような事をしていた。
と言う訳で、下着などの主目的とは、リアルの世界であれば人の目につく部分に恥ずかしいシミなどを出さない様にしたりする事などが求められるような作りになっていたり、体型補正だとか体型維持という目的もあったりするのだが、RLS内では純粋に物理現象の抑止(視覚誘導装置の固定?)と視覚効果(視覚誘導装置の添加?)だけを求められていたりする。
ただ、衣類などの形状に対してそんな条件下で性能を追求する様な事をしたら、『リアルな世界を~』というコンセプトから外れて『これ何?』って感じの物が出来てしまうので、衣類とか住環境もだが、自分の生活に関わる部分ではリアル世界での理由を元に作られた様な製品が普通に流通していたりする。
おかげで女性の下着って言うのは…『男をそんな気分にさせる』目的の物が多かったりしたり?
とりあえず一緒に帰ってきた総一郎に『腹へった』という感じの泣き声と『まだ見てないといけないのか?』という声が聞こえてくるまでメリスとイチャイチャしてしまった♡
ちなみにバルサ姉さんは、今日昼からずっとメリス達と一緒に行動していたので俺達が戻るずっと前に宿に戻り食事をもらっていたらしく、俺が戻ってきてもソファーの上に置いてあったフカフカのクッションを占有してまったく動かなかったが…もしかして寝てたのかな?
「そう言えばリーフはどうしたの?」
帰ってきてからメリスの下着に意識を持って行かれて忘れていたが、リーフが見あたらない事に気付いたので聞いてみた。
「今日は本当ならアクセラレートディアーの料理を試食する予定だったでしょ?」
メリスがブラジャーを着けながら応えてくれた。
…女の人のブラジャーを着ける行為ってなんでこんなに目が離せないんだろうなぁ…ブラジャーを外す映像なら5分も見続けたらその先どんなプレイをするのかが気になるけどブラジャーを着ける映像なら1時間ぐらいなら見続けられそうな気がする。
もしかしたら…これって隠す行為が楽しいのか?
誰か違う大きさの胸の女性がブラジャーを着続ける動画とか作ってくれないかなぁ…
あ、今はブラジャーの話をしてた訳じゃ無かった。
「そう言えばそうだったね…」
「やっぱり忘れてたみたいね。だからそのスープをモタリさんが一応こっちに運んでくれていたんだけどあれって基本は男をどうにかする感じのものらしいのね?」
メリスがチラチラと俺の尻尾の方を見ながら話をしてる。
ちょっと面白かったので左右に振ってみたら睨まれた♡
「けど、その効果があるのって料理が出来上がって1時間位の間だけなんだって。だからリーフが今モタリさんと一緒に本館の厨房に行って作り方を教えてもらってるわ。だから今日は私とミューだけなの♡」
ほうほう♪そんな状態っすかぁ♡
とりあえず残していてくれたアクセラレートディアーの回春料理らしきものを俺と総一郎で分けて試食してみたのだが…まぁ…あれだね。
中国とかの漢方的な料理?薬っぽいにおいとか苦かったり渋かったりっていう…あまり美味しい料理では無かった。
こんな物を食わされて子作りさせられる王様とか伯爵さんだとかって言う連中を少しだけ不憫に思ってしまった。
そしてさすがにそんな薬みたいなスープだけでは満足できなかったので、最近毎食食べているワイバーン肉のほぼ生状態の肉を総一郎と一緒に食べておいた。
そう言えば従属した連中って魔法空間内では腹減らないのかな?
勝手に色々食物連鎖を構築されても困るが少しだけ気になった。
そして今日の警備隊は新規に従属した連中が是非にと言ってきたので、とりあえず腐った連中には臭い的な問題があるかと思い、こちらもジャイアントGみたいに選抜部隊を作っていたスケルトンA隊と今でも街に住んでいた頃の記憶があるらしい幽霊の何体かが出てきて巡回してくれる事になった。
そして総一郎がそんな連中と一緒に警備をしてくれる事になったのだが、スケルトンの連中が総一郎の事をとても怖がったのと、総一郎がスケルトンの事をとても気に入ったらしき振舞いをした事で、総一郎には室内の警備をしてもらいスケルトンの連中には外の警備をしてもらうと言う振り分けが行われた。
どうも総一郎もイヌ科の本能の様なものに引きずられてしまいホネとかかなり好きらしい。
近くに居たスケルトンの脚に擦り寄って行って何度も舐めていたと思ったらいきなり『ゴキッ!』みたいな音をさせて噛み付いていた。
っていうか噛み砕いていた。
一応このRLS世界にはフレンドリーファイアが発生するが、スケルトンの脚を砕かれた奴はその場で1回骨をばらばらにして地面に落ちた後で普通に何ともない状態で元通りになっていた。
ただ、総一郎の平常状態からのいきなりの骨砕き行為にかなり驚かされたらしく、その後10m以上の距離をずっと取り続けていたが…
一応警備の体勢も決まったのでメリスと二人イチャコラしまくり次の日2人揃って目の下にそこそこ大物のクマを作ってリーフとモタリさんを出迎えた。
そして戻って来たリーフが一人の女性を連れてきたのだが…
「なぁリーフ?この…アマゾネスみたいなムッキムキボンな人って誰なの?」
「なんか朝まだ暗い頃にリリカさんの紹介状みたいな物を持って来たらしいのですけど詳しくは…」
とりあえずリリカ案件か…
時間的にいつも起こされる時間と比べてもはまだずいぶんと早いが…昨日の夜の間に1度ヤミ助の方は遊びに来てメリスと楽しんでる所を邪魔して帰って行ったので呼ぶ必要は無いな。
あぁ、ヤミ助ってのはヤミフクロウの事な。
『あいつだけ~同じ仕事してるのにあいつだけ~』みたいにホル助に名前が付いた事を延々愚痴られたので、とりあえず同じ様な名前を付けてやったらとても喜んでいた。
『おーいホル助~リリカが近くに居たら聞いて欲しい事があるんだけどいいかぁ?』
その場で聞いてもらえれば良いかと思い声をかけたのだが、反応が無いまま20秒ほど経った頃に、ホル助が窓の所の柵に止まってガラスをコンコンしてきた。
来て欲しかった訳では無いのだが…
とりあえず窓に近づいて開けてやると俺の方に近づいて来てうろうろしたので手を出してやったら嬉しそうにそこに掴まって止まった。
「とりあえずあの女なんだがリリカからの紹介状を持ってきてるって話しだけどどんな関係なのかを聞いて欲しかったんだが。」
女は今朝食の準備をしているリーフとモタリさんの側で深呼吸をずーっとしている。
『ヤミ助に聞く?』
鳥って首を傾げる姿ってなんか愛嬌があるよな。
『お前ら話とかできるのか?』
『出来る様になった♪』
とりあえずホル助を介してヤミ助に確認してもらった所紹介状を用意した事は本当だったようだ。
それとまったく別の話だが、リリカが、『そろそろ会いに来てくれ♡』と伝えてきた。
従属した状態のSEXの気持ち良さってだいぶ違うみたいだからできるだけ通ってやった方が良いかもしれないと思い今日の昼過ぎに1度顔を出す事を伝えてもらい、預かったままになっていた短剣をとりあえずホル助に持って戻ってもらった。
ホル助を見送っているとリーフとモタリさんが朝食の準備を終えて食事を取る部屋に準備ができたと言ってきたのでそちらに移動して朝食を食べながら話をしてみた。
「とりあえずリリカから話は来てるけどどんな用事で来たんだ?」
このアマゾネス俺達の為に用意されたはずの飯をかなりの勢いで食ってやがる…
ちなみに総一郎は昨日の夜のスケルトンを噛み砕いた感覚が思いの他快感だったらしく、噛み応えのありそうな骨を食べたいとリクエストしてきたので俺のインベントリの中に入っていたレッサードラゴンの骨を出してやったら嬉しそうにカミカミしていた。
バルサ姉さんはモタリさんに昨日リクエストしていたらしい3種類の色の違うハチミツと何かの幼虫を山盛りもらって嬉しそうに食べてた。
「んあっ?メシ食ってる時に何を聞く気だ?それは後で良いだろ?」
「じゃぁなんでお前ここでメシ食ってるんだよ?それこそ関係ないだろ?」
イラッとしたので『遠慮しろ』と遠回りに言ってみたんだが…
「…フンッ。そんな事言っても無駄だ。お前には俺を養わなければならない義務があるんだ。とりあえずこれでも読んでろ。」
そう言って腰の辺りを探って出した手紙を投げてきた。
手紙は封蝋で留めてあり、さっきホル助に持って帰ってもらった短剣にあった六芒星の中に山の絵の紋章が押されてる。
とりあえずリリカからの手紙で間違い無さそうだ。
とりあえず開けて中の手紙を読んでみたのだが、どうもこの女、上の世界(アースガルズ)からの贈り物?みたいなものらしく、リリカはできる限り言う通りにしなければならないらしい。
元々はリリカの子飼いの者達に24時間慰み物として扱われていた事で満足していたらしいのだが、そいつらを俺のジャイアントG達が再起不能状態にしてしまったらしく、とりあえず何とかして欲しいと書いてあった。
「あぁそうだ、リリカに聞いたがお前…かなり太いらしいな♡楽しみにしてるからなっ♡」
俺が手紙を読み終わる頃にタイミングを合わせたかの様に言ってきた。
「まぁ…責任が無いとは言わないが…それで?お前この後どうするの?」
1回抱いて満足したら帰る…なんて事は無いとは思うけど…
「一緒に居るに決まってるだろ?これからよろしくなっ♪」
やっぱりか…
まぁでもアースガルズから来たって言うなら界移動に関する情報を持ってるかもしれないしそこを確認してからか…
「俺はアマゾネスのベリーナだ、よろしくなっ!龍人のミュー!」
それにしても妙なのが絡んで来たなぁ…とりあえずメリスとリーフを見ると戸惑ってるけどどうするかは俺に一任する気でいる様だ。
2人にそっと視線を外された。
ナイトガウンみたいな服を纏ってソファーの所で足を組みつつワイングラスみたいなのを持ってメリスが聞いてきた。
「その服はどしたの?持ってなかったよね?」
「ん?これ?これはおまけしてもらったの♡どう?」
そう言って胸元を少しだけ開いて見せてくれたら昨日まで着ていたシースルーの下着の色違いの奴が見えた♡
「おぉ~♪これってメリスとリーフの下着を作ってくれていた店の新しい奴なのか?」
「新作って訳じゃないらしいんだけどね。でも色違いを作ったからどうかってわざわざこの宿まで持ってきてくれたのよ。替えの下着も必要だろうって言って。」
俺が喜んでいる事を感じ取ったらしいメリスは笑顔になって教えてくれた。
実は、RLSの中ってリアルな世界をどうとかって言う割りには下着とかの汚れってそこまでバリエーションが無い。
そのせい?と言うかおかげ?で下着や衣類を多く所持する必要が無かったりする。
とりあえず汗で濡れたり排水タンクから漏れたり気持ち良くなった女性の愛液が付いたりした場合同じ様に濡れるが、乾いたら元の状態だったりする。
確かアリエルが『やっぱりこっちのSEXってすごく良いわね♪終わってそのまま寝ても朝ベトベトになたりしないし良いわ♡』みたいな事を言っていたのだが、体の表面に汗が乾いて気持ち悪くなったり臭いがしたりって感じの自然な状態での変質みたいなのが若干緩い。
たぶん微生物なんかの振舞いをシミュレーションしている訳では無いのが原因だろうと思うが、体の表面に付いていた汚れなんかは時間経過と共に消えていく。
ただそれは、物の劣化と言う数値的な何かに変換されているらしい。
そもそも耐久値みたいな項目とかは物には見えないのだが、これまでに色々遊んだ人達が話し合った結果、『耐久値みたいな内部的な何かが設定されていて、付着していた汚れを落とさないまま放置していたらその汚れが消える時に数値が減っている』という結論になっていた。
安い装備品とかで汚れをそのまま付いた状態で放置した状態とその都度布などの汚れを落とせる物で対応した場合で壊れて使えなくなるまでの時間の差の様なものを確認した人が何人も居たらしい。
10年って時間をこんな場所で過ごすとけっこうな数の人が知的好奇心の赴くままにそんな確認作業のような事をしていた。
と言う訳で、下着などの主目的とは、リアルの世界であれば人の目につく部分に恥ずかしいシミなどを出さない様にしたりする事などが求められるような作りになっていたり、体型補正だとか体型維持という目的もあったりするのだが、RLS内では純粋に物理現象の抑止(視覚誘導装置の固定?)と視覚効果(視覚誘導装置の添加?)だけを求められていたりする。
ただ、衣類などの形状に対してそんな条件下で性能を追求する様な事をしたら、『リアルな世界を~』というコンセプトから外れて『これ何?』って感じの物が出来てしまうので、衣類とか住環境もだが、自分の生活に関わる部分ではリアル世界での理由を元に作られた様な製品が普通に流通していたりする。
おかげで女性の下着って言うのは…『男をそんな気分にさせる』目的の物が多かったりしたり?
とりあえず一緒に帰ってきた総一郎に『腹へった』という感じの泣き声と『まだ見てないといけないのか?』という声が聞こえてくるまでメリスとイチャイチャしてしまった♡
ちなみにバルサ姉さんは、今日昼からずっとメリス達と一緒に行動していたので俺達が戻るずっと前に宿に戻り食事をもらっていたらしく、俺が戻ってきてもソファーの上に置いてあったフカフカのクッションを占有してまったく動かなかったが…もしかして寝てたのかな?
「そう言えばリーフはどうしたの?」
帰ってきてからメリスの下着に意識を持って行かれて忘れていたが、リーフが見あたらない事に気付いたので聞いてみた。
「今日は本当ならアクセラレートディアーの料理を試食する予定だったでしょ?」
メリスがブラジャーを着けながら応えてくれた。
…女の人のブラジャーを着ける行為ってなんでこんなに目が離せないんだろうなぁ…ブラジャーを外す映像なら5分も見続けたらその先どんなプレイをするのかが気になるけどブラジャーを着ける映像なら1時間ぐらいなら見続けられそうな気がする。
もしかしたら…これって隠す行為が楽しいのか?
誰か違う大きさの胸の女性がブラジャーを着続ける動画とか作ってくれないかなぁ…
あ、今はブラジャーの話をしてた訳じゃ無かった。
「そう言えばそうだったね…」
「やっぱり忘れてたみたいね。だからそのスープをモタリさんが一応こっちに運んでくれていたんだけどあれって基本は男をどうにかする感じのものらしいのね?」
メリスがチラチラと俺の尻尾の方を見ながら話をしてる。
ちょっと面白かったので左右に振ってみたら睨まれた♡
「けど、その効果があるのって料理が出来上がって1時間位の間だけなんだって。だからリーフが今モタリさんと一緒に本館の厨房に行って作り方を教えてもらってるわ。だから今日は私とミューだけなの♡」
ほうほう♪そんな状態っすかぁ♡
とりあえず残していてくれたアクセラレートディアーの回春料理らしきものを俺と総一郎で分けて試食してみたのだが…まぁ…あれだね。
中国とかの漢方的な料理?薬っぽいにおいとか苦かったり渋かったりっていう…あまり美味しい料理では無かった。
こんな物を食わされて子作りさせられる王様とか伯爵さんだとかって言う連中を少しだけ不憫に思ってしまった。
そしてさすがにそんな薬みたいなスープだけでは満足できなかったので、最近毎食食べているワイバーン肉のほぼ生状態の肉を総一郎と一緒に食べておいた。
そう言えば従属した連中って魔法空間内では腹減らないのかな?
勝手に色々食物連鎖を構築されても困るが少しだけ気になった。
そして今日の警備隊は新規に従属した連中が是非にと言ってきたので、とりあえず腐った連中には臭い的な問題があるかと思い、こちらもジャイアントGみたいに選抜部隊を作っていたスケルトンA隊と今でも街に住んでいた頃の記憶があるらしい幽霊の何体かが出てきて巡回してくれる事になった。
そして総一郎がそんな連中と一緒に警備をしてくれる事になったのだが、スケルトンの連中が総一郎の事をとても怖がったのと、総一郎がスケルトンの事をとても気に入ったらしき振舞いをした事で、総一郎には室内の警備をしてもらいスケルトンの連中には外の警備をしてもらうと言う振り分けが行われた。
どうも総一郎もイヌ科の本能の様なものに引きずられてしまいホネとかかなり好きらしい。
近くに居たスケルトンの脚に擦り寄って行って何度も舐めていたと思ったらいきなり『ゴキッ!』みたいな音をさせて噛み付いていた。
っていうか噛み砕いていた。
一応このRLS世界にはフレンドリーファイアが発生するが、スケルトンの脚を砕かれた奴はその場で1回骨をばらばらにして地面に落ちた後で普通に何ともない状態で元通りになっていた。
ただ、総一郎の平常状態からのいきなりの骨砕き行為にかなり驚かされたらしく、その後10m以上の距離をずっと取り続けていたが…
一応警備の体勢も決まったのでメリスと二人イチャコラしまくり次の日2人揃って目の下にそこそこ大物のクマを作ってリーフとモタリさんを出迎えた。
そして戻って来たリーフが一人の女性を連れてきたのだが…
「なぁリーフ?この…アマゾネスみたいなムッキムキボンな人って誰なの?」
「なんか朝まだ暗い頃にリリカさんの紹介状みたいな物を持って来たらしいのですけど詳しくは…」
とりあえずリリカ案件か…
時間的にいつも起こされる時間と比べてもはまだずいぶんと早いが…昨日の夜の間に1度ヤミ助の方は遊びに来てメリスと楽しんでる所を邪魔して帰って行ったので呼ぶ必要は無いな。
あぁ、ヤミ助ってのはヤミフクロウの事な。
『あいつだけ~同じ仕事してるのにあいつだけ~』みたいにホル助に名前が付いた事を延々愚痴られたので、とりあえず同じ様な名前を付けてやったらとても喜んでいた。
『おーいホル助~リリカが近くに居たら聞いて欲しい事があるんだけどいいかぁ?』
その場で聞いてもらえれば良いかと思い声をかけたのだが、反応が無いまま20秒ほど経った頃に、ホル助が窓の所の柵に止まってガラスをコンコンしてきた。
来て欲しかった訳では無いのだが…
とりあえず窓に近づいて開けてやると俺の方に近づいて来てうろうろしたので手を出してやったら嬉しそうにそこに掴まって止まった。
「とりあえずあの女なんだがリリカからの紹介状を持ってきてるって話しだけどどんな関係なのかを聞いて欲しかったんだが。」
女は今朝食の準備をしているリーフとモタリさんの側で深呼吸をずーっとしている。
『ヤミ助に聞く?』
鳥って首を傾げる姿ってなんか愛嬌があるよな。
『お前ら話とかできるのか?』
『出来る様になった♪』
とりあえずホル助を介してヤミ助に確認してもらった所紹介状を用意した事は本当だったようだ。
それとまったく別の話だが、リリカが、『そろそろ会いに来てくれ♡』と伝えてきた。
従属した状態のSEXの気持ち良さってだいぶ違うみたいだからできるだけ通ってやった方が良いかもしれないと思い今日の昼過ぎに1度顔を出す事を伝えてもらい、預かったままになっていた短剣をとりあえずホル助に持って戻ってもらった。
ホル助を見送っているとリーフとモタリさんが朝食の準備を終えて食事を取る部屋に準備ができたと言ってきたのでそちらに移動して朝食を食べながら話をしてみた。
「とりあえずリリカから話は来てるけどどんな用事で来たんだ?」
このアマゾネス俺達の為に用意されたはずの飯をかなりの勢いで食ってやがる…
ちなみに総一郎は昨日の夜のスケルトンを噛み砕いた感覚が思いの他快感だったらしく、噛み応えのありそうな骨を食べたいとリクエストしてきたので俺のインベントリの中に入っていたレッサードラゴンの骨を出してやったら嬉しそうにカミカミしていた。
バルサ姉さんはモタリさんに昨日リクエストしていたらしい3種類の色の違うハチミツと何かの幼虫を山盛りもらって嬉しそうに食べてた。
「んあっ?メシ食ってる時に何を聞く気だ?それは後で良いだろ?」
「じゃぁなんでお前ここでメシ食ってるんだよ?それこそ関係ないだろ?」
イラッとしたので『遠慮しろ』と遠回りに言ってみたんだが…
「…フンッ。そんな事言っても無駄だ。お前には俺を養わなければならない義務があるんだ。とりあえずこれでも読んでろ。」
そう言って腰の辺りを探って出した手紙を投げてきた。
手紙は封蝋で留めてあり、さっきホル助に持って帰ってもらった短剣にあった六芒星の中に山の絵の紋章が押されてる。
とりあえずリリカからの手紙で間違い無さそうだ。
とりあえず開けて中の手紙を読んでみたのだが、どうもこの女、上の世界(アースガルズ)からの贈り物?みたいなものらしく、リリカはできる限り言う通りにしなければならないらしい。
元々はリリカの子飼いの者達に24時間慰み物として扱われていた事で満足していたらしいのだが、そいつらを俺のジャイアントG達が再起不能状態にしてしまったらしく、とりあえず何とかして欲しいと書いてあった。
「あぁそうだ、リリカに聞いたがお前…かなり太いらしいな♡楽しみにしてるからなっ♡」
俺が手紙を読み終わる頃にタイミングを合わせたかの様に言ってきた。
「まぁ…責任が無いとは言わないが…それで?お前この後どうするの?」
1回抱いて満足したら帰る…なんて事は無いとは思うけど…
「一緒に居るに決まってるだろ?これからよろしくなっ♪」
やっぱりか…
まぁでもアースガルズから来たって言うなら界移動に関する情報を持ってるかもしれないしそこを確認してからか…
「俺はアマゾネスのベリーナだ、よろしくなっ!龍人のミュー!」
それにしても妙なのが絡んで来たなぁ…とりあえずメリスとリーフを見ると戸惑ってるけどどうするかは俺に一任する気でいる様だ。
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