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06 じっくりと…楽しんでみる♡

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この頃、俺の部屋には華莉那かりなと一緒に勉強をする為にコタツと小さめのファンヒーターが置かれていた。
ベッドとコタツと勉強机程度しか今の所は部屋の中には置いてないんだけど…6畳の部屋の中にそれだけ置いてあるとこんな配置になる。



そして部屋の住人の俺はドアの奥側に座り華莉那がドアに近い所に座って勉強する訳なんだが…
一緒に部屋に来た時、華莉那の後ろを俺が歩いて階段を上がって来たんだけど、ストレートの髪の辺りからシトラス系かな?とっても良い香りがしていた♡
そして部屋に入って華莉那が荷物を置いていつも通りの場所に座ると動いた拍子に爽やかな石鹸の香りが俺の鼻に届いた♡

あの時華莉那の部屋に無断で入った時にも思ったけど…女の子ってなんでこんなにいい香りなんだろうか♡

とりあえず華莉那に気付かれない様にコッソリと肺にイッパイ吸い込んで堪能してから俺も自分の指定席に座り勉強を始めた。

そして少ししたら…
「シンちゃん、ちょっと暑くなってきたんだけど…そっちまだ寒い?」
ヒーターの温風が華莉那に直接当たる方向に出るから当然こうなる。

「俺の方はまだ寒い。暑いなら脱いで良いぞ♡」
そして優しい俺はこのような提案をする♡
「…判った。」
さっきまで華莉那の着ていたジャンパーはもう俺のベッドの上に脱いで置いてあり、今現在華莉那はセーターとジーンズ♡

さて華莉那はこの下には何を着ているのか!

ちょっとだけ躊躇った感じがあったけど、華莉那…セーターをめくり上げる様にして脱いだ♡
お~・・・キャミソールって奴か?それともタンクトップ?

「シンちゃん…」
あっ、ちょっとだけエロい目で見すぎたか?
華莉那の目がジトッとした湿度の高そうな感じになってる。
「なぁ華莉那、それってブラジャーとかどうなってるの?まさか着けてないの?」
「えっ?あぁこれブラトップが付いたタンクトップなの。だからこれだけで下着の代わりにもなるの。」

下着の代わりになるって言うのは…それが下着って言ってるのと同じ気がするんだけど…
まぁでも見た感じでは夏場の女の人って感じ?

「ねぇ…シンちゃん…そんなに見られたら恥ずかしいって言うか…」
ちょっとだけ下を向いて上目遣いで…腕で無い胸を寄せるような感じで…
「華莉那、お前エロいな。だがいいぞ♡」
とりあえず思った事が口を吐いて出てしまった。

「エロいって…そんなコトナイモン…」
ん~~それにしても華莉那…記憶にある状態では正月明けまで音信不通だったからここではどう動いたら良いのか判らないんだけど…好きにしても良いのかな?

とりあえずあまり無さそうな胸を揉んだり?
中学生の女の子ってどこまでなら許すんだろ?
とりあえず問題があるようなら未来から何か言ってくるんじゃ無いかって思うし…ちょっとだけギリギリチキンレースをしてみるかなぁ~♡

と言う訳で最初から手を出すのはさすがにチキンな俺には無理なので♡
「こっちも段々温かくなってきた。」
言い訳をしつつおもむろに上を脱ぐ。

ジャージを脱いだら俺はTシャツ。
とりあえず華莉那と俺は今の所同じ位置まで進んだな♡
更に俺は先に行ってみる♪


「ん?シンちゃん何してるの?」
華莉那が俺がコタツの中でゴソゴソしていると気になったのか聞いてきた。
「ん?暑くなったから下脱いだだけ。」
顔をチョットだけ赤くする華莉那。
「お前も暑ければ脱いで良いからな?どうせ昼までは璃子りこも友達の所に行ってて帰らないはずだから。」
「えっ?!あ、うん…」
ファンヒーターの温度調節の権利は華莉那が握っているが、コタツの温度管理は俺のテリトリーに有る♡
しかも俺の方が最初寒かったので華莉那は俺の為に温度を下げられなかった♡
その温度差のおかげで華莉那は上を脱ぐ必要があった訳だ♡
そして今度は上を脱いだ華莉那に合わせて俺も上を脱いだが、勢い余って下も脱いでしまった♡
更に言えば俺はコッソリとコタツの温度調節をつついた♡


「華莉那、夏ごろはお前も普通に短パンとかで居ただろ?気にしなくても良いぞ?コタツの中なら俺には見えないし。」
ちょっとだけ脱ぐ敷居を下げてやると…
「…そう?まぁ…確かに夏は…そんな感じで勉強してたけど…」
まだ暑さと羞恥心のシーソーが現状維持の位置で安定してる感じか…もう少しだけコタツの温度を上げてみよう♡


「あ、華莉那って辞書とか持って来て無いよな?」
「うん。」
とりあえずコタツから出て机の上の本棚から英語の辞書を引っ張り出して持って戻ると華莉那の顔が更に赤くなっていた♡
「必要なのがあったら言えよ?」
「えあっ?!あ、うん。」
とりあえずトランクスとTシャツだけの姿を見せたんだけど…もう少しかなぁ…
「フウ…少し暑いね…温度下げても良い?」
「あぁ、ヒーターは好きにして良いよ。」
コタツから出て四つん這いになりヒーターの温度調節をする華莉那…
下を脱がすのはやっぱり無理か…

ん?華莉那の足…
「なぁ華莉那、お前靴下履いてる訳じゃないのか?」
なんとなく肌が透けて見える感じのかなり薄い何かを着けてる?
「えっ?あぁこれはストッキングなの。このパンツって思ったより薄かったのね。寒さ対策で朝方とか寒い時は中にストッキング穿いておくとすごく温かいんだよ。」
「へ~華莉那ってそんなのも穿く様になったのかぁ…なんかもう子供じゃ無いって感じだな。」
「そりゃぁ…だってもう高校生になるんだし…」

ストッキング穿いた状態ではさすがにジーンズは脱げないか…
ストッキング穿いた状態って・・・パンツだけ穿いた状態よりもエロいもんね♡
あ、そう言えばストッキングって言えば…

「なぁちょっとだけ気になるんだけど聞いても良いか?」
「何?」
「ストッキングって2種類あるって聞いたんだけど、何が違うの?」
「2種類?…あぁ♪それ…は…」
華莉那は俺の聞いてる事が判ったのか何かに気付いたって顔になってちょっと得意げに説明しそうになったんだけど、いきなり喋りが止まった。

まぁ、パンツより先に穿くか後に穿くかを説明するのって難しいよな♡
「あ~その…友達がそんな事を言ってただけなんで…説明が難しいならしなくても良いよ。」
「あっ…うん。あ、ちょっとトイレ行ってくるね。」
「は~い。」

そして戻って来た華莉那は少しの間モジモジしていたんだけど、何かを思い切った感じで俺の方を見てそっと手を出してきた。
「これが私がさっきまで穿いていたのなんだけど…」
華莉那の手の平の中に収まる大きさに畳まれたそれを俺に渡してくれた。

「えっ?これもらっても良いの?」
「その…靴下みたいなものだからそれはまぁ…シンちゃんがどうしてもほ「下さい!家宝にするから!!」…うん。」
華莉那の顔がちょっと嬉しそうな感じでもう少し赤くなった♡

何このラブコメ?


広げて見ようとしたらさすがに怒られた。
「今広げたらダメ。後で見て。」

後でこんなもの広げて見たら俺色々使うけど…本当に良いのか?
「あ~…うん。ありがと。」
このお礼ってどう言う意味に聞こえてるのかなぁ…

それにしても華莉那は今ストッキングを脱いでパンツの上にジーンズを穿いてる訳だ…
ワンクッション有るか無いかの差だけで見た目はまったく変わって無いのになぜかすごくエロくみえるのはなんでだろうか?

「そう言えばね…シンちゃん。」
「どした?」
「友達がね、最近お守りを作るので盛り上がっててね。」
「あぁ俺らも来年すぐに受験だもんな。」
「それでね。絶対に効くって話のお守りの事を聞いたのね。」
「…そんなのがあるのか?」
「うん…」


今までお互い自分のしたい勉強をしつつ言葉だけの会話をしていたのだが、いきなり華莉那の声が止まった。
「華莉那?」
どうしたんだ?下を向いてチラチラって俺の方を見て恥ずかしそうにしてる?
「ストッキング隠したほうが良いのか?」
とりあえず自分の勉強机の上に置いていたストッキングをチラッと見て聞いてみた。

「えっ?あぁそれは良いんだけど…そのお守りなんだけどね?」
「あぁ、そういえばその話してたね。どこかの神社とかに行くのか?」
「その…それって自分で作る必要があって…ねっ…」
更に顔を赤くする華莉那…?
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