129 / 149
第五章 追跡?
126 俺達はメルを見つける為にこの場所に来ている3/3
しおりを挟む
「おまたせー…って…んっ?松明だけ?」
俺とタマーラちゃんがせっかくもっと楽しめたのにそれを少しだけ早めに切り上げて戻ってきてやったと言うのに、ココちゃんとマルセル君の姿は最初に分かれた場所に無かった。
「このメモは…」
松明の立ててあった場所の近くに石で飛ばされない様に置いてあった紙を取って読んでいた俺にタマーラちゃんが近づいてきた。
「キヨシ様、なんて書いてあったのですか?」
「あいつらこの松明を点けてこのメモを残してそのまま戻ったらしい。」
松明の燃えた状態を見るに大体1時間程度は経っていると思われるが…
「あんっ♡」
「せっかく早めに戻ってきてやったって言うのにあいつら薄情だな。」
とりあえず2人の前で近付き過ぎない様に俺とタマーラちゃんの距離感を何度か近くの分岐点の辺りでイメトレしてから戻って来たっていうのに全部無駄だった。
「お2人はもう戻られたのですか?って!ちょっ?!キヨシ様?!…アンッ♡」
無駄な事をさせられた腹癒せにとりあえずタマーラちゃんの後ろに立ちおっぱいを下からすくい上げる様に持ってお手玉状態で弾ませて楽しんでおいた♪
「一応ココちゃんとマルセル君の行った方には山の上の方に繋がる出入り口みたいなのが在っただけで他には特に気になるような場所は見当たらなかったらしいよ。」
「そうなんですね。って言うかなんでブラジャーを着けてるのにそこまで簡単に乳首の場所が分かるのですか?」
「…カン?」
「…アンッ♡そんなに強く指で挟まないでください♡」
「了解♡」
一応2人の残してくれていたメモには2人の確認した辺りの概略図が書いてあった。この場所に近い辺りに通路に沿って十字路が4ヶ所ほどあり、その十字路の曲がった先に4ヶ所づつの個室の様な場所があったらしい。そしてその4ヶ所の十字路を越えて先に少し行くと広い空間があり、そこの壁にあった気密ドアらしき場所から外に出られる様になっていたらしい。
一応ドアの外を2人で少しだけ覗いて見たらしいが、近くに湖とその周囲に森が広がっていたらしく特に人の痕跡は無かったと書いてある。
「2人の探索した場所に誰も居なかったって事は、俺達の探していた方向の最後の分岐点の先にメルが居そうだと思うが…2時間か…」
「確かこの場所に来るまでにも少しかかってましたよね?」
俺に後ろから抱きつかれたままタマーラちゃんが聞いてきた。
「そうだな。前回マルセル君とここに来た時に時間を見たけど確かこの崩落現場の近くまで来るのに20分ほど掛かっていたはずだからこの通路の所まで来るのに30分程度って感じかな?」
「アンッ♡今から戻っても洞窟に入ってから3時間以上になるって事ですよね?…だからそんなに乳首を虐めないでくださいってば♡」
「うん♡3時間か…確か昼頃に洞窟に入ったはず…そう言えばタマーラちゃんってお昼は食べたの?」
俺は村の炊き出し場に立ち寄った時にマリナさんにポトフみたいなスープをもらって食べてきたけど…
「一応簡単な物はキヨシ様のお屋敷に来る前に食べてきていますが…」
今が昼から2時間半以上経ってる頃だとすれば小腹が減る頃か。
「そう言えば俺のスーツを出したら確かポケットの中に幾つかチョコレートが有る…」
あっ…そう言えばチョコレートを出して食べながら移動すれば…あいつが近づいてくるかも?
「とりあえずこれ食べながら少しだけ見て回ってみよう。」
脳内インベントリからスーツの上着を出し、ポケットに入ってた手の上で溶けないチョコレートを一つづつ俺とタマーラちゃんで食べながらもう一度分岐点まで戻ってきた。
「チョコレートですかぁ…とても甘い食べ物なんですね♡こんな食べ物を好んでいらっしゃるお方なんですねぇ~♡」
タマーラちゃんは俺に乳首を指に挟まれながら揉まれ続けていた事も完全に忘れている感じにチョコレートの美味しさを語ってくれているが…やっぱりどの世界の女性も甘い物は大好きなのだろうか?
これまで探索して無い最後の分岐点の先に向かって移動を始めたら、20mも進まないうちに大きなドアが通路を遮断している場所にたどり着いた。
「ここに来るまでの間には特にドアとか無かったよな?」
「そうですね。壁がずっと続いてたと思います。」
俺とタマーラちゃんの目には特に怪しい場所とかは感じられなかったのでもしメルが居るならこの先に居るはずなんだが…
でも…少し前からなんだかこう…誰かに見られている様な感じがしてるんだけど…気のせいか?
「なぁタマーラちゃんさぁ、この世界って幽霊とかって概念の奴らって居たりする?」
「えっ?幽霊ですか?…私の知る限り…巫女の知識と先住種族の昔話の中での事になりますが、そんな生物…存在?そんなのは居ないって教えられました。この世界はテラス様が全てを管理しておられるのでそんな好き勝手なまねはできないって話でしたよ?」
そう言えばこの世界って楽園ゲームの中なんだから、ゲームのシステムに人の生死も全てが一元管理されてるって事になるのか…
「そう言えばテラスちゃ…テラス様の眷属にはこの世界で人が死んだら迎えに来る様な奴が居たりするのか?」
「その様なお方の話は特に聞きませんが…でも召喚されたお方が勝手に広めた宗教なる価値観の中には人が死んだら迎えに来る神様が居るって話は確か聞いた事があるかもしれませんが…」
召喚された者なら宗教で死んだ後の世界を質に取られて搾取されて来てるはずなんでそんな死神の様な概念の存在が居るとか言っててもおかしくないが…とりあえずテラスちゃんとゲームのシステムが幽霊を存在させて無いってのは間違いないと考えても良さそうか…
だとすればさっきから感じる視線って…
「そう言えばタマーラ、これが最後のチョコレートだから半分っこして食べるか?」
「えっ?もう最後なんですか?」
タマーラちゃんがとても残念そうな顔を見せながら半分と言わずに全部欲しいって考えてそうな顔で俺を見上げてきた。
「とりあえずこうやって…」
小袋の包装を剥いて俺がチョコレートを指で摘み、タマーラちゃんの口にゆっくり近付いていくと、タマーラちゃんは今から俺がどうする気なのかを悟って目を閉じて口を少し開けてくれた♡
たぶんこんな事をしてたら…
パックリ♡
何かが俺の指と一緒にチョコレートに食いついた♡
「おい!お前メルだろ!!」
自分の指のある場所にもう片方の手を動かすと髪の毛の様な触り心地の何かが手に触れた。
「ゲボッ!ちょっ!?キヨシ?!…オエェ~~!!」
俺には自分の手しか見えてないけど、どうも俺の指を口に咥えた何かの頭を後ろから勢い良く押す感じになってしまったらしい。
1回俺の腕を何かが掴んで押し返すような感じがあったのでもう一回強めに押してみたら指が根元まで生暖かい何かに包まれた感じがした♡
たぶんだが…もし俺の手を口に入れてる奴が人間ならば、盛大にマーライオンになってそうな音と声が聞こえてきた気がする。
押し返す力があまり感じられなくなったので手に感じる頭らしき場所を探りながら首の辺り背中っぽい場所とスライドして行ってると、片手に収まるサイズのお尻っぽい触感が感じられた♡
「なぁメル。お前なんで見えない状態で俺達の近くに居たの?」
「キヨシ様?何を…?」
俺の声を聞いて目を開けたタマーラちゃんが何か良く分からない事を言ってる人がいるけどこいつ何言ってるの?って顔で俺を見上げてきた。
「ちょっと探してた奴を見つけたかもしれないから少し待ってて。」
タマーラちゃんに断っておいて、とりあえず片手に収まるサイズの尻を見えない背中の方からギュッと掴むと、ちょうど中指と人差し指が股間の辺りに入り込む様な感じになった気がする♡
そして俺にはまったく見えてないけど、指がそれぞれ何かの別の穴っぽい場所に入り込んだ感じがした♡
「ちょっ?!キヨシ?!?!そこは…はひぃ~~んひっ…♡」
見えないメルの体から急に力が抜けた感じがしてやっと彼女の姿が見えた。
「えっ?!この人が…探していた人ですか?」
俺に見えたのと同時にタマーラちゃんにもメルクリウスの姿が見えたらしい。
「どうもそうらしいな。たぶんこいつ、俺達の近くにずっと居たみたいだ。なぁそうなんだろ?メル??」
「おねがい…抜いて…太すぎる…ハヤク…♡」
体のサイズが100cm程度しかないメルの体には指を1本づつとは言えどすこしばかり太すぎたらしい♡
ヌプッ♡
「アヒン♡…ハァハァ♡」
「お前なんで俺達の事を傍で見てたんだ?わざわざ隠れてよぉ?」
とりあえずまったく濡れてない穴に入っていた指をそのまま引き抜いて聞いてみた。
「…キヨシさぁ…久しぶりに会った愛らしいメルクリウス様に対して初っ端から上と下の穴の同時挿入とかやりすぎじゃない?」
メルの口に入っていた指の方の腕に抱き付いた状態で恨めしそうな顔で聞いてくるメル。
「まぁなぁ…ちょっとやりすぎたかもしれないけど、それは別の話だろ?それよりお前なんで隠れてた?っていうかいつから見てた?」
メルが背中の光ってる翼を広げて飛びながらトーガっぽい布を直しはじめた。
「2人を見つけて近付いてきたのはついさっきだよ。だから2人が何をしていたかまったく知らない。」
顔を見てる限りは特に嘘をついてる感じは無さそうだが…
「なぁメル、今のお前ってテラス様とはどんな感じに繋がってんの?」
「…いきなりどうしたの?…繋がってるのは…こっちから話しかけた時とテラス様がボクの知らないうちに見てる事があるかもだけど?」
…なるほどね。こいつはまだ前回やらかした事で保護観察処分状態からまだ抜け出せて無いって感じの様だな。
だとしたら…
「確かテラス様に映像を見せる為には双方向で繋げなければならないって話だったと思うけど…そこらって今はどんな感じになってるんだ?もし可能ならテラス様に見てもらいたい物があるんだが。」
「何かテラス様に見せたい物があるの?…確かレテーナは自分で意識しないとテラス様には映像は送れないはずだけど、ボクの場合はテラス様がいつでもどこでもボクが直接見た物なら見れるはずだよ?見せたい物ってどれ?」
「あぁ、見せたいのは俺の記憶にある物で実物はここには無いんだ。」
「あぁ…それならテラス様からキヨシに直接心話を繋げてもらわないとダメね。今大丈夫か聞いてみる?」
「いや、そこまで急いでる訳じゃないから後で良いよ。」
「…そうなの?まぁいいけど…で?もうチョコ無いの?」
「さっきのでおしまい。」
「う…そうなの?じゃぁしょうがないけど…」
実は後2個ほど小袋に包装された状態のままのチョコレートがあるけど、メルの反応を見たくて嘘を吐いてみたらやっぱりこいつはまだ残ってる事に気付いてたみたいだ…それにテラスちゃんはこっちの事をリアルタイムでも後からでも見られるって事が分かった。
もしメルをこっちに取り込むならどこかでテラスちゃんから情報隔離できる状態を作らなければならないのか…
「そのぉ…こちらがキヨシ様が探しておられたメルクリウス様なのですか?」
少しばかりメルの扱いに関して考えていたらタマーラちゃんが恐る恐る聞いてきた。
「あぁ「そうだよ!ボクがメルクリウス様だぞ!」…だけどそこまで敬う必要は無いからね?」
「なんでだよ?!ボクやっとキヨシの傍に来れる様になったんだよ?!テラス様にすごく怒られて…やっと…グズッ…ウルウル…」
目が今にも決壊しそうな感じに涙を溜めて訴えかけてくるメルだが…でもこいつが怒られたのも保護観察中なのもこいつのせいなんだから自業自得だし…
「まぁほら、メルはずっと俺に付いてないといけないって言われて来たんだろ?だったら他の人の事とかそこまで気にする必要は無いって事だぞ?」
「…まぁそうなんだけど…グズッ…ハァ…チョコモウスコシタベタカッタナァ…」
俺のポケットをチラチラ見ながらしつこいメルクリウスだった。
ハァ…しょうがないか。
「おっと?俺はどうも勘違いしていたらしいな。ポケットの奥の方にまだ食べてないのが残ってたみたいだな。…2人とも食べる?」
高速シンクロ頷きを披露してくれて期待値マックスな顔で俺を見上げてくるタマーラちゃんとメルだった。
とりあえずメルも見つけたし、1回戻るか。
俺とタマーラちゃんがせっかくもっと楽しめたのにそれを少しだけ早めに切り上げて戻ってきてやったと言うのに、ココちゃんとマルセル君の姿は最初に分かれた場所に無かった。
「このメモは…」
松明の立ててあった場所の近くに石で飛ばされない様に置いてあった紙を取って読んでいた俺にタマーラちゃんが近づいてきた。
「キヨシ様、なんて書いてあったのですか?」
「あいつらこの松明を点けてこのメモを残してそのまま戻ったらしい。」
松明の燃えた状態を見るに大体1時間程度は経っていると思われるが…
「あんっ♡」
「せっかく早めに戻ってきてやったって言うのにあいつら薄情だな。」
とりあえず2人の前で近付き過ぎない様に俺とタマーラちゃんの距離感を何度か近くの分岐点の辺りでイメトレしてから戻って来たっていうのに全部無駄だった。
「お2人はもう戻られたのですか?って!ちょっ?!キヨシ様?!…アンッ♡」
無駄な事をさせられた腹癒せにとりあえずタマーラちゃんの後ろに立ちおっぱいを下からすくい上げる様に持ってお手玉状態で弾ませて楽しんでおいた♪
「一応ココちゃんとマルセル君の行った方には山の上の方に繋がる出入り口みたいなのが在っただけで他には特に気になるような場所は見当たらなかったらしいよ。」
「そうなんですね。って言うかなんでブラジャーを着けてるのにそこまで簡単に乳首の場所が分かるのですか?」
「…カン?」
「…アンッ♡そんなに強く指で挟まないでください♡」
「了解♡」
一応2人の残してくれていたメモには2人の確認した辺りの概略図が書いてあった。この場所に近い辺りに通路に沿って十字路が4ヶ所ほどあり、その十字路の曲がった先に4ヶ所づつの個室の様な場所があったらしい。そしてその4ヶ所の十字路を越えて先に少し行くと広い空間があり、そこの壁にあった気密ドアらしき場所から外に出られる様になっていたらしい。
一応ドアの外を2人で少しだけ覗いて見たらしいが、近くに湖とその周囲に森が広がっていたらしく特に人の痕跡は無かったと書いてある。
「2人の探索した場所に誰も居なかったって事は、俺達の探していた方向の最後の分岐点の先にメルが居そうだと思うが…2時間か…」
「確かこの場所に来るまでにも少しかかってましたよね?」
俺に後ろから抱きつかれたままタマーラちゃんが聞いてきた。
「そうだな。前回マルセル君とここに来た時に時間を見たけど確かこの崩落現場の近くまで来るのに20分ほど掛かっていたはずだからこの通路の所まで来るのに30分程度って感じかな?」
「アンッ♡今から戻っても洞窟に入ってから3時間以上になるって事ですよね?…だからそんなに乳首を虐めないでくださいってば♡」
「うん♡3時間か…確か昼頃に洞窟に入ったはず…そう言えばタマーラちゃんってお昼は食べたの?」
俺は村の炊き出し場に立ち寄った時にマリナさんにポトフみたいなスープをもらって食べてきたけど…
「一応簡単な物はキヨシ様のお屋敷に来る前に食べてきていますが…」
今が昼から2時間半以上経ってる頃だとすれば小腹が減る頃か。
「そう言えば俺のスーツを出したら確かポケットの中に幾つかチョコレートが有る…」
あっ…そう言えばチョコレートを出して食べながら移動すれば…あいつが近づいてくるかも?
「とりあえずこれ食べながら少しだけ見て回ってみよう。」
脳内インベントリからスーツの上着を出し、ポケットに入ってた手の上で溶けないチョコレートを一つづつ俺とタマーラちゃんで食べながらもう一度分岐点まで戻ってきた。
「チョコレートですかぁ…とても甘い食べ物なんですね♡こんな食べ物を好んでいらっしゃるお方なんですねぇ~♡」
タマーラちゃんは俺に乳首を指に挟まれながら揉まれ続けていた事も完全に忘れている感じにチョコレートの美味しさを語ってくれているが…やっぱりどの世界の女性も甘い物は大好きなのだろうか?
これまで探索して無い最後の分岐点の先に向かって移動を始めたら、20mも進まないうちに大きなドアが通路を遮断している場所にたどり着いた。
「ここに来るまでの間には特にドアとか無かったよな?」
「そうですね。壁がずっと続いてたと思います。」
俺とタマーラちゃんの目には特に怪しい場所とかは感じられなかったのでもしメルが居るならこの先に居るはずなんだが…
でも…少し前からなんだかこう…誰かに見られている様な感じがしてるんだけど…気のせいか?
「なぁタマーラちゃんさぁ、この世界って幽霊とかって概念の奴らって居たりする?」
「えっ?幽霊ですか?…私の知る限り…巫女の知識と先住種族の昔話の中での事になりますが、そんな生物…存在?そんなのは居ないって教えられました。この世界はテラス様が全てを管理しておられるのでそんな好き勝手なまねはできないって話でしたよ?」
そう言えばこの世界って楽園ゲームの中なんだから、ゲームのシステムに人の生死も全てが一元管理されてるって事になるのか…
「そう言えばテラスちゃ…テラス様の眷属にはこの世界で人が死んだら迎えに来る様な奴が居たりするのか?」
「その様なお方の話は特に聞きませんが…でも召喚されたお方が勝手に広めた宗教なる価値観の中には人が死んだら迎えに来る神様が居るって話は確か聞いた事があるかもしれませんが…」
召喚された者なら宗教で死んだ後の世界を質に取られて搾取されて来てるはずなんでそんな死神の様な概念の存在が居るとか言っててもおかしくないが…とりあえずテラスちゃんとゲームのシステムが幽霊を存在させて無いってのは間違いないと考えても良さそうか…
だとすればさっきから感じる視線って…
「そう言えばタマーラ、これが最後のチョコレートだから半分っこして食べるか?」
「えっ?もう最後なんですか?」
タマーラちゃんがとても残念そうな顔を見せながら半分と言わずに全部欲しいって考えてそうな顔で俺を見上げてきた。
「とりあえずこうやって…」
小袋の包装を剥いて俺がチョコレートを指で摘み、タマーラちゃんの口にゆっくり近付いていくと、タマーラちゃんは今から俺がどうする気なのかを悟って目を閉じて口を少し開けてくれた♡
たぶんこんな事をしてたら…
パックリ♡
何かが俺の指と一緒にチョコレートに食いついた♡
「おい!お前メルだろ!!」
自分の指のある場所にもう片方の手を動かすと髪の毛の様な触り心地の何かが手に触れた。
「ゲボッ!ちょっ!?キヨシ?!…オエェ~~!!」
俺には自分の手しか見えてないけど、どうも俺の指を口に咥えた何かの頭を後ろから勢い良く押す感じになってしまったらしい。
1回俺の腕を何かが掴んで押し返すような感じがあったのでもう一回強めに押してみたら指が根元まで生暖かい何かに包まれた感じがした♡
たぶんだが…もし俺の手を口に入れてる奴が人間ならば、盛大にマーライオンになってそうな音と声が聞こえてきた気がする。
押し返す力があまり感じられなくなったので手に感じる頭らしき場所を探りながら首の辺り背中っぽい場所とスライドして行ってると、片手に収まるサイズのお尻っぽい触感が感じられた♡
「なぁメル。お前なんで見えない状態で俺達の近くに居たの?」
「キヨシ様?何を…?」
俺の声を聞いて目を開けたタマーラちゃんが何か良く分からない事を言ってる人がいるけどこいつ何言ってるの?って顔で俺を見上げてきた。
「ちょっと探してた奴を見つけたかもしれないから少し待ってて。」
タマーラちゃんに断っておいて、とりあえず片手に収まるサイズの尻を見えない背中の方からギュッと掴むと、ちょうど中指と人差し指が股間の辺りに入り込む様な感じになった気がする♡
そして俺にはまったく見えてないけど、指がそれぞれ何かの別の穴っぽい場所に入り込んだ感じがした♡
「ちょっ?!キヨシ?!?!そこは…はひぃ~~んひっ…♡」
見えないメルの体から急に力が抜けた感じがしてやっと彼女の姿が見えた。
「えっ?!この人が…探していた人ですか?」
俺に見えたのと同時にタマーラちゃんにもメルクリウスの姿が見えたらしい。
「どうもそうらしいな。たぶんこいつ、俺達の近くにずっと居たみたいだ。なぁそうなんだろ?メル??」
「おねがい…抜いて…太すぎる…ハヤク…♡」
体のサイズが100cm程度しかないメルの体には指を1本づつとは言えどすこしばかり太すぎたらしい♡
ヌプッ♡
「アヒン♡…ハァハァ♡」
「お前なんで俺達の事を傍で見てたんだ?わざわざ隠れてよぉ?」
とりあえずまったく濡れてない穴に入っていた指をそのまま引き抜いて聞いてみた。
「…キヨシさぁ…久しぶりに会った愛らしいメルクリウス様に対して初っ端から上と下の穴の同時挿入とかやりすぎじゃない?」
メルの口に入っていた指の方の腕に抱き付いた状態で恨めしそうな顔で聞いてくるメル。
「まぁなぁ…ちょっとやりすぎたかもしれないけど、それは別の話だろ?それよりお前なんで隠れてた?っていうかいつから見てた?」
メルが背中の光ってる翼を広げて飛びながらトーガっぽい布を直しはじめた。
「2人を見つけて近付いてきたのはついさっきだよ。だから2人が何をしていたかまったく知らない。」
顔を見てる限りは特に嘘をついてる感じは無さそうだが…
「なぁメル、今のお前ってテラス様とはどんな感じに繋がってんの?」
「…いきなりどうしたの?…繋がってるのは…こっちから話しかけた時とテラス様がボクの知らないうちに見てる事があるかもだけど?」
…なるほどね。こいつはまだ前回やらかした事で保護観察処分状態からまだ抜け出せて無いって感じの様だな。
だとしたら…
「確かテラス様に映像を見せる為には双方向で繋げなければならないって話だったと思うけど…そこらって今はどんな感じになってるんだ?もし可能ならテラス様に見てもらいたい物があるんだが。」
「何かテラス様に見せたい物があるの?…確かレテーナは自分で意識しないとテラス様には映像は送れないはずだけど、ボクの場合はテラス様がいつでもどこでもボクが直接見た物なら見れるはずだよ?見せたい物ってどれ?」
「あぁ、見せたいのは俺の記憶にある物で実物はここには無いんだ。」
「あぁ…それならテラス様からキヨシに直接心話を繋げてもらわないとダメね。今大丈夫か聞いてみる?」
「いや、そこまで急いでる訳じゃないから後で良いよ。」
「…そうなの?まぁいいけど…で?もうチョコ無いの?」
「さっきのでおしまい。」
「う…そうなの?じゃぁしょうがないけど…」
実は後2個ほど小袋に包装された状態のままのチョコレートがあるけど、メルの反応を見たくて嘘を吐いてみたらやっぱりこいつはまだ残ってる事に気付いてたみたいだ…それにテラスちゃんはこっちの事をリアルタイムでも後からでも見られるって事が分かった。
もしメルをこっちに取り込むならどこかでテラスちゃんから情報隔離できる状態を作らなければならないのか…
「そのぉ…こちらがキヨシ様が探しておられたメルクリウス様なのですか?」
少しばかりメルの扱いに関して考えていたらタマーラちゃんが恐る恐る聞いてきた。
「あぁ「そうだよ!ボクがメルクリウス様だぞ!」…だけどそこまで敬う必要は無いからね?」
「なんでだよ?!ボクやっとキヨシの傍に来れる様になったんだよ?!テラス様にすごく怒られて…やっと…グズッ…ウルウル…」
目が今にも決壊しそうな感じに涙を溜めて訴えかけてくるメルだが…でもこいつが怒られたのも保護観察中なのもこいつのせいなんだから自業自得だし…
「まぁほら、メルはずっと俺に付いてないといけないって言われて来たんだろ?だったら他の人の事とかそこまで気にする必要は無いって事だぞ?」
「…まぁそうなんだけど…グズッ…ハァ…チョコモウスコシタベタカッタナァ…」
俺のポケットをチラチラ見ながらしつこいメルクリウスだった。
ハァ…しょうがないか。
「おっと?俺はどうも勘違いしていたらしいな。ポケットの奥の方にまだ食べてないのが残ってたみたいだな。…2人とも食べる?」
高速シンクロ頷きを披露してくれて期待値マックスな顔で俺を見上げてくるタマーラちゃんとメルだった。
とりあえずメルも見つけたし、1回戻るか。
0
お気に入りに追加
116
あなたにおすすめの小説
保健室の秘密...
とんすけ
大衆娯楽
僕のクラスには、保健室に登校している「吉田さん」という女の子がいた。
吉田さんは目が大きくてとても可愛らしく、いつも艶々な髪をなびかせていた。
吉田さんはクラスにあまりなじめておらず、朝のHRが終わると帰りの時間まで保健室で過ごしていた。
僕は吉田さんと話したことはなかったけれど、大人っぽさと綺麗な容姿を持つ吉田さんに密かに惹かれていた。
そんな吉田さんには、ある噂があった。
「授業中に保健室に行けば、性処理をしてくれる子がいる」
それが吉田さんだと、男子の間で噂になっていた。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
今日の授業は保健体育
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。
その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。
ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。
獣人の里の仕置き小屋
真木
恋愛
ある狼獣人の里には、仕置き小屋というところがある。
獣人は愛情深く、その執着ゆえに伴侶が逃げ出すとき、獣人の夫が伴侶に仕置きをするところだ。
今夜もまた一人、里から出ようとして仕置き小屋に連れられてきた少女がいた。
仕置き小屋にあるものを見て、彼女は……。
王女、騎士と結婚させられイかされまくる
ぺこ
恋愛
髪の色と出自から差別されてきた騎士さまにベタ惚れされて愛されまくる王女のお話。
性描写激しめですが、甘々の溺愛です。
※原文(♡乱舞淫語まみれバージョン)はpixivの方で見られます。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる