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「?…どうした?」
「ねぇ、パパって朱美の事好き?」
急にどうしたんだろ?
「当然だろ?息子達は母親があまり抱っこさせてくれなかったのもあって、俺は朱美を誰よりも抱っこしてきたんだぞ。本当ならもっと抱っこして小学校に上がる頃まで外を歩かせる気が無かったんだけどさすがにそれだと発育に問題が出るとかって怒られたから泣く泣く俺は抱っこする時間を減らしたんだ。あれは辛かったなぁ…」
朱美はい静かに俺の言葉を聞いていた。

「そっか。パパって私が居たら他には何もいらない感じなんだね♡」
今日一番。なんなら今年一番の笑顔を見せてくれる朱美♡
「お母さん達には内緒にしてくれよ?」
「うん♡わかった♡」
朱美は俺に正面から覆いかぶさるように近づいて来て抱っこされる様に抱き着いてくれる朱美♡


チュッ♡


「おっとぉ~♪朱美の初キッスもらっちゃったか?」
朱美が抱き着いてそのまま少し見上げる様に顔を近づけて、軽くキスしてくれた♡
「初キッス?クスッ♡パパは一番さいごだよ~♡一番さいしょは大樹ひろきお兄ちゃんでぇ、次が真吾しんごお兄ちゃん♡他のお兄ちゃん達全員とキスしたも~ん♡」

どうも朱美は俺の息子達全員とキスしてるみたい?
これってもしかしたら…『兄弟の初しぼりは家族の物♡』っていう古い習慣のアレみたいな感じか?

「あーその…朱美?お前キスぐらいならまぁ…家族だから問題ないと思うが…その…」
兄貴のオチンチンしゃぶってないよね?ってさすがに聞きづらいなぁ…
どう聞いたら朱美に嫌われないで済むのか…


「パパどうしたの?」


あー…朱美の見上げてくる無垢な視線が眩しいよぉ~♡
そうだよね♪
朱美が兄弟たちのオチンチンを吸いまくってるとかありえないよな♡
こんなに天使みたいな眼差しを持つサキュバスみたいな少女が存在する訳が無いし♡

「なんでもないよ♡そしたら朱美♡一緒にお風呂に入るか?久しぶりに全身きれいに洗ってやるぞ?」
「え~♡パパのエッチ~♡そんな事されたら朱美エッチな子になっちゃうから駄目だよ~♡」

愛い奴よのぉ~♡

まぁでもそろそろ小学校も半分終わろうって年頃だから、異性の親と一緒にお風呂はさすがに恥ずかしいか。
俺もなんだかんだ言いつつこれぐらいの頃から一人でお風呂に入る様になった気がするし…でも親父とは一緒に入ってたか?って言うか俺は弟と一緒に風呂に放り込まれてたから、親と一緒に入ることが少なかったのかもしれないな。


「まぁあれだ、お風呂はアレだけど、なんなら久しぶりに父さんの部屋で一緒に寝ないか?」
「パパの部屋?」
「そう。嫌か?」
そう言えば言って気付いたが、俺の部屋って5人ぐらいで楽しめるベッドが設置されているから…
毎日あんな事やそんな事してるベッドに娘を寝させるのはさすがにまずいか。
「もしあれなら朱美の部屋でもいいぞ?今日は特に誰の所にも行く用事が無いし」

実は少し前に未来から連絡があって、今日は俺の体質調整(仕事用)の為に誰とも性交渉を持たない様に言われていた。
今日の昼頃に未来が仕事場に姿を見せ、例の女性更衣室の奥の休憩室で、痛くない処置を受けてきたばかりだったりする。
今日の処置に関しては今までの処置と少し違う感じの事をするらしく、わざわざ俺のパートナー全員に通達が届いていた。

「今日は朱美といっしょにねてもいいの?」
すごく驚いた顔の朱美もカワイイ♡

「いいよ♡未来母さんが今日は夜中まで遊んでないで早く寝なさいって言ってたからエッチな事はお休みの日なんだ」
この説明も大概だが、まぁいつものうちのよく見る風景みたいなものだ。

「そっかぁ~♡未来母さんがエッチしたらダメって言ったのかぁ~♡じゃぁパパとねる♡」

俺は朱美を抱っこして、ゲストルームエリアに並ぶ様に増築された建物に向かって歩いて行く。
そもそも子供の数が少ない頃は弓枝の部屋が子育てエリアみたいに使われていたのだが、段々と数が増えて行って弓枝の部屋だけでは手狭になった事で、元々真琴達が住んでいたゲストルームエリアが実質子育て空間みたいになっていった。
その結果、まだ子供を産んでない子が住む場所を新しくゲストルームに並ぶ辺りに建てたのだが、そっちの建物は、築5年程度で朱美と未来と茜と結葉と紗枝ちゃんぐらいしか住む人が居なくなった。
しかも未来と茜は、ほぼ…というかまったく部屋に居ないし、紗枝ちゃんは少し前に関東に仕事の関係で移動して行ってたまに戻ってきて意識を飛ばすぐらいに楽しんでまた戻って行くような生活をするようになった。そして結葉は…仕事以外で部屋から出てこなくなった。

結葉は完全に引き籠ってしまい、ゲームの世界の住人になってしまったようだ。

ただ、最近部屋の改築とかして色々機材を運び込む様な事をしていたので、何か新しい遊びを始めているのではないかと思うが、よくわからない。
そう言えば最近結葉からの連絡がアニメみたいな映像で…ビデオ通話って言うのかな?結葉をアニメっぽい感じにデフォルメした映像がしゃべってる様な、そんなのが届く様になってたけど…?

そんな訳で、こっちの新築エリアには結葉と朱美ぐらいしか住んでない。

ちなみに桜達も、少し前まではこっちの建物の上の辺りに1部屋使って住んでいたが、高校生になる辺りで使用人専用宿舎の方に移動する事になった。一応仕事場が家の外か、家の中か、で住む場所を決めたと言われているが、実際の所は、隙あらば自分も男の子を生みたいと願うメイドの女性を隔離するのが目的だったらしい。
一応今までの所は俺が知ってる人(過去に移動した辺りで知り合った人)ぐらいしか子供を産んでないが、数人俺の相手をしているメイドさんがいたりする。
そして、そんなことを許していては、そのうちメイド全員が子供を産んで、いくら補充しても人が足らないと言った状況が予想されるので、香澄さんの方からなんとかしてほしいとクレームが出たのが宿舎を作る事になった本当の理由だったそうだ。
そんな訳で、真琴の専属メイドの奈緒さんと、朱里の専属メイド兼妹の朱夜と、鞠子の専属メイドの島村さん(香澄さんとも知り合いらしい?)と、喜美華さんの専属メイドの安達さん(会社で同期だったらしい?)も、使用人宿舎の方に住む場所を移動した。

使用人宿舎とは言いつつも、今現在、香澄さんの子と奈緒さんの子が2人そっちで生活してるし、何なら桜達の次の子もそろそろ出来てもいい頃だったりするんだよなぁ…こっちもどこまで増えるんだろうか…

部屋に入ると朱美が大きなあくびをしてちょっと恥ずかしそうに俺をもにょもにょとした顔になりつつ睨んできた。
「パパ、しゅくじょの気がゆるんだしゅんかんを見たらダメなんだからね?」
怒ってます。って顔で腰に手を当てながら抱っこされた姿で怒る朱美はとっても可愛かった♡

その後少しだけ2人でスマートフォンのゲームをしていたら、朱美が目を擦りだした。気付いた俺は朱美を抱っこしてベッドに運んでやり、パジャマに着替えさせてから寝させ、自分もいつもの寝る姿になってそのままベッドで添い寝をしつつ目を閉じた。





なんとな~く…


こう…


とっても気持ちイイ感じ?


体が落ちて行くような沈んでいくような…


何かこう…説明しづらい感覚を覚えつつ…


股間に纏わり付く小さな何かを感じつつ…



あっふん♡


きもちえかったぁ~♡




ん?きもちえかった???



俺は目を開けた瞬間、ベッドに寝たまま強い立ち眩みの様な感覚を覚えた。
視界が歪み虹色に軋み…頭が割れそうな痛みを感じつつ目が開けていられなくなり体を胎児の様に丸めて全身に感じる違和感と痛みに耐える。


あっ、そう言えば朱美?!


俺は寝た時に自分の左側に寝ていた朱美が居た辺りを手で探り、人の体を感じて抱き寄せた。

あたたた!!!!全身が痛い?!ナニコレ?!?!
毎回記憶を消されてサルみたいに楽しんでいた未来との治療セックスの時ぐらいの痛さを全身に感じる!
※『貞操逆転世界かぁ…そうかぁ…♡』の『1章 63 回想回みたいですなぁ…2/3』参照♪

あぁ…まずい…全身がバラバラになりそう…このままだと大吾死んじゃう♡

痛みで思考がおかしくなりつつあるのを感じつつ朱美を抱きしめていたら…ん?


んっ?朱美ってこんなに…大きかった?
アタタ…全身の骨が変な音を発生させてる~!!


んっ?朱美ってこんなに…えっと…ここがぽよんぽよんだったか?
アタタタ…筋肉痛が1000倍ぐらいになって襲ってきてるぅ~~!!


んんっ?!朱美って…えっ?朱美って…アレッ?生えてました?
イタタタ…マジで痛い。なんかもう内蔵辺りまで痛い気がすりゅぅ~~♡

なんか自分が何してるのか分からなくなってきた俺は、痛みがすこしでも緩和できそうな、手近な所に手ある何かを求めて…こう、柔らかい触ってたらとっても気持ちよくなりそうな何かを顔と両手で楽し…痛みに耐える為にすがって?まぁそんな感じに弄っていたのだが、抱きしめている女のパジャマのボタンのスキマから手を入れて、胸の谷間に手のひらを挟んで手のひらパイズリゴッコをしようとした辺りでやっと全身から痛みが引いてきた。

「まいった…この痛みは間違いなく初期の頃の未来の体を使った治療の時のソレだ。イタタ…」
全身に痺れた感じがまだ残っていて、目を開ける気力が無いので特に痛かった辺りに手を伸ばすと…
「ん?ツルツル?」
なんとなくこう…釣り餌として売ってるユムシっぽい触り心地の随分と小さなオチンチンが生えてる様な…?

あーわかった。あまりの痛さにオチンチンも縮こまってしまって皮の中にお帰り遊ばれたって感じだな。
ほ~らそんな所に入り込んでなくていいからいつもの様に出ておいで~♪

「アヒィ?!ゲキ痛いし?!」
俺はずいぶんと昔の記憶を思い出せた。
「もしかしたら…俺、真性包茎に戻ってる?」

さすがにオチンチンの一大事に寝てられなかった俺は目を開けて驚いた。
「ここどこ?そして…俺が抱き着いているお姉さんは…誰?」

もしかしたら、俺はまた未来の仕事に連れ出されたのか?

自分の体が10歳ぐらいに若返っているのを感じつつ、さっきまで俺が抱き着いていた女性の胸元のボタンがはじけ飛びそうな感じなのをちょっと期待しつつ眺めながら知らない部屋の中を見渡す俺だった。
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