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24 明日香のこれからの毎日
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完全に私の女としての生活を受け入れた明日香との二人だけの生活が、私のお盆休みの間続いた。
個室としては明日香にも与えているが、荷物を置いてるだけでほとんど使う事が無かった。
出来る限りすべての時間を私と一緒に居るように言ったから。
「なんだか明君って…すごく俺様性格だったみたいね…まぁ体で理解させられてる私は言う通りにするしか無いんだけど…♡」
そんな風に言い訳をしつつも笑顔が増えていく明日香。
「それにっ♪私と明君のお互いの初めてが3セット揃っちゃったもんねっ♡あ、でもフェラの初めてとかまで考えたら…4ペアだよ♪もうっ♡エッチなんだからぁ♡♡♡」
そんな事を言いながら私の肩の辺りをペチペチ叩きつつとても嬉しそうにしてるので一応言っておいた。
「生での挿入は明日香が初めてだけど、ゴム付でならアナルにも入れた事だけはあったぞ?」
その後少しの間、明日香は機嫌が悪かった。
それから会えなかった時間を取り戻す様に、お互いがお互いを求め続けるような感じでとても濃密な時間を過ごして行った。
そして私のお盆休みが終わるまでの間に引越し業者に頼んで京香ちゃんの荷物と他にも明日香が自由にして良さそうな物などを私の家に移動して、京香ちゃんにも連絡を入れ、戻る時はそのまま家に来るように伝えておいた。
明日香が私の家で生活をし始めて、2週間が過ぎ、学生が学校に通い始める頃に明日香の旦那さんから明日香のスマホへ連絡が入った。
一応家のリビングの机の上に手紙を残してきていたので、そのうち連絡が来ると思っては居たのだが…
さすがに遅すぎないか?
どんだけ愛人の家にお泊りしてるんだ?
そして明日香さんに言いたい事だけ言って連絡を終えたらしい。
話が終わり明日香から詳しく聞くと、
家を出るならお前が持ち込んだ物はすべて持って行け。
慰謝料は払わない。
京香の養育権は放棄する。自分の子供とは思えないから。
だそうだ。
という訳で、私は小春を呼び出し、例の明日香と京香ちゃんの報告を聞いたお店で詳しく聞いてみた。
「お前なんで明日香がこっちで生活し始めたらまったく顔を出さないんだ?」
少し嫌そうな顔になり、コーヒーで熱せられているカップを指でつつきながらこんな事を言ってきた。
「ラブラブあっつあつな二人を見てオナれって言いたいの?明君私の事今日までまったく心配もしてなかったわよね?」
若干の心当たりは…ある。
「まぁでも、お前今住む所無いんだろ?だから部屋は一応あのままお前の部屋として残してあるんだから気にせずに来いよ?」
「まぁ…そうなんだけどね…」
何だか歯切れが悪いというか、小春らしくないと言うか…
「なぁお前って明日香の事嫌いだったりするのか?」
小春は元々同じ高校に通ってた1年後輩の女でその頃から私と明日香が一緒に居る時には顔を出す事が少なかったような気がする。
と言うか、二人で居る所に出くわしたら、あっと言う間に走り去って話をする暇も無かったという記憶が…今思い出された。
「…嫌いって訳じゃないけどさぁ…あまり仲良くしたく無いって言うか…まぁその話は良いじゃない。そのうちまた泊まりに行くから。それで、不倫の慰謝料と養育費の話だよね?」
そう、この話をする為に来てもらった。
「まぁ結果から言うなら、あの男が慰謝料を免れる可能性は0だね。奥さんが居る状態で女の所に泊まり続けてまったく帰って来てなかったのと、何度も明日香さんに手を上げてるのを京香ちゃんと他にも何人も証言が取れた。」
「そうか…判った。そっちは良いとして、京香ちゃんに関しては?」
「一応そっちの事を前言われて確認してもらってるんだけど、もう少し時間がかかりそうなのね。」
確か先週ぐらいにDNA鑑定をしてもらう事にして採集キットを手に入れてもらい小春に頼んだのだが、けっこう時間がかかるんだな。
「まぁそこは急いでもしょうがない。だとしたら、両方で考えておけば良いだう。私の子の場合とあの男の子の場合で。」
「まぁそうだね。それだと、あの男の子供の場合はどうやっても養育権を放棄とかで終わって良い話ではないので、毎月…相場では5万円前後ぐらいかな?それぐらいの支払い義務が発生するんだけど、彼って職が不安定だからね。一括で支払ってもらってそのままさようならって話が一番後腐れないかな?それと、明君の子供の場合は相手が会いたがるかどうかで変わってくるかな?それに彼の仕事の状況が関係してくるんでまぁ…もらえない可能性が高いかもしれないって感じかしら?ここから先はしっかりと弁護士に確認してもらわないといい加減な事は言えないね。」
だとしたら、京香ちゃんの事で言い争うって状況をわざわざ作る必要なんて無いな。
「小春?あの鑑定結果って私の子だってことにして話を進める事って出来るのか?」
小春もさすがにこの問いかけには驚いたようだ。
「…なんか危険な事とか考えてないよね?…まぁ結果を改ざんして司法の場へ出すのは大問題になるから止めておくとして、そうだねぇ…最初から必要無いってスタンスで話を進めて自分の子だって言い切ってしまうのなら相手は喜んで言うとおりの事を受け入れるんじゃないかな?」
「よし、ではあの頼んだDNA親子鑑定の結果はもう必要ない。京香ちゃんは私の子として扱う事にする。二人の離婚に関する話を頼んでも良いか?」
なんだか諦めたようなヤレヤレっていうか…そんな顔で小春が了承してくれた。
家に戻り明日香に説明をして当人同士が会う必要がそのうち出てくるかもしれないが、ほとんどの折衝などは弁護士さんがやってくれると言う事を説明すると、
「そっか…これで本当に明君の元へ戻れる事になったのね…ありがとう。」
儚い笑顔というか、柔らかいイメージの笑顔だった。
それから、京香ちゃんの学校の問題が少しだけ残った。私の家から今の学校までは片道15km程度あるので歩いての通学はそもそも無理。
それに「明日から別の学区の小学校に通います。」という訳には行かないので、少しの間学校までの送り迎えを明日香さんがする事になって、毎朝二人で車に乗って通学する姿が見られる様になった。
車はガレージに埃をかぶってずっと置かれていた2台から小型の物を使ってもらってる。
この車も処分しようと思いつつもそのまま税金を払い、車検だけ受け続けていた物で、両親の愛車だったりする。
私は仕事場がマイカー通勤出来ない環境なのでまったく使う事が無かったのだが、これからは明日香に乗ってもらうと良いかも知れない。
「と言う訳で、京香ちゃん。今日からは私の事をお父さん、もしくはパパと呼ぶように。」
とっても困った様な顔になった京香ちゃんが居た。
なぜに!?
「そんな…なんで困った顔になるんだ?パパが駄目なのか?だったら…ダディーとかお父様とか父上とかって少しだけ古風な呼び方でもまったく問題無いんだが?」
そんな会話を同じテーブルについて聞いてた明日香が、呆れた様な顔で口を挟んできた。
「明君?そんな事をいきなり言われても京香も困るわ。もう少し考えてあげてよ。」
そんな事を言われてもなぁ…
「…じゃぁ明君とか?でもそれじゃぁ親子じゃない感じがするだろ?やっぱり京香ちゃん、パパどうかな?一押しなんだけど?駄目かな?」
私の必死の説得が功を奏したのか、苦笑いという若干不満の残る顔ではあったが、
「じゃぁそこまで言うなら明パパ?でいいかな?」
という妥協を引き出した。…まぁいいだろう♪
「明日から明パパで頼むな!」
そう言って立ち、机を回り近づいて中腰になった状態で両手を広げて待つと、ためらうような顔で何度か明日香を見た後に、椅子から立って歩いて深呼吸をした後に、勢いをつけて飛び込むように抱きついてきてくれた。
まだ10歳ぐらいの女の子だから自分から抱きつくというのは躊躇したので待ったのだが、胸に抱き入れるようにして両腕で包み込むと、少しだけビクッと体を強張らせた後にゆっくりと両手を私の体に回して抱きついてきてくれた。
この感覚は説明しづらいものなのだが…なんとなくだが、頬に触れる京香ちゃんのほっぺたの感触が、自分の子だという感じを強く感じさせていた。この年齢の子を抱くと言う事が無かったからそういう感じを受け取ったのか、本当に私の子だったのかはいまさらどうでも良いのだが、私は京香ちゃんを自分の子として愛して行けると思う。
「そういえば、前に教えてくれたよね?明日香が私の事を説明してくれたとか…あれってそのうち教えてくれたりする?」
耳元で明日香に聞こえないようにこっそり聞いてみると、
「…乙女の秘密を覗くとか明パパ…趣味悪いわよ?」
そんな言葉を返されてしまった。
さすがに教えてもらえなさそうかな?
夕ご飯を3人で同じ食卓で食べ、私と明日香&京香に分かれてお風呂に入り、その後リビングで京香ちゃんが買ってもらっていたゲームを3人で遊んでると、10時を少し過ぎた辺りで、京香がそろそろ眠たくなったらしい。
ソファーの所で私と並んでコントローラーを持って対戦してたらそれまでまったく勝てなかったのが段々勝率が上がっていってこれから挽回と考えてると、京香ちゃんの頭が私の肩に当たって体重がそのままのしかかってきた。
反対側のソファーでその様子を見てた明日香が、
「さすがにこんな時間だし眠くなっちゃったみたいね。明君抱っこして連れて来てくれる?」
そう言って京香の部屋の予定の親父が使っていた部屋に向かって歩きだす。
コントローラーを置き、京香の頭が落ちないように気を付けつつ優しく抱き上げると子供特有の少し高めの体温を感じる。
そのまま落ちない様にお尻を両腕で抱くようにして連れて行くと、部屋の中で明日香がベッドに寝かせられる様に手伝いをしてくれた。
ゆっくりと京香をベッドに降ろし上掛けをかけると寝心地の良い場所を探して少しの間動いてたが、なんとか思う場所を探し出せたのか寝息が落ち着いてきたので、そのまま静かに部屋を出る。
そしてそこから説教が始まった。
実は私の下半身が少しだけその…元気になっていた。
しょうがないよね?あんな小さな女の子って今まで近くに居なかったし、何となくだけど明日香に面影が似てるし、目の前には少しだけ色気のあるパジャマを着た明日香も居るし…
階段を京香を抱いて上がる時に上の階にたどり着きそうな明日香を下から見上げたらパジャマの裾の辺りからお尻の辺りが良く見えたし…
少しの間言い訳と説教が続き、いい加減そろそろ寝ないと明日の仕事に差しさわりが出てくるかも?という時間になった頃に明日香が、
「このままを放置したら、眞子ちゃんや秋穂ちゃんだけじゃ済まなさそうだから、しっかり搾り取っておかないといけないわね…」
そんな事をボソッと漏らした。
「なぁ明日香?それって何で知ってるんだ?私はあの二人が泊まりに来た事は説明したが…抱いたって事は言って無かったよな?」
確かあの時ちょっとだけ匂わせるような物言いをしたかもしれないが、二人との体の関係に関しては絶対に私からは言ってない。断言できる。
そして、私の言葉で明日香はハッとした表情になり…
これは…確認しないといけない事が増えたかもしれないな…
個室としては明日香にも与えているが、荷物を置いてるだけでほとんど使う事が無かった。
出来る限りすべての時間を私と一緒に居るように言ったから。
「なんだか明君って…すごく俺様性格だったみたいね…まぁ体で理解させられてる私は言う通りにするしか無いんだけど…♡」
そんな風に言い訳をしつつも笑顔が増えていく明日香。
「それにっ♪私と明君のお互いの初めてが3セット揃っちゃったもんねっ♡あ、でもフェラの初めてとかまで考えたら…4ペアだよ♪もうっ♡エッチなんだからぁ♡♡♡」
そんな事を言いながら私の肩の辺りをペチペチ叩きつつとても嬉しそうにしてるので一応言っておいた。
「生での挿入は明日香が初めてだけど、ゴム付でならアナルにも入れた事だけはあったぞ?」
その後少しの間、明日香は機嫌が悪かった。
それから会えなかった時間を取り戻す様に、お互いがお互いを求め続けるような感じでとても濃密な時間を過ごして行った。
そして私のお盆休みが終わるまでの間に引越し業者に頼んで京香ちゃんの荷物と他にも明日香が自由にして良さそうな物などを私の家に移動して、京香ちゃんにも連絡を入れ、戻る時はそのまま家に来るように伝えておいた。
明日香が私の家で生活をし始めて、2週間が過ぎ、学生が学校に通い始める頃に明日香の旦那さんから明日香のスマホへ連絡が入った。
一応家のリビングの机の上に手紙を残してきていたので、そのうち連絡が来ると思っては居たのだが…
さすがに遅すぎないか?
どんだけ愛人の家にお泊りしてるんだ?
そして明日香さんに言いたい事だけ言って連絡を終えたらしい。
話が終わり明日香から詳しく聞くと、
家を出るならお前が持ち込んだ物はすべて持って行け。
慰謝料は払わない。
京香の養育権は放棄する。自分の子供とは思えないから。
だそうだ。
という訳で、私は小春を呼び出し、例の明日香と京香ちゃんの報告を聞いたお店で詳しく聞いてみた。
「お前なんで明日香がこっちで生活し始めたらまったく顔を出さないんだ?」
少し嫌そうな顔になり、コーヒーで熱せられているカップを指でつつきながらこんな事を言ってきた。
「ラブラブあっつあつな二人を見てオナれって言いたいの?明君私の事今日までまったく心配もしてなかったわよね?」
若干の心当たりは…ある。
「まぁでも、お前今住む所無いんだろ?だから部屋は一応あのままお前の部屋として残してあるんだから気にせずに来いよ?」
「まぁ…そうなんだけどね…」
何だか歯切れが悪いというか、小春らしくないと言うか…
「なぁお前って明日香の事嫌いだったりするのか?」
小春は元々同じ高校に通ってた1年後輩の女でその頃から私と明日香が一緒に居る時には顔を出す事が少なかったような気がする。
と言うか、二人で居る所に出くわしたら、あっと言う間に走り去って話をする暇も無かったという記憶が…今思い出された。
「…嫌いって訳じゃないけどさぁ…あまり仲良くしたく無いって言うか…まぁその話は良いじゃない。そのうちまた泊まりに行くから。それで、不倫の慰謝料と養育費の話だよね?」
そう、この話をする為に来てもらった。
「まぁ結果から言うなら、あの男が慰謝料を免れる可能性は0だね。奥さんが居る状態で女の所に泊まり続けてまったく帰って来てなかったのと、何度も明日香さんに手を上げてるのを京香ちゃんと他にも何人も証言が取れた。」
「そうか…判った。そっちは良いとして、京香ちゃんに関しては?」
「一応そっちの事を前言われて確認してもらってるんだけど、もう少し時間がかかりそうなのね。」
確か先週ぐらいにDNA鑑定をしてもらう事にして採集キットを手に入れてもらい小春に頼んだのだが、けっこう時間がかかるんだな。
「まぁそこは急いでもしょうがない。だとしたら、両方で考えておけば良いだう。私の子の場合とあの男の子の場合で。」
「まぁそうだね。それだと、あの男の子供の場合はどうやっても養育権を放棄とかで終わって良い話ではないので、毎月…相場では5万円前後ぐらいかな?それぐらいの支払い義務が発生するんだけど、彼って職が不安定だからね。一括で支払ってもらってそのままさようならって話が一番後腐れないかな?それと、明君の子供の場合は相手が会いたがるかどうかで変わってくるかな?それに彼の仕事の状況が関係してくるんでまぁ…もらえない可能性が高いかもしれないって感じかしら?ここから先はしっかりと弁護士に確認してもらわないといい加減な事は言えないね。」
だとしたら、京香ちゃんの事で言い争うって状況をわざわざ作る必要なんて無いな。
「小春?あの鑑定結果って私の子だってことにして話を進める事って出来るのか?」
小春もさすがにこの問いかけには驚いたようだ。
「…なんか危険な事とか考えてないよね?…まぁ結果を改ざんして司法の場へ出すのは大問題になるから止めておくとして、そうだねぇ…最初から必要無いってスタンスで話を進めて自分の子だって言い切ってしまうのなら相手は喜んで言うとおりの事を受け入れるんじゃないかな?」
「よし、ではあの頼んだDNA親子鑑定の結果はもう必要ない。京香ちゃんは私の子として扱う事にする。二人の離婚に関する話を頼んでも良いか?」
なんだか諦めたようなヤレヤレっていうか…そんな顔で小春が了承してくれた。
家に戻り明日香に説明をして当人同士が会う必要がそのうち出てくるかもしれないが、ほとんどの折衝などは弁護士さんがやってくれると言う事を説明すると、
「そっか…これで本当に明君の元へ戻れる事になったのね…ありがとう。」
儚い笑顔というか、柔らかいイメージの笑顔だった。
それから、京香ちゃんの学校の問題が少しだけ残った。私の家から今の学校までは片道15km程度あるので歩いての通学はそもそも無理。
それに「明日から別の学区の小学校に通います。」という訳には行かないので、少しの間学校までの送り迎えを明日香さんがする事になって、毎朝二人で車に乗って通学する姿が見られる様になった。
車はガレージに埃をかぶってずっと置かれていた2台から小型の物を使ってもらってる。
この車も処分しようと思いつつもそのまま税金を払い、車検だけ受け続けていた物で、両親の愛車だったりする。
私は仕事場がマイカー通勤出来ない環境なのでまったく使う事が無かったのだが、これからは明日香に乗ってもらうと良いかも知れない。
「と言う訳で、京香ちゃん。今日からは私の事をお父さん、もしくはパパと呼ぶように。」
とっても困った様な顔になった京香ちゃんが居た。
なぜに!?
「そんな…なんで困った顔になるんだ?パパが駄目なのか?だったら…ダディーとかお父様とか父上とかって少しだけ古風な呼び方でもまったく問題無いんだが?」
そんな会話を同じテーブルについて聞いてた明日香が、呆れた様な顔で口を挟んできた。
「明君?そんな事をいきなり言われても京香も困るわ。もう少し考えてあげてよ。」
そんな事を言われてもなぁ…
「…じゃぁ明君とか?でもそれじゃぁ親子じゃない感じがするだろ?やっぱり京香ちゃん、パパどうかな?一押しなんだけど?駄目かな?」
私の必死の説得が功を奏したのか、苦笑いという若干不満の残る顔ではあったが、
「じゃぁそこまで言うなら明パパ?でいいかな?」
という妥協を引き出した。…まぁいいだろう♪
「明日から明パパで頼むな!」
そう言って立ち、机を回り近づいて中腰になった状態で両手を広げて待つと、ためらうような顔で何度か明日香を見た後に、椅子から立って歩いて深呼吸をした後に、勢いをつけて飛び込むように抱きついてきてくれた。
まだ10歳ぐらいの女の子だから自分から抱きつくというのは躊躇したので待ったのだが、胸に抱き入れるようにして両腕で包み込むと、少しだけビクッと体を強張らせた後にゆっくりと両手を私の体に回して抱きついてきてくれた。
この感覚は説明しづらいものなのだが…なんとなくだが、頬に触れる京香ちゃんのほっぺたの感触が、自分の子だという感じを強く感じさせていた。この年齢の子を抱くと言う事が無かったからそういう感じを受け取ったのか、本当に私の子だったのかはいまさらどうでも良いのだが、私は京香ちゃんを自分の子として愛して行けると思う。
「そういえば、前に教えてくれたよね?明日香が私の事を説明してくれたとか…あれってそのうち教えてくれたりする?」
耳元で明日香に聞こえないようにこっそり聞いてみると、
「…乙女の秘密を覗くとか明パパ…趣味悪いわよ?」
そんな言葉を返されてしまった。
さすがに教えてもらえなさそうかな?
夕ご飯を3人で同じ食卓で食べ、私と明日香&京香に分かれてお風呂に入り、その後リビングで京香ちゃんが買ってもらっていたゲームを3人で遊んでると、10時を少し過ぎた辺りで、京香がそろそろ眠たくなったらしい。
ソファーの所で私と並んでコントローラーを持って対戦してたらそれまでまったく勝てなかったのが段々勝率が上がっていってこれから挽回と考えてると、京香ちゃんの頭が私の肩に当たって体重がそのままのしかかってきた。
反対側のソファーでその様子を見てた明日香が、
「さすがにこんな時間だし眠くなっちゃったみたいね。明君抱っこして連れて来てくれる?」
そう言って京香の部屋の予定の親父が使っていた部屋に向かって歩きだす。
コントローラーを置き、京香の頭が落ちないように気を付けつつ優しく抱き上げると子供特有の少し高めの体温を感じる。
そのまま落ちない様にお尻を両腕で抱くようにして連れて行くと、部屋の中で明日香がベッドに寝かせられる様に手伝いをしてくれた。
ゆっくりと京香をベッドに降ろし上掛けをかけると寝心地の良い場所を探して少しの間動いてたが、なんとか思う場所を探し出せたのか寝息が落ち着いてきたので、そのまま静かに部屋を出る。
そしてそこから説教が始まった。
実は私の下半身が少しだけその…元気になっていた。
しょうがないよね?あんな小さな女の子って今まで近くに居なかったし、何となくだけど明日香に面影が似てるし、目の前には少しだけ色気のあるパジャマを着た明日香も居るし…
階段を京香を抱いて上がる時に上の階にたどり着きそうな明日香を下から見上げたらパジャマの裾の辺りからお尻の辺りが良く見えたし…
少しの間言い訳と説教が続き、いい加減そろそろ寝ないと明日の仕事に差しさわりが出てくるかも?という時間になった頃に明日香が、
「このままを放置したら、眞子ちゃんや秋穂ちゃんだけじゃ済まなさそうだから、しっかり搾り取っておかないといけないわね…」
そんな事をボソッと漏らした。
「なぁ明日香?それって何で知ってるんだ?私はあの二人が泊まりに来た事は説明したが…抱いたって事は言って無かったよな?」
確かあの時ちょっとだけ匂わせるような物言いをしたかもしれないが、二人との体の関係に関しては絶対に私からは言ってない。断言できる。
そして、私の言葉で明日香はハッとした表情になり…
これは…確認しないといけない事が増えたかもしれないな…
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