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第五章 追跡?

128 タマーラちゃんの処女をもらって手に入れた能力とは2/6

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「なぁメル、お前ってさっき2ヶ所に指が入ったけどもう繁殖とかできるの?」
「…キヨシにはやらせないよ?」
俺の近くを飛んでいたメルが俺をジト目で見下ろしながらそっと30cm程度の距離を取った。

「…なぁ、俺がやらせろとか一言でも言ったか?」
「…でもキヨシってさぁ、この先住種族のメスにもメチャクチャ入れて…遊んだよね?そんなにおいがするモン。それにさっきメッチャ痛かったからもうぜったい入れさせないし。」
メルがスリットだらけのトーガみたいな服の隙間から手を入れて自分の股間の辺りをガードしてそうな動きをしながら俺から更に10cmぐらい距離を取った。

「あれは指が少しだけ滑っただけだろ?それに俺にはお前の体がどんな位置にあるかなんて見えてなかったんだから、あの『思わず指入れちゃった♡テヘッ♡』事件に関して俺は無罪だ。」
「…でもキヨシってボクのお尻を1回撫で回してから手の向きを変えてピンポイントで2ヶ所に突っ込んだよね?口に指を根元まで入れられながらオエッってなってたボクだけど、それぐらいのことは分かってたんだからね?」
「残念だがそれこそメルの思い過ごしでしかないな。それに当事者同士が故意だ過失だ言い争っても意味は無いぞ?水掛け論になるだけだ。諦めろ。」
「キヨシって変に知識があるからすごくめんどくさい奴になる事があるんだよね…」
はて?俺がこんな感じに論理的理詰め攻撃みたいな事をした事が…あぁ、そう言えばメルと最初に会った時そんな事をしたか?

「まぁそう言うなって。明日になったらまたチョコレートを出してやるからそれで機嫌をなおせって。」
「…まぁいいけどね。じゃぁじゃぁ♪明日のチョコはぜ~~んぶボクのものだからね?」
メルはさっそくタマーラちゃんをチラチラ見ながら宣言しつつ牽制攻撃を始めてるけど、チョコレートの権利とかそこまでの物か?
「えー…できれば私も少しぐらいは欲しいデスゥ…あのあま~い♡とろけるような舌触りの~♡天にも昇る様な幸せな味~♡」
「おっ?なんだ??君はとても良く分かってるじゃないか?ふむ…そうかぁ~♪まぁ、そこまで理解できていると言うのであればしょうがないな。ボクのチョコレートを少しだけ恵んでやっても良いぞ?」
「何がボクのチョコレートを、だ。お前の物じゃないだろ?」
「さっき約束したじゃないか?!」
「俺が言ったのはチョコレートを出してやるって事だけで、一言でも全部を好きにしていいとか言ったか?」
「…じゃぁ…指一本ぐらいなら入れても良いよ?」
メルの中の俺って幼女の股間の穴に指一本入れさせたらなんでも言う事を聞く奴なのか?

「あんな狭い穴じゃ楽しくないからいらないよ?」
「へっ?!~~…じゃっ!じゃぁあ!!こいつの穴に色々入れさせてやるぞ!それなら良いだろ?!」
なぜか自分の物みたいな言い方でタマーラちゃんの穴の権利を交渉テーブルに乗せてきたメルだが。
「タマーラは俺に処女を捧げてくれるぐらいに俺の事が大好きなの。お前の了承とかまったく関係無く俺はタマーラの体を使う権利を持ってるの。そうだよな?タマーラ?」
「…ハイッ♡あっ、でももしよければチョコレートは少しだけでも欲しいですぅ♡」
「可愛いタマーラには明日もチョコ…あげちゃう♡」
「わ~い♡」


…なんだこの茶番小芝居は。


「うぅ~~!!!!!ボクも欲しいんだよぉ~~!!ボクにもくれないとテラス様に言いつけるんだからな!」
「お前はガキか?」
「だって!だってぇ!!…うぅ~~~~!!!…ヒクッ…」
さすがにやりすぎたかな?メルが目に涙を溜めてプルプルしだした。

おっ?なんだ?…なんか…メルの頭の上の輪っかが光りだした?
さっきまでは少しだけぼや~っとした感じの光の輪が頭の上に浮かんでるだけだったのにメルの目に涙が溜まり始めた頃からなんかこう…某アニメのAKIR○の科学者のおっちゃんが鉄雄の体が膨れて行ってる時に見ていた虹色の光のダンスみたいな感じの波が頭の輪っかの辺りに見えだした…?

「キヨシのばかぁ~~!!!」
「あべっぷしぃ?!」
メルの大声と同時に、俺は歩いていた洞窟の側面の壁に向かって弾き飛ばされ、体が半分ぐらい壁にめり込んだ。
そしてメルはそのまま俺とタマーラちゃんを無視して洞窟を村の方に飛んで降りて行ってしまった。

「キヨシ様ぁ…あんな子供を理詰めで追い込む様な大人気ない事はその…」
「あぁ、うん。俺も少しやりすぎたかもしれないってほんのさっき思ってた所なんだ。」
「まぁ今後気をつけた方が良さそうですね。メル様はとても強い魔法を使う事が出来るみたいです。」
「確かにそうだね。それとタマーラ、少しだけでもいいからここから抜け出すのを手伝ってくれないかな?」
「あっ、はい。」
タマーラちゃんに引っ張ってもらってなんとか壁から抜け出した。体に着いた土などを叩いて落とし、なんとか抜け出した自分の惨状の跡を見て気付いたのだが、特にどこかが引っかかりそうに見える場所は無かった。
体半分が壁にめり込んだだけでなぜ自分の力で抜け出せなかったのかはまったく分からないのだが…
とりあえず原因は後でメルにでも聞いてみるとして、タマーラちゃんに少しだけ肩を借りて掴みやすい場所を揉みつつ一緒に歩いて戻った♡


「キヨシ様…あんなに可愛らしい幼女の下半身をお求めになるぐらいならば私に言って下されば胸部パーツを変更してお相手させていただきましたものを…」
なぜか洞窟の入り口辺りで待っていたココちゃんにメルを襲うなと怒られた。
…怒られたというより失望されたって感じだろうか?ため息と供に諭された。
「あいつなんて言ってたの?」
「その…不意打ちで口と前と後ろの3穴に指をムチャクチャに突っ込まれて『まぁしょうがないから残ってたチョコレートをやるよ』って1粒だけくれたって…そして『お前の穴は狭すぎて気持ちよくないからもういらないって』言われて捨てられたって…」
部分的に間違ってない事を言って俺の社会的な立場を攻撃するとかあいつ絶対に確信犯だよな。

「まぁそこらに関しては後であいつを捕まえてから説明するけど、メルって今ドコに居るの?」
「確かニナ様とソフィー様の居場所がどこかを聞かれましたので村の広場に行って聞いたら分かると教えたら飛んで行きました。」

これ…非常にまずいかもしれない?

とりあえずタマーラちゃんとココちゃんを屋敷に残して俺は村の広場に向かって走ったのだが、俺が広場に着くのは少しばかり遅かったらしい。
広場にはちょっと怒ってる顔のニナとマリアさんと、ニヤニヤした顔のソフィーと、ゲッ!犯罪者が来た!とか思ってそうなマルセル君と、その他大勢の不信感を持ってそうな顔をしたフベルト村からの移住者が居て、走ってきた俺を見たメルがニナの後ろに急いで隠れた。

「ふぅっ…とりあえずメル、今なら許してやるから嘘を言った事を皆に謝りなさい。」
「…ボクは嘘なんて言ってないよ?ニヨニヨ♪」
「ねぇ、キヨシ。」
俺がメルに話しかけたらニナが怒ってますって顔で俺の方に向かって近付いてきた。
「こんなに小さな子に子作りさせろって言い寄ったって本当?どう見てもジェシカちゃんよりも小さいんだけど…」
「おいメル!てめぇマジで嘘言ってんじゃねぇかよ?!」
「言葉が少し違っただけだもんね~キヨシも言ったじゃん♪『当事者同士が故意だ過失だ言い争っても意味は無いぞ?水掛け論になるだけだ。諦めろ。』って♡」
こいついきなりブーメラン飛ばしてきやがった…

「そうかぁ…じゃぁもうメルはアレ、必要無いって事なんだな…分かったよ。もう俺は何も言わない。なんならこの村からもう出て行くからあとは好きにしてくれ。」
「えっ!イヤちょっ?!それはダメ!!ボクは少し謝ってくれたらすぐに許す気で居たんだよ?!なんでそんな事をいうんだよぉ~!」
俺が後ろを向いて屋敷に向かって歩き出すとメルが速攻で飛んで近付いてきた♪

ムンズ♪

「あっ…」
「ふっ…」

頭を掴んだ俺の手を何とかしてはずそうとしてるメルだが肉体的能力が上がってる俺の握力で掴んでるのでまったく外せそうにない。
「コソコソ…今ニナ達に嘘でしたって言って誤解を解くなら明日のチョコレートだけは全部やっても良いがどうする?」
「コソコソ…できれば3日分欲しい…ダメ?」
「コソコソ…1日分と次の日の半分が譲歩の限界だな。」
「コソコソ…もう一声、1日と2/3…3/5?」
「コソコソ…まぁそこで手を打つか。」
「あぁ~!!そうだ思い出した!!ボクそう言えばこっちの世界に生まれるまでの間長い夢を見ていたんだったぁ~勘違いだったかもしれないなぁ~アハハハハ…」
…メルの演技力にはあまり期待しない方が良かったかもしれないな。

「あーそうそう、とりあえずメルはこれから俺の傍にいてテラス様との仲介をしてくれる事になった…あー…まぁほら、ニナの護衛のレテーナみたいな感じの子だ。これから皆仲良くしてやってくれな。」
一応メルのダイコンっぷりにざわざわした感じになっていた群集がレテーナみたいな存在だという説明のおかげでなにやらメルの事を神々しい存在だと認識してくれた感じになった。

とりあえずこれ以上何か突っ込まれたら確実にボロが出ると思いメルを連れて速攻で屋敷まで戻ったら、そのままココちゃんに連れられて俺とメルがレテーナの所まで連行された。
最初に見つけたら報告に来るのが当然だと正論で怒られ、次に村長としての振る舞いに関して小言を言われていた俺と、心話が繋がるかどうかを移動しながら確認しろって怒られているメルだが…

そろそろここに連れてこられて30分ぐらい経つ頃か?

「コソコソ…なぁメルさぁ、お前先にレテーナに報告とかして無かったのかよ…」
「コソコソ…だってしょうがないじゃん。キヨシが意地悪するからどうにかして仕返ししたかったんだモン♪」
「コソコソ…なぁ~にがモン♪だ。おかげでこうやって正座させられてるんだぞ?」
「コソコソ…それは僕もしてるから大丈夫。」
「コソコソ…なぁ空中に浮いてる状態で正座って何の意味があるんだ?」
「コソコソ……心の底から反省してますってパフォーマンス?」
「2人とも何をコソコソと話しているのですか?」
レテーナの目が真紅のルビーみたいな色に光ってかなりご立腹らしい感じを纏ってるように見える。
「ちょっとばかり行き違いがあった様なのでどう説明したら良いかを話し合ってました。」
「です!」
「…まぁ良いでしょう。メルクリウスは少し残りなさい。キヨシはそろそろ戻って良いです。」
レテーナの言葉を聞いて絶望って顔を俺に向けてきたメルだが、俺は頑張れ!って激励の肩ポン♪程度しかしてやれなかった♪

とりあえず俺が屋敷に戻ったらすでに戻ってきていたニナ達が押しかけてきたので、洞窟での事を説明して食事時間まで少しあったので自分ひとりで部屋に戻りスマホをつつきながら少しばかり考えをまとめていたら、1時間程度過ぎた頃にメルが俺の部屋にフラフラとゆっくり浮いて入ってきて、部屋のベッドにそのまま飛び込んで動かなくなった。

「レテーナに何か言われたのか?」
「…ほう・れん・そうの説明とテラス様の眷属としての振る舞いに関してみっちりと怒られた。」
なんとなくレテーナとメルクリウスの間に仕事場の上下関係の様な物を感じた。

ゲームの中の世界のはずなのになにやら杓子定規なモノを感じるなぁ…
「まぁほら、とりあえず2日分のチョコをお前の好きにしていいから元気出せ、なっ?」
「あぁ~い…」

とりあえずメルを見つける事も出来たし、そろそろテラスちゃんとの約束に関しても動かなければならないなぁ…
少しばかり公私共にやらなければならない事がけっこう有る事に気付いてため息が漏れそうになった清だった。
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