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第三章 フベルト?
57 どんな行動が不測の状況を呼び込むかなんて経験してみなければ分からない訳で2/3
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「うおっ?!今の何だ?!?!」
俺は大きな音がした時にちょうどマルセル君と話しをしていたので視線は後部座席の方に向いていたのだが、天井部分が10cmぐらい一気に低くなったのが見えた。
「なんか落ちてきたみたいだな。」
とりあえずスマホをもう一回コントローラーに戻してアプリを起動させていたら、さっきよりももう少し大きな衝撃と音がしたのを感じた。
「おいおい何だって言うんだよまったく。」
「おいキヨシ!!さっきのゴッドバードがあっちに飛んで行ったぞ!!」
だからあっちとか言われても分からんって。
人間とっさの状態では自分の向いてる方向を相手が分かっている体で説明しがちだが自分視点の方向を言っても分からない。
そう言えば生前日本の近くのならず者国家が日本海を東海と呼称しろって何かの国際機関に言ってたがあの無茶要求に対応した奴の言い様は痛快だったよなぁ…『そこは日本が無ければ太平洋だ。』って♪
あの馬鹿者達には自分視点の東の海って呼び方が国際的な呼称として通用するって思っていたのだから失笑してしまったが♪
おっと、そろそろリアルタイム操作が出来る状態になったみたいだ。
俺はコントローラーを使いマルセル君を追尾する状態になっている空撮ドローンから送られてくる映像をスマホに表示させた。
「なぁマルセル君、これちょっと見てくれるか?これってさっきのバイオ・オーロックスだよな?それとこっちは牛サイズの犬っぽいさっき一緒に逃げ回っていた奴だと思うんだけど…」
とりあえずコントローラーの向きを変えてマルセル君にも見える様にしたらマルセル君画面に映っているのが何か分かったらしくつぶやき始めた。
「あっ、そうだな。下のがバイオ・オーロックスでその上の灰色っぽい奴がバイオ・オカオミだな。でも…これは…えっ?これってこの車…?」
車の上には積み重なる様にバイオ・オーオーロックスとマルセル君が言う所のバイオ・オカオミが居る事は確認できたがなんでこんな状態になっているのかが分からない。
あっ、運んできたのがゴッドバードなのは分かってるのだが、なんで車の屋根の上に獲物を落としてきたのか分からない。
一応さっきまでは何も載ってなかったはずなのでさっきの2回の大きな音と振動があった時に奴が落としてきたのは間違いないとは思うが…
「なぁマルセル君。あのゴッドバードって奴の習性を知ってるなら聞きたいんだが、あいつらってもしかしたらだけど肉を送って求愛行動をしたりしない?」
「…さすがに俺にはあいつらの求愛行動とか分からんが…でもさっきのあのゴッドバードの動きを見た感じでは…キヨシの言ってる様な行動に見えるって言うか…」
「なるほど…と言う事は、あいつらって鳴き声で同種族の認定をして鳴き声とさっきのダンスみたいな動きで求愛行動をして…こうして肉を送って相手の反応を確認するような事をするとかって考える事が出来そうだな。」
マルセル君俺の話を腕を組んで聞いてるが途中何かに気づいたのか少しだけ眉間に皺を寄せて考え始めた。
「それとこれ…一つ聞いておきたいんだが…さっき聞いた連れ去られた人って…男?それとも女?」
「…まぁその…俺の村に住んでる奴は…男だな。」
「…そうか。そしたらもう1個だけ聞いておくが…女の連れ去られた奴って戻ってきたって話ってある?」
「………………無いな。俺の知る限り戻ってきた奴は全員男だったな。一応俺の考えている事とキヨシの考えている事が同じかどうかは分からないが、先に言っておきたい事がひとつある。」
「あぁ、とりあえず聞こうか。」
「戻ってきた男ってなぁ…なんかその…たまに村の周囲で飛んでいるゴッドバードを見る視線がその…ちょっとだけ…暑い?熱い?か?そんな感じでな。」
「なるほど…そうか。…なぁ、マルセル君。俺は今俺と君が想像している事ってたぶん間違ってないんじゃないかって思うんだけど、その連れ去られて戻ってきた男の尊厳の為にも一応言いふらしたりしたくないと思うのだが…どうだろうか?」
「…そうだな。尊厳と言うものは興味本位でつついて良い物ではないな。もしかしたら彼は繁殖相手として不適格とされて放逐されたのかもしれないが、それを自分から言いたくないって思っているのであればその思いは同じ男として理解してやらねばならぬな。」
こいつけっこうギリギリまで攻めるタイプだな。
俺が、『戻ってきた男って総排泄孔をゴッドバードに存分に楽しまれてないか?』って聞きたいのを必死の思いで堪えていたってのに…
ちっ…マルセル君すごく面白いネタ見つけちゃった♡ってツヤッツヤテッカテカな顔してるが…もしかしたら俺も似た様な顔してるんだろうか?
とりあえずドローンを動かして後部座席の辺りに正座して座ってるマルセル君の顔がちょうど良い感じに映せそうな窓の前に移動させてニタニタと下卑た笑いを浮かべている最低な奴の顔を映しておいた♪
「ちなみにこれ…興味本位って訳じゃないんだが…その被害者の方を変な感じに刺激しない為にも知っておいた方が良い情報じゃないかと思ってあえて聞くのだが…そのゴッドバードの巣から戻ってきた男って誰?」
マルセル君腕を組み目だけ笑っている状態ですごく悩んだような振りをしつつ答えてくれた♪
「そうだな…これは村の中で不和の種を安易に撒かない為にも知っておいた方が良い情報だと考えても良さそうだな。あぁ、分かっている。清が知りたい理由は分かっている。何も言うな♪そいつはユッカーの下で動物の世話をしている奴でミロスラフって奴だ。少し小太りな奴でたまに空を眺めてボーっとしてる奴だが…まぁ悪い奴ではないな。」
「ほう?動物の世話をしてるって事かぁ…もしかしたらだが…なぁマルセル君?そのミロスラフ君って奴は一緒に来てくれって言ったら新しい村に来てくれたりするかな?」
「そうだなぁ…もしかしたらだが…あのゴッドバードのお世話などを頼むって感じに勧誘すれば…もしかしたら?」
俺とマルセル君はミロスラフ君を新しい村に連れて行く為に話し合った♪
最初の目的を完全に忘れてとても有意義な話し合いが出来たと思う♡
「コホン。…とりあえずあのゴッドバードを手懐けて戻るのはマスト案件として確定した訳なのだが、問題なのは俺達が掘られる事だけは絶対に回避しつつも仲間として認識してもらわなければならない訳だ。なぁマルセル君、あのゴッドバードを懐かせるのってどうやったら良いかって分かる?」
「ん~~…そもそもゴッドバードって俺らの村では見かけたら身を隠せって言われて育つ様な奴だからなぁ…まったく生態とか分かってないんだ。だからここから先は試行錯誤していくしかないと思うんだが…そう言えばミロスラフが自分の家の側面に大きな穴を開けてそこに藁を使って何か作っていたのを見た事がある。」
「それはもしかしたら巣か?」
俺の頭の中には大きな横穴に藁などを使って巣を作るゴッドバードの姿が想像された。
「そうだと断言は出来ないが…でもミロスラフがそれを作ってからずっときれいに掃除して古くなった藁を取り替えたりしてるからなぁ…そう言えなくも無いかもしれない。」
ふむ…とりあえず横穴か。
「なぁマルセル君、さっき君を回収した後ろのドアを開けた状態でならあのゴッドバードは入れると思うか?」
「そうだな、翼を畳めば一応入る事は出来そうだが…えっ?でもキヨシ?この車は肉を運ぶ為に使うんじゃないのか?」
なぜかマルセル君の頭の中では車で肉を運ぶ事が確定状態になっていた。
その後ゴッドバードとミロスラフ君の色々楽しそうな状態を見たい俺と肉をできるだけ回収したいマルセル君で話し合いをしていたらまた大きなモノが落ちてきた様な音と共に車が大きく揺れた。
「うおっ?!今のはちょっとすごい振動だったが…あっ…」
「あぁ、さすがに驚いたな…あっ…」
俺とマルセル君はほぼ同時にフロントガラスの先のボンネットの上の辺りに頭だけが乗った状態に落ちてきていたかなり大きな翼竜っぽい生物の姿を見つけた。
「なぁマルセル君さぁ…これって何?」
「あぁ、こいつはここらの生態系の頂点辺りに居る肉食翼竜のランフォクスだな。数がかなり少ないからほとんど見かける事は無いが…ゴッドバードはこいつも狩れるんだな。」
さすがに車と同じサイズの翼竜みたいな生物を持ち帰ってこられたら二人してどうして良いのか分からなくなった。
そして運転席の外に下りてきて俺の方を見上げてくるゴッドバード。
翼を畳んだ姿はなんとか車の後部座席部分になら入りそうなサイズではあるが…
とりあえず大事な事を聞き忘れていたので聞いてみた。
「なぁマルセル君。こいつってオス?それともメス?どっちか分からないと少しばかり困った事になるかもしれないぞ。まぁあまり考えたくは無いが…俺とマルセル君の貞操の問題が出てくるかもしれない…」
「どっちって聞かれてもなぁ…求愛行動をとるのって普通であればオスだと思うが…でも断定できる訳ではないからなぁ…もしアレならキヨシが外に出てさっきの音をもう一回出してみたら分かるんじゃないか?」
…こいつ俺に危険な事をさせようとしてるな。そうかそうか、それならば。
「なぁマルセル君?このゴッドバードがもし俺を襲ったとしてだ。俺がミロスラフ君みたいに新しい性癖に目覚めてしまった場合にテラス様ってどう思うかな?一応俺には新しい人って種のアダムとしての責任があるんだが…その責任を君はどう考える?」
テラスちゃん助けてっ♡
「キヨシ。それはさすがに卑怯じゃないか?そんな…テラス様をこんな所で出すとかよぉ…」
絶望って感じの顔をしてるマルセル君に俺はスマホをコントローラーから外しそっと渡して再生方法を教えてあげた♪
俺は大きな音がした時にちょうどマルセル君と話しをしていたので視線は後部座席の方に向いていたのだが、天井部分が10cmぐらい一気に低くなったのが見えた。
「なんか落ちてきたみたいだな。」
とりあえずスマホをもう一回コントローラーに戻してアプリを起動させていたら、さっきよりももう少し大きな衝撃と音がしたのを感じた。
「おいおい何だって言うんだよまったく。」
「おいキヨシ!!さっきのゴッドバードがあっちに飛んで行ったぞ!!」
だからあっちとか言われても分からんって。
人間とっさの状態では自分の向いてる方向を相手が分かっている体で説明しがちだが自分視点の方向を言っても分からない。
そう言えば生前日本の近くのならず者国家が日本海を東海と呼称しろって何かの国際機関に言ってたがあの無茶要求に対応した奴の言い様は痛快だったよなぁ…『そこは日本が無ければ太平洋だ。』って♪
あの馬鹿者達には自分視点の東の海って呼び方が国際的な呼称として通用するって思っていたのだから失笑してしまったが♪
おっと、そろそろリアルタイム操作が出来る状態になったみたいだ。
俺はコントローラーを使いマルセル君を追尾する状態になっている空撮ドローンから送られてくる映像をスマホに表示させた。
「なぁマルセル君、これちょっと見てくれるか?これってさっきのバイオ・オーロックスだよな?それとこっちは牛サイズの犬っぽいさっき一緒に逃げ回っていた奴だと思うんだけど…」
とりあえずコントローラーの向きを変えてマルセル君にも見える様にしたらマルセル君画面に映っているのが何か分かったらしくつぶやき始めた。
「あっ、そうだな。下のがバイオ・オーロックスでその上の灰色っぽい奴がバイオ・オカオミだな。でも…これは…えっ?これってこの車…?」
車の上には積み重なる様にバイオ・オーオーロックスとマルセル君が言う所のバイオ・オカオミが居る事は確認できたがなんでこんな状態になっているのかが分からない。
あっ、運んできたのがゴッドバードなのは分かってるのだが、なんで車の屋根の上に獲物を落としてきたのか分からない。
一応さっきまでは何も載ってなかったはずなのでさっきの2回の大きな音と振動があった時に奴が落としてきたのは間違いないとは思うが…
「なぁマルセル君。あのゴッドバードって奴の習性を知ってるなら聞きたいんだが、あいつらってもしかしたらだけど肉を送って求愛行動をしたりしない?」
「…さすがに俺にはあいつらの求愛行動とか分からんが…でもさっきのあのゴッドバードの動きを見た感じでは…キヨシの言ってる様な行動に見えるって言うか…」
「なるほど…と言う事は、あいつらって鳴き声で同種族の認定をして鳴き声とさっきのダンスみたいな動きで求愛行動をして…こうして肉を送って相手の反応を確認するような事をするとかって考える事が出来そうだな。」
マルセル君俺の話を腕を組んで聞いてるが途中何かに気づいたのか少しだけ眉間に皺を寄せて考え始めた。
「それとこれ…一つ聞いておきたいんだが…さっき聞いた連れ去られた人って…男?それとも女?」
「…まぁその…俺の村に住んでる奴は…男だな。」
「…そうか。そしたらもう1個だけ聞いておくが…女の連れ去られた奴って戻ってきたって話ってある?」
「………………無いな。俺の知る限り戻ってきた奴は全員男だったな。一応俺の考えている事とキヨシの考えている事が同じかどうかは分からないが、先に言っておきたい事がひとつある。」
「あぁ、とりあえず聞こうか。」
「戻ってきた男ってなぁ…なんかその…たまに村の周囲で飛んでいるゴッドバードを見る視線がその…ちょっとだけ…暑い?熱い?か?そんな感じでな。」
「なるほど…そうか。…なぁ、マルセル君。俺は今俺と君が想像している事ってたぶん間違ってないんじゃないかって思うんだけど、その連れ去られて戻ってきた男の尊厳の為にも一応言いふらしたりしたくないと思うのだが…どうだろうか?」
「…そうだな。尊厳と言うものは興味本位でつついて良い物ではないな。もしかしたら彼は繁殖相手として不適格とされて放逐されたのかもしれないが、それを自分から言いたくないって思っているのであればその思いは同じ男として理解してやらねばならぬな。」
こいつけっこうギリギリまで攻めるタイプだな。
俺が、『戻ってきた男って総排泄孔をゴッドバードに存分に楽しまれてないか?』って聞きたいのを必死の思いで堪えていたってのに…
ちっ…マルセル君すごく面白いネタ見つけちゃった♡ってツヤッツヤテッカテカな顔してるが…もしかしたら俺も似た様な顔してるんだろうか?
とりあえずドローンを動かして後部座席の辺りに正座して座ってるマルセル君の顔がちょうど良い感じに映せそうな窓の前に移動させてニタニタと下卑た笑いを浮かべている最低な奴の顔を映しておいた♪
「ちなみにこれ…興味本位って訳じゃないんだが…その被害者の方を変な感じに刺激しない為にも知っておいた方が良い情報じゃないかと思ってあえて聞くのだが…そのゴッドバードの巣から戻ってきた男って誰?」
マルセル君腕を組み目だけ笑っている状態ですごく悩んだような振りをしつつ答えてくれた♪
「そうだな…これは村の中で不和の種を安易に撒かない為にも知っておいた方が良い情報だと考えても良さそうだな。あぁ、分かっている。清が知りたい理由は分かっている。何も言うな♪そいつはユッカーの下で動物の世話をしている奴でミロスラフって奴だ。少し小太りな奴でたまに空を眺めてボーっとしてる奴だが…まぁ悪い奴ではないな。」
「ほう?動物の世話をしてるって事かぁ…もしかしたらだが…なぁマルセル君?そのミロスラフ君って奴は一緒に来てくれって言ったら新しい村に来てくれたりするかな?」
「そうだなぁ…もしかしたらだが…あのゴッドバードのお世話などを頼むって感じに勧誘すれば…もしかしたら?」
俺とマルセル君はミロスラフ君を新しい村に連れて行く為に話し合った♪
最初の目的を完全に忘れてとても有意義な話し合いが出来たと思う♡
「コホン。…とりあえずあのゴッドバードを手懐けて戻るのはマスト案件として確定した訳なのだが、問題なのは俺達が掘られる事だけは絶対に回避しつつも仲間として認識してもらわなければならない訳だ。なぁマルセル君、あのゴッドバードを懐かせるのってどうやったら良いかって分かる?」
「ん~~…そもそもゴッドバードって俺らの村では見かけたら身を隠せって言われて育つ様な奴だからなぁ…まったく生態とか分かってないんだ。だからここから先は試行錯誤していくしかないと思うんだが…そう言えばミロスラフが自分の家の側面に大きな穴を開けてそこに藁を使って何か作っていたのを見た事がある。」
「それはもしかしたら巣か?」
俺の頭の中には大きな横穴に藁などを使って巣を作るゴッドバードの姿が想像された。
「そうだと断言は出来ないが…でもミロスラフがそれを作ってからずっときれいに掃除して古くなった藁を取り替えたりしてるからなぁ…そう言えなくも無いかもしれない。」
ふむ…とりあえず横穴か。
「なぁマルセル君、さっき君を回収した後ろのドアを開けた状態でならあのゴッドバードは入れると思うか?」
「そうだな、翼を畳めば一応入る事は出来そうだが…えっ?でもキヨシ?この車は肉を運ぶ為に使うんじゃないのか?」
なぜかマルセル君の頭の中では車で肉を運ぶ事が確定状態になっていた。
その後ゴッドバードとミロスラフ君の色々楽しそうな状態を見たい俺と肉をできるだけ回収したいマルセル君で話し合いをしていたらまた大きなモノが落ちてきた様な音と共に車が大きく揺れた。
「うおっ?!今のはちょっとすごい振動だったが…あっ…」
「あぁ、さすがに驚いたな…あっ…」
俺とマルセル君はほぼ同時にフロントガラスの先のボンネットの上の辺りに頭だけが乗った状態に落ちてきていたかなり大きな翼竜っぽい生物の姿を見つけた。
「なぁマルセル君さぁ…これって何?」
「あぁ、こいつはここらの生態系の頂点辺りに居る肉食翼竜のランフォクスだな。数がかなり少ないからほとんど見かける事は無いが…ゴッドバードはこいつも狩れるんだな。」
さすがに車と同じサイズの翼竜みたいな生物を持ち帰ってこられたら二人してどうして良いのか分からなくなった。
そして運転席の外に下りてきて俺の方を見上げてくるゴッドバード。
翼を畳んだ姿はなんとか車の後部座席部分になら入りそうなサイズではあるが…
とりあえず大事な事を聞き忘れていたので聞いてみた。
「なぁマルセル君。こいつってオス?それともメス?どっちか分からないと少しばかり困った事になるかもしれないぞ。まぁあまり考えたくは無いが…俺とマルセル君の貞操の問題が出てくるかもしれない…」
「どっちって聞かれてもなぁ…求愛行動をとるのって普通であればオスだと思うが…でも断定できる訳ではないからなぁ…もしアレならキヨシが外に出てさっきの音をもう一回出してみたら分かるんじゃないか?」
…こいつ俺に危険な事をさせようとしてるな。そうかそうか、それならば。
「なぁマルセル君?このゴッドバードがもし俺を襲ったとしてだ。俺がミロスラフ君みたいに新しい性癖に目覚めてしまった場合にテラス様ってどう思うかな?一応俺には新しい人って種のアダムとしての責任があるんだが…その責任を君はどう考える?」
テラスちゃん助けてっ♡
「キヨシ。それはさすがに卑怯じゃないか?そんな…テラス様をこんな所で出すとかよぉ…」
絶望って感じの顔をしてるマルセル君に俺はスマホをコントローラーから外しそっと渡して再生方法を教えてあげた♪
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