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第五章 追跡?

140 君がつかさ?2/3

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天使…俺が知ってる天使って言うと…アニメなどに出てくるキャラクターで最初に思い出すのは『そらのお○しもの』の○カロスとニ○フとアストレ○かなぁ…
あぁ、『創聖のアクエリオ○』に出てくる○ポロニアスとかセ○アンなんかも確か天使だったか?
他にも『○ンティ&ス○ッキング with ガー○ーベルト』とか『新世紀エヴァンゲリオ○』、『はたらく魔王さま○』なんかにも出てたっけ…あと、『異種族レビュア○ズ』にも天使って出てたか?…そう言えば『よんでますよ、アザゼルさ○』にも天使って出てたなぁ…でもこれらの作品の中に出てくる天使って俺の中では半分ぐらいが天使とは認め難いのだが…

ここまで思い出した天使の姿はメルの今の姿とはまったく違う気がするのだが…ロボだったりゲイだったりよく分からない生物だらけだよなぁ…もしかしたらメルに使われた天使のイメージって俺から抽出した知識で作られてない?
一応ココちゃんの最初のご主人様が英語圏で生活していたみたいだから、そっち側からのイメージだろうか?
俺に見えていたメルはネロとパトラッシュが教会で一緒に天に昇って行った時の天使にかなり近いイメージなので、西洋絵画などに描かれている天使の姿に似てる気がするけど…でもココちゃんとタンデム事故死する様な奴が持っていた天使像がそれって言うのがちょっと気になる。

ちなみに俺の頭から天使のイメージを抽出したら、ナースコスプレの少女なんかが現れるのだろうか?
ん~…俺…そこまで変なアニメは見てないと思うが…まぁでも俺が一番好きな天使はオレガノちゃんだったからなぁ…ちょっとだけ偏ってるかもしれないかなぁ…

天使の考察をしながら村の中を見て回る俺と、俺には全裸状態で見えている事をそろそろ忘れてしまったのか、もしくはその状態に慣れてしまったメルだが、メルも俺も手分けして見て回る様な事を言いつつも、気付いたら視界にお互いをすぐに捉えられる距離を維持しながら見て回っていた。

「「あっ…」」
そして俺とメルは、川に近い場所に建っていた小屋のドアを開けた所に初めて人らしき姿を見つけた。

「なぁメル…これってさぁ、警察がまだ来てない殺人現場って訳…じゃない…よね?」
「キヨシがそんな感じに見えたのはなんとなく理解できるけど…たぶん違うんじゃないかな?」
「でも俺にはこの場所って強姦致死かそれに近い罪状で犯人が立件できてしまう様な犯行現場に見えるけど…それにしてもこの女の子は生きてるのか?」
今俺とメルの目の前には、土の床の上に尻だけ持ち上がった状態で少女が両腕を大きく広げたモースタイルで何かに祈ってそうな感じに倒れてる…様に見える。
そして全裸の少女の尻尾に隠れて見えづらい性器の辺りからけっこうな量の白濁液が地面に垂れていて大きなシミが出来ているのが見えたら、それは強姦現場と思ってもしょうがないのではないだろうか?

「俺の目に映る状況からの推察によれば、この少女は少し前まで男と楽しんでいたか、楽しまれていたと考えられるのだが…でもこの子って…先住種族の巫女の子だと思うんだけど…なんでここに居るの?さっきメルは今居る場所ってテラスちゃんのサーバーから離れた場所だって言ってたよな?」
視線で追求してみた。
「…ボクにもなんでここにこの子が居るのかは分からないけど…一応こうしてボクとキヨシがここに来れてる事を元にして鑑みるに…似た様な方法でここに連れてこられたって事じゃないかと思うんだけど…?」
尻周りと背中と後頭部辺りしか見えないから確定できる訳ではないが、一応ジェシカやタマーラちゃんと同じ先住種族の巫女の特徴を持つ少女なので、たぶんそうだと思うが…あっ、そう言えば今気付いたのだが、ニナとソフィーもあの実を食べた事で獣耳と尻尾が生えたままになったよなぁ…それって先住種族の巫女の資格を持ったって考えられるのか?…もしかしたらレーヌさんも?

現場を保存する気があったって訳ではないが、どこから手を付けたらメルに変な感じに嫌われないか考えていたら、メルが倒れている少女に近付いておもむろに尻尾を掴んで持ち上げた。
「メル?お前…何をする気だ?」
『その尻尾を捲り上げる動作を俺にさせてくれ!』と言いたいのをぐっと我慢して、一先ずメルが何をしようとしているのかを聞く事にした俺。
「実はね、ボクには相手の体の一部を体内に取り込んだらそれがドコ由来のモノかが分かる機能があるんだ。詳しく説明すると長くなるんでかいつまんで説明すると、キヨシの子供が生まれたって話を後で聞いたとしてもどの女から生まれたかを確認したり、キヨシのパートナーに誰が子を仕込んだなんて事があったとすればその相手を確認する為の能力なんだけどね。レテーナも似た様な能力を持ってるんだけどそれは知ってるよね?」
なんとなく言い訳じみた言い方と言うか…自分の正当性を主張する人の話し方を思わせる様な説明をいきなりしてきたメル。
「そう言えばレテーナは最初に会った時に俺の顔を舐めまくって話ができる様にしたな。それとあの姿になってからマルセル君の髪を毟ってた。」
たぶんレテーナの能力的には、俺に心話を送れる様にしたって言い方が正解かもしれないがな。マルセル君の時のはゴッドバードに声帯が有ったから話ができる様になったとか言ってたけど。

「だからボクの能力を使ってこれから誰がこんな事をしたのか調べようと思うんだけど…キヨシは外に出ていてくれないかな?」
…ここはバカに徹して少女の性器に吸い付くメルを見るべきか…それともこれ以上変態認定されない様に言う通り外に出て指を咥えて少女の性器からあふれ出る白濁液を吸うメルを想像するだけに留めるか…そこそこ究極の選択だよなぁ…
今現在俺が少女とエロい事をして楽しめる奴だって事はメルにはもうばれてるのだから、あぁ違うな、『幼女でも入れずに楽しめる奴』ってばれてると考えた方が正解だな。だからここでバカに徹したとしても、そこまで大きな認識の違いは発生しないかもしれないが…でも…今現在俺にはメルが全裸で飛んでる幼女(天使です)に見えてる訳だし…幼女(天使)が少女の性器に吸い付くシーン…やっぱり見逃すには惜しすぎるか…でもこれってけっこうな賭け…
「もしキヨシがこれ以上変な事をする気なら、ボクはテラス様に今日までの色々を全部話すからね?」
「すぐに出ます。終わったら言って下さい。」
俺はその場で回れ右をして遅滞無く部屋から出た。

さすがに今現在ここに来ている事まで話されてしまったら色々マズイのでメルの言う通りにしておいた。

吸い付く幼女…見たかったなぁ…ハァ…


「もう入ってきてもいいよ。」
俺が少しの間妄想の翼を広げていたらメルの声が聞こえた。
振り返るとドアを開けておいでおいでしてるメルが居た。
「一応調べてみた結果この子の体に鬼の様に精液を出しや奴はキヨシだったよ。」
「…俺?」
自分のアゴの辺りを指差しながら再確認。
「あぁ、この子の体の中に出されていた精液を確認したから間違いない。」
「この子の体の中に出されていた精子を舐めて確認したの?!」
「…あぁ、一応手で掬って取り出したから他の情報は混在して無いはずだよ。」
「手で掬って取り出した?!…手で掬う…」
自分の手を水が掬える形状にして…じっと見てる俺♡
「…なぁキヨシさぁ、ボクの言葉を繰り返すのそろそろやめてくれないかな?」
メルが恥ずかしそうに言ってきたので一応頷いておいた。

「コホン。少しばかり衝撃的な報告が続いたので心労が祟って思考ベクトルが戻れなくなってしまっていた様だな。もう大丈夫。」
「まぁ、戻ってこれたのならそれで良いけどね。」

やっぱり幼女の蔑んだ視線って…♡

メルの視線が剣呑な色を放ち始めてる気がするので話を戻そう。
「で?この少女の性器に精液をたっ………ぷり出したのが俺って話の様だが、今の所俺にはそんな事をした記憶がまったく無いんだけど、それって何がどうなったら俺が犯人って話になるの?」
「そうだなぁ…ボクとキヨシがこの場所に来るまでに少しの間ラグが発生していたならば、その間に別のキヨシの残滓みたいな奴がここに来てこんな事をして逃げたって事も考えられるけど、そうじゃないならたぶん…元の世界のキヨシがここに来てこんな事をしたんじゃないかな?」

…まぁそこらが妥当な線か。

「って事は、あっちの俺がこんな事をする相手って事は、この少女が元の世界であの赤い石を持ってる可能性が高いって事だよな?」
「そうなんじゃないかな?一応性器に手をここまで突っ込んでみたんだけど普通に温かかったからその子そのうち目を覚ますとお「お前マジで手を突っ込んだの?」…それが何?ボクの腕より太くて長い性器を持つキヨシ君は何か文句でもあるのかい?」
肘の辺りを指差しながらグーにした手をぐりんぐりん動かしながらジト目で聞き返された。

さすがにグーにしたメルの握りこぶしよりも俺の亀頭君は大きくないと思うのだが?っていうかさすがに俺でも亀頭だけをそこまで激しく動かせない。…でも、長さに関しては肘までの長さと比べたら…そうか、身長が1m程度のメルの腕の長さは肩幅も含めて1m程度か。そこから腕の長さが違和感の無い人型形態なのを考慮すると肩幅:片腕がおおよそ1:2.5の比率になる。マンガ形態であれば1:3ぐらいか?例として150cmの人なら片腕の長さが大体63cmって事で、マンガ形態の場合体が小さくなるので肩幅が狭くなる感じ。それを元に考えるならば、メルの身長が100cmで若干マンガ形態なので、腕の長さが40cmぐらいになる。グーと腕の部分の長さを計算したら…ざっくり25cmぐらい?

…なるほど、俺のチンポとメルの腕は同じサイズだったのか。メルは俺のチンポ二刀使いさんなのかぁ…♡
キヨシ二刀流使いのメル…なんか普通に幕末辺りに居そうな感じだけど…♡

「何をじっくり考えてるのか知らないけどそろそろこの子をどこかに移動させない?」
「んっ?あぁそうだな。俺の精液まみれな子なら俺が後始末をするのは吝かではないな♡任せてくれメル君。」
とりあえず俺はうつ伏せ状態のまま意識の無い少女を後ろから近付き胸の辺りに左腕を刺し込み右腕を使って下半身を1回持ち上げておいて、なるべく地面に下ろさない様に気をつけつつ、抱きなおした。
「顔の感じは北欧系だな。」
顔ちっちぇーなぁ…俺の2/3ぐらいしかないんじゃないか?
「そうだね。それにしても…これ…もしかしたらだけど、この子…レーヌって人の小さい頃に良く似てるかもしれない。」
メルが俺にお姫様抱っこされた少女の顔を覗き込みながら小さく漏らしたのが聞こえた。
「そうなのか?」
身長は140cm程度かな?体重は…詳しくは考えない方が良いだろうな。女性とは意識が無くともその情報が露出する事を察知して行動する可能性があるので気をつけないとまずい。まぁでもかなり軽い方だと思う。その程度でお茶を濁すならば一応大丈夫だろう。
「うん。一応ボクのデータベースにはあの世界のほとんど全ての人の情報があるんだけど、その中でも良く似てる気がする。」
そう言えば、メルが妊娠関係で相手を特定できるって事は、採集した情報を比べる為のデータがあるって事だから、そんなデータベースを持っててもおかしくないとは思うが…んー…一応男の情報は持っててもおかしくないと思うが、なんで女の情報まで持ってるのだろうか?もしかしたら俺が行き当たりばったりで辻子作りみたいな事をするって考えてるのだろうか?

若干の遺憾の意を心の内に感じつつも、俺とメルは特に当たり障りのない話をしながら、少女が意識をなくしていた建物からそう遠くない場所に建っていた建物に少女を運び、そこそこ使用感のあるベッドに少女を寝かせる事にした。
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