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作者の、『聞いた』女性の話。
職場の佐藤君の悩み 1/2
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この話は架空の同僚の佐藤 薫君に悩みを相談されたことを書き記すもので、私の職場の同僚の佐藤君とはまったく関係の無い存在しない人の話になる。
そこの佐藤君、勘違いしないように…ねっ?
仕事場で昼休憩に食堂まで行って食べて戻ると、室内は電気が消されていてディスプレイの電源も落とされ紙媒体の文字を読むのにも苦労するぐらいの暗さになっている。
この状態は、ISOホニャララ準拠の職場がどうとかと言って、3年ぐらい前から始まった事だ。その頃から機密に関する文章はシュレッダーにかけて再資源化に勤め、各自が出したごみも持ち帰るようになり、仕事場の蛍光灯にも一つ一つに紐が伸びて消せるように加工され、とても仕事をするのに気を使うようになっていった。
そんな状況でも昼休憩に仮眠を取る分には良い環境で、同僚の一人はマイ枕などまで常備していたりする。
私はさすがにそこまではしないが、仮眠を取ると午後からの仕事の能率が段違いに良くなるので、何も無ければ10分程度でも目を閉じて休むようにしてる。
自分の机に戻ってくると隣の席の佐藤君が慌てて見ていたスマホを消して寝る準備に入る。
「どうした?何か見られたらまずいものでも送られてきたのか?」
私のメールアドレスには友人からたまに爆弾メールが届く。
少し前にもあったのだが、何気なく自分の机で届いたメールを開いたら、
「今こんな状態♪」
との言葉と一緒に女がバック騎乗位で挿入されたままM字開脚した姿をピースしながら写真を取ってる状態という画像が画面いっぱいに映ったりという事が何回かあった。
あの馬鹿、私のスマホの設定を知ってるので、画像の半分より上に乳首とか股間がアップで映るような状態で撮ってくるので、開いた瞬間にそんな画像が映る。
その為の短い文章だったりする…
「こんなテロ行為に頭を使うぐらいなら仕事しろ!」
と毎回返信するのだが、懲りずに送ってくる。
そんな画像を佐藤君も何回か見てたので、
「さすがにあんな画像を送ってくる友人は僕にはいません。」
そう言って少し悩んだ後で、
「少し相談に乗ってもらってもいいですか?」
と深刻そうな顔になり聞いてきた。
この佐藤君入社後最初に配属された場所で少し人付き合いでもめたらしく、一度部署を移動してる。
部長にも、
「元の職場でけっこう厳しい事を言われて辞めようかとずいぶん悩んでたらしい。出来るだけ気に掛けてやってもらえるか?」
と言われていた。
その言葉があったからというわけではないが、
「まぁ仕事場の同僚の相談って言うなら構わんよ。良い仕事をするにはプライベートの充実と言うのも馬鹿にできないぐらい関わってくるんでな。」
私の言葉に深刻そうな顔が少し明るくなった気がした。
さすがに仕事場で出来る話ではないと言う事で、いつも行く大将の店では無く、個室がある飲み屋に行って小さな部屋を借りて夕飯を食べながら話を聞く事になった。
「まぁとりあえず、深刻な話をする前に少しだけアルコールのお世話になって気分を楽にしておくとしよう。」
最初にビールをジョッキで頼み、それを飲み終わった頃に佐藤君が次の飲み物を頼みながら相談の内容を話し始めた。
「実は…僕前の職場の人とそんな関係になってしまって…」
なんだか…しょっぱなから雲行きが怪しくなってきたぞ…
佐藤君の説明では、前の職場に配属された時に自分の指導担当になった人が2年先輩の女性だったらしい。
とりあえず名前をA子さんとする。
その栄子…A子さんは、手取り足取り親切に教えてくれて、1週間もする頃にはスキンシップもそこそこ普通に出来るぐらいに仲良くなってきたらしい。
「さすがに自分から胸を触ったりって事はしたこと無いですよ?」
と顔を少し赤くしながら説明してくれた話によると、
仕事のちょっとした空き時間などで給湯室まで引っ張っていかれて、コーヒーを入れてくれと言われてそのとおり給湯室に置いてある部署の人が使って良いサーバーのボタンを操作して入れていると、後ろから抱き着いてきて、
「今日少し疲れちゃったなぁ…」
などと言いながら(佐藤君の)胸の辺りに手を伸ばし撫で回してきたり、外注の会社に一緒に回ってる途中で車を道路脇にいきなり止めて、
「運転疲れちゃった…少し休んでもいいかな?」
とか言ってきて、(佐藤君運転免許持ってない)シートを倒してスカートのホックを外してファスナーを少し下げ、胸元も緩めて寝始めたり…
どうもあからさまな誘惑行為をされていたらしい。
それでも2週間ぐらいは妙な関係にならない様にしながらも、A子さんのプライドを刺激しないようにうまく逃げ延びてたらしいのだが、その態度に気分を害してきたA子さんは、強硬手段に出たらしい。
職場の会議室を予約してそこに2人だけで居られる状況を作って自分から佐藤君に手を出してきたそうだ。
佐藤君一応大学在学中からのお付き合いの有る女性が居たので、なんとか断ろうとしてたらしいが、A子さんその会議室の映像を撮るように準備してたらしく、会議室の大きな机の上で足を開いたA子さんに挿入して腰を振ってる佐藤君の映像だけを抜粋した動画をその後佐藤君に送り届けてきたらしい。
あの見てたスマホに映ってたのはその動画だったと…
私のスマホに友人が送ってくる画像よりレベルが高いじゃないか…
そして、その動画が添付されていたメールには、
「この動画を会社に送られたら佐藤君犯罪者になるかもだよ~♪また付き合ってね♡」
と、あったらしい。
私からすれば、このメールが存在する時点で佐藤君が犯罪者になるなど考えられないのだが…
「僕このままだと栄子さんに無理やり結婚させられてしまいます!お願いします何とかしてください!」
そう言って土下座をされてしまった…
さすがにこれは…
「なぁ佐藤君?そのえ…A子さんってそんなに好みじゃなかったのか?すごくその…体系に不満があったとかそれか顔が限りなく趣味とは違ってたとか?」
ちょっとだけソフトな表現で聞いてみたら、
「そうですね…顔は…まぁ可愛いと言えるんじゃないでしょうか?確か…あぁ綾○ は○かに近い顔で…体は…女性らしい感じで…そういえば前見たAVに出てた浜○真緒ちゃんの体に近い感じ?」
聞く限りでは、男の夢を体現されてらっしゃる方の様に聞こえるが…?
そこを確認すると、
「あ、その…僕…若干ロリコンっぽいらしくってその…」
少し頬を赤らめて恥らいながら佐藤君は自分の性癖を話してくれた…
世の中のショタ好きの女性ならルパンダイブで襲うんじゃないか?って感じだったが、残念ながら私はそっちの趣味は持ってない。
「そうかぁ…A子さんからすれば自分になびかない男ってのが信じられないって感じかもしれないが、佐藤君にとってはA子さんは趣味の姿では無かったと…ちなみに参考として聞くんだが、佐藤君の好みの女性って言うのは?」
私がその問いを口にした後に一瞬の隙も置かずに話し始めた佐藤君だった。
「僕の好みはですねぇ♪これ知ってるかなぁ~し○くちゃん!ですね♪彼女のCMは動画で保存してますからすぐ用意しますね。ただ、彼女ってどこにも所属してないから露出が少なくって~~♡」
そう言ってスマホを出して再生してくれた。
佐藤君が言ってた子が何かトゲトゲした怪物?みたいな…ブタをデフォルメしたような何かと戦ってる映像が映った。
しかも15秒Ver.と30秒Ver.があった。
その後もその子のCMが延々映ってそれを見せられながら解説をしてくれたが…
正直どうでも良い。
とりあえず佐藤君はガチなロリコンフィールドという、一般人には若干理解されにくい世界で楽しく毎日をエンジョイしてたらしい。
どうも今現在付き合ってる女性はかなりロリなボディーと童顔な顔をお持ちのようでそんな彼女を自分色に染めるのが楽しくてならないと聞いてないのに説明してくれた。
リアルな世界で光源氏計画をしてる男かぁ…通報したほうが良い気がするんだが…
自分の好きな話が出来てそこそこ満足できたのか、話が戻ってきた。
「それで…栄子さんの事なんですけど…」
もう栄子さんでいいか。わざわざ名前を仮名にしてたのに…
「とりあえず彼女には穏便に諦めてもらって、佐藤君は自分の趣味の世界に戻りたいって訳だな?」
そうまとめて聞いてみると、少し考えて、
「あ、体だけは気持ちよかったし相性が良さそうなんで続いてもいいですよ?」
とか言って来た。
この男どうしてくれようか…
男と女の間に入って仲裁とかすれば高確率で飛び火が降りかかってくるんだよなぁ…
昔友人の男の…まぁこの話はいいか。そのうち時間がある時にでも。
とりあえず栄子さんに佐藤君に幻滅してもらうのが一番なんだが…
佐藤君もあれだけ楽しそうにし○くちゃんの説明をしてたぐらいだし、少し位なら公になっても問題無いよな?
という訳で、栄子さんの連絡先を佐藤君に教えてもらい話を聞いてみる事にした。
次の日同じ飲み屋の個室を予約しておいて、そこで栄子さんを待っていると、
ドアを少しだけ開けて顔を出したのは、佐藤君が言ってたような容姿の女性だった。
「あの…今日は2人だけですか?」
まぁ知らないおっさんと一緒に個室ってのは若干敷居が高いだろうが、佐藤君と栄子さんのこれから先の事を考えたらあまり公にはしたくないので、その事を説明して入ってもらった。
「佐藤君あの動画を見せたんですか?」
そう言って顔を赤くする栄子さん。
この仕草だけでも十分に可愛らしい感じだし…あのロリコンなんでこの子が駄目なのかまったく判らん。
「いや、その動画自体は私は見てない。ただ、昨日か?あの動画を送ったのは?それを昼休憩の時に佐藤君が見て顔を青くしてたようでな、そのことで相談されたって訳なんだが。」
そう言うと、更に顔を赤くして、
「私そんなに無理やり自分のものにしようとしてる訳じゃ無いんですよ?」
そんな事を言いながらチラチラと私の方を見てくる。
「まぁ栄子さんの好み的には佐藤君がストライクゾーンに入ってたって事なんだろうが、「えっ?」…えって何?」
なんだかまったく想定してない様な事を聞かれたようなリアクションをとられてしまった気がするんだが…?
「私は佐藤君はまったく好みじゃないですよ?」
そんな事を言ってくる栄子さん。
「でも…佐藤君に無理やり体の関係を強要していったんだよね?」
しまったって顔になり、しゃべらなくなる栄子さん。
どうも裏事情が有りそうだな…
その後頼んでた物が届き栄子さんとお酒を飲みながら食べていると段々口が軽くなってきて、
「じつはぁ~佐藤君の付き合ってる子がぁ~相談してきて~と~~~~~~っても可愛ウィ~かったのね~♡だからぁ♪わたしぃ~お手伝いすることにしたの~♡」
そんな事を言いながら私の胡坐を描いてるひざの上に対面で座ってくる栄子さん。
「わたしってぇ~とっても男に好かれるのね~♡だからぁ~こんなことは特にきにすることないの~♪」
そう言いながらキスしてくる。そして栄子さんの右手は私の股間に伸びてる。
「こんなこともぉ~だいすきだけど~♪あまり気にしてないわ~♡しちゃう?」
どうも誰でも特に気持ちが無い状態でSEXを楽しめる性質のようだな。
というか、佐藤君の彼女からのお願い?
さすがにへべれけ状態の栄子さんをそのまま放置して帰れないので、食事が終わってから一応タクシーで私の家まで連れてきた。
できれば連れて来たくなかったのだが、栄子さんが、
「わたし~今ほってかれたらぁ~犯されたってぇ~服をやぶってぇ~けいさつにいっちゃうからね♡」
って言いながら机の下に入り込み顔を股間に近づけてきたので慌ててタクシーを呼んでもらった。
今栄子さんは私の家のソファーの上で大の字になっていびきをかいて真っ裸で寝てる。
さすがに疲れた…
タクシーの中でフェラしたがるし服を脱ぎたがるし…最後には気持ち悪いとか言いながら吐きそうになるし…
酒癖悪すぎだぞ…
家の近くまで来て限界になった栄子さんがタクシーが止まった瞬間道路に転げるように降りてそのまま吐いて寝てしまったので、私がここまで背負って持ってきたんだが、服がゲロまみれで私のシャツはそのままゴミ箱へ行く事になった。
とりあえず彼女の服は着て帰るのが無いとまずいので、彼女から剥いて風呂場で大きな汚れだけ水で洗い落とし、洗濯機で綺麗になってる最中。
さてと…この女どうしてやるか…私はとりあえずスラックスにTシャツの姿で居るが、目の前にはそこそこ女性らしい体の一般的に誰が見ても可愛いと判断する顔をした人が片足をソファーから落とし両腕を脱がしたまま頭の上に上げた状態で寝てる。
「栄子さん。」
とりあえずバスタオルを体に掛けて肩をゆすってみると、青い顔になり目を開き一言。
「また吐きそう…」
そのままトイレまで連れて行ってドアを開けたまま背中をさすってあげてると、何回か吐いて落ち着いてきたらしく、
「ごめんなさい。とりあえず大丈夫になったと思う。」
そう言って立ち上がった。
そこで栄子さん自分が裸で居る事に気付いたらしく、
「あれっ?私また襲った?酔ったら見境無くなっちゃうから気をつけろって言われてたんだけど…」
そんな事を言いながら堂々と立ってらっしゃる。
そしてそれを見下ろしてる私。
なんとなく気まずくなり、栄子さんを浴室に案内して顔と髪に付いたものを洗い流して来てもらう事にしてリビングへ戻った。
そういえば佐藤君の彼女からのお願いってどんな事なんだろうか…そこを聞いてからもう一回話をした方が良さそうだな。
考えてると栄子さん汚れを落とせたようで、バスタオルを巻いてリビングへ戻ってきた。
「申し訳ありません。こんな姿で。」
そう言って深くお辞儀をしてる栄子さん。
佐藤君が言ってたAV女優バリの巨乳の谷間が良く見えた。
「とりあえず君の服は大きな汚れだけ落として今洗濯してる。下着とかも染み込んだ汚れと…まぁ色々汚れてたんで一緒に洗ってるんで、もう少ししたら乾いて戻ってくると思う。もう少し待ってくれな。」
そう言うとまたお辞儀をして謝ってきた。
「まぁこんな姿で立ち話も…というか座って話ってのもいろいろ問題があるかもしれないが、佐藤君の話で彼女からのお願いの辺りを聞いてもいいかな?」
さすがに今までの惨状を思い出したのか、素直に答えてくれた。
最初佐藤君が配属されて指導担当として一緒に会社を回ってる途中で、佐藤君の彼女に街中で偶然出会い紹介されたらしい。
その瞬間その可愛らしさに胸を撃ち抜かれたと頬を染めて説明してた。
そして個人的にもお付き合いがしたくなり?連絡先を交換して色々話をしてると、佐藤君の性癖の話で相談されたと。
彼女曰く、
「佐藤君ってその…私の事を幼女として扱いたいみたいで、まったく体の関係を持とうとしないの。私は子供として扱って貰いたい訳ではなく、女として愛されたい。出来るなら佐藤君ではなく普通の男性に…♡」
と言う事らしい。
そんな相談を受けてしまった栄子さん…とっても胸キュン状態になったらしく、
「おねーさんに任せなさい!」
と言って請け負ったらしい。
それで佐藤君を誘惑しまくったと。
とりあえず会議室に呼んで無理やりそんな関係になった事で別れさせる準備が整ったので、自分の体に溺れさせて目を自分の方だけに向けさせてから料理にかかろうと思ってたら私から連絡が入り、今日の事になったと。
なんとなくだが…栄子さんと佐藤君って同じ趣味を持ってるのではないだろうか?
そこを聞いてみると、
「私女の子にそんな感情とか…でもあのこ可愛いんだよね…」
と考え込んで居たが…
この3人どうすればうまく落ち着くんだ?
そこの佐藤君、勘違いしないように…ねっ?
仕事場で昼休憩に食堂まで行って食べて戻ると、室内は電気が消されていてディスプレイの電源も落とされ紙媒体の文字を読むのにも苦労するぐらいの暗さになっている。
この状態は、ISOホニャララ準拠の職場がどうとかと言って、3年ぐらい前から始まった事だ。その頃から機密に関する文章はシュレッダーにかけて再資源化に勤め、各自が出したごみも持ち帰るようになり、仕事場の蛍光灯にも一つ一つに紐が伸びて消せるように加工され、とても仕事をするのに気を使うようになっていった。
そんな状況でも昼休憩に仮眠を取る分には良い環境で、同僚の一人はマイ枕などまで常備していたりする。
私はさすがにそこまではしないが、仮眠を取ると午後からの仕事の能率が段違いに良くなるので、何も無ければ10分程度でも目を閉じて休むようにしてる。
自分の机に戻ってくると隣の席の佐藤君が慌てて見ていたスマホを消して寝る準備に入る。
「どうした?何か見られたらまずいものでも送られてきたのか?」
私のメールアドレスには友人からたまに爆弾メールが届く。
少し前にもあったのだが、何気なく自分の机で届いたメールを開いたら、
「今こんな状態♪」
との言葉と一緒に女がバック騎乗位で挿入されたままM字開脚した姿をピースしながら写真を取ってる状態という画像が画面いっぱいに映ったりという事が何回かあった。
あの馬鹿、私のスマホの設定を知ってるので、画像の半分より上に乳首とか股間がアップで映るような状態で撮ってくるので、開いた瞬間にそんな画像が映る。
その為の短い文章だったりする…
「こんなテロ行為に頭を使うぐらいなら仕事しろ!」
と毎回返信するのだが、懲りずに送ってくる。
そんな画像を佐藤君も何回か見てたので、
「さすがにあんな画像を送ってくる友人は僕にはいません。」
そう言って少し悩んだ後で、
「少し相談に乗ってもらってもいいですか?」
と深刻そうな顔になり聞いてきた。
この佐藤君入社後最初に配属された場所で少し人付き合いでもめたらしく、一度部署を移動してる。
部長にも、
「元の職場でけっこう厳しい事を言われて辞めようかとずいぶん悩んでたらしい。出来るだけ気に掛けてやってもらえるか?」
と言われていた。
その言葉があったからというわけではないが、
「まぁ仕事場の同僚の相談って言うなら構わんよ。良い仕事をするにはプライベートの充実と言うのも馬鹿にできないぐらい関わってくるんでな。」
私の言葉に深刻そうな顔が少し明るくなった気がした。
さすがに仕事場で出来る話ではないと言う事で、いつも行く大将の店では無く、個室がある飲み屋に行って小さな部屋を借りて夕飯を食べながら話を聞く事になった。
「まぁとりあえず、深刻な話をする前に少しだけアルコールのお世話になって気分を楽にしておくとしよう。」
最初にビールをジョッキで頼み、それを飲み終わった頃に佐藤君が次の飲み物を頼みながら相談の内容を話し始めた。
「実は…僕前の職場の人とそんな関係になってしまって…」
なんだか…しょっぱなから雲行きが怪しくなってきたぞ…
佐藤君の説明では、前の職場に配属された時に自分の指導担当になった人が2年先輩の女性だったらしい。
とりあえず名前をA子さんとする。
その栄子…A子さんは、手取り足取り親切に教えてくれて、1週間もする頃にはスキンシップもそこそこ普通に出来るぐらいに仲良くなってきたらしい。
「さすがに自分から胸を触ったりって事はしたこと無いですよ?」
と顔を少し赤くしながら説明してくれた話によると、
仕事のちょっとした空き時間などで給湯室まで引っ張っていかれて、コーヒーを入れてくれと言われてそのとおり給湯室に置いてある部署の人が使って良いサーバーのボタンを操作して入れていると、後ろから抱き着いてきて、
「今日少し疲れちゃったなぁ…」
などと言いながら(佐藤君の)胸の辺りに手を伸ばし撫で回してきたり、外注の会社に一緒に回ってる途中で車を道路脇にいきなり止めて、
「運転疲れちゃった…少し休んでもいいかな?」
とか言ってきて、(佐藤君運転免許持ってない)シートを倒してスカートのホックを外してファスナーを少し下げ、胸元も緩めて寝始めたり…
どうもあからさまな誘惑行為をされていたらしい。
それでも2週間ぐらいは妙な関係にならない様にしながらも、A子さんのプライドを刺激しないようにうまく逃げ延びてたらしいのだが、その態度に気分を害してきたA子さんは、強硬手段に出たらしい。
職場の会議室を予約してそこに2人だけで居られる状況を作って自分から佐藤君に手を出してきたそうだ。
佐藤君一応大学在学中からのお付き合いの有る女性が居たので、なんとか断ろうとしてたらしいが、A子さんその会議室の映像を撮るように準備してたらしく、会議室の大きな机の上で足を開いたA子さんに挿入して腰を振ってる佐藤君の映像だけを抜粋した動画をその後佐藤君に送り届けてきたらしい。
あの見てたスマホに映ってたのはその動画だったと…
私のスマホに友人が送ってくる画像よりレベルが高いじゃないか…
そして、その動画が添付されていたメールには、
「この動画を会社に送られたら佐藤君犯罪者になるかもだよ~♪また付き合ってね♡」
と、あったらしい。
私からすれば、このメールが存在する時点で佐藤君が犯罪者になるなど考えられないのだが…
「僕このままだと栄子さんに無理やり結婚させられてしまいます!お願いします何とかしてください!」
そう言って土下座をされてしまった…
さすがにこれは…
「なぁ佐藤君?そのえ…A子さんってそんなに好みじゃなかったのか?すごくその…体系に不満があったとかそれか顔が限りなく趣味とは違ってたとか?」
ちょっとだけソフトな表現で聞いてみたら、
「そうですね…顔は…まぁ可愛いと言えるんじゃないでしょうか?確か…あぁ綾○ は○かに近い顔で…体は…女性らしい感じで…そういえば前見たAVに出てた浜○真緒ちゃんの体に近い感じ?」
聞く限りでは、男の夢を体現されてらっしゃる方の様に聞こえるが…?
そこを確認すると、
「あ、その…僕…若干ロリコンっぽいらしくってその…」
少し頬を赤らめて恥らいながら佐藤君は自分の性癖を話してくれた…
世の中のショタ好きの女性ならルパンダイブで襲うんじゃないか?って感じだったが、残念ながら私はそっちの趣味は持ってない。
「そうかぁ…A子さんからすれば自分になびかない男ってのが信じられないって感じかもしれないが、佐藤君にとってはA子さんは趣味の姿では無かったと…ちなみに参考として聞くんだが、佐藤君の好みの女性って言うのは?」
私がその問いを口にした後に一瞬の隙も置かずに話し始めた佐藤君だった。
「僕の好みはですねぇ♪これ知ってるかなぁ~し○くちゃん!ですね♪彼女のCMは動画で保存してますからすぐ用意しますね。ただ、彼女ってどこにも所属してないから露出が少なくって~~♡」
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正直どうでも良い。
とりあえず佐藤君はガチなロリコンフィールドという、一般人には若干理解されにくい世界で楽しく毎日をエンジョイしてたらしい。
どうも今現在付き合ってる女性はかなりロリなボディーと童顔な顔をお持ちのようでそんな彼女を自分色に染めるのが楽しくてならないと聞いてないのに説明してくれた。
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そうまとめて聞いてみると、少し考えて、
「あ、体だけは気持ちよかったし相性が良さそうなんで続いてもいいですよ?」
とか言って来た。
この男どうしてくれようか…
男と女の間に入って仲裁とかすれば高確率で飛び火が降りかかってくるんだよなぁ…
昔友人の男の…まぁこの話はいいか。そのうち時間がある時にでも。
とりあえず栄子さんに佐藤君に幻滅してもらうのが一番なんだが…
佐藤君もあれだけ楽しそうにし○くちゃんの説明をしてたぐらいだし、少し位なら公になっても問題無いよな?
という訳で、栄子さんの連絡先を佐藤君に教えてもらい話を聞いてみる事にした。
次の日同じ飲み屋の個室を予約しておいて、そこで栄子さんを待っていると、
ドアを少しだけ開けて顔を出したのは、佐藤君が言ってたような容姿の女性だった。
「あの…今日は2人だけですか?」
まぁ知らないおっさんと一緒に個室ってのは若干敷居が高いだろうが、佐藤君と栄子さんのこれから先の事を考えたらあまり公にはしたくないので、その事を説明して入ってもらった。
「佐藤君あの動画を見せたんですか?」
そう言って顔を赤くする栄子さん。
この仕草だけでも十分に可愛らしい感じだし…あのロリコンなんでこの子が駄目なのかまったく判らん。
「いや、その動画自体は私は見てない。ただ、昨日か?あの動画を送ったのは?それを昼休憩の時に佐藤君が見て顔を青くしてたようでな、そのことで相談されたって訳なんだが。」
そう言うと、更に顔を赤くして、
「私そんなに無理やり自分のものにしようとしてる訳じゃ無いんですよ?」
そんな事を言いながらチラチラと私の方を見てくる。
「まぁ栄子さんの好み的には佐藤君がストライクゾーンに入ってたって事なんだろうが、「えっ?」…えって何?」
なんだかまったく想定してない様な事を聞かれたようなリアクションをとられてしまった気がするんだが…?
「私は佐藤君はまったく好みじゃないですよ?」
そんな事を言ってくる栄子さん。
「でも…佐藤君に無理やり体の関係を強要していったんだよね?」
しまったって顔になり、しゃべらなくなる栄子さん。
どうも裏事情が有りそうだな…
その後頼んでた物が届き栄子さんとお酒を飲みながら食べていると段々口が軽くなってきて、
「じつはぁ~佐藤君の付き合ってる子がぁ~相談してきて~と~~~~~~っても可愛ウィ~かったのね~♡だからぁ♪わたしぃ~お手伝いすることにしたの~♡」
そんな事を言いながら私の胡坐を描いてるひざの上に対面で座ってくる栄子さん。
「わたしってぇ~とっても男に好かれるのね~♡だからぁ~こんなことは特にきにすることないの~♪」
そう言いながらキスしてくる。そして栄子さんの右手は私の股間に伸びてる。
「こんなこともぉ~だいすきだけど~♪あまり気にしてないわ~♡しちゃう?」
どうも誰でも特に気持ちが無い状態でSEXを楽しめる性質のようだな。
というか、佐藤君の彼女からのお願い?
さすがにへべれけ状態の栄子さんをそのまま放置して帰れないので、食事が終わってから一応タクシーで私の家まで連れてきた。
できれば連れて来たくなかったのだが、栄子さんが、
「わたし~今ほってかれたらぁ~犯されたってぇ~服をやぶってぇ~けいさつにいっちゃうからね♡」
って言いながら机の下に入り込み顔を股間に近づけてきたので慌ててタクシーを呼んでもらった。
今栄子さんは私の家のソファーの上で大の字になっていびきをかいて真っ裸で寝てる。
さすがに疲れた…
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酒癖悪すぎだぞ…
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とりあえず彼女の服は着て帰るのが無いとまずいので、彼女から剥いて風呂場で大きな汚れだけ水で洗い落とし、洗濯機で綺麗になってる最中。
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「栄子さん。」
とりあえずバスタオルを体に掛けて肩をゆすってみると、青い顔になり目を開き一言。
「また吐きそう…」
そのままトイレまで連れて行ってドアを開けたまま背中をさすってあげてると、何回か吐いて落ち着いてきたらしく、
「ごめんなさい。とりあえず大丈夫になったと思う。」
そう言って立ち上がった。
そこで栄子さん自分が裸で居る事に気付いたらしく、
「あれっ?私また襲った?酔ったら見境無くなっちゃうから気をつけろって言われてたんだけど…」
そんな事を言いながら堂々と立ってらっしゃる。
そしてそれを見下ろしてる私。
なんとなく気まずくなり、栄子さんを浴室に案内して顔と髪に付いたものを洗い流して来てもらう事にしてリビングへ戻った。
そういえば佐藤君の彼女からのお願いってどんな事なんだろうか…そこを聞いてからもう一回話をした方が良さそうだな。
考えてると栄子さん汚れを落とせたようで、バスタオルを巻いてリビングへ戻ってきた。
「申し訳ありません。こんな姿で。」
そう言って深くお辞儀をしてる栄子さん。
佐藤君が言ってたAV女優バリの巨乳の谷間が良く見えた。
「とりあえず君の服は大きな汚れだけ落として今洗濯してる。下着とかも染み込んだ汚れと…まぁ色々汚れてたんで一緒に洗ってるんで、もう少ししたら乾いて戻ってくると思う。もう少し待ってくれな。」
そう言うとまたお辞儀をして謝ってきた。
「まぁこんな姿で立ち話も…というか座って話ってのもいろいろ問題があるかもしれないが、佐藤君の話で彼女からのお願いの辺りを聞いてもいいかな?」
さすがに今までの惨状を思い出したのか、素直に答えてくれた。
最初佐藤君が配属されて指導担当として一緒に会社を回ってる途中で、佐藤君の彼女に街中で偶然出会い紹介されたらしい。
その瞬間その可愛らしさに胸を撃ち抜かれたと頬を染めて説明してた。
そして個人的にもお付き合いがしたくなり?連絡先を交換して色々話をしてると、佐藤君の性癖の話で相談されたと。
彼女曰く、
「佐藤君ってその…私の事を幼女として扱いたいみたいで、まったく体の関係を持とうとしないの。私は子供として扱って貰いたい訳ではなく、女として愛されたい。出来るなら佐藤君ではなく普通の男性に…♡」
と言う事らしい。
そんな相談を受けてしまった栄子さん…とっても胸キュン状態になったらしく、
「おねーさんに任せなさい!」
と言って請け負ったらしい。
それで佐藤君を誘惑しまくったと。
とりあえず会議室に呼んで無理やりそんな関係になった事で別れさせる準備が整ったので、自分の体に溺れさせて目を自分の方だけに向けさせてから料理にかかろうと思ってたら私から連絡が入り、今日の事になったと。
なんとなくだが…栄子さんと佐藤君って同じ趣味を持ってるのではないだろうか?
そこを聞いてみると、
「私女の子にそんな感情とか…でもあのこ可愛いんだよね…」
と考え込んで居たが…
この3人どうすればうまく落ち着くんだ?
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