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07 それけっこうヘヴィーな話なんだけど…1/2

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その日、光一こういちの顔をまともに見られなかった私は夕方になって那美なみに連絡を取って停めてもらう事にした。

交換条件として、
「あんたの弟のパンツとオナグッズ持っておいで♡」
と、言われたのだが…私あの3本生えたバイブしか持ってないんだけど…
あれ持っていくのはさすがにアナラー初心者の私にはハードルが高すぎる。
とりあえずグッズに関しては無いと言ってみた所、
「嘘着け!あんたが一本も持ってないはず無いでしょ?いいから持っておいで。持ってこなかったら部屋に入れないからね?」

そう言って電話を切られた。

そうは言われてもさぁ…
まさか…こっちの私ってそういうグッズを大量に保持してたりするのかしら?
とりあえず半信半疑ではあったけど、自分の部屋の宝探しを少ししてみた。

とりあえず自分が物を隠すために使ってる枕の下の辺りの布団の下…写真?5枚ほど出てきた。
男の上半身裸の写真…これ何?

そしてベッドの下から箱が出てきた。
開けてみると上の方には高校の頃の教科書とかノートが入ってて…あった♪一番下の辺りにディルドが3本。
これずいぶん細くて柔らかいけど…これで良いのかな?
少し前にアナラーに進化した私は少しだけグッズを売ってるサイトを見て動画とかを色々見たから知ってるんだけど、お尻に入れる初心者用の柔らかいディルド?というか棒?ネジネジしてるのとか玉が数珠状に繋がった奴とか…
そんな感じの柔らかさで細さだった。

こんなのじゃぁ…どこも気持ち良くならないよね?
ちなみに時多ときたさんがくれたバイブは表面はちょっとだけ柔らかいけど芯の部分はしっかりと硬い素材が有る様に感じる。
あれぐらいの硬さが無いと…

そう言えば時多さん尿道の事を聞いた時に、
「アナルはそれでしっかりと解しておいて下さいね。そうしないとかなり大変ですから。」
って言ってたんだけど…

何が大変なんだろ??

そもそも男が少ないこの世界って…車に押し込まれて体中を犯されるとかって事がほぼ有りえないんだから、うしろを無理やり使われるとかって…無いはずだよね?


まいっか♪


とりあえず見つけたディルド(細くて柔らかい)をバッグに入れて、他の所も探してみた。
そうしたら本棚の雑誌を置いてある辺りからけっこうな数のエロ本が出てきた。

「基本は男を襲う悪い女なのね…まぁこのシチュはあっちでも反対は普通に有ったわね。」
そしてそのエロ本の中のマンガで犯される男って必ず処女喪失も一緒にされてた…

見ててちょっとだけ…可哀想になって楽しめなかった。
童貞と処女を一緒に喪失する男って本当に居るのかしら?

この世界怖いわ~…

その後本に関しては特に言われなかったので、下のリビングで親と話をしてる光一を確認してそっと光一の部屋に入る♡
部屋の中は…なんとなく普通?

あっちの光一の部屋って筋トレアイテムとかそれ系雑誌なんかが床に散らばっていて、たまに私が服を持って来た時に片付けてたんだけど、特に散らかった感じは無かった。

なんかこっちの光一って私程度には片付けられる子に育ったみたいね♡
少しだけ成長を感じてほっこりしつつ勝手知ったる感じでタンスの下着入れを開けると、白ブリーフがイッパイだった。

「光一確か…トランクス派だったけど…こっちではブリーフが好きなのかしら?」
とりあえず那美が言ってた、
「匂いとかが感じられそうな位の使い込まれたのを希望!」
という言葉にちょっとだけ嫌な気分になりつつ物色してると、足のゴムの部分が少しほつれてるのが2個ほど見つかったのでそれをバッグに入れて光一の部屋を出た。

って言うかぁ…私の白いパンティーが光一のブリーフの中に混ざってたんだけど…
これわざとじゃ…無いよね?


間違って入り込んだって事だよね?


とりあえず部屋を出てリビングに行って親に一言言って出てきた。

「今日那美のアパートにちょっと泊まるからね~明日は講義無いから明後日の夜には戻るから心配しないでね。」
この私の言葉に部屋の中に居た3人が固まった。

「あぁ…特に心配はしないが…紗江さえ?お前何か悪い物でも食べたのか?」
「今まで帰ってきてこっちが聞かないと何も言わなかった紗江が…あっ♡あんた男でも出来たの??」
父さんも母さんもとっても失礼な物言いだった。

「え~~姉さん明日と明後日居ないの?少しお願いが有ったのに…」
光一はちょっとだけ可愛い事を言ってくれた♪
体はアレなのにこんない可愛いとかもうっ♡

ちょっとだけイイコイイコして出てきた♡
それにしても私にお願い…なんだろ???

おっと、私はあいつの顔を見るのが恥かしいから、今日那美のアパートに泊まろうとしてるのに、可愛い顔を思い出してニヨニヨしてる場合じゃない。
とりあえず公共機関を使い那美のアパートまで到着。
建物自体はそこまで違って無い感じかな?元々女ばかりが契約出来るアパートだったので、けっこう防犯に対してもしっかりとしてた場所だった…んだけど…

なんかけっこう色々な場所が壊れてる?

アパートの塀の所に車でもぶつけた様なへこみが有った。
それと今まで切れてたのを見た事が無かったんだけど、通路の蛍光灯が奥の所で一ヶ所切れて、門に近い所が点滅してた。

これだと男が隠れて…あ、そうか、そう言う事って無いのか。
女が襲われる事ってこっちでは無いのよね。
だからこんな風に防犯意識が緩くなってるんだ。

部屋のチャイムを押して待ってると…反応が無い…寝てるのかしら?
とりあえずドアノブを回すと…開いた。


ほんとにこんな感じで大丈夫なの???


「こんばんは~那美~~?居るよね??」
入った場所はキッチンみたいな所で…なんか臭い…
生ゴミとか袋に別けて入れないのかしら??
奥に繋がるドアに埋め込まれたすりガラスから部屋の中に人が居るのは判ったのでそっとドアを開けてみたら…


友人がチャットしながらノーパンで…弄ってた…


「いや~あれからさぁ♪あんたの弟のパンツが手に入るって思ったら我慢出来なくなっちゃってね~♡あははっ♡」
「それでヘッドホン付けて有料サイトに繋げてオナってたと…あんたさぁ、WEBカメラまで使って何やってんのよ…」
とりあえずパンティーだけは穿かせてチャットを終わらせてから少しだけ説教してるんだけど…
「でもね~海外ならけっこう見てくれる男が居るんだよ~♪ビラビラ広げて指入れたら、『もっと奥まで見せろ』みたいに言ってくるんだから♡」

それが気持ち良さに繋がるのは今の私は理解してる…

「まぁ…ほどほどにね。」
「でもこのサイト教えてくれたの紗江だったよね?もうやめちゃったの?」
「えっ?!あぁ~…そうね。さすがにもう飽きたからやめたわ。」
こっちの私って本当に何してるの?????

その後光一のパンツを納品したらその場で頭と顔に被って深呼吸を始めたのでとりあえずグーで殴って止めさせておいた。
「あんたさぁ…弟のあれ搾ってるのは良いけどいい加減ブラコン卒業しなよ?」
私に殴られた頭を撫でつつそんな事を言ってくる那美…

「搾ってる??」

ちょっとだけ自分基準でしてたらまずい事を言われた気がして聞き返した。
「紗江が言ってたんじゃない。弟君?光一君だったかな?小学校の頃から搾ってるって…あれっ?この間部屋で飲んだ時にも言ってたよね?先週ぐらいに??」

小学校の頃から搾ってた…


私が光一のを…



そうか、あれ私の物だったのか…





はっ!?違う!!そうじゃない!!!
これはまずい…私的には家族とは絶対NG。
最悪お母さんとのレズプレイまでは…いや、これもNGだよな…

こっちの私チャレンジャーだなぁ…
そっかぁ…あの大きさは私が色々した結果の成長だったと…

「ねぇ紗江?あんた本当に大丈夫?今日服もそうだけど…なんか別人みたいな反応してるけど?」


私はその日那美とどんな事を話したかまったく記憶に残らなかった。
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