私の娘という少女

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04 京香の家屋内探索

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夕方に友人の女から連絡があり京香きょうかを排した状態で話がしたいと言われた。
今日この後は休む程度で特に予定も無かった事から了解の返事を送り、京香に、
「ちょっと友人と会って来るんで留守を頼む」
と言って出てきた。

出てくる時に「早く戻ってきてね。あきらさん♡」
と言って送り出してくれたが…完全に勝ち誇った目をしてた。
間違いなく今日何かする気だ…

家から歩いて10分ほどの場所にショッピングモールがありそこの中にコーヒーの専門店がある。
私がそこのコーヒーを好んでることを知ってる友人の女性は外で会う時にここを指定するようになった。
そして殆どの場合で私が支払いをさせられる。
学生の頃から通ってるのでお店のマスターも顔見知りで入ってきた私の顔を見ると笑顔になり特に声をかけなくてもいつも度コーヒーの準備を始めてくれる。
友人の女は私がいつも座るカウンターの所に座ってこっちを見てた。
「なんか今の目でする会話は店のヌシみたいな感じだったよ?」
「店長とはここが出来た頃からの付き合いがあるからな。お前みたいに毎回違うものを頼まない私は一々注文せずとも伝わるんだ。」
「そんな1穴主義の男みたいな事言っちゃって若い頃は色々食い散らかしたくせに~♡」
とりあえず頭を1回叩いておく。
「もう!暴力反対!」
「お前は言葉の暴力を振るってる事に早く気づけ。それで?話ってのは?」
「あ、そうだった。一応依頼されたことの追加の情報を見せておこうと思ってね。書類までは必要ないよね?」
この友人弁護士事務所と契約して色々動き回るような仕事をしてたりする。まぁ今時珍しい探偵業とでも言うのだろうか…いや、たぶんそんな高尚な仕事はしてないな。良い所『何でも屋』ってレベルだろう。
「なぁに?そんなにじっくり私の顔を見て…あ、私を無理やり襲った時の事を思い出してるのかしら?もう♪」
「何か勘違いしてるようだし記憶に齟齬があるみたいなんで一応言っておいてやるが、俺が寝てる時に勝手に上に乗って腰を振ってた女は襲われて無いと思うぞ?」
「まぁそのへんはちょっとしたニュアンスの違いでしかないわ。それよりも、この画像を見て行って頂戴。」
そう言いながらタブレットにフォルダーを表示して最初のサムネイルをタップして表示した。

写ってるのは昼に送ってくれた写真の画像。
次に送ったらこれも送ってくれた表札の画像。
その後明日香あすかと娘(京香)と思われる娘との写真が続いた。
「とりあえずその後も続けて追跡して写真を撮ってみたんだけど、見る限りでは写真のように親子にしか見えなかったよ。あと途中で娘さんの友人と会って少し話をしてたんでそこからそっちを追跡してみたんだけど一応名前だけ確認できた。住んでる所とかは一応そのフォルダーにあわせて入れてあるんで後で自分で確認しておいて。他にはちょっと裏情報で確認してみたんだけど、娘さんの名前は京香で間違いないね。今小学3年生で今年9歳になるらしい。ぎりぎり明と明日香さんが付き合ってた頃に仕込んでても可能性がある範囲だね。」
「その言い方もう少し何とかならないのか?仕込むとかさぁ。」
「どう言い繕ってもやったことは中だしでしょ?覚えがあるから明さんも彼女を受け入れてる訳だし。」
まぁ…そう言われると何も言い返せないんだが…

その頃体の関係に関しては周囲の緩い知識で生理の後すぐなら生でしても大丈夫だとか外で出したら危険日でも大丈夫などという学生知識で致してたので…後ほど詳しく調べて色々ショックを受けたものだった。
生理後とか普通に危険日一直線って期間だとか知ったら顔も青くなるというものだ。
「とりあえず今回はありがと。支払いはどうする?」
「ん~~…あ、そうだ♪明日私の部屋を少しだけ綺麗にするお手伝いをしてくれるって事でどうかな?」
「お手伝いなぁ…ちなみに今何%ぐらいになってる?」
「そうだねぇ…20%行ってない位…かな?」

この%は、部屋の三次元空間の物質の占有率の事をさす。
ちなみに物質とはゴミだったり洗ってない服だったり…
「一応ダンプカーまでは必要ないか…知り合いから軽トラックとか借りられるか?」
「そこは任せて♪朝から借りてまってるねっ♪」

明日1日が汚部屋掃除に費やされる事が決まった。

頼んだコーヒーと言うか、いつも頼むコーヒーをマスターが出してくれて、それを味わい少しだけ世間話をして家に戻った。
タブレットに挿してあったメモリーカードは一応私の胸ポケットに入ってる。

家に戻ると京香が出迎えてくれた。
「おかえりなさ~い♡明さん♪」
とりあえず私のYシャツだけを着てた…
そして少しだけ見えた下半身には下着は無かった…

「一応聞くが、何で裸Yシャツなんだ?昼に着てた服はどうした?」
少しだけ恥かしそうな仕草で両手を合わせて指先でなんかもぞもぞしながら答えたのは、
「あのね…暇だから庭を見て回ってたのね。そしてら…池があったのね。」
「まぁ…有るな。」
「最初家に池があるとか初めて見たんで近くに行って見てたんだけど耳の後ろの辺で蜂みたいなブーンって音がしてびっくりして振り返ったら足元に地面が無かったのね。そして池から上がったら全身びしょ濡れで…今洗濯してる。あと着る物が無かったんで…乾燥機に入ってたのを勝手に借りたの…ごめんね?」
「まぁ…刺されてないなら良いけど…本当に大丈夫か?」
「首の辺りを飛んだ感じがあったけど良く判んなかったの。痛い感じは無かったんで大丈夫だと思うんだけど…すぐに池に落ちたんで何がなんだか判んなくなった…」
「とりあえず見せて見ろ。」
後ろを向かせて襟元を確認した感じでは特に腫れてる感じは無かったので大丈夫だとは思うが、髪の中に水草が少し紛れ込んでた。
「お前もしかしてまだシャワー浴びてないのか?」
「あー…実はシャワー浴びようと思ってお風呂場に行ってお湯のほうを捻ったんだけど水しか出なかっから…温度の所が良く判らなかったんで待ってた。」
そういえば家のボイラーはちょっと古いタイプで台所に温度設定があってそれである程度の温度を決めてやらないと温水が出ない。
「すぐに準備するんで風呂場で待ってろ。」
そのまま台所に向かい温水の準備をして風呂場に行き、
「そろそろお湯が出るから温度調節してしっかり髪も洗えよ~。」
浴室の中から「はーい。」という声がしてきてとりあえずリビングへ行こうとすると、

「きゃ~~!!!!!!」

という悲鳴と共に京香が裸で飛び出してきた。
「ちょっと待て!!何で裸で出てくる!!」
私に抱きついて震えてる京香。
とりあえず私の服も完全に濡れてしまった。
顔を上げて泣きそうな顔で
「なんかシャワー浴びてたら上から落ちてきた。」
と目がウルウル状態で見上げてる。

「落ちてきた?」
「うん。白いトカゲみたいなのと目が合った。私の手より大きかった!!あとそいつの口に虫が入ってたの!足がみょんみょんしてた!!」

あぁ…たぶんヤモリとカマドウマだな。
うちの庭に林と言うほどではないが少しだけ木が生えてる場所と池があるので色々と昆虫が住んでたりする。
夏の夜中とかけっこうな数のコオロギとかキリギリスだとかスズムシなどの鳴き声が聞こえてくる。
虫が苦手な人は住みにくいと思うんだが…それに今から大繁殖するシーズンなんだけどこいつここで生活とか出来るのか?

「とりあえず見て来るんで少し待っててくれるか?というか裸をどうにか…ちょっと脱衣場まで一緒に来い。」
「ちょっと!そんな!!あんなモンスターが居る所とか無理だってば!!」
何がモンスターだ。しょうがないのでどうせ洗濯する必要があるから私が着てた柄シャツを脱いで肩に掛けてリビングに居てもらい浴室に行くと、ちょうど開いてた窓から外に出て行く所だったヤモリと目が合った。
浴室に入るとシャワーが出しっぱなしで湯気がすごい。
一応シャワーを止めて換気扇を回した状態で脱衣場でバスタオルを取ってリビングに行くと京香が泣きそうな顔でこっちを見てた。

「とりあえずヤモリは窓から外に出て行ったからもう大丈夫だぞ。」
そう言って浴室に行かせようとすると泣き出した。
「怖くて一人で入れない。」

まぁ…女の子でここであれを見たら怖いのは判るんだが…
「一緒にはいっ「無茶言わない様に。お前は昨日、体の年齢は17って言ってたよな?」」
涙がこぼれる…


そして一緒にシャワーを浴びてる私と京香。


頼むから目を瞑りながら裸で私に抱きつくのは止めてくれないかな?
小さいながらも胸の膨らみはあるんだし…下半身にはうっすらと毛も生えてるんだから。
だから怖いのは判ったから、足とかも絡ませるのはやめなさい。

そして頭を洗ってやって髪の泡を洗い流す頃には私の体も反応してた。
正面から抱きつかれてるので逃げようも無い状態で京香のおへその辺りにぐりぐり突き当たってる。
「だから一人で入れって言っただろ?」
私の声を聞いたからという訳じゃないだろうが、少し私の顔を見れないらしく、下を見てる。
でも体はまったく離そうとしない。

「ねぇ…少しだけお礼しちゃだめ?明さんもこのままだと辛いよね?」
そう言いながら手をそっと明君に伸ばす。
私の反応を見ながらそっと手を伸ばし私が振り解かなかった事で了解の意を得た事を知り、そのまま両手でしごき始める。
「明るい所で見るとすごく大きいね。」
そう言いながらしゃがみ口に含み頭を動かし私の方を見る。
昨日ここまではされてたし…もうしょうがないか…
体の中に入れなければ良いかと一気に私のモラルの敷居が低くなっていった。
実際の所昨日の夜中にフェラだけされてそのまま放置されてたんだから体の方はそんな気分になってた。

その後浴室で2回ほど口でいかさせてもらいお返しに京香の体も隅々まで綺麗に洗い、お互いさっぱりした状態で一緒に出た。
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