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第五章 追跡?
146 とりあえず禊の内容から想像できる事1/
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「あぁ…走馬灯のように頭の中をレーヌさんのあのおっぱいが流れていく…俺はもうダメかもしれないなぁ…」
「煩悩に悩まされている程度では人は死にません。それに先程から清様は走馬灯が見えているといってらっしゃいますが、それは単に清様がレーヌさんの姿を覚えていて勝手に裸にした状態を脳内補完して見ているだけです。そんな暇があるならさっさとお仕事をしてください。」
俺がレーヌショック(超乳紛失事件)のせいで心労で臥せっていたら、ココちゃんがサインをもらわないと仕事が進まないみたいな事を言いながら部屋に来て俺に紙の束を押し付けてきたんだ。
「侘び寂びを理解してくれないとかさぁ、やっぱりココちゃんって日本製じゃないからそこらが分からないんだろうな。俺のひび割れた心を腹掻っ捌いて見せてあげたいよまったく。…なぁこの水車作成の申請書だけど何に使うか書いてないよ?」
さすがに部下から仕事ができないとせっつかれてしまったら、死ぬ直前まで課長職をそこそこ頑張ってきたと自負する俺はたとえ親の死に目に会えなくとも仕事を優先させるだけの仕事人間気質を発揮してしまう訳で…
「どれですか?…あぁ、これはヴォルトーさんに私がお願いして発電機を接続する為に試算してもらったものです。」
はて?発電機が必要?でもココちゃんって人と同じ物を食べてそれを使って活動してるって聞いたはずだけど、なにに使う気なんだ?
「なぁその電気って何に使うの?あのコンテナにもソーラーパネルって標準装備されてるって言ってたよな?」
「発電する電気を使うのはマスター君の作る小型ミニオン・ツールです。」
ミニオン…なんだっけ?従者とか手下みたいな意味だったかな?
「あいつそんなの作れたの?」
「えぇ。この間清様のお渡しになったスパナが自分のシリアルナンバーの祖先か何かだったそうでそのナンバーを持つ工具に対しては技術供与が可能なんだそうです。だからマスター君頑張って体を作ってあげてるみたいです。」
「マスター君がねぇ…」
確かに工具を渡した記憶があるが…確か少し前に一仕事終えて俺が面白い事が何かないかと思いヴォルトーの所に遊びに行ったら、あいつの家がある程度出来上がってて内装を整えたらすぐにでも住めるって状態だったんだ。
暇だった俺はヴォルトーと奥さんのマリナさんがフベルト村から持ってきていた荷物を運び込んでいたのを少しだけ手伝ったんだが、作業場の工作機械なんかを収納する場所を作り付ける為に俺が持っていた余っていた六角ボルトとそれを締める為にスパナを脳内インベントリから出したんだけど、それを見たマスター君が飛びついてきたって事があったんだが…ちなみにココちゃんが村長宅の家令をしてくれる様になった頃からマスター君はヴォルトーの近くにいて色々物作りを手伝っていた様だった。
「そう言えばマスター君ってどこかの工作機械メーカー製だって言ってたな。」
「そうですね。確かスナッポン社製だったはずですよ。」
そういえばあのメーカーって永久保証を謳ってたな。
「まぁそれならかまわないけど…って言うかこんなごつい水車とか効率悪すぎだろ。ちょっと俺ヴォルトーの所に行ってくるな。」
「行くのはその資料にサインを頂いてからになりますからね?」
ココちゃんって秘書としてもかなり有能みたいだ。
それから30分ぐらい仕事をさせられて俺は1日ぶりに家の外に出た。
それにしても…あのレーヌさんのおっぱいはどうしたものか…
ちなみに昨日見たレーヌさんのおっぱいサイズは服の上から見たのでそこまで確実とは言えないが、たぶんアンダー70のFカップぐらいではないかと思われた。
そして何回か脱がしたフィラーネさんがその数値のブラジャーを使用していたと俺の脳内には記憶されているのだが、正直な所、同じサイズのおっぱいはそこまで欲しいって思えない訳で…
って言うか俺もずいぶんと高飛車な意見を言う様になったよなぁ♡
少し前はニナのおっぱいがあったら何もいらない♡
なんて考えていたはずなのに気付いたら…
ジェシカ(AAAちなみに最近食糧事情が改善されたからかほんのちょっと膨らみかけてるから…AAになってるかも?)
ニナ(Bぐらいのブラ使ってたな…こちらも少しづつ育ってるんだよなぁ~♡そろそろCに近付いてるんじゃないかなぁ~♡)
ココちゃん(たぶんCだが、アンダーが55cmレベルなのですごいんです♡)
ソフィー(確かDに近いサイズのブラ着けてた♡)
フィラーネさん(F70っす。マジですごいっす♡)
タマーラちゃん(Gってなんてワガママボディーなんでしょ♡)
この子達が今や全員俺の奥さんだからなぁ~♡
そんな中にレーヌさんの(初期装備状態であれば…K?もしくはL?ぐらいの)おっぱいが鳴り物入りで殿堂入りしてきたはずだったんだけどなぁ…まさか体積比率で1/4ぐらいに縮んでしまうなんて…はぁ…
あっ、着いた。
「ヴォルトー居るよな?」
俺は勝手知ったる感じにヴォルトーの家の作業場のドアを開けて中に入った。
「おう、キヨシか。どうした?」
「申請書が上がってきてた水車の事でちょっとな。」
部屋にはヴォルトーとマスター君が居て何やら作業台の上に図面を照射しながら話し合いをしていた様だ。
「なぁヴォルトー?その…マスター君とはどうやって意思の疎通をしてるんだ?」
俺には某映画のC3P○タイプの機械みたいに『ピュルリリッ』とか『ピュゥウィ~ピリリッロレリン』みたいな音をさせてるのが聞こえるだけで、マスター君が何を言ってきてるのかまったく分からないのだが…?
でもヴォルトーは『なるほどのぉ…そしたらここは…』みたいに反応してたんだけど、何が『なるほど』だったのだろうか?
「はぁ?お前は何を言っとるんだ?こいつの音声は8ビット音階言語に対応してるだろうが。言葉としては聞こえなくても音階を拾えば普通にお前と同じ言葉をつかってるのだから分かろう?」
そんなの分かる訳無いだろ?何だよその8ビット音階言語って??
「…そうなん…だ…な。俺まだこの世界に完全に馴染んで無い部分があるみたいでその8ビットなんとかって言語はちょっと聞き取りづらいみたいでな…」
「あぁそう言えばキヨシはその耳が後で生えたって言ってたな。それならしょうがないな。一応ワシがこいつの言う事は説明してやる。それで用件は水車の事って言ってたが何か問題があったのか?」
どの様にしょうがないのかイマイチ理解できなかったのだが、翻訳をしてくれるというならば助かる。
「あぁ、その事だ。この水車小屋ってわざわざ上流からかなり長い水路を引いてくる感じに設計されてるけど、これって力を確保する為に上射式にしてるのは分かるがさすがに水路を10km敷設ってやりすぎだぞ?」
「でもそうは言うがな、ここらの川の流量と地形ではほとんど落差が作れんから川に直接水車を作るなら下射式しか作れんのだ。それでは川幅全部に水車を並べたとしても効率が悪すぎて出力は頭打ちになるので意味が無いんじゃ。」
「それでわざわざ落差を確保する為に山沿いに反対側の辺りまで戻って水路をなぁ…」
「まぁそういう訳じゃ。その水車が出来ればこいつが今作っとるミニオンツールって奴が作業をかなり手伝ってくれるらしくてのぉ♪」
おっさんのウキウキ♡顔とか誰得だ?
「何にしてもこの試算の資料どおりの水車小屋を作るとすれば実際に稼動を始めるのは2年後ぐらいになるんだろ?本当にそれでいいのか?」
「まぁ2年はのぉ…そこはワシも悩んだが…でも必要な能力を考えるとそれ以上の設備が絶対必要じゃからのぉ…これでもギリギリコンパクトな設計になっとるんじゃが…」
一応ヴォルトーも作るのに時間が掛かるのは理解していてけっこう悩んだようだな。
それならば…
「だから俺の知ってる動力発生装置を作ってみないか?」
「何じゃ?キヨシは何かその試算の水車よりも効率の良い水車が作れるのか?」
「俺が知ってるモノは水車では無くて、水利用発電プラントって感じの物で…あーちょっと何か書くものあるか?」
「それならマスタ君、図面化の準備を頼む。」
ヴォルトーはマスター君に指示を出してそれまで作業台の上に置いていた資料や試料などを片付け始めた。
図面化の準備??って言うかヴォルトーってマスター君の事をマスタ君って呼んでるのか…ますた…そう言えばまったく関係無いけど高校の頃の同級生に枡田君って奴が居たなぁ…
俺はどうでも良い事を思い出しながらヴォルトーとマスター君の作業を見ていた。
そして作業台の上に何もなくなった状態でヴォルトーが説明を始める。
「こいつには対話型の図面作成機能があるらしくてのぉ。まぁ少しばかり使い方を教えてやるからキヨシはマスタ君と図面の作成をしてみてくれ。」
ヴォルトーは口頭で形状の説明をしながら作業台の上に指で触れて4角形をなぞるとその軌跡をマスター君の首の辺りに在るレーザーライトっぽい何かが追尾して線を描いていく。
「へ~説明しながら台の上をなぞればそれを勝手に清書してくれる感じかぁ~♪」
「寸法なんかもISO準拠からJIS規格、ASME規格にも対応できるらしいぞ。」
なんか現実世界が時々目の前に急に現れるから自分の今居る場所がどこなのか分からなくなりそうだな…
その後少しの間図面を書く感覚を思い出しながら脳内インベントリからステンレス製デジタルノギスを出してそれを図面化して遊んでみた♪
「マスター君が現実世界に居たら俺の仕事はもっと簡単になったんだろうなぁ…」
「キヨシもずいぶんとたいへんな思いをしてきたようじゃのぉ…」
なんとなく仕事で苦労してきた者同士の連帯感のようなモノを感じて思わず握手とかかしてしまいそうになった俺とヴォルトーだった♡
おっと、こんな事をしてる場合じゃなかったな。発電プラントの図面化をしなければ♪
「煩悩に悩まされている程度では人は死にません。それに先程から清様は走馬灯が見えているといってらっしゃいますが、それは単に清様がレーヌさんの姿を覚えていて勝手に裸にした状態を脳内補完して見ているだけです。そんな暇があるならさっさとお仕事をしてください。」
俺がレーヌショック(超乳紛失事件)のせいで心労で臥せっていたら、ココちゃんがサインをもらわないと仕事が進まないみたいな事を言いながら部屋に来て俺に紙の束を押し付けてきたんだ。
「侘び寂びを理解してくれないとかさぁ、やっぱりココちゃんって日本製じゃないからそこらが分からないんだろうな。俺のひび割れた心を腹掻っ捌いて見せてあげたいよまったく。…なぁこの水車作成の申請書だけど何に使うか書いてないよ?」
さすがに部下から仕事ができないとせっつかれてしまったら、死ぬ直前まで課長職をそこそこ頑張ってきたと自負する俺はたとえ親の死に目に会えなくとも仕事を優先させるだけの仕事人間気質を発揮してしまう訳で…
「どれですか?…あぁ、これはヴォルトーさんに私がお願いして発電機を接続する為に試算してもらったものです。」
はて?発電機が必要?でもココちゃんって人と同じ物を食べてそれを使って活動してるって聞いたはずだけど、なにに使う気なんだ?
「なぁその電気って何に使うの?あのコンテナにもソーラーパネルって標準装備されてるって言ってたよな?」
「発電する電気を使うのはマスター君の作る小型ミニオン・ツールです。」
ミニオン…なんだっけ?従者とか手下みたいな意味だったかな?
「あいつそんなの作れたの?」
「えぇ。この間清様のお渡しになったスパナが自分のシリアルナンバーの祖先か何かだったそうでそのナンバーを持つ工具に対しては技術供与が可能なんだそうです。だからマスター君頑張って体を作ってあげてるみたいです。」
「マスター君がねぇ…」
確かに工具を渡した記憶があるが…確か少し前に一仕事終えて俺が面白い事が何かないかと思いヴォルトーの所に遊びに行ったら、あいつの家がある程度出来上がってて内装を整えたらすぐにでも住めるって状態だったんだ。
暇だった俺はヴォルトーと奥さんのマリナさんがフベルト村から持ってきていた荷物を運び込んでいたのを少しだけ手伝ったんだが、作業場の工作機械なんかを収納する場所を作り付ける為に俺が持っていた余っていた六角ボルトとそれを締める為にスパナを脳内インベントリから出したんだけど、それを見たマスター君が飛びついてきたって事があったんだが…ちなみにココちゃんが村長宅の家令をしてくれる様になった頃からマスター君はヴォルトーの近くにいて色々物作りを手伝っていた様だった。
「そう言えばマスター君ってどこかの工作機械メーカー製だって言ってたな。」
「そうですね。確かスナッポン社製だったはずですよ。」
そういえばあのメーカーって永久保証を謳ってたな。
「まぁそれならかまわないけど…って言うかこんなごつい水車とか効率悪すぎだろ。ちょっと俺ヴォルトーの所に行ってくるな。」
「行くのはその資料にサインを頂いてからになりますからね?」
ココちゃんって秘書としてもかなり有能みたいだ。
それから30分ぐらい仕事をさせられて俺は1日ぶりに家の外に出た。
それにしても…あのレーヌさんのおっぱいはどうしたものか…
ちなみに昨日見たレーヌさんのおっぱいサイズは服の上から見たのでそこまで確実とは言えないが、たぶんアンダー70のFカップぐらいではないかと思われた。
そして何回か脱がしたフィラーネさんがその数値のブラジャーを使用していたと俺の脳内には記憶されているのだが、正直な所、同じサイズのおっぱいはそこまで欲しいって思えない訳で…
って言うか俺もずいぶんと高飛車な意見を言う様になったよなぁ♡
少し前はニナのおっぱいがあったら何もいらない♡
なんて考えていたはずなのに気付いたら…
ジェシカ(AAAちなみに最近食糧事情が改善されたからかほんのちょっと膨らみかけてるから…AAになってるかも?)
ニナ(Bぐらいのブラ使ってたな…こちらも少しづつ育ってるんだよなぁ~♡そろそろCに近付いてるんじゃないかなぁ~♡)
ココちゃん(たぶんCだが、アンダーが55cmレベルなのですごいんです♡)
ソフィー(確かDに近いサイズのブラ着けてた♡)
フィラーネさん(F70っす。マジですごいっす♡)
タマーラちゃん(Gってなんてワガママボディーなんでしょ♡)
この子達が今や全員俺の奥さんだからなぁ~♡
そんな中にレーヌさんの(初期装備状態であれば…K?もしくはL?ぐらいの)おっぱいが鳴り物入りで殿堂入りしてきたはずだったんだけどなぁ…まさか体積比率で1/4ぐらいに縮んでしまうなんて…はぁ…
あっ、着いた。
「ヴォルトー居るよな?」
俺は勝手知ったる感じにヴォルトーの家の作業場のドアを開けて中に入った。
「おう、キヨシか。どうした?」
「申請書が上がってきてた水車の事でちょっとな。」
部屋にはヴォルトーとマスター君が居て何やら作業台の上に図面を照射しながら話し合いをしていた様だ。
「なぁヴォルトー?その…マスター君とはどうやって意思の疎通をしてるんだ?」
俺には某映画のC3P○タイプの機械みたいに『ピュルリリッ』とか『ピュゥウィ~ピリリッロレリン』みたいな音をさせてるのが聞こえるだけで、マスター君が何を言ってきてるのかまったく分からないのだが…?
でもヴォルトーは『なるほどのぉ…そしたらここは…』みたいに反応してたんだけど、何が『なるほど』だったのだろうか?
「はぁ?お前は何を言っとるんだ?こいつの音声は8ビット音階言語に対応してるだろうが。言葉としては聞こえなくても音階を拾えば普通にお前と同じ言葉をつかってるのだから分かろう?」
そんなの分かる訳無いだろ?何だよその8ビット音階言語って??
「…そうなん…だ…な。俺まだこの世界に完全に馴染んで無い部分があるみたいでその8ビットなんとかって言語はちょっと聞き取りづらいみたいでな…」
「あぁそう言えばキヨシはその耳が後で生えたって言ってたな。それならしょうがないな。一応ワシがこいつの言う事は説明してやる。それで用件は水車の事って言ってたが何か問題があったのか?」
どの様にしょうがないのかイマイチ理解できなかったのだが、翻訳をしてくれるというならば助かる。
「あぁ、その事だ。この水車小屋ってわざわざ上流からかなり長い水路を引いてくる感じに設計されてるけど、これって力を確保する為に上射式にしてるのは分かるがさすがに水路を10km敷設ってやりすぎだぞ?」
「でもそうは言うがな、ここらの川の流量と地形ではほとんど落差が作れんから川に直接水車を作るなら下射式しか作れんのだ。それでは川幅全部に水車を並べたとしても効率が悪すぎて出力は頭打ちになるので意味が無いんじゃ。」
「それでわざわざ落差を確保する為に山沿いに反対側の辺りまで戻って水路をなぁ…」
「まぁそういう訳じゃ。その水車が出来ればこいつが今作っとるミニオンツールって奴が作業をかなり手伝ってくれるらしくてのぉ♪」
おっさんのウキウキ♡顔とか誰得だ?
「何にしてもこの試算の資料どおりの水車小屋を作るとすれば実際に稼動を始めるのは2年後ぐらいになるんだろ?本当にそれでいいのか?」
「まぁ2年はのぉ…そこはワシも悩んだが…でも必要な能力を考えるとそれ以上の設備が絶対必要じゃからのぉ…これでもギリギリコンパクトな設計になっとるんじゃが…」
一応ヴォルトーも作るのに時間が掛かるのは理解していてけっこう悩んだようだな。
それならば…
「だから俺の知ってる動力発生装置を作ってみないか?」
「何じゃ?キヨシは何かその試算の水車よりも効率の良い水車が作れるのか?」
「俺が知ってるモノは水車では無くて、水利用発電プラントって感じの物で…あーちょっと何か書くものあるか?」
「それならマスタ君、図面化の準備を頼む。」
ヴォルトーはマスター君に指示を出してそれまで作業台の上に置いていた資料や試料などを片付け始めた。
図面化の準備??って言うかヴォルトーってマスター君の事をマスタ君って呼んでるのか…ますた…そう言えばまったく関係無いけど高校の頃の同級生に枡田君って奴が居たなぁ…
俺はどうでも良い事を思い出しながらヴォルトーとマスター君の作業を見ていた。
そして作業台の上に何もなくなった状態でヴォルトーが説明を始める。
「こいつには対話型の図面作成機能があるらしくてのぉ。まぁ少しばかり使い方を教えてやるからキヨシはマスタ君と図面の作成をしてみてくれ。」
ヴォルトーは口頭で形状の説明をしながら作業台の上に指で触れて4角形をなぞるとその軌跡をマスター君の首の辺りに在るレーザーライトっぽい何かが追尾して線を描いていく。
「へ~説明しながら台の上をなぞればそれを勝手に清書してくれる感じかぁ~♪」
「寸法なんかもISO準拠からJIS規格、ASME規格にも対応できるらしいぞ。」
なんか現実世界が時々目の前に急に現れるから自分の今居る場所がどこなのか分からなくなりそうだな…
その後少しの間図面を書く感覚を思い出しながら脳内インベントリからステンレス製デジタルノギスを出してそれを図面化して遊んでみた♪
「マスター君が現実世界に居たら俺の仕事はもっと簡単になったんだろうなぁ…」
「キヨシもずいぶんとたいへんな思いをしてきたようじゃのぉ…」
なんとなく仕事で苦労してきた者同士の連帯感のようなモノを感じて思わず握手とかかしてしまいそうになった俺とヴォルトーだった♡
おっと、こんな事をしてる場合じゃなかったな。発電プラントの図面化をしなければ♪
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