え~っと…子孫が何か送って来た?

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01 プロローグ

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俺ってなんかダメだよなぁ…

高校に入るまでは彼女…出来無かったなぁ…
一番仲の良かった幼馴染の華莉那かりなも気付いたら1個上の先輩と付き合っていて…たまに気持ち良さそうな声がこのハメ殺しにされた窓の隙間から聞こえてくる位に部屋に連れ込んで楽しんでるみたいだし…

えっ?この板を打ち付けられた窓が気になる?
ふっ…これは…高校1年生になってちょっとだけおバカな知り合いが増えた事で、学校の休憩時間にちょっとした自慢大会みたいな事をしていたら、おバカな友人①は親戚のお姉さんのオナニー姿を手に入れてそれで楽しんでるとか言ってスマホでその動画を見せてくれて、そのカミングアウトで調子に乗った友人②も妹の盗撮映像で楽しんでるとか言いながらスマホの動画を見せて来たり…さすがに俺と友人①は妹のオナニー映像で楽しめる友人②に…ちょっと前屈みになってドン引きだったけど。

ちょっとだけ自分とはレベルの違うオナアイテムの話をされて、かなりドキドキしながら冷や汗を描きつつ俺の番になった事で、『隣に住んでる華莉那のエロ姿(オナニー)をたまに見る』と、まぁ?舐められないと思うギリギリの小さな嘘を言ったら…
速攻で嘘認定されて、本当だ、嘘だみたいな言い合いをしていたら、最終的に証拠を出せみたいな話になって…まぁ?俺も引けない状況って言うの?

ちょっと夜中に周囲が寝静まった頃に屋根を伝って華莉那の部屋の窓から中を覗いて…その時華莉那って…寝る前だったのかTシャツとパンティーだけの姿で勉強机に向かってたんだよな♡
とりあえず後ろ向きだったし片手がなんとなく股間の辺りにある感じに見えたんで、1枚ほど、買ってもらったばかりのスマホで撮影したら思いの他『カシャッ!』って撮影音が大きくてその場で華莉那に気付かれて…

その日の内にわざわざ俺の部屋まで来て鬼の形相で俺の部屋に1個しか無い窓をかなり厚いベニヤ板で塞いで帰って行ったんだよな…

さすがに酷く無い?
おかげで俺の部屋なんかジメジメしてちょっと臭くなっちゃってるし…


あ、ちなみに俺の名前は大奈おおな 新次郎しんじろう、18歳♡
ちょっとだけ…性的な事に興味が有る年頃の、健康的な一般男子だな。

趣味はエロサイトを見て回ってパソコンをクラッシュさせる事と、ちょっとエロいゲームをやる事と…近くに居る女の子をじっくりと見る事♡

こうして電車に乗って通学してる間が俺が一番楽しい時間だな♡
だって、俺の通ってる学校って男子校だし。

俺の通っている学校はそこまで頭の悪い高校では無いんだけど、何かで有名って訳では無いんだよな。
甲子園に行った事のある卒業生は居ないし国立競技場や花園なんかも特に縁の無い所。
国内の平均を維持する為の平均的な人を量産する為にあるような学校。
そこの3年生、そろそろ大学の試験に向かって勉強とかし始めないといけない頃なんだけど…

な~んかやる気が出ないんだよな…俺たぶん今のこの状態って間違ってる気がするんだ…
どこかで誰かの人生と入れ替わった…みたいな?


そう言えば俺の人生にケチが付き始めたのって…高校の試験の時からだったな…
この私立の男子校は滑り止めで受かっていたんだけど、本当なら幼馴染の華莉那と一緒に公立の高校を受ける為に勉強して頑張って…まず落ちないって自他共に認められる様な状態で試験日を迎えたんだ。
そして、試験初日に試験会場に行く途中で俺事故に遭ったんだ…

事故自体はそこまで酷いものでは無かったんだけど、運転手の女の人がパニックになっちゃって救急車を呼ばれて搬送されて…
「あ、いや、そんなに怪我とかして無いから大丈夫ですから。」
と言って立ち上がろうとしたらそのまま地面に押し付けられて、
「そんなはずは無いわ!だって車のエアバックが開いたのよ!!いいから動かないで!!!」
って言われて…まぁ確かに俺が当たった場所がかなり大きく凹んで俺も3m位は飛ばされたんだけど、一応受け身も取れたし今から試験だって事で、
「とりあえず今日試験なんで遅れたらまずいから行かせてくれ。」
ってお願いしたんだけど…
「試験と命とどっちが大事なの?!」
ってまったく取り合ってくれなかったんだよな…

一応一緒に歩いていた華莉那はそのまま先に行かせてなんとか試験に合格したんだけど、俺の方はとりあえずその日の内に退院する事が出来たんだけど、試験は受けられなかったんだ。

おかげでほとんどの同級生と別れてこうして遠距離通学してるんだけど…

はぁ~~…なんか人生気付いたら諦めが入る年齢になったんだろうかなぁ…



とりあえずそんな毎日を送っていた俺の元に一通の手紙が届いたんだ。


『やっほ~♡おじーちゃん元気?
そろそろ高校生も卒業だけどどんな感じに過ごしてる?

実はね…おじいちゃんに1つ教えてあげないといけない事が出来たの。
実はおじいちゃんそのままだと大学入れなくて自殺しちゃうんだよね。
高校と大学の両方で失敗して人生諦めちゃって。

そうしたら私らの世界がちょっとおかしくなっちゃうんだ。

あっ、ちなみに私のおじいちゃんは本当なら公立の高校に受かって華莉那さんと付き合ってそのまま大学まで進んで卒業して結婚して幸せな平凡な人生を送るんだけど、どうも誰かが時間介入したみたいなのね。

それがこっちで確認した限りではおじいちゃんが中学の3年生の冬休みに華莉那さんと喧嘩した日に起きてるみたいなの。
そこから時間分岐しちゃってるみたいなのね。


だからそこまで戻ってやり直す必要があるんだけど…やる?
もしやり直したいなら下記のアドレスを確認してみてねっ♡


おじいちゃんの子孫の1人のマリー♡


http://www~~~~~』


これ、信じれる奴はかなりな異次元を生きてるよな。
たぶん頭の中にお花畑が年中満開なんじゃ無いか?

まぁでも一応アドレスが書いてあるしここはちょっと見てみたい気がする。
何かのフィッシング詐欺な奴だったとしても見るだけ見て無視すれば大丈夫だし?

そう言えば昔アダルトサイトを見まくってパソコンの画面を乗っ取る感じの画面が出て電源を落とすしか無い状態になった時に、画面に自分の家のルーターのアドレスが表示された状態で8万いくらかを入金したらパソコンを復活させるキーを送るみたいな表示が出て、泣きながら消費者何とか?センターとかって言ってたかな?そこに連絡して聞いてみたら、
「そういうサイトの情報を鵜呑みにする必要はありませんよ。課金をするのならば誰が見ても勘違いしない状態で課金される事を表示する必要があるんで、気付いたら課金していたなんて事は有りません。ただ…君何歳?」
みたいな説明をされて泣きながら説教を受けた覚えがあった。

だから、俺はもう怖い物は無いんだ♡
だってその消費者何とかの人が親に変わってくれって言って言う通りに変わってその後に両親にも説教されたけど…

「まぁなぁ…お前位の年の頃ならそう言う事に興味を持つのもしょうがない。今度から気を付けろよ?」
って親父にげんこつ一発で許されたんだ。

その後こっそりと俺に詳しい説明を聞きに来た親父がホクホク顔で自分の部屋に戻って行ってなにやらその次の日からツヤツヤとした顔で朝の挨拶とかしだしたから…少しは何か貢献出来てるみたいだし?


と言う訳で自分のパソコンを起動してブラウザを立ち上げアドレスを打ち込んでその場所を表示させてみると…

05/28
05/29
05/30
05/31
06/01
06/02


画面に日付だけが表示された。
とりあえず今日の日付が一番最初にあって次の日から1年後の6月ごろまで日付が並んでいて…
選べるのが多分今日だけ?

次の日からは全然選べない。
あっ…最後の日だけ選べた。

最後の06/06が選べる…
そう言えばあの手紙に大学の入試で失敗して自殺とか書いてあったか?

って事はこの6月6日に俺が死んだって事が書いてある訳だ。

とりあえずクリック。

06/06(木曜日)
AM08:45 起床。
AM11:15 食事を取る。
PM02:38 外出。
PM02:55 ○○駅のホームより転落。
PM09:33 ○○病院にて脳死判定を受け死亡。

そんな文字の後に新聞みたいな画像が添付されていた。
それは次の日の06/07の日付で俺の名前と死因(脳挫傷)と警察による発表で動機の様な事が書いてある。
現場に居た知り合いのKさんとその友人の男性Hさんが『ずっと塞ぎ込んでいたからたまには一緒に遊ぼうって誘い出したらこんな事になって…』みたいな事を言っていたって書いてあった。

これ華莉那だよな?確か付き合っていた男を何度か呼んでるのがこの元窓からちょい色っぽい感じで聞こえてたのだと…ヒロキ?
ん~~…すごく手が込んでる。

とりあえずこんな事が出来そうな奴…華莉那はパソコンとかあまり弄らない感じだよな…
高校の友人連中…バカばっかりだからこんなホームページ作るとか無理だよな…

親?親父は…俺に発破をかけようって考えて…まぁ、しそうな感じではあるけど、ここまではしないよな。
他には俺の事を知っていてこんな感じの事を出来る奴…

ん~~わからん。

とりあえず考えていたら日付が変わった。
部屋に置いてる時計が『ピピッ』って音を出したので気付いた。
もしかしたら…とりあえずブラウザの再読み込みをかけたら05/29がグレー表示から選択可能になった。

まさか…これ今日起きる事を見れたりするのか?
とりあえず05/29をクリック。

05/29(火曜日)
AM06:10 起床。
AM07:15 駅で女性にチカンと間違われ補導される。
AM10:55 保護者が迎えに来て開放される。
PM00:25 あだ名がオナニー次郎から前科1犯に変わる。
PM05:58 泣きながら帰宅。




これどこまで本気で書いてるんだ?
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