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また合う時を求めて(旧作品名:食欲と~)のエロ話

私が今ここに居て話をしなければならない理由を出来るならば教えて欲しい。

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ここはララさんと芳樹よしき達に、
「家に一人で居てもご飯も出てこないよ?一緒に行けばいいじゃん。」
と誘われて、
「それにセキュリティーの工事を私達が居ない間に入れる予定だからもし残るならどこかに行ってて貰う事になるけど…本当に残るの?」
と確認されて、しょうがなく来た。

乗せられて移動してきた大型クルーザーは生前の自分でも乗った事が無いほどの豪華な物だったし、中で色々提供された食事やつまめるような菓子類もかなり高価なものだったと思う。

最近食の嗜好が体に引っ張られているのか甘い物やフルーツ類などの柑橘系の物をよく食べるようになってる。
これは20代になった晴香はるかの体が求めているものなのだろうな…

それにしても1つだけ困った事がある。体が男を求めているのが判る事だ。
晴香はどんな事をしてたんだ?男の体を見る時に最初に腕や喉の辺りを見るのはまぁそんなものかと思って居たのだが、股間を舐めるように見てる記憶があるというか…顔よりうつむき加減の姿勢で何か考えるような顔をしながら男の股間を見続けている記憶ばかりなんだが…

おかげで私がこの体に入ってからもその記憶に引き摺られると言うか…

困った習慣を残していきやがって…

しかもこの体前と後ろが完全に男を受け入れる事に慣れてしまってる。そして女の性欲のすごさに逆らえない…

私も男だった頃の記憶があり、女の体を手に入れたので、その快感を受け取るレベルの差と言うものを一応知識として知りたかった事から少しだけ自慰行為で確認したことがあった。


そして驚いた。

男の快感と言うのは一瞬が強烈な状態でそもそも5秒程度気持ちよかったらそのあとは余韻しかない。
しかもいった後に刺激を受けると苦痛しかない。

だが、女の快感と言うのは想像を超えたものだった。

ただ言えるのは一言。



限界が無い。



感じ始めるまでは男と女でそこまで大きな差は無いと言って良いだろう。
ただ、最初に体が反応をし始めた所からの違いが大きすぎる。

男の気持ち良さと言うのを1とすれば、この晴香の体の快楽を受け取れる量は100を超える。
しかもその気持ち良さを連続で受け続けることさえ出来る。
男ならば苦痛に感じるほどの快楽を1時間でもそれ以上でも続けて気持ちよいという感覚で受け取れてしまう。

これは比べてみて初めて判ったのだが、粘膜部分の面積の差がかなり関係してるようだ。

女性器というのは入り口から子宮につながる部分の全てが粘膜で出来てる。ここがすべて快楽を感じることが出来る。


たぶんなのだが、晴香のこれまでの経験がそのような状態になれる為に必要なんだろうと思う。

他の人になった記憶はないのだが…相手をしたことがある女性の事を思い出すと、普通の?女性の場合は気持ち良い場所と言うのは人それぞれで、経験した量によって感じられる場所が増えていってるように思えた。

その記憶からの想像になるのだが…晴香はとんでもない数の男と関係してるな…

まぁその体を今使ってるのは私なんだが…

そして今日芳樹が溺れているのを見つけて船まで引き上げたら息をしてなかった事から私が人工呼吸をしたのだが…
まいった。体が反応して。

その後事故があった事でダイビングの予定をキャンセルして、そのままクルーザーまで戻り時間が有ったのと芳樹が話があるということで少し室内プールで話をした後に、シャワーを浴び体を綺麗にして部屋に戻ったのだが…
その時した事が頭からまったく離れなくていつまでも体が反応し続けていたのでそれをおさめるのが大変だった。

この体でいる間はバイブが2本は手放せないというわけか…フッ…

その後私は3人娘に誘われて陸のコテージまで連れて来られてパジャマパーティーと言うものをさせられている。
未来みくとララさんは今は芳樹と一緒に居るらしい。
自覚症状は無かったが、一応1日ぐらいは人が近くに居た方が良いと言う判断から。

そしてそこに入り込む事が出来なかったから残りは一緒に集まってると言う感じらしいが…

「とりあえず聡子さとこ由香ゆか紀子のりこ…お前らなんでそんな姿なんだ?パジャマパーティーと聞いて来たはずだが?」

「パジャマパーティーだよ?何か変?」
私の左隣でベッドに胡坐を描いて座っていた聡子が答えてくれた。何が変なのかわからないという感じで…
「パジャマはどうした?」
私のその問いにやっと聞きたい事を理解したらしい由香が答えてくれた。
「こんな熱い所で着て寝るなんてムリだってば♪アハハッ♪」
「それに女しか居ないんだし?気にしなくっても大丈夫だよ?霧緒さんも脱ぎなよ、熱くない?」
三人とも下着姿で部屋の中でベッドに寝転んだり座ったり、各々の楽な姿で寛いでる。
一応今居るコテージにはベッドが2個設置してあり、部屋の海が見える大きなガラス戸の近くに背もたれが少し大きな円形になってるような南国の王様とかが座ってそうな藤の椅子が4脚設置されていて、私はそこに座ってる。

この島にあるコテージは昼間はドアを開放しても気温が30度を超えるので一応エアコンが使えるようになっていたが、夜は20度ぐらいまで気温が下がるようで、蚊も居ない環境だからドアや窓を開け放って寝ると少し寒いかもしれませんが快適に寝られると思います。とメイドが言ってた。
今は夕食を取りまだ昼の熱気が砂や建物に残ってるので気温がそこまで下がってないが、風自体はかなり涼しくなってきていて、開け放たれたテラス部に繋がる開口部から潮の香りが少し混ざった風が吹いてる。
おかげで湿度が少し高めだから3人は下着姿になったらしい。

話してる事を聞いてる限りでは…暑さは単に1つの原因なだけで、集まって一緒に居る時はだいたいこんな感じのように聞こえたが…
女性とは下着姿でお菓子を食べたり恋バナをしたりするのだろうか…さすがにそこらの事は晴香の記憶にも無いんだが…

「まぁその事はもう良い。」
「じゃぁ霧緒さんも話しに混ざってよぉ。一応先輩として男と女の両方の意見を聞ける機会なんてあんまりないんだから皆楽しみにしてたんだよ?」
「恋の話とか聞いてもしょうがないと思うんだが…」
「まぁ私らは今芳樹しか見てないから色々な恋バナ聞いてもあまり意味無いかもだけど、でもさぁ♪考えて見たら、霧緒さんって…自分が抱いた女の記憶と自分に抱かれた女の記憶が今あるんでしょ?」
「しかも、芳樹の記憶もあるんだから、相当詳しい芳樹のそんな感覚が聞けるはずなのよね~♪」
3人共すごく目が輝いてる。

そうか、その辺りの話を聞くために誘われたって事か…

確かに私は晴香に記憶をうまい事操られて感情までコントロールされていた期間があり、何度も肌を合わせて来た。
そしてその時の自分の記憶と自分に抱かれている記憶が今両方ある。


あまり思い出したくないんだけど…
「あれっ?そんなに言いたくないカンジ?」
紀子が私の顔色を伺って聞いてくる。

「お前達も男の相手をしてると少なからず演技をしてる時が有るだろ?それをしてることを知ってる私とそれを知らずに気持ち良くなってもらえてると思ってる私が思い出したら同時に居るんだぞ?すこしぐらい心の葛藤のようなものを感じられないのか?」

少し想像してみたようだな、全員渋い顔になった。

「まぁ…演技の部分を知ってしまったら…」
「まぁねぇ…私ならもう女を抱けなくなりそうだな…」
「え~でも由香って女ともそういう事出来るよね?」
聡子が爆弾を投下。
「えっ?!そんな事ないわよ?私は男とするのが大好きな女だし!」
その言い方もどうかと思うが…
「まぁ何にしても男が女になった場合、記憶を受け継いだら男が不憫でしょうがないって事ね。了解。それで?」
「聡子は理解してなおかつ同じ傷口を切り開こうとするか…」
「これからどうなって行くのかはまだ判んないけど霧緒さんってもしかしたらまた男の体に戻れるかもしれないから色々考えておくのってアリかもしれないジャン。」

男の体に…なぁ…この女の体の快感を受け取れる量を知ってしまって、男の体に戻った時…
まずいな…男の体で男の体を受け入れる事になりかねないな…
私はこの強い快感を求めて、少しでも女の体の快感を再現したくなると思う…

しかも晴香のこの体は前も後ろも完全に性器になってる程の使い込まれ様…


そうか、私は男の体に戻ったら男女両方を受け入れられる体になるって事か…


「あ、霧緒さんが寂しそうな顔になったよ?」
「ホントだ…そんなに苦しい記憶?聞いたら駄目なのかな?」
「まぁ…泣くまで追求ってのは良くないわね。だったら、ここからは芳樹のどこが良いかを話していきましょうか♪」
「「いいね♡」」


寝るまではまだまだ時間がかかりそうな感じだな…

外を見てみると、晴れた夜空に三日月が出て入り江と海と椰子の木を幻想的に浮かび上がらせていた。
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