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02 難易度の選択と行き先(あっ、ここまったくエロく無いです。エロ求めてるなら読み飛ばし推奨)
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¥2,399…
俺も宮元もアルバイトをしてるからこの金額なら特に気にしなくても買えるけど…
「なぁ宮元?これ一回遊ぶのに2400円なのか?」
「うひっ♪ざまぁ~♪っと古いゲームで遊ぶのもありだな。えっとー…あぁそれ一回でその金額だぞ。でも一回遊んだらもう一回ってなるからな?気をつけろよ?」
そう言って今度はPS4の電源を入れてFPSで遊び始めた。
「ばっかちげぇって♪俺は男だってば。キャラは女使ってっけどこっちの方が色々メリットが有るんだってば。」
さっそくボイスチャットを使ってなんか同じ陣営の奴らと話をしてるが…
まぁいいけど。
さてと、とりあえず宮本がおススメするゲームだが、キワモノ率が高く妙に後を引くハマリ易い物が多かったりする。
たぶんこれも一回始めたらドップリはまる様なゲームなんだろうが…
とりあえず週末に遊ぶ分には少しぐらい時間を取られても大丈夫か?
どうせこいつは少しの間FPSで遊んだらそのうちレースゲームを始めて『ミッションチャレンジ』を明日の朝までやるはずなので俺は俺で勝手に遊ぶ事になる。
「なぁ宮元?お前メシどうする?」
「んあっ?」
マイクセットのイヤホンから色々音が出てるらしく聞き取れなかったらしい。
イヤホンを外して聞いてきた。
「メシ?カップ麺の買い置きあったよな?俺それでいいよ。」
「了解。じゃぁ俺隣の部屋で遊んでるからなんかあったら来いよ。」
「あいよぉ~♪」
画面にはパラシュートで降下中の男の姿が映ってる。
とりあえずノートパソコンを電源ユニットと一緒に持ってベッドルームに移動する。
そしてさっきまで見ていた『知識チートでドヤァ~♡Ver.2.35』を購入してみた。
ノートパソコンにデータをダウンロードしてReadmeファイルを参照するとVRヘッドマウントディスプレイが使用可能とあったので少し前に買ってあまり使ってなかったOculus Queenの今年モデルのセットを接続してコントローラーを両手首に装着してVR環境内でゲームを起動した。
視界が真っ暗になり地球の衛星軌道上を高速で移動する視点…
成層圏を越えた高度に立体的な文字が見え始める…
視点が地球から段々と遠ざかり、奥行きのある文字が衛星の様に地球の前に広がり…
『ドヤァ~~♪』
画面いっぱいに文字が広がった。
たぶんユニバーサルピクチャーズか何かのオープニングのパクリなんだろうな。
まぁ…嫌いじゃないけど。
再度画面が暗転して文字が表示される。
『あなたの知識量を確認しています。しばらくお待ちください。』
文字の後ろには日本の庭園の様な景色が映り小さな川が流れている。
ユニバーサル風でオープニングを作ったならもう少しこだわったらどうだ?
これそこらのフリー素材使ってるよな。
30秒ほど『しばらくお待ちください。』の文字が視界に映っていたと思ったら急にまた視界が暗転する。
『知識量の確認が終わりました。「難易度」と「ドヤァ~♪優先度」を選んでください。』
難易度は分かるけどドヤァ~♪優先度?
視界に『初級レベル』『中級レベル』『上級レベル』『極レベル』が縦に並んで選択肢として現れ、その右側に球体レーダーサーチの様な物体が現れた。
上下左右前後の6方向に線が伸び、その各頂点に『言語知識』『物理知識』『科学知識』『生産知識』『技術知識』『戦闘知識』の文字が俺の方に向かって表示されている。
そしてその項目毎に20段階でメモリが打たれていて、順に光る点が表示され点同士を結ぶ線が現れ線同士が三角形を作り…ちょっと歪な8面体が表示された。
『言語知識』7.0
『物理知識』9.5
『科学知識』7.5
『生産知識』6.5
『技術知識』8.0
『戦闘知識』3.0
…なんとなく自分の知識の偏りを見せられてる感じがするけど…俺は理数系の大学に通っているので、その事を基準にそのレーダーサーチを確認すれば『言語知識』が低めなのはしょうがないとは思うが、『物理知識』と『科学知識』&『技術知識』が半分の10ポイントまで行ってないってのはちょっと気に入らない。
『戦闘技術』に関しては…まぁ3.0ってのは妥当なんじゃないか?
そりゃぁ俺の通っている大学は東大とかの最高峰と比べればだれでも入れそうな所ではあるが…
なんとなく自分がリアルに知識をひけらかして知識チートごっこをする場合にはチートレベルではなくてモブレベルだって事実を突きつけられた感じがしてちょっとなんかもにょもにょとした感じがある。
…この数値を見て難易度を選ぶのか?
…説明を読んでみたのだが、どうもこの6項目それぞれに関して優先順位を付けられるらしい。
どこの知識でホルホルするのかを選ぶって感じの様だな。
だとすれば、言語と戦闘に関しては最低レベルで良いとして、優先順位は…『技術知識』『物理知識』『科学知識』『生産知識』辺りならなんとなく良い気分になれそうか?
ちなみに技術知識を優先させたのは実地で色々…ほら、手取り足取り色々さぁ♡出来そうな感じがしないか?
物理とか化学では女の子と体を触れさせる何かを想像しづらいのと生産に感しては農作業とかまったくやった事無いからちょっと低くしておいた。
そして…レベルだよな。
…極はやめておこう。なんとなく危険な感じがする。
そして…初級…は、どうだ?なんとなく四則演算を暗算とかをして『すっご~い♡』とか言われる感じだったりしたらちょっとだけ面白くない感じがするんだが…
まぁでもそれなら上級かって言われたらまぁ…自分のレーダーサーチ情報を見る限りではMAX20ポイントの半分未満だったりする訳で…4個にレベル分けするなら中級でドヤドヤできそうな感じはするが…
まぁ最初だし?
初級レベルでちょっと遊んでみるのもイイかな?
と言う訳で俺は初級レベルを選択してゲームを始める事にした。
『ゲームを開始します。リアルタイムで3時間ほど連続拘束されますが大丈夫ですか?』
とりあえず隣の部屋には宮元も居るし誰かが来たとしても大丈夫だろう。
『Yes』ポチっと♪
ボタンを押した時宮元の声が聞こえた気がした。
「あぁ~~!カップ麺がぁ~~!!」
まさかあいつ…ゲームにこぼしたりしてないだろうな?
俺も宮元もアルバイトをしてるからこの金額なら特に気にしなくても買えるけど…
「なぁ宮元?これ一回遊ぶのに2400円なのか?」
「うひっ♪ざまぁ~♪っと古いゲームで遊ぶのもありだな。えっとー…あぁそれ一回でその金額だぞ。でも一回遊んだらもう一回ってなるからな?気をつけろよ?」
そう言って今度はPS4の電源を入れてFPSで遊び始めた。
「ばっかちげぇって♪俺は男だってば。キャラは女使ってっけどこっちの方が色々メリットが有るんだってば。」
さっそくボイスチャットを使ってなんか同じ陣営の奴らと話をしてるが…
まぁいいけど。
さてと、とりあえず宮本がおススメするゲームだが、キワモノ率が高く妙に後を引くハマリ易い物が多かったりする。
たぶんこれも一回始めたらドップリはまる様なゲームなんだろうが…
とりあえず週末に遊ぶ分には少しぐらい時間を取られても大丈夫か?
どうせこいつは少しの間FPSで遊んだらそのうちレースゲームを始めて『ミッションチャレンジ』を明日の朝までやるはずなので俺は俺で勝手に遊ぶ事になる。
「なぁ宮元?お前メシどうする?」
「んあっ?」
マイクセットのイヤホンから色々音が出てるらしく聞き取れなかったらしい。
イヤホンを外して聞いてきた。
「メシ?カップ麺の買い置きあったよな?俺それでいいよ。」
「了解。じゃぁ俺隣の部屋で遊んでるからなんかあったら来いよ。」
「あいよぉ~♪」
画面にはパラシュートで降下中の男の姿が映ってる。
とりあえずノートパソコンを電源ユニットと一緒に持ってベッドルームに移動する。
そしてさっきまで見ていた『知識チートでドヤァ~♡Ver.2.35』を購入してみた。
ノートパソコンにデータをダウンロードしてReadmeファイルを参照するとVRヘッドマウントディスプレイが使用可能とあったので少し前に買ってあまり使ってなかったOculus Queenの今年モデルのセットを接続してコントローラーを両手首に装着してVR環境内でゲームを起動した。
視界が真っ暗になり地球の衛星軌道上を高速で移動する視点…
成層圏を越えた高度に立体的な文字が見え始める…
視点が地球から段々と遠ざかり、奥行きのある文字が衛星の様に地球の前に広がり…
『ドヤァ~~♪』
画面いっぱいに文字が広がった。
たぶんユニバーサルピクチャーズか何かのオープニングのパクリなんだろうな。
まぁ…嫌いじゃないけど。
再度画面が暗転して文字が表示される。
『あなたの知識量を確認しています。しばらくお待ちください。』
文字の後ろには日本の庭園の様な景色が映り小さな川が流れている。
ユニバーサル風でオープニングを作ったならもう少しこだわったらどうだ?
これそこらのフリー素材使ってるよな。
30秒ほど『しばらくお待ちください。』の文字が視界に映っていたと思ったら急にまた視界が暗転する。
『知識量の確認が終わりました。「難易度」と「ドヤァ~♪優先度」を選んでください。』
難易度は分かるけどドヤァ~♪優先度?
視界に『初級レベル』『中級レベル』『上級レベル』『極レベル』が縦に並んで選択肢として現れ、その右側に球体レーダーサーチの様な物体が現れた。
上下左右前後の6方向に線が伸び、その各頂点に『言語知識』『物理知識』『科学知識』『生産知識』『技術知識』『戦闘知識』の文字が俺の方に向かって表示されている。
そしてその項目毎に20段階でメモリが打たれていて、順に光る点が表示され点同士を結ぶ線が現れ線同士が三角形を作り…ちょっと歪な8面体が表示された。
『言語知識』7.0
『物理知識』9.5
『科学知識』7.5
『生産知識』6.5
『技術知識』8.0
『戦闘知識』3.0
…なんとなく自分の知識の偏りを見せられてる感じがするけど…俺は理数系の大学に通っているので、その事を基準にそのレーダーサーチを確認すれば『言語知識』が低めなのはしょうがないとは思うが、『物理知識』と『科学知識』&『技術知識』が半分の10ポイントまで行ってないってのはちょっと気に入らない。
『戦闘技術』に関しては…まぁ3.0ってのは妥当なんじゃないか?
そりゃぁ俺の通っている大学は東大とかの最高峰と比べればだれでも入れそうな所ではあるが…
なんとなく自分がリアルに知識をひけらかして知識チートごっこをする場合にはチートレベルではなくてモブレベルだって事実を突きつけられた感じがしてちょっとなんかもにょもにょとした感じがある。
…この数値を見て難易度を選ぶのか?
…説明を読んでみたのだが、どうもこの6項目それぞれに関して優先順位を付けられるらしい。
どこの知識でホルホルするのかを選ぶって感じの様だな。
だとすれば、言語と戦闘に関しては最低レベルで良いとして、優先順位は…『技術知識』『物理知識』『科学知識』『生産知識』辺りならなんとなく良い気分になれそうか?
ちなみに技術知識を優先させたのは実地で色々…ほら、手取り足取り色々さぁ♡出来そうな感じがしないか?
物理とか化学では女の子と体を触れさせる何かを想像しづらいのと生産に感しては農作業とかまったくやった事無いからちょっと低くしておいた。
そして…レベルだよな。
…極はやめておこう。なんとなく危険な感じがする。
そして…初級…は、どうだ?なんとなく四則演算を暗算とかをして『すっご~い♡』とか言われる感じだったりしたらちょっとだけ面白くない感じがするんだが…
まぁでもそれなら上級かって言われたらまぁ…自分のレーダーサーチ情報を見る限りではMAX20ポイントの半分未満だったりする訳で…4個にレベル分けするなら中級でドヤドヤできそうな感じはするが…
まぁ最初だし?
初級レベルでちょっと遊んでみるのもイイかな?
と言う訳で俺は初級レベルを選択してゲームを始める事にした。
『ゲームを開始します。リアルタイムで3時間ほど連続拘束されますが大丈夫ですか?』
とりあえず隣の部屋には宮元も居るし誰かが来たとしても大丈夫だろう。
『Yes』ポチっと♪
ボタンを押した時宮元の声が聞こえた気がした。
「あぁ~~!カップ麺がぁ~~!!」
まさかあいつ…ゲームにこぼしたりしてないだろうな?
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