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第二章 RLS-九つの世界-

46 そろそろ街に着く…頃か?2/3

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リーフが俺に近づいてきた。
もう俺の座ってる状態の足から1mも無い場所に跪いて居る。

メリスはまだ2mほどの所で動かずに居るけど、なんとなく彼女の足元に何か水分的なモノを何滴か落としたような跡が見える♡
これは急げって事だな、よっし。

「あぁ、ちょっと待ってくれ。この姿だと俺のアレは出て来ないんだ。だから今から種族をチョイ変えるから。」
「「種族を変える?」」
こんな『繁殖上等♡』状態でもさすがに気になるワードだったらしい。2人揃って首を傾げてる。
「あぁ、この姿では2人と気持ち良くSEX出来ないだろ?だから姿を変えようと思って。」
「…なぁミュー?お前の尻尾を見てみろ。」
んっ?今なんでそれを…おぉっ?!

なんか…尻尾の先がちょっと太くなってる?!

あ、これ俺のペニスだ…先の辺りにそれっぽいスリットがあって、そこが内側から押し出される様に伸びる感じで外面に粘膜が出る様に伸びた感じか?
なんとなく『掴めない棒』が尻尾の先に付いてる感じ。
ふむ…粘膜の部分は亀頭に相当する部分だけでその他は尻尾が陰茎として使えるって感じか…

これ、相手次第でどこまででも入れられちゃうんじゃね?

だって俺の尻尾…総排出腔の近くまでだと…1m以上あるよ。
しかも根元に近づくにつれて太くなってるから…根元の辺りって30cmぐらいあるんだけど…えっ?これ入れちゃう気でいるの?

っていうかチョット待てよ?…俺……これをずっと振り回していたって事か?興奮状態でこうなったとすれば…2人の体をマーライオンレベルでお湯を出しつつ見てた時も?
思い出してみればあの時…っていうかそれ以降もずっとか…俺…尻尾がご機嫌レベルで左右に振れていた感じが…ある。

よし、確認だ。
「なぁ俺のここっていつからこんな感じにイイ感じにカメさん状態になってた?」
「「助けてくれた時?」」

デスヨネー…俺だってあの時選択肢がずっと混ざりませんか?みたいな感じになってたもんね。
だとしたら俺…ペニスをブンブン振り回しながら『したいなんて思ってませんよ?(キリッ☆)』みたいな態度を取ってたのか…

なるほど…どうりでメリスが体は好きにして良いみたいな事を言う訳だ。
だって、ず~っと勃起したペニスを目の前でフリフリしながらガン見してたんだもん…
そう言えば俺がアースガルズから来たって知った時のメリスの諦めが入った様な言い方…そりゃぁ今すぐ犯されるって思うだろうし犯罪者だって思ってもおかしくないな…
リアル世界で言うならコートde露出メーンに女が裸の状態で目の前まで迫られていたのと大差無い状態だな。

とりあえず恥ずかしさを紛らわす為に2人に襲い掛かっておいた♡

さすがにウイングモード(自称)の状態では全身を覆っている鱗が痛かったらしく少し怒られたのですぐに通常モード(翼収納状態)になってお互いの体温を感じる行為を楽しんでみた♡
リーフはすごく欲張りさんだったと言っておこう♪
そしてメリスの方はとっても痛いって…そんな事を言われたらさぁ…もうさぁ♡

頑張ってしまったじゃないか♡

そして3人で楽しんだ後に周囲に残っていた道具類の中から誰かが使っていた男用のマントを1つ見つけたのでその上に横になり休む事にした。
「最初は私が野営番をします。メリスさんとミューさんは少し休んでください。」
リーフがそう言ってくれたのでメリスと俺は抱き会うようにしてマントに包まり目を瞑った。

時間がそろそろ真夜中を過ぎる頃だったんじゃないかな?
さすがに3大欲求の2個が満足できたおかげで俺は睡魔には勝てなかった。


そして…俺は夢の中で全身をやさし~く撫でまわされるような夢を見ていた♡
なんとなく顔を何かが舐めてる様な♡
なんとなく全身を何かが這い回ってる様な…


這い回る??


その瞬間一気に意識が覚醒して体を起した。
そして俺の顔のあった辺りの周りにはネズミ、ウサギ、イヌ、ネコ、他にもエミューみたいな大型の鳥だとかくちばしが俺の手より大きそうな飾り羽がとっても素敵な鳥、他にも爬虫類の様な見た目の…恐竜っぽい形の連中…大きさだけ俺の知ってる生物達の数倍って感じで若干違う程度?
そんな連中に囲まれていて、下半身側はいろんな昆虫…一部昆虫じゃない脚の多い連中(MだとかYだとかS)だとかがい~~っぱい居て体を覆っていた。
虫サイドの説明が若干弱いのは好みの差だと思ってくれ。
だってツノが3本も有るカブトムシっぽい奴の名前だとかサソリっぽい姿の警戒色の奴とか名前知らないし。


それにしても…人間って本気で驚くと動けなくなるんだね♡


そして…なんとな~くだけど…回りに居る連中の意識っていうか考えてる事が分かる様な感じがした。
それと俺の横で寝ていたはずのメリスは10mほど離れた場所でリーフと抱きあって震えて俺を見ていた。

なんとなく何があったのかが想像出来たのであまり怒らずにいようと思ったが…
気付いたんなら起してくれてもよかったんじゃね?

こんな昆虫まみれ動物まみれになるまで放置しなくてさぁ。

「なぁメリス、リーフ。俺どれ位の間こんな状態で寝てたの?」
「…あっ、あぁ…どれ位って…」
メリスは俺から目を離せないみたいで抱き付いてるリーフの体を揺すって説明させようとしてる様だ。
ちょっとだけ『私が説明するんですか?えー…』みたいな顔をしたリーフだが、すぐに笑顔になり詳しく説明してくれた。

「確か…お二人が一緒にマントに包まって寝てから…1時間ほど経った頃でしょうか、野生の動物が頻繁に現れ始めました。最初は少数だったので私だけで排除していたのですが、途中でアンデットが数体現れたので私だけでは対処できないと思いメリスさんを起しました。そして…全部で10体ほどでしたか?」
リーフがメリスを見るとメリスが何度も頷いた。
「そいつらを倒して戻ってきたらその…今の様な状態だったので…その…近づけずにいました。」

なるほど…目を離した隙にこいつらは俺に集っていたって事か…
体を起したので背中側がアニマルランド、前側が虫々ランドになってる。

ははっ…俺少しだけ昆虫耐性が付いたかもしれないな。

今まだ脚とか少し震えてるけど10cmほどのゴキ…Gみたいな昆虫とかなかなか強そうじゃん…
「よっし、お前ら、少し離れろ。」
声に出して命令すると俺に集っていた昆虫…まぁムカデ類だとかクモ類…言ってしまえば節足動物に関わる連中も哺乳類なのか恐竜っぽい連中なのか鳥っぽい連中なのかちょっと分からない連中も言う通りに1mほどの距離を取って離れた。

これは最初に気付くべきだったな。
人にも催淫状態を感じさせる事があるなら…まぁ性器をずっと勃起状態で目の前で振り回していた事は置いておくとして、そんな状態になる様なヒューマンハートの力を理解していたんだ。
アニマルハートとインセクトハート、アンデットハートの効果もそこそこ期待できるって事に思考を向けるべきだった。

こんなアニマルランドと虫々ランドが発生するほどに…それにしてもテイマー(真(仮?))と各種ハートの相乗効果の強烈さ…さすがだな…
真のテイマーとはこう在るべきだろうって感じさせる姿だった気がする。
あのアニマルランドと虫々ランドは。


あっ…そうか、お釈迦様が死ぬ時に動物が集まって見送ったって話があったが、あいつテイマーだったのか。


若干の現実逃避を終えて戻って来た頭で考えたのだが、さすがに全ての昆虫とか動物連中を連れまわすと街とか入れてくれなさそうな感じがあったのでメリスとリーフに聞いてみた。
「なぁこいつ等の中で街に連れて入っても怒られないのってどこらまで?」
さすがにそんな問い掛けが来るとは思って無かったらしいメリスとリーフは目が落ちそうな位に目を剥いて驚いていたけどすぐに教えてくれた。

「そうですね…動物の方であれば…人より大きなサイズであればさすがに何か言われると思いますが…首輪などを付けた状態であれば1匹程度なら特に言われずに通れると思います。」
メリスがアニマルランドの方の説明をしてくれた。
「それと虫の方ですが…さすがにそのGは何か言われると思います。あと…人のサイズを超えるものも…」
リーフはそう言って俺を超える場所を指差していた。

指を指してる方を見てみると、丸い胴体のちょっと長めの体(見える範囲で20m以上あるか?)を持った奴が俺の方を見降ろしてる…顔になるのかな?その辺りに巨神兵レベルの牙を放射状に2連生やしてワキャワキャさせてる…あれ何?ミミズの親玉みたいな奴?
そんな奴とか、カニのかなりゴッツイ奴とか、捕食対象は大型生物ですが何か?みたいなクモっぽい奴も樹に隠れてイッパイ居た。
そして後ろを振り返ってみるとこっちにはこっちでトナカイみたいなデカイツノを頭に生やした巨大な生物だとか熊みたいな白と茶色の縞々模様の奴だとかまぁこっちもサイズ的には俺の何倍ってレベルの連中が見下ろしていた。

なるほど…ここらは人があまり通らない場所で生き物の多い場所だったみたいだな。
だからアンデットが10体程度で済んだって事なんだろう。
もしかしたらこのまま街とかに行って休むと墓場辺りから集団で訪問者が現れたりしそうだな。

なるほどね…俺の体の回りのアニマルランドとか虫々ランドを見てメリスとリーフは怖がっていた訳じゃ無かったんだな。
なんとなく納得できてしまった。

それから少しの間動物と虫からの従属申請ラッシュが続いて寝てる場合じゃ無くなってしまった。
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